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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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次のページ- 2013-11-20:シューベルティアン
- 人間の仕事である、ということが如実に伝わる。いいかわるいかよりも、好きかきらいかを問われる。これがきらいという人がいようか?
- 2013-11-15:オスカル
- ジュリーニはオーケストラとの相性の良し悪しが極端に感じられます(私は彼とCSOとの演奏はあまり好きではありません)。
晩年のVPOとのブラームス全集は、VPOの音色だからこそあのテンポが良い方に働いたのであって、他のオーケストラでは所謂ユルフンな演奏になってしまっていたのではないかと思います。
VPOとの演奏から聴かれる音色は、艷やかな高音とそれを支える中低音、そして意外なほどに強打されるティンパニがブレンドされることによって非常に充実したものとなっています。
好き嫌いは別として、これこそはジュリーニとVPOのコンビでなければできない演奏だと感じました。
ユングさんが仰られていたように、ジュリーニの指揮の特徴はレガートとテヌートの多用によって音楽を横に流していくところにあります。そして彼の演奏は各楽器の鳴らし方が非常に繊細です。そうするといかにも女々しい演奏になってしまいそうに思われますが、しかし彼はビブラートをあまり多用せずトランペットを高い音で強奏させないため、音楽が多湿化し嘆き節と化すぎりぎり手前で踏みとどまっているように思われます。たとえばVPOとのブラームスの4番の冒頭は、あのテンポ設定からは意外なほどに直線的な弦の響きで始まります。
曲に感情移入をして闘争や葛藤などの意志的なものに没頭するものも音楽であれば、ゆったりと音に浸り、野の花を慈しむように、ふと出会った美しい旋律を愛おしむようなものも音楽の一つのかたちなのではないかと思います(ジュリーニ自身の言葉を借りれば『高邁な怠惰』ということになるのでしょうか)。
とはいえ音楽の好き嫌いは感性に頼る部分が多いでしょうし、一聴して肌に合わないと感じたものは、世評や評論家の言葉に左右され無理をしてまで好きになる必要はないかと思います。
私にとってはエッシェンバッハのブラームスがそうでした。オーケストラの響きが薄すぎるように感じたのです(彼とNDRのシューマンは大好きです)。
- 2013-11-14:franz
- この演奏を聴いて確信したのですが、ベートーヴェンの交響曲は「誇張」とか「思い入れ」など無用で、音楽そのものを無心に客観的に忠実に演奏するべきだということです。フリッチャイは作品に真正面から向かい合い、見事に指揮していると思います。ここに至るには、よほど練習し、指揮者の思いを楽員に伝えて慎重に録音したのではないかと想像されます。聴けば聴くほど味が出るベートーヴェンだと思います。付言ですが、こんな至芸はほかにはカール・ベームくらいにしかできないのではないかと思いました。
- 2013-11-14:セル好き
- この録音をリマスターCDで聴くまでは、第3楽章までで再生を止めることが多かったのですが、これを聴いてからは第4楽章もよく聴くようになりました。
まず、最初の方の各ソロ歌手と木管楽器の掛け合いが軽妙ですばらしく、すっかりはまってしまいました。ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊は、大人の混声合唱もあるのでこのときどういった編成なのかよく分かりませんが、どことなくボーイソプラノ等の教会合唱のような響きで祈りが感じられ、ともすれば祝祭的なスペクタキュラーが売りの演奏に食傷気味のところ、大変新鮮でした。
- 2013-11-13:franz
- 5番はクラシックの基本の一曲で演奏もそれぞれですが、この演奏を高く評価したいと思います。確かにまず感じるのがテンポの遅さですが、不思議と聴きなれると違和感なく感じます。(私の聴きなれのせいかもしれません。)前のめりにも逆に退屈にもならず、慎重にバランスよく整えられたアンサンブルに感心します。むしろ音楽の構成感と言うか仕組みがよく聴き取れるように思います。ダイナミックも抑え気味でppからffまでが極端でなく無理のない演奏に安定感のようなものを感じました。いろいろな演奏があっていいと思います。数多い5番の名演の中の一つだと思います。
- 2013-11-12:原 響平
- ライナー・シカゴ交響楽団の絶頂期に録音された名演奏。こんなにも精密で、しかも筋肉質な演奏は、他では聴くことが出来ない。セル・クリーブランド管の演奏にも魅かれるが、これはライナーの怖さと凄さを思い知らさ知らされる演奏。惜しむべくは、ステレオ録音ではない事。
1954年当時には、ステレオ録音が開始されていただけに、残念無念。
- 2013-11-09:金李朴
- 聞き慣れたブラームスの交響曲第1番とは、かなり異なった雰囲気の演奏です。何と言うか「まったり系」ですね。一瞬、ブラームスの1番ではなくて2番を聞いているような錯覚に陥りました。
私にとって、ジュリーニは割と好感度の高い指揮者です。あの上品に整った風貌も好印象です。特に彼のブルックナー(交響曲第7、第8、第9番)やマーラー(交響曲第9番)をしばしば聞いています。しかしながら、ブラームスの1番はジュリーニの芸風に合っていないのでしょうか。正直、繰り返し聞く気にはなれません。この曲には、少し勇み足が出るくらいの、若々しくエネルギッシュな演奏を所望します。
- 2013-11-07:セル好き
- 動機労作の代表のような、この曲の場合こういう演奏も素敵です。
クレンペラーがゆっくり響きをかみしめて演奏したブルックナーも大層な労作ですし。
安定した音の持続性をトレーニングしておきながら、本番は割と早めに録音したカラヤンのオケをいささか信頼していない感じよりは、この演奏の様な挑戦的なアプローチの方が、ベルリンフィルの楽員としても意気に感じるかもしれないですし。
- 2013-11-06:セル好き
- この曲の最初のコレクションがこの録音でした。ヘリオドールの廉価盤です。
その後高校に入ると、同好の友人の間では名盤と認識されていて「へぇ、そうなんだ」と思ったことを覚えています。
フリッチャイ/ベルリンフィル盤は、オケの自発性と指揮者の誠実さがひしひしと感じられる演奏で感動を呼びます。
- 2013-10-28:かなパパ
- 最近あまり、このサイトに来ていなかったので、この曲がアップロードされているのを知りませんでした。
私、この曲が大好きですが、聴いてみて、なんか感じが違う。
あの美しい第2楽章を聴いても全然いい気分がしない。
私もいい気分にさせてくれる第2楽章の方が好きです。
- 2013-10-14:金李朴
- 私は、このカラヤンのブルックナーはとびきり素晴らしいと思いました。何とも捉えどころのないブルックナーの交響曲を、これほどまでに流麗に聴かせてくれるなんて、カラヤンの才能に感謝です。「美しい」ことが何故いけないのでしょうか。
こんな演奏を聴けたら、田舎者のブルックナー爺さんだって、きっと大喜びすることでしょう。
- 2013-10-12:金李朴
- これは凄い。こんな「新世界」に出会ってしまうと、他の演奏はそれこそ「通俗名曲」にしか聴こえません。
寿命を悟ったフリッチャイの、叫びのような音楽です。「俺は鳴らしたい音楽を鳴らしたいように鳴らす。スノッブな評論家の批判などどうでもいい。俺には時間がない。」
私は鳥肌が立ちっぱなしでした。フリッチャイには、「英雄」や「悲愴」のステレオ録音もあるようですね。是非とも聴いてみたいと思いました。
- 2013-10-10:修理人
- この録音は、それ以外のモノに比べるとずいぶん良い方だと感じています。一続きのマイスタージンガーが特に好きです。ジークフリート牧歌も素晴らしいですし、リエンツィも!
- 2013-10-07:Joshua
- これまた、懐かしい録音をありがとうございます。
廉価版LPを買い漁ってた70年代後半から80年代にであったのがこれです。
デジタルイコライザのおかげでしょう。印象はずいぶんよくなりました。
シューリヒトはワグナーも良かったんだ、と改めて思わせてもらいました。
パリオペラ座のオケを振ったデンオンレーベルのモーツァルトもPublic Domainなんですね。
60年生まれの私も年数ではPublic Domainを超えて生きてるのが不思議です。
- 2013-10-06:原 響平
- この演奏を最初に聴いたのは、1970年代に発売されたLPレコードです。当時の私の粗末なオーディオ装置でも、物凄い緊張感のある演奏で、クラシック音楽にのめり込むきっかけとなった演奏です。人間は、極限状態において、時として神を超えるような所業を残す事がありますが、戦時中のフルトベングラーの演奏は、どれも、それに値します。生きることへの、もがき苦しみを忠実に再現した演奏は、現代の平和で裕福な環境の中で育った人間には、絶対に再現できません。感情移入を極端に嫌う人がいますが、この演奏は、それを完全に凌駕するほどの演奏で、間違いなく歴史的名演奏です。
- 2013-10-02:フランツ
- セルのベートーヴェンはいいですね。音楽に真正面から向き合って、真摯に曲本来の姿を再現してくれます。真面目なだけでなく深い情緒もあふれていることも聞き逃してはならないと思います。クリーヴランドの技術・音楽性もすばらしいです。この「エロイカ」も超名演ですが、究極の名演は「第九」のように思います。身の引き締まるような音楽に惹かれます。これからもセルのベートーヴェンをアップしてほしいです。
- 2013-09-26:金李朴
- この曲は、例の「天国的な長さ」が冗長にしか聴こえず、苦手にしていました。世評の高いワルター指揮の演奏を聴いても、感想は同じでした。
しかしながら、セル指揮によるこのキビキビとした演奏に出会ってから、「ザ・グレイト」は逆に私のお気に入りの交響曲に仲間入りしました。曲全体の見通しがすっきりとし、次々と繰り出される旋律が、大変に心地よいものとなりました。ユングさんも書かれているように、「ザ・グレイト」は、ベートーヴェンの延長線上に位置する、がっしりとした構築の初期ロマン派交響曲なのだと納得しました。
セルの名盤を聴くと、切れの良い舞踏を披露する、情熱的かつ知的なソロダンサーの姿が、しばしば思い浮かびます。
- 2013-09-22:加藤啓雄
- カークパトリックのチェンバロ演奏、永く愛好してきました。語りだすときりがないので、お伝えしたいことを簡単にまとめてみます。
グールドといえばゴルトベルクですが、貴HPにアップされているカークパトリックの録音は1958年のアルヒーフへのステレオ録音であり、グールドの最初のCBSへの録音年(1955)よりも確かに後です。演奏のコンセプトが確かに似通っており、カークパトリックがグールドの影響を受けたと考えたくなるのも無理はありません。
しかし、カークパトリックは、実は1952年にアメリカのハイドンソサエティに、ゴルトベルクを含むクラヴィーア練習曲集全4巻(パルティータ全曲含む)をドルメッチ製のハープシコードで録音していることを忘れてはならないと思います。1958年のアルヒーフ盤と比べても、ほとんど演奏の雰囲気は変わっておらず、楽器の音色は、むしろアルヒーフで用いているノイペルトよりも、はるかに柔らかく魅力的です。
カークパトリックは、1930年代にゴルトベルクの楽譜校訂を行っており、同曲の研究者としても高名です。私は、カークパトリックがグールドの影響を受けたのではなく、グールドがカークパトリックのチェンバロ演奏を参考に、あの独創的なピアノ演奏を構築したのだと考えています。たとえば、アリアの前半11小節目の分散和音を下降形で弾いているのはカークパトリックとグールドくらいですが、これはカークパトリックが校訂した楽譜上での指示に従っているからに他なりません。
なお、レオンハルトはカークパトリックよりも1年あとの1953年に、モダン楽器を用いてゴルトベルクを録音しています。
カークパトリックがモダンを用いたのは1960年台初頭までであり、1960年台後半にはもっぱらヒストリカルのコピーを使って録音している点も重要です。アルヒーフのスカルラッティのソナタ集はCDで入手可能です。また、CDにはなっていませんが、グラモフォンに録音された平均律やチェンバロリサイタルは楽器も含めて非常に魅力的です。
ちなみに、ハイドンソサエティのバッハの録音は、MUSIC&ARTS:CD?976としてCD復刻されています。
また、SP時代のカークパトリックの録音も、PearlからGEMM CD9245として復刻されています。ここまでさかのぼってもスタイルは後年のものとはそれほど変わらず、シェイプアップされた軽やかな演奏を繰り広げています。チェンバロ演奏の現代を切り開いた偉大な音楽家だと思います。
- 2013-08-18:nakamoto
- ベートーヴェンの弦楽四重奏っていいよねー。とっても美味しいです。私は弦楽四重奏曲が大好きです。殆どの大家が傑作を残しているし、、きほん音は4本なので、全ての音を把握して聴ける唯一の音楽形態でもありますし、またバランスも最高です。殆どの大家が傑作を残していて、ベートーヴェンに至っては、創作の中心とも言えます。ラズモフスキーの3曲と晩年の5曲はたまりません。とくにこの7番は一番好きです。このサイトでバリリで聴くことが出来、幸せです。ただ音楽史上最高のものとか、非地上的なものとか、刑而上的深みとか書かれれるとしらけます。わたしはベートーヴェンを、ガチガチの古典主義者として偉大、と捉えているので、これらの文学的表現は抵抗があります。自分は本当は分かっていないのかも、と思ったりもします。実際クラシック音楽で一番回数を多く聴いていると思われ、それでも全然食傷しないところがまたすごいと思います。
- 2013-08-18:ASIMO
- ここでのやたらうまいホルンはやはりデニス・ブレインか。
こんなところでプレインの名演奏を聴けるとは思わなかった。
- 2013-08-18:nakamoto
- ユング君さんのコメントなるほど!!と感心してしまいました。私もフィッシャーディスカウを長く聴くのはしんどいです。天才的な歌いまわしなのだそうですが、正直ウマすぎってやつで、歌曲にかなり造詣が深くなくては、有難味も分からないといったところです。またまた正直言って、これだけ曲自体がすぐれていると、ちゃーんときっちり歌ってくれれば、私の場合充分なのです。またまたまた正直言って、曲も歌い手もピアノも最高級といったCDが氾濫していて、三ツ星レストランばかり食わされて、何かが麻痺してしまっていると思います。私のような暇なし人間の悲劇といえるのではないでしょうか。時には生の超一流じゃない演奏を聴きたいです。
- 2013-08-18:nakamoto
- あらためてディスカウのを聴いてみて、やはりもっと素朴に歌ってほしいと思ってしまいました。ユング君さんは、声楽曲にかんして、歌詞の意味を理解しなくてはいけないみたいに書いてますけど、勿論そのほうが良いのですけど、普通に忙しく暮らしている普通の私みたいな人間は、歌詞なんて分からなくったって、十分楽しんでますよ。オペラだって宗教曲だって、声楽曲には歌詞が殆どあるわけですけど、いちいち歌詞と照らし合わせてたら大変すぎません?照らし合わせると確かにすばらしいんですけど、それはたまーによほど暇なときにやれば充分じゃないですか。このサイトに声楽曲が極端に少ないのは、ユング君さんが、そんな大真面目に声楽曲をとらえすぎているせいではないでしょうか。実際ヨーロッパの音楽愛好家だって、歌詞まで勉強必ずしもしているわけではなく、直接聴いて歌詞まで理解するのが困難なことは、日本人とさしてかわらないらしいですよ。しかし本場では日本と比較にならないくらい声楽曲が親しまれているらしいです。歌詞は二の次で、このサイトから声楽曲に親しむファンが増えてほしいと私はおもいます。ヒットしているJ-POPだってそんなに歌詞を細かく知らなくったって、みな親しんでいるではないですか。洋楽ポップスならなおさらです
- 2013-08-18:蔵田 誠
- Yungさんには、過日、セルの第8番の名盤を紹介されましたが、ここでも本曲の紹介には感謝します。
室内楽という分野の表現の幅の中でも、ドヴォルザークは大家だったんだと感じました。
甘く切ないメロディーはうっとりするようです(ご指摘の録音の良さによるものでしょう)。
これは素敵名曲の名演だと感じました。
「ドゥムカ」の解釈もそのとおりと納得した次第。
- 2013-08-18:emanon
- モーツァルトの交響曲全集はホグウッドの完全全曲盤が出たことにより、ラインスドルフやベームなどの全曲盤は過去に追いやられた感が強い。これも歴史の流れというものであろう。
- 2013-08-17:ターちゃん
- 遊び心がありながら緊密な書法で書かれたこの8番はべト氏の大傑作と夙に誉めそやしてきましたが、賛同してくれるものは誰も居らず寂しい思いをしてきました。こんなに楽しくて音楽的にぎっしり内容の詰まった曲が不人気とは本当に解せません。モツ氏やブル氏は大好きで、べト氏にはさほど共感せずにきましたが、例外はこの8番です。そしてこの8番こそ真の傑作と見抜いたのがクナであります。個人的な見解ですが、べト氏の最大傑作は8番、ついで3番と思います。
- 2013-08-17:常時・清流
- セルのシューマンの交響曲では、この第2番が最高傑作である。
この曲に秘められたシューマンの「狂気」とでもいうものが、完璧にコントロールされている。
ところで、録音年代について、bachopin氏が指摘のように、かつて所持していたLPのライナーノートおよび、現在所持しているCDの解説書双方とも「1960年10月24日録音」となっているが、真相は如何に?
- 2013-08-15:nakamoto
- この録音は、私にとって数ある第九の録音の中で最高のモノであり、クナの神がかった実力を思い知らされるきっかけとなった録音です。明らかに三楽章の曲として計算された演奏で、素晴らしい演奏故に、第四楽章が未完な事が悔やまれます。しかしわたしはユング君さんとは違って、第四楽章の補筆完成版を愛聴しています。そこの流れている音楽は明らかに天才ブルックナーの音楽ですから。三楽章までが出来過ぎなのです。ヴァントが、ブルックナー自身が終楽章を書くのをしり込みしたような発言をしていましたが、少しそれはあったかもと思っています。
- 2013-08-15:Guinness
- 素晴らしい演奏ですね。ロジンスキーの演奏はこれが初めてで驚きました。トスカニーニの演奏に近い感じも致します。今後師の演奏を色々聴いてみたいです、ご紹介有難うございました。
- 2013-08-15:nakamoto
- 芸術に優劣をつけるなんて、愚かなことと分かっていますが、ヴァイオリンソナタはモーツアルトの勝ちです。フランクやブラームスやラヴェルも凄いんだけど、ちょっと違うんだよなー。比較できるものがあるとしたら、JSバッハの無伴奏ぐらいでしょう。私はモーツアルトのカテゴリー的にも室内楽はすんごい傑作ばかりと感じています。しかしユング君さんの選んだ録音にはずれなし、というのが少々悔しいです。
- 2013-08-15:原 響平
- この演奏と10月29日のミュンヘンでのライブ演奏を比較すると、同じ指揮者と同じオーケストラなのに、全く別人の演奏となった。特に、10月19の演奏は、冷静、沈着な演奏で、フルトヴェングラーの奏でる熱血漢の演奏を期待して聴くと、肩すかしをもらう。しかし、10月29日の演奏は、まさに、野球で言えば特大の場外ホームラン。オケの鳴らし方が、神業的で、金管の壮大な響きに圧倒される。ここではフルトヴェングラーが神になった瞬間を聴くことが出来る。特に最終楽章は、ライブ特有の緊張感とあいまって、空前絶後の名演奏。本当に貴重な録音だ。
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[2025-11-08]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調 Op.27-2(Beethoven:Piano Sonata No.14 in C-sharp minor, Op.27-2 "Moonlight")
(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)
[2025-11-06]

ヴェルディ:弦楽四重奏曲(Verdi:String Quartet in E Minor)
イタリア四重奏団 1950年11月24日~29日録音(Quartetto Italiano:Recorded on November 24-29, 1950)
[2025-11-04]

フォーレ:夜想曲第5番 変ロ長調 作品37(Faure:Nocturne No.5 in B-flat major, Op.37)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-11-02]

バックス:交響詩「ファンドの園」(Bax:The Garden of Fand)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
[2025-10-31]

ベートーベン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 「大公」 Op.97(Beethoven:Piano Trio No.7, Op.97 in B-flat major "Archduke")
(P)エミール・ギレリス (Vn)レオニード・コーガン (Cello)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 1956年録音(Emil Gilels:(Cello)Mstislav Rostropovich (Violine)Leonid Kogan Recorded on 1956)
[2025-10-29]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536(J.S.Bach:Prelude and Fugue in A major, BWV 536)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)
[2025-10-27]

ベートーベン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」(Beethoven:Symphony No.6 in F major, Op.68 "Pastoral")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年10月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on October, 1961)
[2025-10-25]

アーサー・サリヴァン:喜歌劇「軍艦ピナフォア」序曲(Sullivan:Overture from H.M.S Pinafore)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-10-22]

バターワース:管弦楽のための狂詩曲「シュロップシャーの若者」(Butterworth:A Shropshire Lad)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
[2025-10-20]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13()Beethoven:Piano Sonata No.8 in C minor, Op.13 "Pathetique"
(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)