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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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次のページ- 2025-02-18:たつほこ
- FLACファイルのアップロードありがとうございます。おかげで通しで聴けます。神々の黄昏がアップロードされないのは、お嫌いだからかと想像します。確かに長いです。ブラームスはお好きでよかったです。4つの交響曲を聴くと、素晴らしい山々の景色を思い浮かべます。当時は古臭い音楽だったのでしょうか?150年経った今では、150年前も250年前も大して変わらないと言うのは言い過ぎかな。(管理人の一言:「神々の黄昏」がアップされていないのは嫌いだからではなくて、もう一度整理してアップするだけの根性(^^;が今はないからで、体調がもう一息よくなればアップするつもりではいます。)
- 2025-02-16:世捨て人
- 久し振りに待望のイ短調交響曲のアップロード、感謝します。
これは、一言で言えば、分析的で鋭く突き詰めた演奏。好き嫌いを言えば、カラヤンのように演奏力の凄みも感じさせず、ゆったりと全体像を精緻に物語る演奏、ベルグルンドのように冬空の下で氷山をじっくりと彫琢していくような演奏の方が好みですが、こちらも悪くはありません。一瞬、突き詰めた感覚が、シューリヒトによるブルックナーを思い出させましたが、そちらは、もっと余裕があり、自在で自然な流れがあります。
この演奏のクオリティーは十分に高く、申し分ないと思いますが、何と無く隙も余裕も無い感じがします。オーケストラという肉体をばらばらに砕いて、血液と脳漿だけを徹底的に絞り出したような印象ですが、正確に追い詰めていっても、作品という相手が簡単に正体を現すわけでもない…モーツァルトもそうでしょうが、この作品の難しさを物語っているのかもしれません。
- 2025-02-15:藤原正樹
- これは管弦楽の一つ一つのパートのくっきりした具合といえば、旧盤ですが、何か、部分部分に拡大鏡を当ててるような感じもしなくはない。全体としてのまとまりといえば、ニコール・アンリオ・シュヴァイツァーとの演奏を取ります。また、カサドゥシュの美音のキラキラ感が、かえって嫌味になっているか?
- 2025-02-10:世捨て人
- 凄い演奏ですね。ワンフレーズ一聴しただけで驚愕しました。細々とした技術的問題はさておき、これほど求心力のある強靭雄渾な演奏は、それほどあるものではありません。すっかりと脱帽です。それに比べると、現代の演奏の何と上滑りすることか…
- 2025-02-05:yukie
- Jupiterに限らず、クラシックに限らず、マニアは居るものです。
特に最近は様々なジャンルのマニアを取り上げているので、素人がかじった程度だと恐れ多いと感じます。
モーツアルト苦手の私が、昔から好んで聴く事の出来る作品の一つがJupiterです。
名演は数多いので超絞って…
セル良いです。フリチャイも好きです。
こちら側はクリスタル側を目指しているように感じます。
圧倒的な音楽の構造度と透明感に浸れます。
一方でワルター良いです。
yung様の上げていらっしゃる録音ではコロンビア(1960)があり、これは録音がむちゃクリアなので嬉しいのですが、nyp(1956)が私はとても好きです。
コロンビア版程遅過ぎず、でも暖かさを感じる録音だと思います。
コロナもあった。齢も取りました。近年暖かさに飢えているようです。
- 2025-01-30:デフォルメもセルの技
- 精緻なだけがセルと思ってたら、もったいない。
精緻への華麗な裏切りもやってくれます。
意外性を盛り込むことで芸の世界は活きづいてきます。
この演奏で忘れられないのは、第三楽章の10分目あたりユングさんのストリーミングでは、表示マイナス5分2秒の辺り。
ホルンがG音から、1オクターブ半下がるソロの最後のEs音。
マイロン ブルームにしかできない、フォルティッシモ。
こんな吹かせ方は、他には聞いた事がありません。
40年前聴いた印象は今も変わりません。
ま、所詮ホルン吹のこだわりかもしれませんが、騙されたと思って、皆さん聴いてほしい。
きき流していた人は、気づいたら勿体ない逸品です。
セルは、チャイコの5番、終楽章でも、ホルンのデフォルメをやってますが、それは、既にここの感想に書かせて頂きました。
- 2025-01-27:福原拓人
- 版の問題は、存じでおりましたが、マルケヴィッチ版も有ったとは知りませんでした。マルケヴィッチは、有名なハルサイのレコードを、購入してから贔屓にしておりました。NHK交響楽団と演奏した悲愴も名演だと思い、LDも購入し、もちろんCDも手に入れております。この、第九もレコードで購入しております。タワーレコードの生誕100年記念で改めて、購入して以来、私のお気に入りの一つであります。
- 2025-01-23:豊島行男
- 素晴らしい!の一言に尽きます。
トスカニーニのドビュッシーには、どこか息苦しさを感じるのですが、カンテルリのドビュッシー、特に「海」には突き抜けた開放感、そして陶酔感があります。
- 2025-01-16:yukie
- 勿論ハンガリー系指揮者も好きで本サイトでは良く聴いているのですが、
元々リヒター・リリングから入った人なのに、若い頃には全く圏外だった演奏が染み入ってます。
年ですねぇ。体も限界点ですし。
近年フランス指揮者系(系統立てするのは良くないが)、を聴いてしまう自分ですが、やっぱり私の基本はバッハなのです。
グールドは年取った今でも聴けます。やはり時代制約を超える名演だと痛感します。
リヒター,リリング。好きだった。過去形にしたくないので聴かないと!
本スレとズレてすみません。
- 2025-01-16:さとる
- このハイドンシリーズはあの宇野功芳が推薦してましたね♪
- 2025-01-09:たつほこ
- 4つの交響曲のどこに書こうか迷ったが、ここに書く。
こんな演奏が残っているのは知らなかった。聴けて嬉しい。レッグに感謝する。NBC、ナショナル ブロードキャスティング カンパニーのオーケストラとのスタジオ録音と比べて、そんなに違わないように思う。少しダイナミックレンジが広いだろうか。オーケストラも柔らかく聴こえる。咳は多いけど、拍手が入っているのは良い。オーケストラも観客も興奮を隠せなかったのだろう。
いつだったか車でFMを聴いていたら迫力のある第1交響曲が鳴ったので、調べるとNBCとの最初のライブ録音だった。1937年。SPの復刻版でyungくんのサイトになかったので、珍しくCDを買った。トスカニーニのブラームスが好きなんだろう。
4番の4楽章のパイプ椅子を叩きつけたような音は、検索すると爆竹だそうで、それでも音楽が続くのは驚きだ。
FLACファイルをダウンロードして、VLCプレイヤーで聴いている。3番、4番もアップロードしてもらえるとありがたい。2025年も元気で過ごされてください。
- 2025-01-06:cappucino
- こんにちは。素晴らしい記事と録音ありがとうございます。
クレンペラーのテンポですが、老化と精神疾患など、複数の要因が複雑に絡みあっての結果であって、それほど単純には結論できないと思います。
たとえば、1950年前後のクレンペラーは躁状態にあったといわれています。この頃はテンポが極めて速い演奏がみられ、例えばメンデルスゾーン4番・ブルックナー4番(VSO)、マーラー2番(ACO, VSO)などがあげられます。
その後の彼のテンポの変化については、肉体的・精神的という細かい区別よりは、年齢的に老化の影響があったとする方が、よろしいかもしれません。
- 2024-12-28:灰ドン
- この曲をリヒテルの演奏で聞いていたのですが、今ひとつしっくり来ませんでした。思えばあちらは「立派すぎた」。
ケンプの演奏はとくに指定がないところでもピアノ(弱く)で弾いているようです。きっとシューベルト自身もこんなふうに弾いたのだろうな、と思わせてくれるものでした。
- 2024-12-28:じゅんじゅん
- ジーグのあとに再びカノンが登場したのにはびっくりしました。こんな演奏もあるんですね。
- 2024-12-26:ken1945
- 久しぶりに聴いた。
日本はカオスの時代背景にある今日、直球で剛腕な情熱と格調あるミュンシュの演奏は実演ではないかと思わせ見事である。
録音された時代の米国東海岸の勢いを彷彿させる。トスカニーニがブエノスアイレスで演奏した実演録音を思い出させ、心がときめく。イッセルシュテットによるウイーンフィルのステレオ初録音が50年心の安らぎを与えてくれていたが、適時本演奏のような情熱を自らに注入する演奏が明日の生きがいに結びつくようになってきた。
なお、ボストン交響楽団は、小澤征爾でブラームス1番をカーネギーホールで聴いたが重量感がなく、やはりミュンシュ時代が全盛だったと思われる。ボストンのホールも知っているが、本拠地ではやはりボストンの知的文化的環境を背負った演奏なのだろう。
- 2024-12-25:eikobo
- このサイトを運営されている方、これらの解説を書いてくださっている方に、心から御礼申し上げます。解説の細やかで奥深いこと、いつも感動しています。たくさんの教えをいただきました。ありがとうございます。
ところで、私は高校生のころから(今後期高齢者一年生になってしまいましたが)、コンサートホールという通販で、シューリヒトを知り、当時来日して超話題だったカラヤン・ベルリンフィルのエロイカなんかの演奏で、感動が薄く、逆に、なんだかへたくそなパリ菅のト短調のシューリヒトの演奏が、ものすごく感動的だったことから、評論家の評価(カラヤンベタ褒め)に「?」。そんな私の疑問を晴らしてくれたのは、宇野さんでした。彼だけが、当時からシューリヒトを評価していました。他の評論家は、だれも評価しませんでした。しかし、それでも私はシューリヒトは大好きになって、EMIのベートーベンのパリ菅の第九、ステレオ録音のレコードも買いました。CDの時代になってからは、輸入のボックスで全集も買いましたが、そのモノラル録音は、ほんとうに腹が立つくらいショボい貧弱な音質で、がっかりもしました。
この音をなんとかできないか――そこで私は、すでにPublic Domeinになっている音源なので、wav抽出し、Audacityというフリーの音加工ソフトで、擬似ステレオかつ聞きやすい(気のせいか)の高音質の方法を、ずっとあれこれ試してきて、つい最近、いくつかの加工工程を(部分的にマクロを使い)確立しました。あくまで擬似ステなので、音の定位は曖昧、擬似臨場感的な響きです。が、圧倒的に、モノより高音質に聞こえます。録音のショボさは、感じないほどで、シューリヒトのベートーベンが聞こえます(気のせいかもしれません)。
このシューリヒトの第九も、広がりとウェットな響きをベースに、キレが鋭く、かつパリ管の明るい開放的な中高音が展開する、伸びやかな音響で、聴けるようになりました。24ビット88。
ステレオ録音の方は、元はレコードから高音質カセット、それをWavにしたソースなのですが、モノより音質はかなりよいものの、左右に音が別れ、中抜け著しく、よくありません。そこで、Audacityで、中抜けを解消する加工を加えてリフレッシュしたところ、これも見違えるような、なんとか鑑賞に耐える音響になりました。
ご興味がございましたら、加工音源をご提供いたしますので、ご連絡ください。
今後とも、たくさん利用させていただきますので、何卒よろしくお願いを申し上げます。
- 2024-12-21:赤間 隆
- 軍隊行進曲が大変面白かったです。大まじめにふざけてる、という感じ。
クラシック音楽でこういうことが出来る、当時のヨーロッパ人の余裕みたいなものを感じました。
- 2024-12-21:アラカキトシオ
- 】 なかなかいいですねo(*^^*)oわくわく>>>7~
- 2024-12-21:Ken1954
- 世紀の名演と言われてきたが、改めてヘッドフォンでしっかり聴いてみると確かに・・・。一流指揮者の一流オケの演奏が目白押しだが、自分がその演奏会場にいる感じ方で情熱と気迫がほとばしるのは数例。絵画、舞台、映画、そして食品にも通じるのだが?作者の存在感、?作品のテーマ・主張,?作品の構成(素材の在り方の含め)?作品の活かし方(表現、運用)などの多面的切り口で時代を超えて群を抜いた演奏である。トスカニーニがイタリア人であるからでなく、本人の才能であり、イタリア現地での真の身についた身体知(暗黙知)をもつ国際人ならばその理由を説明できない何かを感じるのであろう。
- 2024-12-17:赤間 隆
- いつも楽しませていただき、有り難うございます。
好感の持てる立派な演奏と思いますが、解説に誤記がありました。
「さて、肝心の演奏の方なのですが、これは「北国的」な風情は気迫です。」のところ、「気迫」は「希薄」ですよね。
外の頁でも時折こういう誤記があって、せっかく素晴らしいサイトなのに少し残念に思ってました。今後気がついたところは指摘させていただこうと思います。
- 2024-12-13:灰ドン
- めずらしいほど暗いブランデンブルク協奏曲ですね。暗いけど情緒的ではない。「冬の修道院で録音したかのような」とは言いえて妙だと思います。
リヒターはこの曲をパッションやミサ曲と同列に扱っているようです。こんな祈るような真剣さで演奏しても、意外とサマになってしまうものですね。
バッハのなかでも最も陽気で祝祭的な音楽として認識していましたが、こんな演奏もあるのだと知って驚きです。3,4,5と聞かせてもらいましたが、これを聞いたあとでは他の演奏が軽く聞こえてしまいます。同じリヒターのアルヒーフ版であっても。
暗くて重くて、遅いバッハです。しかしすばらしい! 真剣な響きに打たれました。
- 2024-12-12:しんいち
- 個人的には第一部をこの演奏で聞こうとは全く思いません。しかし、言及されているド派手なハレルヤコーラスで食傷気味になられた方は、その次の曲である第3部の最初のアリアを聞かれることをおすすめします。ここには静かにしかし確信を持って歌われるキリストの復活への希望が過たず表現されており、間違いなく宗教音楽たりえています。
- 2024-12-08:しょうちゃん
- たいへん心地よい幸福感に浸れました。このような演奏に触れさせていただきありがとうございます。
- 2024-12-03:ベームファン
- ベームとその息子、俳優カールハインツ・ベームのドイツ語のナレーションによる「ピーターと狼」「動物の謝肉祭」が一時出ていました。LPジャケットも息子と一緒に写って。それがいつの間にか英語に差し替えられ女優ギンゴールドになってます。目を疑いました。でも、売れたらいい、というレーベル判断でしょうね。
このジュピターとどう関係あるのか、といいますと、録音のあった1955年、悲劇の名女優ロミーシュナイダーの最初期の作品プリンセス シシーで、カールは王子で出演しているのです。自慢の?息子とのプロコフィエフ録音は、それから20年、1975年初来日の年のことでした。
言葉と政治と音楽を並べてみると、音楽は壁が低いなぁ、とコンセルトヘボウ版ジュピターを聴きながら思いました。生前、アフレコにされた息子ベームはよく承知したものです。
- 2024-11-22:YM
- Kilenyi(1910-) キレーニイがハンガリー風読みのようですね。演奏は41年SPながら録音も良く、ツィマーマンのような拘りがない聴きやすいものでした。調べてみますと、彼が奉職したフロリダ州立大学(FSU)に詳しいことが出てきます。新聞記事に写真もでています。(https://guides.lib.fsu.edu/kilenyi/ekilenyijr) アメリカ生まれですが、その名の通りハンガリーと縁があり、ドホナーニイに教えを受け、第2次大戦従軍から帰ると、師のアメリカ移住にも一躍買ったようです。師と同じFSUに籍を置いた1953年以降は教えるほうに専念した、とあります。そんな経緯とハンガリー国を思い浮かべると、ふと同じピアニストのジョルジュ・シフラ(1920-)を思い出しました。シフラがハンガリー生まれで、大戦をはさんで30代前後であったことは、音楽以外の人生に明暗を分けたんですね。
キレーニイは1953年にショパンやシューマンで録音を残してます。いい感じで聴きとおせました。PDに入ってましたら、アップしていただけますでしょうか?
- 2024-11-08:joshua
- 管理人さんの解説でハスキルの住んだ「ヴヴェイ」に触れられていましたので、チャプリン自叙伝の該当箇所を以下に引用いたします。本書終わり際の第30章の一部です。
.....In Vevey .....I met Klara Haskil, the concert pianist. She lived in Vevey and whenever in town Clara and both the Rossier families would come to dinner, and afterwards Clara would play for us.
Although past sixty, she was at the apogee of her career, having her greatest triumphs both in Europe and America. But in 1960 she slipped off the step of a train in Belgium and was taken to hospital where she died.
Often I play her records, the last she made before her death. Before I started the task of rewriting this manuscript for the sixth time, I put on Beethoven's Piano Concerto No.3 with Clara at the piano and Markevitch conducting ? which to me is as near an approximation of truth as any great work of art could be and which has been a source of encouragement for me to finish this book.
チャプリン宅で夕食後のピアノ演奏、ベルギーでの頓死、チャプリンが原稿を推敲する際にハスキルのベト3を聴いて発奮したことが綴られてますね。
ヴヴェイが面しているレマン湖については、この書のコーダに書かれています。
I sometimes sit out on our terrace at sunset and look over a vast green lawn to the lake in the distance, and beyond the lake to the reassuring mountains, and in this mood think of nothing but enjoy their magnificent serenity.
新潮文庫の訳者は新しい人に変わっていますが、懐かしの初版は、大阪出身の中野好夫氏でした。1970年代です。わたしも読者のかたわれでした。以上僭越ながら、、、
- 2024-11-05: joshua
- デニスブレインが吹いている演奏ですね。1956年にDennis Brainは亡くなっています。1952のこのライブはおそらく、三十路に入りたてのホルンソロです。4曲の中では、この3番が一番デニスに似合うと思います。デニスの最大の特徴は、4オクターブの広域音の移り変わりの滑らかさ(自然さ、力み無さ)であり、歌謡性には打って付けです。それは、第一楽章の7分30秒の辺り、なかんずく第三楽章ソロに出ています。さりとて、
第一番では、物足りない。ホルンは、吹き様で荒々しいフォルテも持ち味です。他の演奏、奏者の出番、存在価値はそこです。NBCやニューヨーク、ボストンはドイツのホルン。それに柔らかみと厚みを加えたのがウィーン。ストコフスキーをもってして、「世界で唯一ホルンを吹く権利を持つ男」と言わしめたデニスが不惑を前に指揮に手を染めたのも、これ以上あり得ないソロの滑らかさ、オケプレーヤーとしては他者に譲るところがあると悟った限界認識がもたらしたこと。 聴くだけの人間が言う、こんな事はプレーヤーからしたら道楽に過ぎませんが、道楽の要でもある、のかな?
- 2024-11-02:老モグラ
- セルとドルイアンは絶妙なコンビでしたが、後にケンカ別れ。新たにダニエル・マジェスケがコンサートマスターになり、1970年のセル唯一の来日公演もマジェスケがいました。
同じような事がオーボエパートにもありました。名手マーク・リフシーがセルとの間が気まずくなって辞め、サンフランシスコに去り、ワシントンDCのナショナル交響楽団からジョン・マックが移籍してきました。ちょうどマックの家にセルからオファーの電話がかかって来た時に偶然リフシーが来ており、即座にマックに「オメデトウ」と叫んで抱擁したそうです。
1967年のリフシー(クリップス指揮サンフランシスコ交響楽団)のモーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」序曲のソロ、1970年のマック(セル指揮クリーヴランド)の「エロイカ」のソロは共に絶妙でした。
- 2024-11-02:さとる
- 何と言う生命力!!
正に切れば血の出るような演奏♪
- 2024-10-31:eikobo
- レジナルド・ケルというクラリネットの音楽を、初めてこの耳で聴くことができました。人づてに、すばらしいと聞いていたのですが、偶然このサイトで、あれこれ聞けました。
解説には、ウラッハほどではというコメントがありましたが、私は、この枯れた細い小枝が搖れるような、微細で陰影が深く、グラデーションが繊細な弾き方に、ものすごい魅力を感じました。ウラッハはしっとりと深い落ち着きのある魅力がありますが、ケルは全く正反対で、とても微妙ですが、中が激しく燃えている夕闇の雄叫びのような搖れがグッときます。
最初聴いたときには、このペラペラした薄いリードの音色は、ジャックランスロと酷似と引きこまれました。ランスロみたいです。が、もっと激しく、あるいは繊細に搖れています。
あとで解説を見たら、フランス系だったのですね。なるほど、オケではドイツ系のほうが收まりがいいかもしれませんが、ソロは、フランス風が聞き応えがあると思います。
すばらしい録音を、いつもありがとうございます。とても感動しました。このサイトの運営されていらっしゃる方に、心から御礼を申し上げます。
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[2025-02-20]
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ボロディン:交響曲第2番 ロ短調(Borodin:Symphony No.2 in D minor)
ジャン・マルティノン指揮 ロンドン交響楽団 1958年3月録音(Jean Martinon:London Symphony Orchestra Recorded on March, 1958)
[2025-02-17]
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ショパン:ノクターン Op.15(Chopin:Nocturnes for piano, Op.15)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1956年発行(Guiomar Novaes:Published in 1956)
[2025-02-15]
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シベリウス:交響曲第4番 イ短調 Op.63(Sibelius:Symphony No.4 in A minor, Op.63)
アルトゥール・ロジンスキ指揮:ニューヨーク・フィルハーモニック 1946年3月5日録音(Artur Rodzinski:New York Philharmonic Recorded on March 5, 1946)
[2025-02-11]
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ラヴェル:ツィガーヌ(Ravel:Tzigane)
(Vn)ジネット・ヌヴー (P)ジャン・ヌヴー 1946年録音(Ginette Neveu:(P)Jean Neveu Recorded on 1946)
[2025-02-09]
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ベートーベン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」 変ロ長調, Op.106(Beethoven: Piano Sonata No.29 In B Flat, Op.106 "Hammerklavier")
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月23日,25日&27日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 23,25&27, 1957)
[2025-02-07]
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モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番 ニ長調 K.575(プロシャ王第1番)(Mozart:String Quartet No.21 in D major, K.575 "Prussian No.1")
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
[2025-02-05]
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ハイドン:弦楽四重奏曲第49番 ニ長調「蛙」, Op.50, No.6, Hob.3:49(Haydn:String Quartet No.49 in D major "Frog", Op.50, No.6, Hob.3:49)
プロ・アルテ弦楽四重奏団:1937年11月15日録音(Pro Arte String Quartet]Recorded on November 15, 1937)
[2025-02-03]
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ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Debussy:Prelude a l'apres-midi d'un faune)
グイド・カンテッリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1954年6月録音(Guido Cantelli:The Philharmonia Orchestra Recorded on June, 1954)
[2025-02-01]
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ショパン:ノクターン Op.9(Chopin:Nocturnes for piano, Op.9)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1956年発行(Guiomar Novaes:Published in 1956)
[2025-01-29]
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ダンディ:フランス山人の歌による交響曲, Op.25(D'Indy:Symphony on a French Mountain Air, Op.25)
シャルル・ミュンシュ指揮 (P)ロベール・カサドシュ ニューヨーク・フィルハーモニック 1948年12月20日録音(Charles Munch:(P)Robert Casadesus New York Philharmonic Recorded on Dcember 20, 1948)