クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~



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ジャケット聞き

「ジャケット買い」という言葉がありました。
店頭に並べられているレコードのジャケットに引きつけられて、中味は全く分からないままに買ってしまうことです。

残念な事に、一辺30㎝のLPレコードと一辺が12㎝しかないCDとではジャケットの魅力には本質的な差が生じてしまいました。それが、ファイル音源になってしまうとジャケットそのものがなくなってしまいました。
それ故に「ジャケット買い」という言葉は既に「死語」になってしまっていたのですが、ジワジワとアナログレコードが復権してくるにつれて、再び一辺30㎝の「芸術」とも言うべきレコードジャケットに注目が集まり始めました。

「Blue Sky Label」でもその様な流れを受けて、2017年の夏頃からジャケットを表示するようにしました。
そして、気がつけば1年の時が経過して、それなりのレコードジャケットを表示できるようになってきました。(ただし、どうしてもジャケットの画像が入手できないときはその代わりに演奏家の写真を表示しています。)

そうなれば、「ジャケット買い」ならぬ「ジャケット聞き」といものがあってもいいものだろうと考えた次第です。
アルバムの中味はよく分からなくても、ジャケットの魅力から聞いてみようというのも有りだろう!!と言う次第です。

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モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.481
(Vn)ヨゼフ・シゲティ (P)ジョージ・セル 1955年3月23日~25日録音
50年代中頃における新即物主義のモーツァルトを代表するような録音

シューベルト:アヴェ・マリア D.839
(S)キルステン・フラグスタート (P)エドウィン・マッカーサー 1956年3月21日~23日録音
気品があり、時に垣間見せる劇的な表現は不世出のワーグナー歌手と言われた片鱗をうかがわせる

フランク:ピアノ五重奏曲 ヘ短調
(vn)ヤッシャ・ハイフェッツ&イスラエル・ベイカー (va)ウィリアム・プリムローズ (vc)グレゴール・ピアティゴルスー (P)レナード・ペナリオ 1961年8月21日~22日録音
フランクの音楽は洗うだけ洗った後にズッシリと「砂金」が残ることを証明した演奏

ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98 & 悲劇的序曲 作品81
カール・シューリヒト指揮 バイエルン放送交響楽団 1961年9月録音
老いたるチャンピオン

ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第3番 ハ長調
ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団 1966年9月録音
一歩身を引いて客観視することによって、この作品の持っている端正な美しさを明らかにしている

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
(P)ジョージ・セル (Vn)ラファエル・ドルイアン 1967年8月
セルのピアノは一つ一つの音の粒立ちが明確であり、その明確な音が流れるように紡がれていく

ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45
ゲオルク・ショルティ指揮 フランクフルト歌劇場管弦楽団 フランクフルト歌劇場合唱団 (S)ローレ・ヴィスマン (Br)テオ・アダム 1954年11月録音
しんねりむっつりとした世界からはかけ離れたところで成立している音楽

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488(cadenzas:Mozart)
(P)アニー・フィッシャー エードリアン・ボールト指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年2月13日~15日&4月22日録音
カデンツァの問題について調べてみようと思わせてくれたことも、このフィッシャー録音のもう一つの賜物でした

ハイドン:交響曲第17番 ヘ長調, Hob.I:107
マックス・ゴバーマン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1960年~1962年録音
全集として完成していれば、それは疑いもなく20世紀の録音史に残る金字塔になったはずです

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2
(P)クラウディオ・アラウ 1966年4月録音
アラウという人はドイツの「型」を色濃く「伝承」しているピアニストと言えそうです

メンデルスゾーン:演奏会用小品第2番ニ短調 Op.114
(Clarinet)レオポルト・ウラッハ (P)イェルク・デムス (Basset-horn)フランツ・バルトシェック 1950年録音
ウィーンという街に伝わってきたローカリティな「訛り」の価値を確認した録音

ブラームス:ラプソディ「冬のハルツの旅」(アルト・ラプソディ)作品53
ブルーノ・ワルター指揮 (Ms)ミルドレッド・ミラー コロンビア交響楽団 オクシデンタル・カレッジ・コンサート合唱団 1961年1月11日録音
ワルターの指揮では作品が持つ陰惨さは底の底まで暗くなることはない

グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 作品16
(P)モーラ・リンパニー:ハーバート・メンゲス指揮、フィルハーモニア管弦楽団 1959年録音
彼女の類い希なるパワフルさが炸裂しています

モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番 ト短調 K.516
(vn)ヤッシャ・ハイフェッツ&イスラエル・ベイカー (va)ウィリアム・プリムローズ&ヴァージニア・マジェフスキ (vc)グレゴール・ピアティゴルスー 1961年8月29日~30日録音
聞き手のことなどは殆ど斟酌することなく、おそらくは自分の楽しみのためだけに演奏している雰囲気が漂う演奏

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
(Vn)レオニード・コーガン:キリル・コンドラシン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年録音
ハイフェッツの様に己の道だけを突き進んでいくわけではないコーガン

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