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著作権は保護の面ばかりが語られますが、保護期間が過ぎたものは人類共有の財産にするという側面も重要です。 すでに著作権の保護期間をすぎた素晴らしい作品と録音をクラシック音楽の世界はもっています。 このサイトでは、そのような偉大な音楽家たちの5500をこえる歴史的名演をフリーで全曲お聞きいただけます。最新の更新/リスニングルームの更新履歴
ボロディン:交響曲第2番 ロ短調(Borodin:Symphony No.2 in D minor)・・・[2025-02-20]
ジャン・マルティノン指揮 ロンドン交響楽団 1958年3月録音(Jean Martinon:London Symphony Orchestra Recorded on March, 1958)
マルティノンは1958年にボロディンの交響曲第2番とリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲を録音しています。この2曲はカップリングされて一枚のレコードとしてリリースされました。 その2曲は、一般的な通念からすれば実に端正なボロディンであり、あざとさのないリムスキー=コルサコフです。 しかし、一見すると素っ気ないように見えて、ここぞという場面では怒涛の如くテンポを上げて豪快に突き進んでいきます。特にボロディンの交響曲ではその傾向が顕著です。 そして、どこまで行って粘ることも重くなることも...続きを読む名演奏を聞く
シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調 「ザ・グレート」 D.944
アタウルフォ・アルヘンタ指揮 チェント・ソリ管弦楽団 1957年11月8日録音
アルヘンタにはリハーサルでたびたび指揮棒をおろしては、作品の解釈などについて延々と話し始めるという悪癖がありました。、それは何度注意されても改めることはありませんでした。
しかし、この録音は彼が不慮の事故でなくなるわずか2ヶ月前の演奏です。
そこにはリハーサルのおしゃべりでウンザリさせられているオーケストラの姿は微塵も感じられません。
アルヘンタの指揮も緩急自在で、リズムも弾み、オーケストラに対してリハーサルで細かい指示を口頭で伝えて絞り上げるという雰囲気は全くありません。
人間、変われば変わるものだと、感心させられます。
おそらく、これは数ある「ザ・グレート」の録音の中でも一度は聞いておきたいというか、聞くべき一枚でしょう。
【最近の更新(10件)/リスニングルームの更新履歴】
[2025-02-17]
ショパン:ノクターン Op.15(Chopin:Nocturnes for piano, Op.15)(P)ギオマール・ノヴァエス:1956年発行(Guiomar Novaes:Published in 1956)
考え抜かれた演奏
[2025-02-15]
シベリウス:交響曲第4番 イ短調 Op.63(Sibelius:Symphony No.4 in A minor, Op.63)アルトゥール・ロジンスキ指揮:ニューヨーク・フィルハーモニック 1946年3月5日録音(Artur Rodzinski:New York Philharmonic Recorded on March 5, 1946)
ロジンスキーという男は妥協を許さない存在です。
[2025-02-11]
ラヴェル:ツィガーヌ(Ravel:Tzigane)(Vn)ジネット・ヌヴー (P)ジャン・ヌヴー 1946年録音(Ginette Neveu:(P)Jean Neveu Recorded on 1946)
早熟の天才
[2025-02-09]
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」 変ロ長調, Op.106(Beethoven: Piano Sonata No.29 In B Flat, Op.106 "Hammerklavier")(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月23日,25日&27日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 23,25&27, 1957)
「誠実」さと「深い知性」
[2025-02-07]
モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番 ニ長調 K.575(プロシャ王第1番)(Mozart:String Quartet No.21 in D major, K.575 "Prussian No.1")パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
実態は「ジャック・デュモン弦楽四重奏団」
[2025-02-05]
ハイドン:弦楽四重奏曲第49番 ニ長調「蛙」, Op.50, No.6, Hob.3:49(Haydn:String Quartet No.49 in D major "Frog", Op.50, No.6, Hob.3:49)プロ・アルテ弦楽四重奏団:1937年11月15日録音(Pro Arte String Quartet]Recorded on November 15, 1937)
ベルギーの至宝
[2025-02-03]
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Debussy:Prelude a l'apres-midi d'un faune)グイド・カンテッリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1954年6月録音(Guido Cantelli:The Philharmonia Orchestra Recorded on June, 1954)
精緻さだけではなく、ドラマもまた
[2025-02-01]
ショパン:ノクターン Op.9(Chopin:Nocturnes for piano, Op.9)(P)ギオマール・ノヴァエス:1956年発行(Guiomar Novaes:Published in 1956)
考え抜かれた演奏
[2025-01-29]
ダンディ:フランス山人の歌による交響曲, Op.25(D'Indy:Symphony on a French Mountain Air, Op.25)シャルル・ミュンシュ指揮 (P)ロベール・カサドシュ ニューヨーク・フィルハーモニック 1948年12月20日録音(Charles Munch:(P)Robert Casadesus New York Philharmonic Recorded on Dcember 20, 1948)
実に整然とした演奏
[2025-01-26]
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 ヘ短調, Op.57(Beethoven: Piano Sonata No.23 In F Minor, Op.57 "Appassionata")(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月4日~5日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 3-4, 1960)
「誠実」さと「深い知性」