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名録音を聴く~今週の一枚(最新の20件)

名録音を聴く~今週の一枚(一覧表示)



モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218・・・[2019-03-18追加]

(Vn)ヨハンナ・マルツィ オイゲン・ヨッフム指揮 バイエルン放送室内管弦楽団 1955年9月4日録音

管弦楽による前奏という露払いが終了してマルツィの独奏ヴァイオリンが入ってくると度肝を抜かれます。まさに日本刀の切れ味のごときヴァイオリンの響きが聞き手の耳を直撃します。
そして、その驚きの頂点が第1楽章の最後に置かれたカデンツァです。まさにカミソリのごとき切れ味であり、それは、モノラル録音としては驚くべきクオリティの高さによって、それは名刀の切れ味にまで格上げされているように聞こえるのです。


ラヴェル:舞踏詩「ラ・ヴァルス」・・・[2019-03-12追加]

ポール・パレー指揮 デトロイト交響楽団 1962年3月録音

この作品で本当に恐いのは最後の「滅び」ではなくて、そこに至る過程において不気味な影が差しはじめる部分です。その怖さをリアルに引き出すために必要なのは、それを実現しているラヴェルの高度な管弦楽法を一点の曇りもなしに描き出すことです。
そのためには、映像の世界で昨今言われる4Kとか8Kとか言われる超精細な世界と等価なモノを、音の世界においても実現しなければいけません。
そして、その凄いことを見事なまでに成し遂げているのがこの演奏と録音なのです。


プロコフィエフ:スキタイ組曲「アラとロリー」 op.20・・・[2019-03-06追加]

アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1957年7月録音

確かに素晴らしい録音だろうと思うのですが、普通のシステムで音楽を聞いている普通の感覚の持ち主ならば、冒頭の音が飛び出した瞬間に思わずプリアンプのボリュームを絞るために腰を浮かずはずです。
そこで、「いや、もう一頑張り!」とこらえても、次にやってくる床を響かせるようなグランカッサの一撃を食らってはスピーカーを守るためにボリュームは下げざるを得ないでしょう。
はてさて、これが十全に再生できるシステムはどれほどあるでしょうか(^^;


ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー・・・[2019-02-28追加]

アーサー・フィードラー 指揮 (P)アール・ワイルド ボストン・ポップス・オーケストラ 1959年5月13日録音

オーディオのハイエンド化と歩調をそろえて「音場表現」ということが強く意識されるようになったのですが、50年代の終わりごろにこのレベルに到達していたということは知っておいて損はないでしょう。
音響空間が左右だけでなく前後の奥行きも含めて見事に表現されています。
特に、オケの後の方から鳴らされる打楽器群の音色は実に生々しく、ワイルドのピアノもステージ前方に見事に浮かび上がります。


リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34・・・[2019-02-22追加]

アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1959年6月録音

玩具箱をひっくり返したような楽しい音楽です。
そして、評価の高い「Living Presence」の録音の中でも、これこそはとびきりの優秀録音です。
おそらく、このレベルを凌駕するような録音は、その後半世紀以上の時間が経過したにもかかわらずほとんど存在しないのではないでしょうか。


バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ, Sz.110・・・[2019-02-15追加]

アンタル・ドラティ指揮 (P)Geza Frid ,Luctor Ponse ロンドン交響楽団 のメンバー 1960年6月6日録音

このソナタの録音を聞いて感じるのは「静けさ」ではないでしょうか。
もちろん音は鳴り響いているのですから「静か」なはずはないのですが、それでもこの録音から受ける印象は「静寂」です。至るところで打楽器が鳴り響き、ピアノもまた打楽器的に扱われる場面が多いのですから、それは考えてみれば不思議な話です。
それはきっと、コザートが音楽が鳴り響く場としての「静寂」を見事にすくい取っているからなのでしょう。
こんな書き方をするとまるで「禅問答」みたいだとお叱りを受けそうなのですが、これもまたもう一つの「優秀録音」の形と言えるでしょう。


R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 作品40・・・[2019-02-08追加]

フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団 1954年3月6日録音

「RCA」は1953年から実験的にステレオ録音を始めているのですが、商業ベースに乗る第1弾としてフリッツ・ライナーが率いるシカゴ交響楽団を選んだのは賢明でした。
このステレオ録音こそが録音史の大きな分岐点であり、新しい時代の始まりを告げるスタート地点なのです。
そして、このスタート地点から、私たちはどれだけ前に進むことができたのかを問えばいささか呆然とならざるを得ないのです。
この地点から60年を超える時間が経過していながら、未だにこのレベルをこえることのできない「最新録音」がゴロゴロ存在するのも悲しい事実なのです。


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30・・・[2019-02-01追加]

(P)バイロン・ジャニス アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1961年6月2日録音

嶋護(しま・もり)氏が『最高のオーケストラ録音は、アンセルメの「ロイヤル・バレエ・ガラ・コンサート」、協奏曲ならパイロン・ジャニスのラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」、器楽曲ならシュタルケルのバッハ「無伴奏チェロ組曲』と紹介されていることに敬意を表して選んでみました。





[2019-03-21]

ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル:チェロ協奏曲イ長調
(Cell)エンリコ・マイナルディ:ミュンヘン室内管弦楽団 1957年6月17日~18日録音

[2019-03-20]

バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008
(Cell)ガスパール・カサド 1957年録音

[2019-03-19]

アドルフ・シュルツ=エヴラー:ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウの主題によるアラベスク」
(P)バイロン・ジャニス 1952年8月20日録音

[2019-03-18]

ハイドン:交響曲第108番 変ロ長調 Hob.I-108
マックス・ゴバーマン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1960年~1962年録音

[2019-03-17]

シューマン:交響曲第4番 ニ短調 作品120
ヨーゼフ・クリップス指揮 ロンドン交響楽団 1956年10月録音

[2019-03-16]

バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV1049
カール・ミュンヒンガー指揮 シュトゥットガルト室内管弦楽団 1950年録音

[2019-03-15]

カサド・アンコール・アルバム
(Cell)ガスパール・カサド (P)原 智恵子 1963年録音

[2019-03-14]

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 第3幕
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン市立歌劇場合唱団 (S)エリーザベト・グリュンマー (S)リーザ・オットー (T)ルドルフ・ショック (Br)ヘルマン・プライ (Bass)カール・クリスティアン・コーン (Bass)ゴットロープ・フリック、他 1958年4月~5月録音

[2019-03-13]

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 第2幕
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン市立歌劇場合唱団 (S)エリーザベト・グリュンマー (S)リーザ・オットー (T)ルドルフ・ショック (Br)ヘルマン・プライ (Bass)カール・クリスティアン・コーン (Bass)ゴットロープ・フリック、他 1958年4月~5月録音

[2019-03-12]

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 第1幕
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン市立歌劇場合唱団 (S)エリーザベト・グリュンマー (S)リーザ・オットー (T)ルドルフ・ショック (Br)ヘルマン・プライ (Bass)カール・クリスティアン・コーン (Bass)ゴットロープ・フリック、他 1958年4月~5月録音