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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- 20代の頃だったか、このレコード(輸入盤で、たしか、Monitorとかいう訳のわからないレーベルでした)を聴いたときは、本当に感動しました。今聴いても、その時の事が思い出され、深く心に響いてきます。この暗さが、、、すばらしい。
- 2011-03-01:U-dan
- この演奏を聞くまでは、ベートーヴェンの2番って何だか、綺麗だけどつまんないなって感じだったんですが、これを聴いてその考えが一変しました。こんなに迫力があって、楽しい曲だったとは! ただ、トスカニーニにしては若干爽やかさが足りなくも無い気はしますが、それ以上にこの曲の魅力を伝える名演だと思います。
- 2011-03-01:カンソウ人
- 物凄いエネルギーが噴出する。
自分としては、ミスタッチがこのピアニストの演奏に関しては多いからと言って問題では無いように思う。
しかし、シュナーベルにしては、ミスタッチが少なくて一般的に聴き易くて評価し易い部類に入るだろうと思う。
フルトベングラーのベートーベン交響曲演奏に対しては、ミスや合奏の縦の線が揃わない事に対して寛容なのに、クナの演奏に関しても。
シュナーベルやコルトーの演奏は、ピアノ演奏におけるフルベンやクナだと思わなければならない。
好き嫌いの問題では無くて、表現主義的演奏様式なのである。
- 2011-02-27:nako
- 顔は怖いし、いかにもとっつき辛そうだったんですが、何気に聴いてみたら一気に引き込まれました。ユングさんおっしゃる通り、1番・2番は「刺身のつま」だったんですが、これ聴いて印象が変わりました。質実剛健、ザ・ベートーヴェンて感じ。クレンペラー氏のファンになりそうです。
- 2011-02-27:カンソウ人
- 指揮者の大町陽一郎さんも、そのような事を書いておられました。
モーツアルトのコンチェルトで、リハーサルではアシュケナージがガサツな音で弾くので、それに合わせてその前のオケの部分をその音色に合わせて少しガサツ目に演奏した。本番では、オケのガサツな音の後で、アシュケナージはメロウな音で弾いた。
「違うやないか」と思った時はもう遅い。客は、彼の柔らかな美音に聴き惚れている。下手なオケ。「やられた」
大町さんはそんなことを書かれていました。
芸人 ハイフェッツならば、シベリウスとしてはまずい演奏でも、自分が目立てば満足なのでしょうね。オケに細かく指示を出す、ブレンデルなどとは、違いますね。N響との皇帝で、ヤノフスキにアクセントの強さやフレーズに切り方に、ピアノパートとの整合性を求めて、細かく注文していました。70を回った巨匠ブレンデルでないと、オケも黙っていませんよ。
ブレンデルが中庸なんて、僕は思いません。目先の聴く男で、余力を残して引退しました。流行を追ってレパートリーを少しずつ変えていきます。
- 2011-02-26:Joshua
- http://sun.cside.com/haySym/sympho.html
上記のサイト、ユングさんご覧になったことありますか。
ハイドンの全交響曲に5段階評価を示したサイトです。
そこでは、3つ星なのが残念ですが、私には44番は5つ星です。
フリッチャイの演奏がいいせいも多分にあります。特に第3楽章
RIAS放送響の弦がきれい!
この曲をアップしてくださったことに感謝!
なお、この曲のアダージョをハイドンは自分の葬送に使ってほしいと
言ったとか言わなかったとか・・・
- 2011-02-25:Joshua
- 1958年のこの録音、
第4楽章が、団員の Aufwiedersehen「さようなら」
が次々にオンマイクで聞こえてきます。
国立歌劇場のオケと録音したCDでも同じことをしていますね。
そこでふと思ったのは、この当時二十歳の団員でも今は、72歳。
4、50台だった団員は、鬼籍に入っているんだろうなあ、
ということです。すると妙に「さようなら」の声が実感を持って
響いてきて不思議でした。もっともシェルヘンが狙った効果ではないでしょうが。
演奏は、ほかにアップロードしていただいている、ビーチャム・フリッチャイ・セル
と並んで味わい深いものです。もちろんワルターのもいいですが。
- 2011-02-25:クライバーファン
- 第4楽章のみ聴いてみましたが、そんなに悪い演奏とは思えません。
テンポがややゆったりしており(もちろん遅すぎないAllegroではあるが)、
オーケストラの音は整然と響いています。
たしかに全く興奮はさせられませんが、この指揮者はもともとそのような
ものには全く興味がないのでは?
個人的には金管が程よく(強くなく弱すぎず)鳴るところが気に入りました。
吉田秀和さんが、クリュイタンスの第7を批判するさいに、あのセルでさえ
加速して...と書いてあったと記憶しています。いま聴いたところ、はじめは
インテンポのままで、どこで加速するんだろうと思っていましたが、最後には
加速が確かにかかっていますね。でもこの程度だと、ちょっと速くなった程度で
やはり興奮はしません。あと、コーダの低弦が抑制気味だが、十分鳴っていて
さすがだと思いました。9点!
- 2011-02-24:ちゃこふ
- 私的にはこのくらいの軽い演奏のほうがいいですねb
バレエとセットなわけですから。あとバレエって衣装も大事ですよね。この曲だったらふわっとした感じの衣装がいいですね。(女子は)男子は兵隊的な衣装とかいいですね。個人的な趣味…っていうかこの曲に対するイメージーなんですけどね。かってに語ってすみません。(笑)
- 2011-02-22:Atsumu Yokoishi
- 何度聴いても感動する。血が通った演奏とはまさにこのバイロイトの第九のことだ。本当に涙が出てくる。
- 2011-02-20:北林達也
- これは紛れもなく、ブルックナーの音楽です。3楽章は、宇宙空間を徐々に天国に向かって上っていくような浮遊感があります。おそらく、おそらくこの作曲家の最後のアダージョの最高の演奏のひとつとなっています。フルトベングラーのブルックナーは、4番以降をすべて聴いていますが、どれも素晴らしい演奏です。この時代にこれほどの演奏が出来た指揮者は、おそらく、オイゲン・ヨッフムとカール・シューリヒトくらいだったと思われます。
- 2011-02-20:nako
- パパ・クライバーの人気が、ドイツにおいて低いのは、フルトヴェングラーやカラヤンが(ほぼ)最期までナチス政権のドイツに残っていたのに対し、早々と亡命したからだ、という説を読みました。そう言われても、ということではありますが、ドイツ人の心情を考えると一理あるなという気もします。まあ、亡命しなければ、奥様はもとより、ご本人、それにカルロス君もどうなっていたか判らないわけで、後世のわれわれにとっては正しい決断だったと言えるわけですが…
それにしても、なんで選択肢が南米だったのか???カルロス君の分厚い伝記を読みましたが、今一つよく判りません。実力一流、世渡り三流の指揮者、なんて評価もあるようですが、正に、という感じですね。それでも録音が残っているのはありがたい限りです。この3番にしても、カルロス君がとうとう手をつけなかったのが判るような、爽快かつ気迫あふれる名演だと思います(田園のアップも待ちわびております^^)
- 2011-02-19:カンソウ人
- 『一期一会の素晴らしい演奏』であると思います。私もそういう気持ちになります。
ここに、アップされるにふさわしい演奏です。
スターンが晩年に、室内楽の世界中の優秀な若者を集めて指導していました。
スターンだけでなく、スターンの横にはイストミンやシュナイダーやローズや、日本人の堤さんも、おられたような記憶がありました。
日を置いて現れた若い女性三人が、ちっとも上手にならないことをスターンは怒っていました。
曲は、ブラームスのピアノトリオでした。
スターンは言うのです。
「僕が若いころ、カザルスと他のみんなとも一緒に練習したんだ。その時カザルスは、教えてくれたんだ。
『自分が若いころに、晩年のクララシューマンがいて、ヨアヒムがいて・・・。
部屋のこんな距離で、ブラームスも聴いていたんだ。その時、ブラームスは身体を揺らして説明してくれたんだ。』と彼はブラームスの身体の揺らし方を真似ながら、若い僕たちに教えてくれたんだ。
君たちも、音楽史の授業で勉強したことがあるだろう。写真か絵で見たことがあるだろう?
そんなことを僕らに分かるように演奏してくれないか。音楽が出来る人の特権であるとともに、伝える事は義務なんだよ。
・・・。
別に、それが古臭いと思うならそれでもよい。自分達の思う所の、ブラームスを聞かせて欲しい。」
演奏は、それから全く変った。と言っても、レッスンレヴェルであるが。
カザルスの入ったこの演奏は、とっても熱く何かを語られていて素晴らしいと思います。
スターンは、自分のスタイルの押し付けで無くて、自分達の思う所のブラームスを聴かせて欲しい(といった意味の事を)言った。説得力のある新しい様式を作ることは、それはそれで大変な事。作曲家と自分の関係は大切で、無関係にまで離れようとする事すら可能である。(グールドの命を掛けての実験的な態度は、誰もが知っている)誰だって、年をとれば時代様式から離れていくんだから・・・。時代様式の断層に自分がいる事を感じる能力のある人は、押し付けはしないでしょう。
同じブラームスですが、ちっとも熱くもなく、偉大でもなく、冷めるのもええ加減しろと言う位に冷めていても良い演奏は可能であると、私は思います。古澤巌と高橋悠治のバイオリンソナタは、ブラームスの肉体(揺れ方?)から離れて、どんな楽譜を書いたのかを見つめています。
本当は、ズコフスキーとやった方が良いけれど、カセットも壊れてしまいました。
- 2011-02-19:カンソウ人
- お恥ずかしいことに、オーケストラの響かせ方しか聞いていなかったようです。
ダウンロードした物を聴くと、プラハ以外に三大交響曲の39番が鳴っていました。
訂正されていますが。
マリナーは最初、ダートと組んでオケを作ったり、テイトは自身が通奏低音奏者だったり、古楽派ではありませんが、音楽学に詳しい人です。
ラインスドルフは、それまでの大オーケストラで響かせることしかなかった時代に、そぎ取ってあんな音色を引き出した人です。
不運もありますが、相当な仕事です。
- 2011-02-15:nako
- 7番もそうですが、命をかけた演奏というのは、やはり重みがちがいますね。指揮者も演奏者たちも、「音楽の力」を、それがもたらす生きる喜びや夢や希望を、必死になって人々に?この場合は戦時下のドイツ国民ですが?に伝えようとしている、というかそれに徹した演奏だからこそ、60年以上たってもこれだけ人の心を打つのでしょう。
戦時中の演奏を聴くたびに、そういった演奏をした楽団員の何人が、ベルリンの大空襲を生き延びて、無事に終戦を迎えられたのだろうかと考えると、胸がいっぱいになります。ベルリン陥落の二週間前まで、彼らは演奏を続けていたと聞きました。フルトヴェングラーは無事スイスに脱出出来たわけですが・・・
- 2011-02-14:Joshua
- ユングさん、こんばんは
今日の大阪は北の方が雪の午後となりましたが
そちらのほうも山沿いとの事、結構な雪ではないでしょうか。
ブログで投稿しましたら、ご返事いただきまして有難うございます。
失踪する悲しみ、とは小林秀雄(かつて入試現代文を騒がせたあの人)
とあり、彼の講演集が新潮社からCDで出ている中で、40番ト短調を
フルトヴェングラーでかけてコメントしていたのが、うなづけます。
小林はそうでしょうが、古臭いんでしょう私は。ワルターの演奏には
浮世離れした雰囲気が感じられ、遅めのテンポ(ロマンツェ楽章)には
特にあの世への憧憬を垣間見せてくれる、気が私にはするんです。
そんな演奏を好む人は無くなりはしないでしょう。だからこそ過去の演奏は
いつまでも大切にしたいですね。
蛇足ですが、mp3のプラハ、おっしゃるとおり楽章の修正、大丈夫でした。
15歳のワンコさん、今日14日も雪の上を飛び回っていたんでしょうね。
長寿の飼い犬はユングさんの宝であり、音楽と共に、浮世の苦労の清涼剤として効いてるんでしょう。
わが家の亡き愛犬レオもそうでしたし、決して心から風化していくことはありません。
ワルターのモーツァルトが永遠にそうであるように。
- 2011-02-13:カンソウ人
- ネヴィル・マリナーやジェフリー・テイトなどの室内オケでよく聞きました。
モーツアルトの三大交響曲に至る道が見えるのでしょうね。
べームのは、初期のものなんて、立派すぎて鶏潰すのに斧を持ってくるみたいな場違いを感じるのは私も同じです。三大交響曲ならば、許されるのかなあ?
マリナーやテイトがやったことは、中途半端とは思いません。
柔軟な所は充分に、オケの響きも作為的の手前で止まっていて、今聴いても心地よい気がします。
パイヤールがイギリスのオケとやったものもありました。
古楽器の直前に、彼らの事に触れる必要があると思います。
現代オケを大編成で鳴らしても、指揮者がモーツアルトに選ばれていたら大丈夫です。
クーべリックがバイエルン放送オケをすっきりと鳴らしたものは、工夫が前面に出ることが無い最後の世代だったと思います。
ウィーンフィルやベルリンフィルと同等の実力があり、練習時間が採れる放送オケの良さが前面に出ていました。
私は、不思議にもこのセットが違和感なく聴けます。
モーツアルトをオーケストラを聴くなら、こんな風に鳴らして欲しい。
カラヤンやバーンスタインの物は、素晴らし過ぎて、モーツアルトには選ばれてはいない気がします。
ワルターのコロンビア交響楽団と聴くと、聴いてみたくなります。
中学生の時の印象と言うか、聴けなかった恨み?かな。
ユングさんが言われるように、ラインスドルフを聴かねばなりませんね。
大スターではありませんが、本物の音楽家です。
こういう人がいないと、オペラハウスのレパートリーは広がらないのでしょうね。
- 2011-02-12:河村太郎
- 昨日、吉祥寺のバロックというクラシック喫茶でこの音楽を初めて聴きました。私の心に染みたため、今日このサイトを開いて聞いております。私には技術的な評価はまだ出来ませんが、作曲家が各楽章の頭に標題を記していることに一言。私はその様な標題を付けることは出来るだけ避けるべきと考えるのですが!→曲は受け止める人の感性と生き様、歴史から夫々違った受け止め方をしてそれでも皆の心に染みるから名曲だろうと思います。聴衆者を誘導する様な標題を付けることは最小限にとどめてこその音楽(音での表現)であって欲しいと思うからです。クラシックを愛する初心者より。
- 2011-02-12:シー
- チャイコンは大好きです。 先日クラシックリスニングルームを知ったので 早速利用させていただいてます。 実は昨日N響神尾由美子のコンサートのお知らせが届いたので 今聴いています。 ハイフェッツの演奏は素晴らしいと思います。 大昔中学生の時に聴いたチゴイネルワイゼンでショックを受けて以来 崇拝しています。(笑) パソコンとアンプをケーブルで繋ぎスピーカーから流れる色を堪能しています。 音色にうるさい方は是非お試しください。
- 2011-02-12:セル好き
- ぐいぐい引っ張られて、ついつい聴き入ってしまうところは流石マタチッチです。
モノラルなのに、パースペクティブのある仕上がりで聴きやすいのも素敵。
- 2011-02-10:ライト
- 前から疑問に思っていたんですが、ブラームスの4番に諦観が現れていると言ったのは誰なんですか。
フルトヴェングラーの演奏からは諦観なんか感じられないが、これはフルトヴェングラーに限ったことではないと思うし、日本以外で4番に諦観が現れているという評価はあるのでしょうか。
フルトヴェングラーの演奏について言うと、同じ演奏でも音の善し悪しによって全く違って聞こえます。バイロイトの第9なんか、悪いCDで聞くと闇の中で大蛇がうごめいているような気がするが、本当は明るくまっすぐな音ですね。ブルックナーは音の悪いCDでは焦っているように聞こえることがあるが、良い音になるほど自然に聞こえます。ブラームスの4番も、残っている音からは本当の演奏がどうだったのかわからないのかも。
- 2011-02-10:ヨシ様
- こんにちは。
これは素晴らしい演奏ですね。
古典的なフォルムもしっかりしています。
流石ミュンシュですね。ボストン響もいい音してます。
ミュンシュのベートーヴェンはユング君の言うようにもっと評価されていいと思います。
- 2011-02-09:sai
- ご想像通り、1Q84を読み始め1頁目の1行目に出てくるものですから 聴いてみずにはいられませんでした。
いいですね、私は好きです、音の感じが。
最近 ショスタコービッチのジャズ組曲が気に入ってて よく聴いてますが、それに通じる(通じないかな?)わかりやすさと楽しさがいいな。
- 2011-02-08:阿部 稔
- 小生が20歳の夏1964年、日比谷公会堂で聴いたカラヤン指揮のブルックナー8番は感動的でした。それから何度も東京文化会館の試聴室に通いシューリヒトも聴きました。クナ8が良いと聴き、その完璧さに魅了されましたが、今こうしてカラヤンを聴くと当時の感動を思い出します。本当に心の中にほのかな温もりを感じさせる演奏です。ありがとうございました。
- 2011-02-06:ヨシ様
- これは貴重ですね。もちろん初めて聴きました。
モノラル録音なのが残念ですが・・・
37番が何故欠番なのか昔から疑問に思っていました。
こうして疑問が解けたのもユング君のお陰です。
感謝します!
- 2011-02-05:カンソウ人
- 古色蒼然とは、ランドフスカのことであろうと、私は感じます。
ランドフスカだけしかチェンバロ演奏を知らなければ、優雅な演奏という評価でしょう。
カークパトリックの演奏は、決して悪いとは思いません。
ただ、下の世代に「グスタフ・レオンハルト」がいたことが、非常に大きな事だと思います。
パブリックドメインの仲間入りはまだまだでしょうが、「グールド」と同世代です。
カーク・パトリックの演奏は今の私の耳には、音色を変える回数が多すぎるような気がします。
しかし、音色にはそれ程の違和感は感じません。
リズム感は、現代その物であり、古楽器派の世界は、もうすぐそこに来ていることを予感させます。何かを予感させる演奏って、とっても凄いって事だと思いませんか。
- 2011-02-03:カンソウ人
- モーツアルトのピアノ協奏曲は、華やかで、モーツアルトの書いた協奏曲では最も素晴らしいものだと思います。そもそも曲の規模が大きくて、管楽器や弦楽器の曲よりも少しだけオーケストラも大きいものを要求している気がします。特に20番台から後の協奏曲は後期の三大交響曲を除くと、同レヴェルに素晴らしい。
しかし、この27番だけは素晴らしさが、レクイエムレヴェルにあるように思います。華やかさは不必要で、過美な音色も不必要な気がします。モーツアルトの魂は既に天国に昇っているがのごとく。第3楽章のテーマは、歌曲の「春へのあこがれ」とほとんど同じです。このことはとても大きな意味があるように思います。
バックハウスの演奏は、この曲にとても相応しいものに思います。骨太の無愛想な音色ですし、歌い回しもあっさりです。これは芸風であって、しかも鍵盤の獅子王の最晩年の物です。
モーツアルトのピアノ協奏曲は、自分が弾く為に作られているために、時間短縮のために音符が少な過ぎるものもあり、例えば20番と24番です。もしもバックハウスが弾いた録音があれば聴いてみたいです。華美に傾かず、必要な音のみが聴こえるような演奏です。彼なら初見で弾ける技術は十分に持っていたはずでしょうから。
言葉で書くのは簡単ですが、イメージするだけでは音にはならず、他人に伝わりません。
- 2011-01-31:セル好き
- 2楽章の後半から3楽章にかけての叙情性が特にすばらしいと思います。
本場もんというか東欧系の指揮者の演奏に比べると、何回か独特なリズムの解釈やグルーブ感の異なるところが出てきますね。
マスタリングも好ましく聴きやすい録音になっています。
- 2011-01-31:jirou
- 曲も演奏も最高!こう言う演奏の前ではどんな真面目なコメントも陳腐だと思いあえてこう言うコメントにさせて頂きました。
- 2011-01-30:ヨシ様
- ユング君の言うようにハレ管はそんなに下手なオケではありません。
それどころか、この録音では出だしのホルンが実に生々しい音で入っています。
但し、それに続くティンパニのトレモロは大きなミスをしていますが・・・
やはり演奏の勢い重視で録音されたのですね。
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[2025-09-18]

バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564(Bach:Toccata, Adagio and Fugue in C major, BWV 564)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-16]

メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54(Mendelssohn:Variations Serieuses, Op.54)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月20日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 20, 1957)
[2025-09-14]

フランク:天使の糧(Franck:Panis Angelicus)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-09-12]

ベートーベン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」(Beethoven:Symphony No.3 in E flat major , Op.55 "Eroica")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年3月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on March, 1961)
[2025-09-10]

ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調(Brahms:String Quartet No.1 in C minor, Op.51 No.1)
アマデウス弦楽四重奏団 1951年録音(Amadeus String Quartet:Recorde in 1951)
[2025-09-08]

フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 作品33-2(Faure:Nocturne No.2 in B major, Op.33 No.2)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-09-06]

バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578(Bach:Fugue in G minor, BWV 578)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-04]

レスピーギ:ローマの噴水(Respighi:Fontane Di Roma)
ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1939年1月21日録音(John Barbirolli:Philharmonic-Symphony Of New York Recorded on January 21, 1939)
[2025-09-01]

フォーレ:夜想曲第1番 変ホ短調 作品33-1(Faure:Nocturne No.1 in E-flat minor, Op.33 No.1)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-08-30]

ベートーベン:交響曲第2番 ニ長調 作品36(Beethoven:Symphony No.2 in D major ,Op.36)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年4月20日録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on April 20, 1961)