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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- この絶妙なバランス感覚、透明感、鮮やかさは本当に素晴らしいです。この華やかにして危うげな作品の姿が明瞭な録音のもと、見事な指揮によって白日の下にさらされていくかのような有様は実にスリリングです。
- 2016-01-06:Sammy
- 明るくおおらかな響き、豊かな歌いまわしは晩年のワルター/コロンビア交響楽団らしいのですが、ここでは張りのある響きの作り、生き生きとした推進力、積極的な表情の多彩さが加わり、録音の明瞭さもあって勢いのある、大変魅力的なブルックナー演奏となっていると思います。第1、第2楽章の悠然とした歌、第3楽章のはつらつとした躍動、終楽章の堂々たる壮大さ、いずれも見事です。7番は名曲で、優れた演奏もいくつもありますが、この演奏もまた演奏者たちの個性が伸び伸びと生かされた素晴らしい名演だと思います。
- 2016-01-06:m
- この演奏についてもうちょっとユングさんの意見を聞きたいです。
40年ほど前LPで聞いていた頃、中学生にはこの演奏の魅力がわかりませんでした。 2,30年前に何かの雑誌で、どなたかがこの演奏が40番の演奏として一番に推薦されるものと書かれてました。 その時もそんなものかな?と思った程度でした。
今回ユングさんのHPの音源で聞きますと、とても魅力的に聞こえます。
たしかに、以前雑誌で読んだコメントに、私も同意せざるをえないかなと思わせる演奏でした。
いわゆる巨匠、超一流楽団の演奏では無いので、演奏者名を知って聴くと先入観が働く事があるかもしれません。
演奏者名を隠して聴き比べをした時 私はこの演奏を一番好ましいものと感じます。
- 2016-01-05:m
- yseki118さんが「昔、大金を出して買ったCDボックスを開いてみたら、緩衝材のスポンジがCDのレーベル面に癒着してとんでもないことになっていて、愕然としてしまいました。」と書いていらっしゃましたが、私も同様の被害を受けております。 買いなおそうとしましたが、探し方が悪いのか見つけられませんで困っておりましたところ、この度ユングさんがジークフリートもアップされ、私も恩恵を受けております。ユングさん有難うございました。
あのCDボックスは1985年頃の発売でしたっけ。その2年前、1983年にショルティがバイロイトで指輪を指揮した時いろいろと批判が出てショルティがその後指揮をしないことになり、デッカがカルショー版のCD化をするように決めたとどこかに書いてあったと記憶しています。LPに比べCD化は音の迫力が違いますね。ひと皮剥けたように思えました。
ただ、ショルティバイロイト1983年のFMエアチェックテープを時々聞きますが、ブリュンヒルデをベーレンスが歌っていて、私にはそれはそれは素晴らしく感じられ、これもいつの日かCD化されないものか とずっと思っております。
- 2016-01-05:nakamoto
- 私は、オペラを聴く時、ストーリーは、無視して聴く変わり者ですが、あらすじは、よく読んだりします。しかしユングさんの解説が一番わかりやすいです。対訳をちゃんと読んだりしましたが、なんか理解が浅いままでした。ジークフリートは、指輪の中で、意外と軽視されている傾向にあって、ワルキューレと神々の黄昏の間奏曲だ、なんて言われてもいます。ユングさんの解説通り、第1幕は、指輪の中で、最も密度の薄い、説明のための無理がある幕です。音楽的にも、指輪中最低と言ってよいと思います。しかし、私は、この幕を一番聴き込んできました。結果、大変な名曲であるという結論に達しました。ワーグナーの天才は、この最低の幕でさえ、素晴らしい音楽と成らせています。前奏曲から、もう、私は、ワクワクして、この不幸な出生のジークフリートが、ノートゥングを鍛え上げ完成させるところは、感動ものです。成功 勝利 愛の獲得 と、幸福なストーリーを、ワーグナーは、見事に描き切っています。「 ワーグナーは、絶対に、聴かねばならない 」吉田秀和の言葉です。これ程、世界に影響を与えた、作曲家は、いません。私も、ワーグナーの素晴らしさが分かるまで、随分と苦労しましたが、得たものは、とても大きいと感じております。
- 2016-01-05:Sammy
- びしっと引き締まった凝集感ある緊迫した音楽の代わりに、のびやかなおおらかさがあって、歌があふれている。そこにくっきりと鳴らされたまろやかであっけらかんと明るく美しい音楽が、まるで慌てるそぶりもないふうに悠然と鳴っている。そんな感じでしょうか。これもまた、稀有な音楽の楽しみではないかと思います。楽しい、楽しい、とっても楽しい! ハイドンとはとてもいい相性ではないかとも思います。この指揮者が今なお懐かしまれる所以の一つでもあるでしょうし、聞き継がれる理由でもあるのでは、と思います。
- 2016-01-04:Joshua
- フリッチャイ、続きますね。
2016年、また新たなパブリックドメインの紹介、預かります。
フリッチャイのオペラは、魔笛やドンジョヴァンニを聴いてきました。
このサイトのVerdi requiemもそのうち聴こうかと。
エッセーの末尾に書かれていますように、彼のオペラを聴いて、さらに広がっていく、のは本当に楽しみです。
LP初出当時は、いいキャストをそろえてる割に、音がさえず、ベルリン放送響の評価がぱっとせず、損をしているフリッチャイ盤でしたが、デジタル化してからの音の鮮度は、十分満足いきます。
50年以上もたって、異国のサイトでその演奏について語られるフリッチャイ49歳で惜しくも早世したにせよ、究極に密度の高い時間を送った人生だったわけでしょう。
わがことを振り返っても仕方ありませんが、ゼロをいくら足し算しても増えないように、密度の高さは、凡人の長生きに求むべくもありません。
でも、よくわからないけれど肩肘張らず凡庸だっていいじゃないですかねえ。
- 2016-01-04:ジェネシス
- この曲を半ズボン姿で振っていたロベルト.ベンツィという天才少年が居たけれど、その後どうされたんでしょうね。
同タイトルの映画をテレビで放映されていたけれど。
いましたね。確かまだ存命だと思うのですが、フランスやオランダの地方オケの音楽監督をやってたんじゃないでしょうか。録音も聞けるようですね。
http://ml.naxos.jp/artist/46628
なお、この映画を観て、「僕も指揮者になる」と決意して本当に指揮者になったのがシャルル・デュトワだと言う話もどこかで聞いたことがあります。
- 2016-01-02:菅野茂
- 出ましたねえー!僕は逆にすぐ全部CD聴いています。この年末もラインスドルフ指揮のメトロポトタンで全部聴きました。26日から31日までかかりました。世に出たCDはほとんど全部聴いています。ライブはちっと難しく、全部行ったのはケルンとシュトットガルトだけです。3晩行ったのがウィーンとバイロイト。2晩がカールスルーエ、1番がデュッセツヅルフとミュンヘン。
- 2015-12-29:Sammy
- 各パートをくっきり溌剌と鳴らした室内楽的ともいうべき明瞭さがありつつも、しなやかで柔らかく融け合うようなニュアンス豊かな響き作りによって、何ともまろやかでチャーミングな演奏になっていると思います。溢れる木管の歌に1番交響曲の「愛らしさ」のような面を感じて新鮮でした。なかなか得難い味わいではないかと思います。
- 2015-12-29:Sammy
- 1番に続き、室内楽的な明瞭さと、まろやかに甘く響き合わせた伸びやかなみずみずしい音響づくり、開放的な勢いがあいまって、チャーミングな名演奏と思いました。
- 2015-12-29:Joshua
- 傍流の交響曲とて、Joseph Haydnを凌ぎ、ヨーロッパ諸言語と共に、ピアノを第2言語とし、本命はオペラとした作曲家。上手いまとめ方ですね。オペラから入ると実に素材の原典がここにある、と実感できますね。しかし、すべてを知った後でのことで、ふつうのリスナーは、名曲全集で少しずつかじっていくわけで、3?4時間のオペラと付き合うにはそれなりの時空共に裕福さを要求されます。井深大氏のおかげで、ヘッドホンで相当音のいい音楽を聴きながら街を歩けるようになって、40年近く。筆者の人生では、相当長きを占めますが、たかが40年。戦前の方々から見れば軽佻浮薄な聴き方でしょう。狭い家に住み薄給ならばこそのattitudeでして、音楽の電子化とパソコンの連動(それにYUNG氏のサイト)が手伝って、実に多くの音楽を多彩な演奏で聴く結果となりました。豪奢な部屋で完全防音空調の元、最高級のスピーカーの前でじっと聴くのと比べると貧弱ですが、これも一つの聴き方ではないか、と高い確信を持っております。
前置きは長くなりましたが、26番はベームで2種聴かせていただいてましたので(ACOとウィーン(ベルリン?)、気になってラインスドルフに辿り着きました。うーん、ラインスドルフは普通。ニルソンやサザランドを起用してDon GiovannniをRCAに入れたランスドルフ、ケネディの葬送でRequiemを振ったラインスドルフですが、この曲はそれほど思い入れはないように感じられます。3曲後の29番、作品番号では17の開きがあります。ヨッフムが33番を最後の来日で振ったのも印象に残ります。セカンドチョイスには何か理由があるはずですがね。2016年も耳に過重がかかりそうです。
Gluck wunsche zum neuren Jahre!(うろ覚えのドイツ語で)ではまた。
- 2015-12-28:Joshua
- Bartok vs. Mozart
共通項は数学的精緻さ。面白いですね。
そこから、Szell, Reiner, Fricsayという共通性も出てきます
( )付きでKubelik, I.Kertsz, Soltiもチェコ・ハンガリー出身で上記2作曲家を十八番とする。じゃ、Ormandyは例外? 前衛性と万能性の意味ではToscaniniやKarajanも。
Walter, Bohm, Vandelnaut, G. Want, Jochum, O. Suitner, W. Sawallisch,
C.Davis, C.M. Giulini, Klemperer, R. Kempe, Schuricht, Keilberth それにこのサイトで全交響曲をアップされているE.Reinsdorf と思いつくモーツァルティアンを並べてみても、バルトークの要素は希薄に思われます。国や時代が違えば、バルトークがモーツァルトになっていたかもしれない。これから歴史が数千、数万年、aeonでしか計れない先にまで進んでいったとき、この音楽での奇跡は繰り返されているようには思えません。
音楽は神によって、短期間に奇跡を開陳された、ということでしょうか。
100年前後の寿命を生きるわれわれにとって、これだけの音楽が、こんなに多様な演奏で聴けるのは、今後奇跡は必要ない、という啓示にもとれます。
50年代前半のフリッチャイ、いいですねえ!このジュピターは瑞々しい!61年のウィーン響はCDで聞いて知っていましたが、こちらが聴けてよかった!三大オペラを、50年代から60年代の初めのあの当時、ベーム、クライバー、クレンペラーに伍して残していっただけのことはあります。29番も若書きの佳曲だけに、53年の演奏一層魅力があります。
いつも思いますが、店頭で財布と相談しながら聴くのを諦めた、十代に演奏者名だけを頭に刻んだ演奏の数々を、今こうしてYUNG氏のサイトで聴けることは、40年前を振り返ると、これもまた「奇跡」です。
- 2015-12-27:セル好き
- 一音一音かみしめるような演奏だか、音の出方や持続が自然なためか清々しい印象を残します。特に楽章の終わり方に神経が行き届き、2楽章などは鳥肌ものです。
「ある英雄の思いで」というテーマにもピッタリな解釈となっていて、ベルリンフィルの面々も持ち前の力強い美音が発揮でき、共感を持った演奏となっている様に感じられる。
- 2015-12-25:やもり
- Yung様の「緩い」という先入観を埋め込まれてから(笑)、一通り鑑賞しました。この13番は思いのほか速めのテンポのスッキリとした感じで、個人的には好印象でした。とはいえ、8番や10番などは、かなり「緩い」というか、温かい演奏ですね。ブダペストやハンガリー四重奏団、または、ジュリアード四重奏団のモーツァルトの演奏とは異なり、全集としての一貫性よりは、曲ごとの個性を大事にしている印象です。ありがとうございました。
- 2015-12-18:Sammy
- この「まじめ一徹」な演奏には、頑ななまでのモダニズムが感じられ、それもやはりドイツ的、に思えます。端正な分だけオーケストラの各パート、とくに木管楽器の豊かな表情の自然な美しさがみずみずしく、クリアでシャープながら、どこかさりげなく味のある、ブラームスを堪能させてくれる演奏だと思いました。
- 2015-12-14:小前 一美
- 今日はどんな曲がアップロードされているのか楽しみにしています。久しぶりのボイド・ニールのハイドンの合奏協奏曲をきいてなくかしく感じています。
もう定年で週に3日?4日嘱託で勤めています。あとは家でゆっくり音楽を聴くのが楽しみな毎日です。
ボイド・ニールが演奏したハイドンはコンドン・レーベル名曲のMZシリーズの中に入っていたと思います。若いころ購入し、まだ押し入れの中にしまっていると思いますがいつかレコードプレーヤ(今は壊れてありませんが)を買い直し聞きたいと思っていた曲でした。ステレオでコレギウム・アウレウム合奏団が12曲全曲録音したレコードも持っていましたが、早めのテンポになじめず、ボイド・ニールの方を多く聞いていたような気がします。
また、この前のヴァルヒアのオルガン曲も楽しく聞かせていただきました。ヘンデルのオルガン曲、あまり聞くことがないようですが、オルガン協奏曲などもいいですよ。なかなか全曲録音したものは少ないようですが、ゆったりとしたテンポデ演奏されたルドルフ・エバーハルト(オルガン)とコレギウムとのレコードのほうは大好きな演奏でした。特にハープ協奏曲のもとになった6番とか9番が好きでした。オルガン協奏曲も機会を見てアップお願いします。
- 2015-12-13:Sammy
- 1954年録音とは信じがたい、鮮明なステレオの録音、そしてその鮮明さに支えられた、まさに明瞭極まりない、しかもその明瞭さの中で明るくおしゃれでのびやかな歌いまわしが心地よい、見事な演奏であると思います。きりっとした中にラヴェルの音楽の愉悦が自然ににじみ出ていて、歴史的名演と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。
- 2015-12-04:Joshua
- ディヴェルティメントと紛らわしいのがこのセレナードですが前者は17曲、後者は有名なアイネクライネ13番で打ち止め。
計30曲のうち、要所をこのウィーンフィル木管グループでカバーしてくれています
モノーラル録音でもWestminsterレーベルでしたか、温かみのある音で、冷たい明晰さよりずっと聞き馴染みます。
映画アマデウスの中でも、That's my music.と言って、楽員にモーツァルトが駆け寄っていくシーン。
なんとオーボエ、クラリネットの美しいこと。
さて、このウィーンの顔ぶれで、
K247:ディヴェルティメント 第10番
K251:ディヴェルティメント 第11番 「ナンネル・セプテット」
K287:ディヴェルティメント 第15番 変ロ長調
は残ってないんでしょうかねえ?
これに17番を加えると、カラヤンの十八番になるわけですが、古きよきウィーンメンバーでも聞きたかった。ついでに木管ホルンの協奏交響曲も。
- 2015-12-04:Joshua
- これって名曲じゃないですか。
アレクサンダー・シュナイダーの指揮がいいのかもしれない。でもviolinistアレクサンダー・シュナイダーにそんな芸当があるのかなあ。カザルスが直前まで振っていた後だとか。かってに想像しています。3楽章なんて、ほかに無い世界。立派なオケの開始、途中緩序楽章を思わせる意外なテンポ。発見が多々ありました。そもそもは、ゾルタン・コチシュがこの11番と、17番・19番の3曲で、CDを出してるのを見かけて、気になりだし、YUNG氏サイトを訪ねて聴いてみたら、なんのなんの後者2曲がいいのは当然ながら、引けをとらない魅力。10番代前半は隅に置けないです。12、13番をミケランジェリが弾いてCDがあると記憶しています。そしたら、ジュノム9番は、リツオウ8番はどうだ?と言う声が聞こえてきそうですが、それも賛成。6番を今耳元でヒューイット女史が素敵に弾いています。駄作の少ないモーツァルトはやはり恐るべき天才。人類の奇跡
- 2015-12-03:nakamoto
- 私は、朝比奈隆&大阪フィルの生の演奏を、一回だけ聴きに行った事が有ります。何年の出来事か、定かでは無いのですが、東京厚生年金会館と言う名前のホールだった記憶が有ります。曲は、ブラームス交響曲第1番でした。紛いも無く名演で、最終楽章は、本当にホールの中に嵐が吹き荒れたように、凄まじい演奏でした。私は、身体の芯から痺れまくりました。多分ユングさんの言う、劣化した朝比奈に成る前の物だと思います。朝比奈が、譜面台かなんかを、指揮棒で、叩いたという記憶が有ります。朝比奈自身燃えまくっていたのでしょう。兎も角も凄い演奏でした。ブラームスが聴いたら、絶対喜んだと思います。じゃんじゃんのブルックナー全集は、私も最近手に入れる事が出来ました。なんたって、この全集が私は好きなんです。朝比奈は、本当にブルックナーを愛していたのでしょう。それを感じさせる全集です。その後に出た、様々なオケの全集は、ずっと前に手に入れていましたが、ジャンジャン盤には、敵いません。この頃は、ヴァントのブルックナーが人気ですし、素晴らしい事は、否定しませんが、朝比奈のジャンジャン盤は、最高です。セルのベートーヴェン全集の様です。 クナの第三は、あんまり好きではありません。カットの無いティントナー盤を愛聴しております。
- 2015-12-03:Joshua
- やっぱりきいてて面白いのはこれです。
ウィーンフィルの音も、録音の仕方も今よりこの昔のほうがいい。
4番ロマンティックもこの時期、同じ顔ぶれの録音で聞き馴染んだものです。
やる気満々のクナーの姿が彷彿とします。
- 2015-12-01:ショパン三世
- ふと懐かしく思い出して聴いて見ました。
録音技術も今ほどではないと思いますが、それを割り引けば、やはりシュナ―ベルです。強弱の付け方や抑揚も見事です。
大変参考になりました。
昔は盛んに弾かれた曲ですが、今は滅多に聴きません。何故でしょう。
この曲をご存知ない聴衆は、終っていないのに拍手をされる事が多い曲ですね。
- 2015-11-29:tomari
- この演奏は、ベートーベンの弦楽四重奏のLPとして初めて購入したものでした。
当時私はある数学の定理を重複度が4の状況に証明しようとしていて、長い時間をかけて、ついにそれが正しいことを確認にできたのでした。その興奮を押さえるために、京大の西部講堂にあった生協で、何気なくあさっていたLPの中に、この曲とハープのカップリングをみつけました。セルのLPを買うことは日常化していましたので、「4重奏」の4が目に留まり、引き込まれるように購入したのでした。
1982年の夏では無かったと思います。ドクターコースの2年生でした。モノラルなのに、...(あまり意味がないか?)...、この迫力。圧倒的なコーダ。2、3枚1500円の同シリーズは買えたのですが、全集は、結局管理人様と同様に CDでの8枚組として復刻されたものに出会うまでありませんでした。
今も数学の研究を続けながらこの演奏を聞くと、生きている喜びを感じます。
- 2015-11-29:tomari
- この演奏も良い演奏ですね。ステレオで、他のアーチストの録音を探すと何か代わりになるものがあるでしょうか?
私は、このCDは持っていたのですが(ブタペストのものなら何でも買っていたようです)長く聞いていませんでした。この曲を初めて知ったのが、つい最近の WCLV の放送したチェンバーフェスト クリーブランドの週間での ライヴでした。とても柔らかくて、暖かい目覚めを感じる良い演奏でした。iPod にはそちらのエアーチェックが入っているのですが、せっかくならこの時期のハイドンを作品をと、自分の持ち物を再確認させていただいたのでした。
こうしてリストしていただけると、きっと、いつか良い録音の紹介にであるのではないかと楽しみです。
- 2015-11-29:原 響平
- ルービンシュタインの面目躍如たる演奏。甘いメロディーに澄み切ったピアノの音色が、オーケストラの重厚な響きと重なりルービンシュタインの正攻法の手堅い姿勢が聴く者の心を捉えて離さない。バックのラインスドルフ・ボストン響の演奏も上手い。冒頭のホルンの強奏も、ラインスドルフもなかなかやるね!との思いをつよくする。当時のRCAの録音は、それを引き立てる様にリアルで艶が薄っすらとのり聴いていて非常に気持ちが良い。これは、ギレリス・ライナー指揮シカゴ響の名盤に迫る演奏。
- 2015-11-16:joshua
- 就寝前に「聴くには、やはり「打楽器」ピアノよりも「弦楽器」のチェンバロかな、と思い、カークパトリックを聴いてみました。
グ^-ルドを散々聴いた後ですが、「こんな変奏部分あったっけ?」
という発見。現代にない、まさに「弦を弾く」感覚の音。
ユングさんがdescribeされる「逞しい」音。
以上で、たいへん楽しめた43分でした。
近くの図書館に、グスタフ・レオンハルトでしたっけ、バッハの指揮もやる人のチェンバロ演奏ありますので、聴き比べてみます。ピリオド楽器なんでしょうね。
- 2015-11-16:ジェネシス
- ヘンデル「水上の音楽」や.......みたいな音楽の方が相性が良いように.....等と書き流さないで下さい。危うく見落とし、いや聴き落とす所です。
強度のピリオド.アレルギーを持つ私にとって、この曲は、全曲はベイヌム盤(ちょっと穏やか過ぎるけど)、組曲はセル(セル.英デッカにしては、やや粗いけど)オーマンディ(相当行き過ぎ、でもそこが好きですが)を愛聴して来ました。その3種の上位に来る演奏を見つけた気がします。
米国のメジャーオケの上手さを持ち乍ら柔かさも感じさせるのは、このコンビならではでしょう。後任のプレヴィンよりも熟練した演奏だと思います。
でも、無いですねェ、ピリオドじゃない全曲盤が。流しっぱなしで何かする、いやしたい曲です。
- 2015-11-14:Joshua
- 何回聴いたことか、でも最初は夢中になって聴いた新世界。
ライナー・シカゴ(の名演奏とは知らずに)聴いていました。
あの時の感覚をふと思い出したのが、この演奏です。
今回アップしていただいたパレーDetroitもので、一番楽しめました。
曲の良さを「すっきり見通し良く」きかせてくれます。
演奏者名を伏せてきかされれば、「上手いオケだなあ」と自然に思えます。初めて聞いた演奏ですが、話題にならないのが不思議な高水準です。
- 2015-11-10:benetianfish
- 私が小さかった頃、NHKで「音楽ファンタジーゆめ」という番組があって、それで取り上げられた曲の1つがこの協奏曲だったのですが、その時のアニメーションが滑稽だったのも幸いして、第一楽章の冒頭部分はとにかくよく覚えることができました。その後、私の両親が実はこのリヒテル×カラヤンの録音(LP)を持っていたことがわかり、それをテープにダビングして擦り切れるまでよく聴いたものです。私のこれまでの人生の中で最も印象深い録音の1つを、紹介してくださってありがとうございました。
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[2025-07-01]

ベートーベン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」 作品67(Beethoven:Symphony No.5 in C minor, Op.67)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1958年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1958)
[2025-06-29]

ヘンデル:組曲第12番(第2巻) ト短調 HWV 439(Handel:Keyboard Suite No.12 (Set II) in G Minor, HWV 439)
(P)エリック・ハイドシェック:1964年9月18日~21日&30日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 18-21&30, 1964)
[2025-06-27]

ブラームス:ホルン三重奏 変ホ長調, Op.40(Brahms:Horn Trio in E-flat major, Op.40)
(Hr)フランツ・コッホ :(Vn)ワルター・バリリ (P)フランツ・ホレチェック 1952年録音(Franz Koch:(Vn)Walter Barylli (P)Franz Holeschek Recorded on 1952)
[2025-06-25]

バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(J.S.Bach:Fantaisie Et Fugue En Sol Mineur, BWV 542)
(organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-06-22]

ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲(Ravel:Daphnis And Chole, Suite No.2)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1959年4月19日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on April 19, 1959)
[2025-06-19]

ヘンデル:組曲第16番(第2巻) ト短調 HWV 452(Handel:Keyboard Suite (Set II) in G Minor, HWV 452)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月30日&10月1日~2日録音
[2025-06-15]

エルガー:ため息 (ソスピーリ), Op.70(Elgar:Sospiri, Op.70)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-06-11]

ベートーベン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60(Beethoven:Symphony No.4 in Bflat major ,Op.60)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1959)
[2025-06-08]

ラロ:スペイン交響曲 ニ短調, Op21(Lalo:Symphonie espagnole, for violin and orchestra in D minor, Op. 21)
(Vn)アルフレード・カンポーリ:エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年3月3日~4日録音(Alfredo Campoli:(Con)Eduard van Beinum The London Philharmonic Orchestra Recorded on March 3-4, 1953)
[2025-06-04]

エルガー:交響曲第2番変ホ長調Op.63(Elgar:Symphony No.2 in E-flat major, Op.63)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1954年6月日~9日録音(Sir John Barbirolli:Philharmonic Hall Recorded on June 8-9, 1954)