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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- この作品の評価、人気とも必ずしも高いとは言えませんが、華やかさ、軽やかさと同居したいわく言い難い空虚感、本当の居場所が実はないかのような茫漠とした寂しさと悲しみを軽口と冗談で包んだような表現は、その分裂感がとても現代的に感じられて、個人的には心惹かれる作品です(と同時に、現代においてはこういう感覚でかかれたものはある意味で溢れているので、陳腐に思える人も少なくないかもしれません…が、それはあくまで今から見ての話ではないかとも私には思えます)。ミケランジェリのピアノで聴くと、それが実に孤高の音楽に聞こえてきます。伴奏も鋭く澄んで表情づけも冴えており、ピアノの質感とよく響きあっているように思います。
- 2016-09-06:Joshua
- よくぞ教えてくれましたこの曲。
名曲だって聴きすぎると飽きてきます。
でも名曲とまでいかなくても、こんな曲を聴いていると、ロシアの名手のためにRコルサコフが創意工夫を凝らしているのが伝わるようで、楽しい気持ちにさせtもらいました。
ついさっきまで、単刀直入、あっさりこってり自由自在のモントゥーのチャイコを聴かせてもらってましたので、打って変わっての驚きでした。
ゴットフリート・フライベルグ。Rシュトラウスのホルン協奏曲第2番の初演者であり(音は残っていない!?)、ウェストミンスターLabelで、Mozartディヴェルティメントといえば、大抵この方だったかと思います。デニスブレインのかっこよさとは別個の魅力あるホルンです。
- 2016-09-04:Joshua
- 第4楽章4分58秒目ルフトパウゼ直後の鋭い弦の切込み、40年前中学生の時聴いた時も今も、この個所に来ると録音であることを忘れさせてくれます。
春の祭典を初演された指揮者ですから、(モントゥにとっては)当たり前のことを積み重ねていくだけで、こんな驚愕をリスナーに与えてくれるんでしょう。
も少し早く小生が生まれていれば、この人が振るエロイカをフェス(建前前の)あたりで聴けたんでしょうね。
その後、ヨッフムは聴けましたが、ムラヴィンスキーはキャンセルとなり、ヤンソンス代理を聴くことになりました。
モントゥーさんを最初に聴けたのは(LPですが)、BACHのドッペルコンツェルト。
Vnは十代のメニュヒンとその師ジョルジュ・エネスコ、オケはパリ交響楽団、とありました。
- 2016-09-03:原 響平
- ケルテスのドボルザーク交響曲は名演揃いですね。特に、ウイーンフィルといれた交響曲No9は粗削りな面がところどころに散見されに、それがかえって生演奏を彷彿とさせている。何回聴いても、第一楽章冒頭のティンパニーの強打には圧倒させられます。さてその流れは、この交響曲No8にも脈々と流れていますね。第一楽章から、重厚な響きに支えながら牧歌的なメロディーを生き生きと再現するケルテスの棒。ついつい「上手いな」と納得してしまいます。ロンドン響も当時の世界一流のオーケストラの力量をまざまざと見せつけ、抜群に上手い。それにしても、1973年にイスラエルの海岸での水泳中にケルテスを若くして失った音楽界の悲しみは相当なものだった。
- 2016-09-01:benetianfish
- yung様のおかげで、私もこの録音を所有するに至りました。ロストロポーヴィチ+リヒテル=悪い演奏であるはずがありません。それにしてもこの演奏を初めて聴いた時、第2楽章の快速ぶりには思わずのけぞってしまいましたね(良い意味で)。どうすればああにも軽快で、見事に歌い上げ、しかも寸分の狂いもなく、チェロのパッセージを楽々と弾きこなすことができるのでしょうか!重量級とはいえ、決して聴いた後に疲れが残るというわけでもなく、以外にも後味すっきりの演奏だと思います。
比較できるほどたくさんの録音を聴いているわけではありませんが、感動的、かつ感心できる演奏としては、これの右に出るものはそうそうないのではないでしょうか。しばらくは、他の演奏は聴けそうにもありません...(苦笑)
- 2016-09-01:benetianfish
- 仰るとおり、1936年の録音とは信じがたい!1950年代のものと言われても、まったく疑わないほどの音質です。
確かに、一部のアリアは「ちょっとトロいのでは?」と思われる個所もありますが、「なんでこんなに速く歌い飛ばすの?」といった演奏がほとんどの現在、このようなじっくりと歌い上げる演奏は、かなり希少といえるのではないでしょうか。私の手元にあるオペラ・オーストラリアの快速演奏とは、良い対比になります。
- 2016-08-29:藤原正樹
- 懐かしいヘンデル。高校二年の夏、夏期講習の帰りに買ったMZ盤で愛聴していました。
デッカが一向に復刻してくれず、キングに問い合わせてもCD化はいつのことになるかわからないというような要領を得ない答えが返ってきただけ。グリーンドアなる板起こしが部分的に出ているだけというのには首をかしげます。これほどの名演奏を自分のところから出さないというのはどういう神経をしているのでしょう。
それとも原盤の保管に失敗して事故があったのでしょうか。
のびやかでありながら第三楽章など嫋々といってもいい表情をみせます。まるでイギリス紳士が過去のロマンスや誤ちを思い出して悲しげな顔をするように。(もちろん、そんな解釈はロマン主義的なものだということはわかっています。この時代、オペラの合間に演奏されたりしたのですから、はもっと粗野なものだったり、騒々しいものだったりしたかもしれません。ですが、最近の演奏は、たとえばピノックのようなそれなりの研究の成果のあるものでも、このニールほど私の心を打たないのですね。)
原盤はどこへ行ってどうなっているのでしょうね。
- 2016-08-28:クライバーファン
- ショルティに比べてれば断然、オーマンディの方が好ましかったです。その理由は、単に残響のあるなし。こういうのは正しい聴き方か、また振り返ってみます。
- 2016-08-26:Sammy
- 興味深く聞きました。作品として特によいとは思えなかったのですが、明瞭かつ溌剌と積極的に演奏することが、実に魅力的な音楽を紡ぎ出す、ということをこの演奏は教えてくれるように感じられました。ただ、それもまた、裏返せば作品の持つ力がある程度あった上でのことなのかもしれませんから、そう見れば、モーツァルトは幼くしてその水準の作品を書き上げていたということも実感されます。
- 2016-08-26:Sammy
- 10番からきき始めたのですが、12番,13番でより厚みと多彩さのある表現に発展していったことが、この明瞭な演奏によって実感されました。解説に書かれているミラノでの進歩をとても自然に受け止めることができました。
- 2016-08-21:Joshua
- モリーニはいいねえ、っていう小林秀雄(かつて入試現代文を彩った評論家)の講演記録での「声」が頭に残ってます。僕もそう思います。渡米しても頑固にレパートリーを守った人です。音はやや細めだけど、ほんとお上品で(それだけならBobescoさんに近いのですが)、何か男勝り的な「凜」としたものをお持ちです。
このBrahmsはイタリア女流De bitoもアップしてくださっていて、そちらもいい(伴奏がEフィッシャー!)のですが、こちらにより惹かれます。そういえば、ミルシュタインも1950年ごろこの3番だけ録ってましたね。
Moriniさんとは中古市でも出会いがありました。1959年ザルツブルグLive、Mozartの5番「トルコ風」協奏曲です。伴奏はジョージ・セルで、フランス放送オケ。いつぞや黒田恭一さんだったか、FMで取り上げてくださってて、録音し忘れたものなので、一層懐かしく、私が買うのを待っててくれたかのようなillusionに酔いしれました。演奏は勿論素晴らしい。グリュミオーやシェリングやムターとはまた違って独特。よくCDジャケットに彼女演奏する写真が載っていますが、決まって目を閉じているのです。しかも口元は微妙に笑みを浮かべ、優しく弓を構えています。余裕、高貴さ、作品への愛情を感じられる写真は演奏にも共通するものです。
蛇足ですが、女流ついでに1つ。東大教授堀米庸三氏の名はチャート式世界史でお覚えの方もまだいらっしゃるでしょうが、その姪っ子さん、エリザベートコンクールの覇者、堀米ゆず子が30年ぶりにバッハ無伴奏を入れましたね。無伴奏をこの暑い夏に聴きなおしています。前橋、潮田、加藤知子、ムローヴァ、堀米さん、と。(これがチェロになると、がさっと人数が減って、バレンボイム夫人しか私は思い付きません)
聴きながらネットでコメント抄を渡り歩くなど(不謹慎な聴き方ですが)してますと、
「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(Bach Sonatas and Partitas for Solo Violin)」なるページに遭遇しました。
世には大人物がいるものでして、100ばかしありますかね、勢ぞろいした無伴奏に録音と演奏評をされてるのです。日々更新の現役サイトです。
また、1997?2008年に活躍されたサイトですが、
「斉諧生音盤志」というページの言及もあり、こちらも懐かしく読ませていただきました。同行の士多かれど、ここまで極めてらっしゃる人もいるのかと感心しました。
- 2016-08-20:たつほこ
- ヴィヴァルィ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「冬」::レナード・バーンスタイン指揮 (Vn)ジョン・コリリアーノ ニューヨーク・フィル 1964年1月27日録音
【 メッセージ 】 この冬と、同じ日に録音した夏がいいです。バルビローリのマーラーが素晴らしい演奏で、ふとみると「私の生まれた月」の録音でした。で、更新履歴のちょっと下にあったこの演奏は、まさに生まれた頃の演奏でした。1/27は月曜日で、週明けからこんだけの録音とは偉い ? なあ。(再送させていただきました)
- 2016-08-19:Joshua
- 出だしの残響のない鋭角的な音。これは、ムラヴィンスキー68年ライブを思い出しました。というより、似た路線の二人がいて、トスカニーニが元祖だったということ。39年というSP最盛期とはいえ、パチパチいうノイズにもめげず最後まで聴いてしまいました。トスカニーニは潔い演奏家でした。でも真似ることは到底できず、お友達にもなりたくない生き様に、このように忘れられない芸術が生まれてくるのは、Wagnerに代表される「音楽と人間性」の不一致でしょうか?してみると、理性や倫理や道徳以前の、人間が文化を持つ以前の生物としての血の騒ぎのようなものに、音楽の表現の可能性はあるのかもしれません。そんなものを脳みその奥から蘇らせてくれる少し危険な、それでいて現実世界から見れば相当無邪気で可愛らしい代物。やはり、あってよかったなあ?という音楽作品の峰々と名演奏の記録、ということです。
- 2016-08-17:Joshua
- いつぞやここでヴァイオリンを弾いているAlexander Schneiderこと、Budapest String Quartetの第2ヴァイオリン奏者が、指揮して11番のピアノ協奏曲を録音したものに感想を寄せたことがあります。Mozartの11番。ソロはゼルキン。あの喜びに満ちた演奏、YUNG氏のこのページの18世紀人の感性の説明、Alexander Schneiderの生き方とVn演奏、そしてこのカザルスがしたためたBrandelburg演奏の存在感、私の中で一本の線でつながりました。そうすると、3番・6番の健康的な弦楽合奏、4番でのがっちるしたシュナイダーのヴァイオリンソロ(第1楽章)。5番第1楽章終わり際のチェンバロソロ=ゼルキンのピアノソロが懐かしく思い出されます。この1番では第3楽章途中で微妙にテンポを落としてヴァイオリンソロを浮かび上がらせるところが私的に好きです。
ホルンをやってるのは誰でしょう?バウマンがイムジチと録音したりしてますが、それはそれとして、この奏者(2人)は上手い!アメリカ・マールボロに集まった若き俊英ですかね。
- 2016-03-31:Sammy
- ニールセンのこの傑作を挙げていただいて、心から嬉しく存じます。私は第1部の演奏も作品の特徴を十分に捉えた優れた演奏と思いますが、やはり真骨頂はご指摘の通り第2部でしょう。劇的な第1部の表現はじっくり踏みしめるようで、こちらこそバーンスタインらしさが出るかと思いきや、慎重にじっくり取り組まれており、清澄な音楽が悲劇性に飲み込まれていく音楽の雰囲気は控えめに、恐らく戸惑い気味に表現されているように思われます。対して第2部は極めて集中力高く、畳み掛けるような音楽の勢いにただ圧倒されます。ここまでの演奏がなされていることに正直驚きを禁じえませんでした。バーンスタイン/ニューヨークフィルの当時の稀有の底力をまざまざと感じさせる名演奏と思いました。
- 2016-03-31:minesaijo
- 構造のしっかりとした演奏ですね。
今のウィーンフィルのオーボエやホルンからはこの当時のような独特の響きが薄れてきていると感じますね。
- 2016-03-31:ヨシ様
- このワルターのブルックナー録音。
コロンビア交響楽団となっていますが、その実体はロサンゼルスフィルらしいです。
確かに聴くとオーケストラ上手さ、音の厚みがコロンビア交響楽団とは違う気がします。
この録音の直前にワルターはロサンゼルスフィルを振って、ブルックナー9番の演奏会をしています。
なので録音時のオーケストラがロサンゼルスフィルの可能性は有り得ますね。
- 2016-03-31:原 響平
- 1960年代前半のバーンスタインが一番輝いていた時期の演奏。ニールセンの交響曲では交響曲No4がティンパニーの活躍もあり有名だが、実はこの交響曲No5の方がニールセンの代表作にふさわしい。バーンスタインの演奏は前半楽章のピーンと張り詰めた空気感の持続と純粋培養された様なオーケストラの響きで、北欧の音楽をまざまざと見せつける。更に小太鼓の扱いも非常に巧みで、思わず上手いな!と唸ってしまう。どこかクール感を漂わせながら、オーケストラに熱気を帯びさせ、灼熱の音楽とする技は、バーンスタインが既に指揮者として巨匠の域に達していた事を物語る。この演奏は、ニールセン交響曲No5の決定盤です。
- 2016-03-21:nakamoto
- こう言った小品は、あまり聴かないので、今迄に何回かは聴いているでしょうけれど、集中して聴けたのは初めてです。チョット遊びが勝った、色彩豊かな曲ですが、わたしは、民族色の強い音楽が好きでは無く、セルの抑制された、純音楽的なところが、好ましいです。分かりやすい曲だと、わたしでもセルの美点がよく聴き取れます。正に完璧な音作りに成ってるのがわかります。
- 2016-03-21:Joshua
- 古い録音から、なんとまろやかな音が聴こえてくることでしょう。
オンラインで2回聴かせていただきました。SPであることが何のハンディになることもなく、作品そのものを楽しめました。
- 2016-03-20:原 響平
- 随分と懐かしい音源を聴いた。確かフォンタナレーベルでLPを\900で販売していたのを購入した思い出が蘇った。当時の再生装置から出てくる音・演奏は、廉価版のそれは、いずれも2流と勝手に思い込んでいた。特に、カラヤン・セル等のレギュラー盤は、録音・演奏もゴージャスで欲しいけど学生には手の届かない高根の花だった。さて、今この演奏を聴きなおしてみると、録音も悪くなく、演奏もアンチェルの指示を忠実に再現した堂々たる演奏。名盤チェコフィルとの差は、録音に多少の色・艶の差があるが基本的な演奏スタイルは変わらない。これは録音したホールとウイーン響の独特な渋めの音色に起因する。尚、市販CDにはモルダウがカップリングされているが、ホルンの強奏に思わずニンマリ。当方の好きなセルもここまでホルンを吹かせていない。アンチェルは本当に上手い。
- 2016-03-20:ジェームス
- 私は最近英國Columbia MONO 原盤を入手したが、歴史的名盤と謂れる割りには余り出来は良くないと思う。ライブのせいもあるかも知れないがカラス、ステファノとも聲が平板でドラマチックではない。
ただセラフィンの指揮はさすがの職人藝で抜群の出来である。
- 2016-03-20:emanon
- 自然な風合いを感じさせる演奏です。この時代のシューマンの交響曲の演奏というと、大なり小なりオーケストレーションに手を加えているものですが、コンヴィチュニーの演奏は「何も足さない・何も引かない」を徹底しているように聴こえます。これは当時としては、大変勇気がいることであったのではないでしょうか。
点数は8点です。シューマンの交響曲演奏の原点がここにあると思います。
- 2016-03-20:emanon
- 私が初めてこの曲を聴いたのが、このワルター盤でした。とても懐かしく思います。この演奏では、ヴァイオリンとチェロの絡み合いがとても美しく、それを支えるワルターの指揮にはある種毅然とした趣きがあって、全体を大きくまとめています。
私が現在聴いているのは、オイストラフ・ロストロポーヴィッチの独奏でジョージ・セルが指揮をした威風堂々とした演奏ですが、このワルター盤もソリストともども小味が効いていて、なかなかいいものです。点数は8点です。
- 2016-03-19:emanon
- 1970年代、この曲はベーム指揮ベルリン・フィルの演奏が鉄板でした。そのおかげでこの演奏のレコードをそれこそ耳にタコができるほど聴きました。改めて今この演奏を聴くと、まさに愛聴していた10代の頃が想い出されてとても懐かしいです。
よく「ベームは死後忘れ去られた」ように言う人がいますが、この演奏は構成がしっかりして、横の流れもスムーズで、立派なものです。ベルリン・フィルもカラヤンの時とは違って適度な素朴さが感じられて好感が持てます。特にオーボエのコッホがいい味を出していますね。
点数は8点です。やはり、ベームは20世紀における偉大な指揮者の一人でした。
- 2016-03-19:emanon
- 私が初めてこの曲を聴いたのがこのコンヴィチュニーの演奏でした。廉価盤の1枚物で、第2楽章の途中でレコードを裏返ししなければいけない代物でした。
私見ですが、ブルックナー「7番」の中で最も美しい演奏ではないかと思います。多少緩さも感じますが、何の抵抗感もなくブルックナーの世界に浸らせてくれます。
点数は8点です。素材そのものの味わいを満喫させてくれるのが大きな魅力です。
- 2016-03-18:Sammy
- 既に数え切れぬほど演奏されてきた作品、私もすでに多くの様々な演奏を聞いてきましたが、この昔から評判を聞いてきた演奏をやっと聞いて、なお大変な衝撃がありました。端正でてらうところなく、高度な合奏力に支えられた隙のない集中力と凛とした透明感の高い優れた演奏です。隅々まできりりと引き締まった潔さと、要所要所からあふれる抑制されていながら確かに歌われた抒情の深さが相まって、その勇壮な美しさは深い感動を呼びます。
- 2016-03-18:emanon
- なんと楽しい演奏でしょう!ヤナーチェクの音楽独特の、細胞分裂するような面白さを堪能させてくれます。プロ・アルテ管弦楽団とは聞いたことがありませんが、ここで聴く限り、まずまずの腕を持つオーケストラのようです。
ちなみに、私が初めてこの曲を聴いたのは、クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団のものでした。これは立派な演奏でした。現在愛聴しているのは、アンチェル指揮チェコ・フィルのものです。これらの演奏に比べるとマッケラスの演奏は多少緩い感じですが、いわゆる「天然」のヤナーチェクといった魅力を感じます。
点数は7点です。
- 2016-03-18:emanon
- 何という清冽な演奏でしょう。ジョージ・セルはこのような小品にも魅力的な演奏を聴かせてくれたのですね。とりわけ、弦の歌わせ方が見事です。特に第2部に出てくるニ長調のメロディは素敵です。
この曲、LP時代はコンドラシン盤を聴いていましたが、その演奏がいささか通俗的に思えてしまうほどセルの演奏の見事さは際立っています。
点数は10点です。これ以上求めるものは何もありません。
- 2016-03-18:Sammy
- フォーレの晩年の室内楽作品は屈折感の強い作品が多いと思います。この曲の他にもふたつのチェロ・ソナタ、ピアノ五重奏曲第2番、ピアノ三重奏曲、そして絶筆の弦楽四重奏曲などが挙げられますが、考えれば彼の深まる難聴、そして時代を考えれば不思議なことではないように思えます。ヴァイオリン・ソナタ第1番は若書きにして才気あふれる傑作ですが、第2番はそれとはまったく違った意味で深みのある、不思議な世界にいざなわれていくような軽妙さと面さ、複雑さと簡潔さが交錯する独特の傑作であると思います。
ただ、人気作とは言い難いのは確かですし、このようにこのサイトでご紹介いただいていること自体ありがたいことでもあります。フェラスの濃密な情感表現はこの作品の重さにうまく合っていて、とても聞きごたえがありました。バルビゼの透明感のあるやや乾いたタッチのピアノも絶妙に作品の雰囲気にあっているように思えます。
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[2026-03-08]

ベルワルド:交響曲第4番 変ホ長調 「素朴な交響曲」(Berwald:Symphony No.4 in E-flat major "Naive" )
イーゴリ・マルケヴィチ指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1955年12月録音(Igor Markevitch:Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on December, 1955)
[2026-03-05]

ヨーゼフ・マルクス:ヴァイオリンソナタ「春のソナタ」(Joseph Marx:Sonata for Violin and Piano in A major "Spring")
(Vn)ヴァーシャ・プシホダ:(P)オットー・アルフォンス・グレーフ 1954年録音(Vasa Prihoda:(P)Otto Alphonse Greif Recorded on 1954)
[2026-03-03]

ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調, Hob.III:63(Op.64-5) 「雲雀」(Haydn:String Quartet in D major, Hob.III:63(Op.64-5) "Lark")
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団:1954年5月録音(Vienna Concert House Quartet:Recorded on May, 1954)
[2026-02-28]

グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品82(Glazunov:Violin Concerto in A minor, Op.82)
(Vn)マイケル・レビン:ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1954年12月17日録音(Michael Rabin:(Con)Lovro von Matacic The Philharmonia Orchestra Recorded on December 17. 1954)
[2026-02-25]

ハイドン:弦楽四重奏曲第60番 イ長調 Op.55, No.1, Hob.3:60(Haydn:String Quartet No.60 in A Major, Op.55, No.1, Hob.3:60)
プロ・アルテ弦楽四重奏団:1936年11月19日録音(Pro Arte String Quartet]Recorded on November 19, 1936)
[2026-02-22]

ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第1番 変ホ長調, Op.3(Beethoven:String Trio in E-flat major, Op.3)
パスキエ・トリオ:1950年代録音(Pasquier Trio:Recorded on 1950s)
[2026-02-18]

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番へ長調, Op.135(Beethoven:String Quartet No.16 in F major Op.135)
ハリウッド弦楽四重奏団:1957年4月22日,5月11日&6月1日,3日,12日,20日録音(The Hollywood String Quartet:Recorded on April 22, May 11 & June 1, 3, 12, 1957)
[2026-02-16]

スメタナ:わが故郷より(Smetana:from my hometown)
(Vn)ヴァーシャ・プシホダ:(P)リディア・ベフトルト 1949年録音(Vasa Prihoda:(P)Lydia Beftot Recorded on 1949)
[2026-02-12]

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調, Op.47(Sibelius:Violin Concerto in D minor Op.47)
(Vn)ダヴィド・オイストラフ:シクステン・エールリンク指揮 ストックホルム・フェスティヴァル管弦楽団 1954年録音(David Oistrakh:(Con)Sixten Ehrling Royal Stockholm Philharmonic Orchestra Recorded on 1954)
[2026-02-10]

フォーレ:夜想曲第12番 ホ短調 作品107(Faure:Nocturne No.12 in E minor, Op.107)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)