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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- 第二楽章はずいぶんカッコいい曲ですね。
最初聴いた時、現代の作曲家が書いたのかと思ったくらいチェロの響き方とリズムがオシャレだなぁと。
こういった知らない曲に出会える楽しみを提供していただきありがとうございます。
- 2019-02-01:信一
- >彼の求める音楽のベクトルはフルトヴェングラーとは対照的ですが、カラヤンとは明らかに同質です。
まったく同感です。なかなか言い出しにくいことをズバッといっていただいて、ありがとうございました。(笑)
この二人から、音楽は”響き”になったと思います。私はシューリヒトのファンですが、シューリヒトにしても父クライバーや、あのトスカニーニも、彼らにとって音楽はまずは”動き”であり、響きは結果であったのではないでしょうか?カラヤンとチェリから響きが目的になり、現代の演奏家につながっているように思います。
- 2019-01-27:原 響平
- 1970年代の学生時代に、ライナーを夢中に追いかけだした時の演奏。物凄い緊張感と制度の高いオーケストラの響きに感動したのを覚えています。当時は、カラヤンやバーンスタインの絶頂期で、レコード芸術やステレオの月刊誌もライナーの特集は本当に少なかった。マスメディアの造り上げた巨匠と、それと対峙する様に隠れた巨匠も存在すると確信した録音です。尚、「弦楽器、打楽器とチェレスタの為の音楽」もライナーを名指揮者と決定的にした録音。
- 2019-01-21:jukose
- 昭和27年生まれで66歳のクラシックファンです。
このロジンスキー指揮の未完成交響曲の演奏は、私が中学生の頃これを初めて聞いて、それ以来50年以上クラシックのファンを続けるきっかけになった演奏なのです。
誕生日か何かの時に、クラシックファンの叔父さんに頂いた直径20センチくらいの小型の33回転のLPレコードでした。A面が第1楽章、B面が第2楽章でした。当時家にあったのはポータブル電蓄(若い人にわかるかな?)だけでした。
当時知っているクラシック音楽と言えば、「軽騎兵序曲」とか、「ペルシャの市場」や「トルコ行進曲」くらいだったのです。一回聞いたくらいではよくわからなかったと思いますが、この未完成交響曲を何度か聞いているうちに、クラシック音楽ってなんだかすごい世界だなと思わされたのです。ポータブル電蓄で聞いてもシューベルトの音のドラマの凄さみたいなものが伝わって来ました。
私は、このロジンスキーの未完成交響曲の演奏はベームやカラヤンやワルターに決して引けを取らない名演奏だと思っています。
- 2019-01-20:CanBeetho
- ほぼ毎日のように聴かせていただいていますが、「ランダム検索」でこういう大当りにめぐりあえた時は本当に有難く思います。
ここに収められている曲だけでもシベリウスは音楽史に残っているでしょうし、この演奏がまたとてもすばらしいです。
- 2019-01-17:yk
- TAS Super LPの稿で同様のことを書かれていて思い出したのでこちらに投稿させて頂きます。
1962年4月6日のコンサートの件については諸説あるようですが、CDのライナー・ノート等の記述によると、”事件”は4月5、6、7、8日の一連のコンサートの中でのことだったようです。4回のコンサートのうちグールドが出演したのは5、6、8日の3日で録音はシリーズ2日目の録音と言う事になります(7日はブラームスの交響曲第1番が予定されていてグールドは中休みだった)。
で、バーンスタインは初日の5日にも同様の”スピーチ”をやったがあまり話題にもならなかったが、6日のスピーチにH.ショーンバーグが噛み付いて一躍問題が拡大したということのようで、演奏そのものは5、6日でそれほど変わってはいなかったようです(少なくとも一楽章だけで40分以上・・・と言うのは解釈云々の問題以上に演奏の技術上の問題でも少し無理があるように思います)。
あとの逸話としてニューヨーク・フィルのアシスタント・コンダクターの述懐によると、最終日8日のコンサート前にバーンスタインがグールドに「君のやり方で2回やったんだから、今日はちょっと妥協しないか?」と提案したところグールドも同意したので、8日はバーンスタインのスピーチもなく演奏も"a hair or two brisker"だった・・・とあります。
また、面白いのはグールドは同年10月9日にもPeter Adler & Baltimore S.Oと共演してブラームスの1番を演奏しているのですが、その録音によると演奏は第1楽章:21分20秒、第2楽章:9分32秒、第3楽章:12分23秒で、トータル43分余り・・・とNYでの演奏より10分以上早いテンポで駆け抜けています。演奏はバックが少々頼りない演奏ですが、グールドのピアノはとても美しく、これはこれでなかなか(少なくとも私には)好ましいものです。
ほんの半年でこうまで演奏が変化しているのは、グールドが”反省”したのか、色々実験してみたかったということか、あるいはグールドが”不調(好調?)”だったということか、今となっては謎とも言えますが、それも又グールドらしいと言えるのかもしれません。
- 2019-01-13:joshua
- この指揮者譚は、意外に知られていない世界ではないでしょうか?
そもそも、クラシックを聴きながら、偉大か凡庸かは聴く人間次第なのに、何の指針も無しに聴けない人が多い証拠かな、と。かく言う私も、音評界の片言隻句に操られて聴いてきたんです( ??? )
無名指揮者の演奏を生で沢山聴く。これが、ヨーロッパではやりやすいから、尚さら、カリスマ醸成が必要なんでしょう。
さて、時代は息子トーマスの時代になっていますが、父クルト、結構好きでした。
ドレスデンのブラームス全集。ラフマニノフ2番ピアノ協奏曲の伴奏。ベルリン放送を振ったチャイコの456番、我が道を行く、ビングクロスビーですかね
- 2019-01-13:浅野修
- セル指揮 クリーブランド管弦楽団 1963年録音の「運命」の第一楽章提示部の繰り返しのLP盤でのカットの件について
手持ちの国内盤LP
CBS/SONY 13AC71 6:05, 9:59, 14:00
CBS/SONY SOCZ40 6:05, 9:59, 14:00
2枚とも提示部は繰り返していません。
ルリビタキ様のamazonのカスタマーレビューでは、
Columbia LP M7X 30281 6:05, 9:59, 14:00
国内盤CDのデータ 全て CBS SONY
32DC202 (1984/12/1) 6:06, 10:00, 14:01
CSCR8190 (1990/6/21) 7:35, 10:02, 5:30, 8:32
SRCR9850 (1995/7/21) 7:35, 10:02, 5:30, 8:31
(レコード芸術付録の「レコード・イヤーブック」による)
外盤LPおよび1984年国内盤CDは、ドヴォルザーク「スラヴ舞曲(全曲)」コタロー様のコメントのとおり、当初はLPのヴァージョンをそのまま流用していたので、繰り返しがカットされ、それ以降のCDは、リマスタリングにより、繰り返し有るCDになっています。
繰り返しが有るCDの波形を編集ソフトで見てみると、提示部の1回目と2回目の波形は同じでは無いので、繰り返しのあるテイクを収録したことは間違いないと思います。
ちなみに、コンセルトヘボウ管、クリーブランド管LIVE盤、ウィーンフイルLIVE盤等も繰り返し行っているので、どうしてLP発売時には繰り返しがカットされたのか疑問が残ります。セル存命中の発売であるので、セルは了解していたのでしょうか。
LP片面に収録の為の短縮として、繰り返しを行っても 31:42 で、わずか 1:29 の短縮で 30:13 、カップリングのモーツアルト「ジュピター」26:23、また交響曲全集のカップリングは交響曲第4番 31:42 です。
- 2019-01-10:benetianfish
- 私の手元にあったこの曲の録音は、どれもネチッこく仕上げていて、透明度はゼロに等しいものばかりで、シューマンの曲だからこんなもんか、と思っておりました。が、このバイロン・ジャニスの演奏は、ロマン性を失わずとも実に颯爽と、スタイリッシュに決めていますね。刷り込みのせいもあるでしょうが、私は夢の中のぼんやりとした景色より、青く澄み切った晴れの空を思い浮かべます(特にフィナーレは)。
- 2019-01-10:joshua
- この時代のシャープなブダペストなら、ハープやラズモフスキー3番を是非聞いてみたいです。
音は40年代とは思えないほど満足いくものですし。
- 2019-01-02:望月 岳志
- あけましておめでとうございます。
いつもこちらのサイトにはお世話になっています。
2018年12月30日からのTPPの発効で著作権保護期間が70年となり、共有財産としての古い文学作品や録音作品が、この20年間のために忘却されてしまう不利益の方が大きいのではないかと懸念します。
さて、この第5部ですが、新年後の主日(日曜日)用ということで、バッハ指定の演奏日は、1月2日から5日の間の日曜日に限る曲のようですね。
残念ながら2019年は1月6日が日曜日なので演奏機会はないことになるようです。
2020年は 1月5日、2021年は1月3日、2022年は1月2日が日曜日となるとのこと。(2023年は1月1日が日曜日)
- 2019-01-01:koinu
- 本当に素晴らしい演奏でした。この曲の持つ陰影を的確な造形の中で見事に描いていました。
- 2018-12-25:風琴屋
- この録音の祝祭的気分に大きく寄与しているビッグネームをもう一人あげさせてください。それは、トランペットのモーリス・アンドレです。その爽快感は、ほとんどスポーツのそれですね。
- 2018-12-24:コタロー
- 浅野様のご意見について補足させていただきます。
セル・クリーブランド管のドヴォルザーク「スラヴ舞曲(全曲)」ステレオ盤について、LP時代には、収録時間の関係から、各曲の反復記号の部分が人為的にすべてカットされていたのです。そうした関係で、演奏時間が短くなっていたわけです。
その後CDの時代になって、上記の演奏もCD化されました。しかし、当初はLPのヴァージョンをそのまま流用していたので、演奏時間は短いままでした(それが浅野様ご指摘の「CSCR 8204」と思われます)。
ところが、セル没後30周年の関連で、2000年頃にセルの一連の演奏のCDが大量に発売されました。そこではドヴォルザーク「スラヴ舞曲(全曲)」の各曲の反復記号の部分が生かされて、ようやくオリジナルの形で発売されたのです(ちなみに手持ちのCD「SRCR 2640」では演奏時間が74:09となっています)。
- 2018-12-05:小林 正樹
- いやあ懐かしさの極み!ウィーン音大での室内楽の教授だったカール先生のソロではないですか!僕はフルートですがカール先生の授業は必須だったのでした。(弟さんにカミーロ先生が同じファゴットでおられました)当時は色々とウィーン風(?)に手厳しく注意され、また重要な表現法や楽譜の読み方を教えられました。自分の師匠はルイ・リヴィエール教授(教え方が全くカール先生に似ていた・・)で、フルトヴェングラーとの51年の第9のでかい写真がレッスン室に飾ってあったのを思い出します。余談ですが当時の楽員たちの間ではエーリヒ・クライバーが凄く人気があったとおっしゃってましたっけ・・。
素晴らしい演奏をアップしていただきありがとうございました!
- 2018-12-02:望月 岳志
- この田園を初めとして、モントゥーのロンドン響とウィーンフィルによる第1から第8番までのデッカ録音と、第9番のみウェストミンスターレーベルでの録音が全集としてまとめられていますが、ベートーヴェンの交響曲鑑賞が食傷気味となって、ふと思い出したようにこのモントゥー盤を聴くと、耳が洗われたような新鮮な気分が蘇ってくるようです。
モダン楽器ながらヴァイオリンの対向配置にこだわり、デッカ録音による抜けのよい明晰で明るい響きと、80歳代の指揮者の指揮とは思えない、活力の溢れる速めのテンポと絶妙なニュアンスが込められた快演を聴くことができます。
このウィーンフィルとのこの第6番も実に素晴らしいですが、それ以外の録音もこちらのサイトで聴けたらと思います。
第5番は、第1楽章はテンポ変化がありながら、快速で、あのカルロス・クライバー盤よりも演奏時間が短いほどです。(どちらも提示部繰り返しを励行)。
第7番の活力も驚異的。
- 2018-12-02:Joshua
- 冒頭のホルン、気になって確かめました。
吹き伸ばし前の音のことですね。短めに吹いていますが、使用楽譜の版が違うのだと思います。
別演奏でこう吹いているのを聞いた覚えがありますし、聞き進んでいくと、実に上手いホルンセクションだと感じさせられます。
ヤン シュレーダーの父さんじゃないですかね
80年代にバンドジャーナルを読んでた方なら、息子のインタビュー記事、 覚えてられるでしょう
- 2018-11-30:takashi
- ユングさんは、ベルリンフィルのカラヤン色に染まったところが、気に入らない様ですが、逆に私は、このころのベルリンフィルの弦の美音がたまらなく好きで、オペラ間奏曲集やブルックナー9番などなどほかのオケでは出せん世界だとつくづく思うのであります。もともとクラシックはオーディオから入ったようなものなので、この音響には今でもすごく反応してしまいます。音楽的云々でなく、美音にただただ酔う。美酒に酔うようなもんで、たまらんもんがあります。よくぞアップしてくれた。
ありがとうベルリンフィル! ありがとうユングさん!
- 2018-11-28:浅野修
- この演奏ではありませんが、セル/クリーブランドのステレオのスラブ舞曲のCDが、
「残念ながらCDは、編集により、短く編集されています。」との指摘がAmazonのレビューでありましたので調べてみました。結果は、
SACD(SRGR 719)がTotal time 74:07、日本盤CD(CSCR 8204)がTotal time 67:23となっており、日本盤LPもCDと同じです。5曲以外はすべて短縮されて Playing timeが短くなっています。USA盤CD(SBK 89845)はTotal time 73:56となっています。
どのように短く編集したのかは、まだよくわかりませんが、曲によっては1分以上短くなっている曲もあり、同じ演奏のCDとして販売しているのには問題だと思われます。
以前、日本盤LPの「運命」が第一楽章の提示部の反復が省略されていたが、CDなったら反復がされていて、セルはこれを了承しているのかとCBS SONYの姿勢に疑問を持ったのを思い出しました。
うまくまとめられなくてすみません。
- 2018-11-28:joshua
- カイルベルト とmozart beethovenでイメージが重なってきますが、カイルベルト が8歳下で、先に亡くなりました。その間ヒトラー政権との関わりはよく分からない。不惑のイッセルシュテットは離婚を選びドイツに残ります??。妻はユダヤ系だったから、苦渋の思いで、イギリス??にやったのでしょう。その後、別人と再婚しますが、先妻との息子が音楽プロデューサー、という縁で、あの初のベートーヴェン全集が実現したのは、感慨があります。時代は違いますが、東西ドイツに2人の妻を持ったスウィトナーと似て
ませんか?家族と仕事の合間に揺れた2指揮者。
日本とイッセルシュテットは、カイルベルト やスウィトナーほどには語られないですね。確か、2回晩年に来日してました。
- 2018-11-22:ヴィターリ・DE・グッターリ
- ランパルはフルート愛好家にとって憧れの演奏家だったのではないでしょうか。それでもフルートの神様の言葉を借りるなら、ランパルよりオーレル・ニコレの方を評価されていたようです。お二人とも凄いフルート奏者ですが。ジュナンのヴェニスの謝肉祭をアップロードしていただけると嬉しいです。全曲通しで軽々と吹くランパルの演奏が懐かしいです。いつも感謝して名曲名演奏の数々を楽しく拝聴しています。ありがとうございます。
- 2018-11-22:joshua
- つくづく思います
音楽は自己中でいいんです
自分がしたい音楽を気の合うメンバーと思いのまま演奏する
そんな場面こそリスナーは遭遇したい
いくら立派でも発信する音楽には限界がある
それがセルであっても
ボロディンのこの曲
曲がいいこともありますけどね
- 2018-11-20:ks
- ウィーンフィルには、自分たちの音楽があり、フルトヴェングラーと共同で音楽を作っていった。という意識があります。
フルトベングラーの言ううことをそのまま聞く ベルリンフィルとの違い。
しかし、フルトベングラーは、そういうウィーンフィルを尊敬し愛していたようです。
出来上がる音楽に違いが生じますが、それを楽しめばいいのでは、ないでしょうか。
一期一会。
多分、フルトヴェングラーがそうしていたように。
音楽家たちが作り上げるファンタジーレン。???
しかし、音が....。 悪い。
その中から、かいまみえる、じんじょうでない音楽。
- 2018-11-18:ヴィターリ・DE・グッターリ
- 久しぶりにワルターの演奏を聴いてみたくなりページを訪れました。やはり刷り込みがあるんでしょうね。ワルター最高!ユングさんの解説を読んでへー!意外と思いました。歌心あるワルターだから成しえた名演なんですね。パソコンを開いた日は必ず訪れたいユングさんのサイトです。いつもありがとございます。これからも楽しみにしています。
- 2018-11-17:ジェネシス
- LP時代にステレオいや電蓄なるモノを入手するとそれが歌謡曲ファンであれジャズ.ロックファンであれ、取り敢えず購入するのが「運命.未完成」の裏表盤でした。定番は先ずカラヤン.フィルハーモニアや60年代のベルリンフィルとワルター.コロンビア響あたりだったかと思います。そこへライナー盤が登場しました。運命の方は弾丸ライナーと呼ばれる有名な名演です、ただ未完成の方はコワモテが過ぎて「我が恋の終わらざるごとき」という映画のサブタイトルには全く相応しくなかった。それより凄いのはその余白に入っている「コリオラン」で冷血で峻烈、お前は血の通った人間か?という演奏です(だから時々聴きます)。ユングさん、是非UPして下さい。
レスピーギのローマ3部作だけでトスカニーニは歴史に残るという失礼な言辞が有ります。だったらルスランとリュドミラ序曲だけでムラヴィンスキー.レニングラードフィルは歴史に残る?、32分音符が揃ってるだけじゃなくて轟々と驀進するもの、セルもライナーも敵わない。
- 2018-11-17:望月 岳志
- 古色蒼然どころか、細部まで堅実克明で立体的な素晴らしい演奏と録音。
この録音で初めてこのブルックナーの5番という難曲に少し歩み寄れたような気がします。
いつまでも古い評論家のネガティブなキャッチフレーズに捉われていてはダメですね。
その一方で、この録音の1961年頃は、東西ベルリン間に壁が築かれ、東西冷戦の激化により東独国内の政治的締め付けも厳しくなった頃でもあります。ゲヴァントハウスやドレスデンシュターツカペレなどの西側にもリリースされる録音は東独の威信をかけた国策的な取組みでもあったと聞きますので、ベートーヴェンのサイクル録音もそうですが、ここでも聴かれる非常に折り目正しく几帳面な演奏には、そのような時代の雰囲気も反映しているのではなかろうかなどと、いらぬことも考えてしまいます。
- 2018-11-15:菊ぱぱ
- いつも興味深く楽しく聴かせていただいております。
ケンペの1番は昔からLPでよく聴いておりました。ベルリンフィルの音もお気に入りで、おっしゃる通り柔軟な音の集合体だと…。カラヤンとは別口の。
しかし、この3番の最終楽章で眠くなるとはいかがなものか!このシンフォニーの白眉ともいうべき楽章を眠いとは!(お許しください、偉そうに)
私は4番が好きで(ちょっと変わった性格かも…)葬式にはこれを…と女房には申し伝えてあるのですが、その次に3番です。むつかしい曲でいろいろですが、多分指揮者も振りにくいとは思いますが、やはりそれなりのオケでないといけないのでしょうね。
- 2018-11-14:yk
- 私(個人)にとっては、ショルティと言う指揮者の評価は難しい問題ですが、フルトヴェングラーは1952年のある手紙で、コウ評価しています・・・
<・・・とにかく、あの人は骨のある人で、自分の芸術に対しても真摯な態度を貫いており、効果だの立身出世しか眼中に無い芸術家ではありません。今日のような状況では、それだけですでに立派なものです!>
他人に厳しい(自分に甘い?)フルトヴェングラーにしては随分高い評価ですが、こう言う50年代のショルティの演奏を聴くと解る様な気もします。それに、録音”効果”の技術革新のこの時代に、ショルティのような指揮者が現れたことは、録音技術の”黄金の50年(60年)”を築く上でも幸運であったとも納得しますね。
- 2018-11-09:hs9585
- どんなに通俗と思われている曲にも、ここまで残り続けている理由というのは「ちゃんと」あるものです。しかし、それを理解するためには、「ちゃんと」演奏される必要があるのだ、ということもまた、痛感せざるを得ませんでした。
それにしても、何たる余裕と悠然たる懐の深さ。これを「巨匠の芸」と呼ばずして何と言えばよいか。。。
思えば、小学校の音楽の時間以来、半世紀を経て、ようやくこの曲を「ちゃんと聴いた」気がします。
このところ、ヌヴーの小品といい、管理人さんの「だまされたと思って」に今のところ、ハズレはないようです。先ほども、同じ指揮者のロンドンデリーの歌を聴いて、不覚にも目頭が濡れておりました(笑)。
これからも楽しみにしております。
- 2018-11-03:こうこ
- いつも管理人様の丁寧なご説明、勉強になってます。今回初めてフラグスタートの存在を知りました。最晩年の歌声だったとは到底信じられません。聞くだけでほっこりと、優しくなれるような気分になります。勝手ながら、冬の煉瓦造りの家の中、暖炉が燃えていて家族が夕食後の団欒を楽しんでいるようなイメージです。
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[2024-11-24]
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アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)