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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- シゲティーとセルのベートーヴェンの協奏曲を聴いて、いいじゃないかと思いました。シゲティーのテクニックは いまいちと書かれていたので、良いと思ったのは曲がいいからかなとおもい、同曲のほかの演奏も聴きました。曲は良いですが、演奏も録音もそれぞれでした。その中で、感動したのは、この1934年のSPの復刻版です。PCでストリーミングしているだけの再生環境ですが、いいですね。
SPの復刻版は、以前、自動車を運転していてラジオからトスカニーニのブラームスの交響曲1番に度肝を抜かれました。車のFMラジオですから音はいまいちですが、調べてCDを買いました。トスカニーニの合衆国デビューの演奏会のラジオ実況録音だったと記憶します。SPの時代の気魄のようなものを感じました。
- 2022-07-08:コタロー
- ショパンのピアノ協奏曲というと、もっぱら「第1番」を聴いてきました。
しかし、このサイトのおかげで様々な「第2番」に接する機会が増えていくと、最近ではむしろ「第2番」に心惹かれるようになったのです。
確かに、「第1番」は大向うを唸らせる華麗さにあふれていると思います。しかし「第2番」は性格が控え目ですが、じっくり味わって飽きの来ない独特な風合いを感じます。
そういえば、コルトーのショパンは、従来から「歴史的名盤」と呼ばれてきたのですね。
確かに、90年近く前の演奏でありながら、聴きづらさはまったく感じませんでした。これはかけがえのない、後世まで遺していきたい名演ですね。
- 2022-07-07:コタロー
- エルガーの作品といえば、まず思いつくのが「威風堂々第1番」、「エニグマ変奏曲」でしょうか(「威風堂々」は「第5番」までありますが、「第2番」以降はまさに「二番煎じ」扱いというのが現実ですね)。
彼の交響曲は初耳です。ましてエルガーの自作自演ということになると真剣に向き合う必要があると思い、聴いてみたのです。しかし、彼独特の「粘着質」な音楽に、どうにもたまらなくなって、エルガーには大変失礼ながら、再生を断念してしまいました。
ここは長い目でみて、「宿題」という形で残していくのが、賢い選択かと思っております。
- 2022-07-05:コタロー
- この曲は、当時の一般的なピアノ協奏曲に比べて規模が大きいですね。演奏時間は優に30分を超えるもので、その時代としては破格の長大さです。
ノヴァエスの演奏は気負いのないさわやかさを感じさせるもので、あっという間に聴き進むことができます。指揮ぶりについても同じような流れの良さが印象的でした。
いい意味で協奏曲の醍醐味を満足させる素晴らしい演奏です。
- 2022-07-04:yk
- モーツアルトだけが書くことの出来た音楽ですね。
モーツアルトにはヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲も弦楽四重奏もある訳ですが、前者にチェロを足し後者からヴァイオリン一丁を引いた微妙(中途半端?)な構成だけが可能な唯一の世界をモーツアルトは見事に探り当てています。
この緊密な構成の室内楽に”ディベルティメント”と言う自由な形式を与えたのもモーツアルトの天才の証です。
これだけ天衣無縫・融通無碍の曲なので演奏には様々なアプローチが可能なのだと思いますが、中でもパスキエ・トリオの演奏はこの曲の一つの側面を語る上で欠くことの出来ない演奏だと思います。
回アップされた1951年のLP復刻はとても良い状態でパスキエの気力充実の演奏がよく捉えられていて私も改めて楽しんで聞かせていただきました(最終楽章に少し事故がある様なのが残念です)。
- 2022-06-30:Griddlebone
- アップありがとうございます。
この演奏は確か吉田秀和さんが著作「一枚のレコード」で好意的に触れられていましたね。
私には演奏の重い軽いはわかりませんが、金管楽器が吹きすぎているように感じます。このころのウィーンフィルのトランペット、トロンボーン弱奏はとても美しいのですが強い音はあまり上手ではないように感じてしまいます。録音の加減もあるのでしょうか。
「メータのブルックナーなど聴くほうがわるい、知らなかったとは言ってほしくない」「あの顔を見れば、およそどのような指揮をする人であるかは一目瞭然」
この文章は昔読んで驚いて調べてみたのですが、メータのブルックナーの録音は多くはないですね。メータのブルックナーがどういう演奏なのか論じれる人は少なかったのではないでしょうか。
私は1972年ころでしょうか、たまたまメータ指揮ロスフィルの来日公演で「ロマンティック」を確か神戸で聞きましたが、金管楽器がこの演奏と逆におとなしすぎて不満だったのを覚えています。
顔で演奏が一目瞭然なんて…
こんなこと音楽評論家が言っていいのでしょうかね(笑)
- 2022-06-30:さとる
- >歌えるところを見つけ出せば、その全てを存分に美しく歌わせるブルックナーであり、それを、ある意味ではではブルックナー作品の中でも特別な意味を持つ9番という作品に適用した「恐いもの知らず」が凄いのです。
メータはウィーンの音楽家なのですよね。
晩年は同級生の子供達。
働き盛りの時は同級生。
若手の時のウィーン・フィルは先生ばかりで怖かったとかw
- 2022-06-30:コタロー
- メータ若かりし頃のブルックナー、それも「交響曲第9番」とは野心的ですね。でも、ここでのメータは、まるで子供が明日の遠足をのことを考えて、いそいそとしているといった風情が感じられますね。そんなたたずまいが、コアなブルックナー・マニアからひんしゅくを買ったのでしょうか。
しかし、こんな聴きやすいブルックナーは珍しいですね。その意味で、この演奏をこのサイトで取り上げてくださってありがとうございます。
宇野功芳氏は、大学生のころ傾注していた時期がありました。そもそも、彼とはレコードジャケットの解説などで知りました。彼が、とあるレコードの解説の中で「戦前のウィーン・フィルは素晴らしかったのだ。」などと言うので、明治時代に育った方だと思いこんでいました。ところが、何と、昭和5(1930)年のお生まれだったと知った時はちょっとびっくりしました。
さらに驚いたのは、宇野氏が若い頃、長いこと肺病を患っていたなかで、彼が憧れていたブルーノ・ワルターと文通していたのです。また後年、朝比奈隆やリリー・クラウスなどと交流を深めました。他にマタチッチやピアニストのハイドシェックなどの逸材を発掘したのも彼の功績でした。
以上、宇野氏の「功」について長々と述べてみました。もちろん、「罪」の部分もありましたが、ここではあえて触れないでおきます。
- 2022-06-29:コタロー
- 私が若い頃初めて聴いた20世紀の著名なクラシック音楽は、この作品だったのです。それはライナー指揮シカゴ交響楽団の廉価版でした。全曲を聴いてみて、創意にあふれた素晴らしい曲だと思いました。
ちなみにアンチェルの演奏は、まるで彼とその家族が戦時中に受けた酷い仕打ちを連想させます。それを念頭に置いて聴くと、何ともやるせない気持ちになりますね。
- 2022-06-25:コタロー
- この曲にはセルの名盤もありますが、ハイフェッツの甘さ控えめで達者な演奏はみごとなものですね。ただ、この作品の「肝」と言える第2楽章では、セルの方が音楽の感情移入の点で勝っていると思います。
- 2022-06-24:コタロー
- この交響曲は、思いのほか冗長性が高くなく、聴きやすいですね。ケルテスの瑞々しい感性がおおいに発揮されています。気分が沈んでいる時には心を癒してくれます。
(蛇足)半世紀くらい前にはドヴォルザークの交響曲第8番は「イギリス」と呼ばれることがありました。例えば、あのジョージ・セルの最後のレコーディングは音楽雑誌の広告にはしっかり「イギリス」と記載されていました。しかしこれは、この作品がたまたまイギリスの出版社でなされたという理由でしかないのです。
- 2022-06-22:さとる
- 毎日楽しませてもらっています。
しかしカザルス・トリオがアップされていないとは、私も気がつかなかったですw
以前、大井浩明さんのレーガーのコンサートに行く前に何か聴こうと思ったら、「あれ?レーガーは一曲も無い?」と思いました。
まだ無いですよね?
レーガーもお願いします(^^)
- 2022-06-22:sadaohata
- 小学校の時、両親が掛け時計を購入した折、時計店でサンプルレコードとして受けとったとき収録されていったのが,このロマンスでした。
- 2022-06-21:コタロー
- この演奏、70年代初頭にエンジェルの廉価盤として売り出されていました。私は指揮者の名前(ガリエラ)に興味がありましたが、結局この盤を購入しませんでした。
しかし、このサイトで実際に聴いてみると、なかなかよい演奏じゃないですか!
こうなると、当時のレコードを買っておけばよかったですね。
でも、今はこのサイトを使えば、いつでも聴くことができます。便利な世の中になったものですね!
- 2022-06-19:secondhand lion
- モーツァルトの後期のピアノ協奏曲は特に好きでかなりの録音を聴いていますが、その中でも最上級の演奏と感じられました。古い音源でこれまでつい聴かずにいたことが勿体なく思われました。
ギーゼキングのピアノも勿論素晴らしいのですが、カラヤンの指揮の上手さはいつの時代も格別ですね。リスナーの評価が未だにその演奏スタイルの好き嫌いにより大きく分かれますが、指揮の上手さは認められるべきだと思います。その曲に対するイメージがしっかりと築かれ、それを一分の曖昧さもなくオケに徹底させている。また、ソリストともしっかり”協奏”しています。俺に従うか否かと二者択一を迫るが如き巨匠とは一味違い楽しく安心して聴けます。
- 2022-06-18:ジェネシス
- 小沢がラヴィニアからトロント⇒サンフランシスコ時代だったと思います。
アメリカのオーケストラとは?と聞かれて「ハリー.ジェームス楽団の前にストリングスを配したような」と語っていました。蓋し慧眼であり名言でしょうね。
カウント.ベイシーやデューク.エリントンにストリングスを被せようなんて誰も考えない、ハリー.ジェームスである事がキモなんでしょう。父スラトキンが率いていたハリウッドボール管弦楽団のイメージが付いて回る、それを払拭しようと手兵を締め上げて享楽的響きを敢えて拝したのがセルとライナーだったのかなあ?。
そのセルやライナー、パレー、スタインバーク、ゴルシュマン、10年.15年以上レジームを過ごすと皆、アンド.ヒズ.オーケストラと呼ばれていました。
で、30年率いたボストン響がオザワ.アンド.ヒズと呼ばれる機会が少なかったのは何故なんでしょうかね?。
- 2022-06-18:コタロー
- 私は、大人になってから初めて「第1番」と「第2番」のCDを購入しました。それはベルリンフィルのメンバーからなる演奏で、整然として流れのよい音楽でした。
この2曲を聴き比べると、断然「第1番」が優れた演奏だと思いました。若きブラームスのはち切れたロマンに魅了されたのです。それに比べて「第2番」は、どうも予定調和的でいまいちな感じがしました。、
アマデウスの演奏はまさにこの曲の魅力を目一杯愉しむことができて素敵です。
とりわけ、第2楽章の若き情熱のほとばしりがいいですね。
- 2022-06-16:コタロー
- シューベルトの初期の交響曲で真っ先に聴いたのが、この「第3番」でした。
確か、1968年ころのNHKテレビで放送された番組を録音したのだと記憶しています。
随所にわたってシューベルトのオリジナリティが発揮されていて、興味深かったです。
ベイヌムの演奏も快く聴けるもので、さわやかでいいですね。
- 2022-06-15:yk
- 嬉しいですね・・・ここでハンニカイネンに出会えるようになるとは!
ハンニカイネンはフィンランドの音楽一家に生まれた人ですがタウノは米国、英国、ソヴィエト、そして無論母国フィンランドで演奏活動をした人でした。
ハンニカイネンは結局メジャーに取り上げられる人ではありませんでしたが、ともすれば洗練された近代的シンフォニストとしての側面が強調されることの多いシベリウスのフィンランド民族楽派としての土着的な側面を表現した指揮者でした・・・オーケストラの音を磨きあげる、と言った点には無頓着と言うか鈍感とも言えますが・・・^_^;;。
彼の録音は多くありませんが、交響曲2,4,5番の他幾つかの交響詩など皆独特の荒々しさがあって私にはどれも魅力的です。
- 2022-06-15:コタロー
- 件名のレイティングの数がちょうど5000回となりました。おめでとうございます!
これは、大変な時間と労力を必要とする偉業だと思います。
また、ハンニカイネンのシベリウス「交響曲第2番」の演奏は、ワイルドさと歌にあふれた素晴らしいものです。
このような貴重な音源をアップしていただき、ありがとうございました。
- 2022-06-13:東丈
- この演奏はカセットに録音してあったもので、「イタリア」の中で最も気に入っているものでした。残念ながら経年劣化で聴くに耐えない音質になってしまい、入手方法を模索しているところでした。とてもうれしいです。ありがとうございました。
- 2022-06-13:ジェネシス
- ある時期にN響が招聘した指揮者たちに、比較的メジャーなソリストの伴奏を比較的メジャーなレーベルに入れていたり、初来日オケの2番手指揮者だった人達が居たと思います。
これが呼んでみたら大当たりでその後名誉指揮者になったりした、ワルベルク、ライトナー、ブロムシュテット、そしてマタチッチ。職人的手腕もさること乍らN響の相性と対応力も作用したんでしょうね。
特にワルベルクは、バイエルン放送響じゃなくてミュンヘン放送管だったからレコ芸も推薦しにくかったんでしょう。
- 2022-06-12:toshi
- コンクールについては、どうしても日本では何事も「1番」をとることだけが素晴らしく、目標とする風潮が強いのでその弊害も大きいと思います。
若い音楽家にとっては、一夜にして有名になり、演奏家としてのキャリアを短期間で築くことをできるので、どうしてもコンクール優先主義になることは十分理解できるのですが。
でも、チョン・キョン・ファ、ポゴレリッチなどの事件やクライバーンの人生を思うと、コンクールの功罪については聴く側も考えないといけないですね。
逆にコンクールに入賞歴のないグリュミオーがあれだけの大ヴァイオリニストになったことを考えても、コンクールという存在には考えさせられるものがあります。
私の先輩の娘さんが、コンクールを受けまくっているのを知っているので、どう捉えれば良いのか微妙です・・・
- 2022-06-12:joshua
- カールフレッシュ門下のElizabeth Lockhart当時伴奏者フィストゥラーリの奥さんだった人です。
どうやら、この録音の10数年前、パリコンセルヴァトワールを振って同曲を弾いていたのが、エリザベスだったらしいのです。EMIから1950年代出たそうですが、音源は見つけられませんでした。
エピソードばかりで申し訳ありませんが、この女性こそ200年に一度の天才ヴァイオリニストjoseph Hassidが失恋し30を前に早世するきっかけとなった女性だったようです。
フィストゥーラリが聞きたくなって調べているうちに、この人がウクライナの人であり(イギリスに帰化)、このミルシテインもそう。小麦の大生産地、豊饒な大地から素晴らしい音楽的才能も生まれるんでしょうか。
フィストゥーラリは、マーラーの次女で彫刻家のアンナと別れ、このロックハート女史に文字通りハートをロックされることになったのでした。女史は1988に先立ち、フィストゥーラリはその後米寿まで長生しました。
曲自体は、1度しか聞かなかったことを白状します。
演奏はいいですが、実は好きになれない曲なのです。
- 2022-06-12:コタロー
- 懐かしい演奏ですね。「イタリア」のファーストコンタクトがこれだったのです。
それも、17?LPで、1・2楽章がA面に、3・4楽章がB面に入っているというシロモノでした(相当な詰め込みカッティングですね)。
久しぶりに聴いてみて、なかなかに品のある演奏です。
指揮者の個性を聴かせる言うより、曲本来の魅力を素朴に感じさせる演奏といえます。
アップしていただき、ありがとうございました!
- 2022-06-11:むなけん
- ワルベルクは初めて生のオーケストラ(N響)を聴いた時の指揮者でした。小学6年か中学1年の時です。
その演奏会のすぐ後に買ったレコードが、この「イタリア」でした。とても聴きやすい演奏だったのですが、その後、生意気にも「何でこんな二流指揮者の、無名オーケストラの演奏を買ったのだろう」と思うようになってしまいました。
それから40年以上たち、「やっぱりいい演奏だった、自分の「イタリア」の出発点はこの演奏だった」と思うようになりました。演奏アップありがとうございました。
なお、このオーケストラの実体は、ロンドンフィルらしいです。
- 2022-06-11:toshi
- ワルベルクが振っていたオケを田舎オケという言い方は如何なものですかね。ドイツ自体が大都市が少なく、田舎でもSランクオケがあるし、主要な都市には必ず歌劇場がある国。
日本と違い、ドイツで指揮者としてやっていくにはオペラは振れないと無理でしょう。ワルベルクが振っていたオケは基本Aランクのオケなので、日本では有名ではなくても、レベルは高いです。
NHK交響楽団で長らくオーボエを吹いておられた茂木さんが著書で、ドイツの地方オケの実情を書かれています。
特に管楽器は狭き門で、オーディションでことごとく落とされたとか。
ワルベルクは職人的な指揮者というイメージが強いです。
- 2022-06-07:望月 岳志
- まったくのトリビアで恐縮です。
ピアニストのニコル・アンリオですが、この録音と同じ年1958年にジャン・ジャック・シュヴァイツァー Jean-Jacques Schweitzer (1920?1993)なる男性と結婚し、それ以来ニコル・アンリオ=シュバイツァーと名乗るようになりました(LPジャケット写真)。
結婚相手のシュバイツーア氏は、シャルル・ミュンシュの姉エンマ(1886-1985)の息子ですので、ニコル・アンリオはミュンシュの義理の姪となりました。
ちなみに、ミュンシュの姉エンマの結婚相手(ジャン・ジャックの父)は、あのアルベルト・シュヴァイツァー博士の弟であるパウル・シュヴァイツァーなる人物だそうです。
- 2022-06-05:笑枝
- 晴れやかそのもの、気持ちが晴ればれしてきますね。
ウォークマン出たころ、LP からカセットにダビングしてテープすりきれるほど聴きました。
Yung 様の言われるように、これだけの名人聞いたら、他のホルン奏者が気の毒になります。
トスカニーニが指揮したフィルハーモニアのブラームス第一番。
プレインが第一ホルンです。
第4楽章。
長いイントロの終り、重く垂れ込めた雲間をさくようにプレインの第一ホルンが主題を吹きはじめる。あの晴れやかさ。溌剌として力強く。
忘れられません。
今もってこれを越える演奏には出会えないです。
プレインのホルン、流麗でいて、しかも、ホルンの持つのどかさ、野趣にも欠けていない。
バロック時代のノンバルブのホルンを思わせる抜けの良い音をプレインは聴かせてくれています。
どうしたら、近代ホルンであの音を聴かせられるのでしょうね。
プレインの前にプレインなし、プレインの後にプレインなし、です。
- 2022-06-02:望月 岳志
- カークパトリックによるクラヴィコードでの平均律クラーヴィア曲集という貴重な録音をとても楽しんで聴かせていただきました。
高音域は幾分雅な風情ですが、全体的に質朴というか、特に低音域の洗練されきっていない音色が、独特の魅力を醸し出しているような気がします。それゆえか逆に均質化されていないこのような音色が声部の独立性を際立たせる効果もあるやに感じました。
チェンバロやピアノによる洗練された演奏に馴れた耳にとってはいい刺激になりました。(なお、ピッチはモダンピッチのようですね。間違っていたらすみません。)
なかでは、5番ニ長調 BWV 850 と 6番ニ短調 BWV 851 が気に入りました。続きのアップも楽しみにしています。
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[2024-11-24]
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調, Op.98(Brahms:Symphony No.4 in E minor, Op.98)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)
[2024-11-21]
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調, Op.11(Chopin:Piano Concerto No.1, Op.11)
(P)エドワード・キレニ:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1941年12月6日録音((P)Edword Kilenyi:(Con)Dimitris Mitropoulos Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on December 6, 1941)
[2024-11-19]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(Brahms:Violin Concerto in D major. Op.77)
(Vn)ジネット・ヌヴー:イサイ・ドヴローウェン指揮 フィルハーモニア管弦楽 1946年録音(Ginette Neveu:(Con)Issay Dobrowen Philharmonia Orchestra Recorded on 1946)
[2024-11-17]
フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調(Franck:Sonata for Violin and Piano in A major)
(Vn)ミッシャ・エルマン:(P)ジョセフ・シーガー 1955年録音(Mischa Elman:Joseph Seger Recorded on 1955)
[2024-11-15]
モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番「狩」 変ロ長調 K.458(Mozart:String Quartet No.17 in B-flat major, K.458 "Hunt")
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
[2024-11-13]
ショパン:「華麗なる大円舞曲」 変ホ長調, Op.18&3つの華麗なるワルツ(第2番~第4番.Op.34(Chopin:Waltzes No.1 In E-Flat, Op.18&Waltzes, Op.34)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1953年発行(Guiomar Novaes:Published in 1953)
[2024-11-11]
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調, Op.53(Dvorak:Violin Concerto in A minor, Op.53)
(Vn)アイザック・スターン:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1951年3月4日録音(Isaac Stern:(Con)Dimitris Mitropoulos The New York Philharmonic Orchestra Recorded on March 4, 1951)
[2024-11-09]
ワーグナー:「神々の黄昏」夜明けとジークフリートの旅立ち&ジークフリートの葬送(Wagner:Dawn And Siegfried's Rhine Journey&Siegfried's Funeral Music From "Die Gotterdammerung")
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ロイヤル・フィルハーモニ管弦楽団 1955年4月録音(Artur Rodzinski:Royal Philharmonic Orchestra Recorded on April, 1955)
[2024-11-07]
ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58(Beethoven:Piano Concerto No.4, Op.58)
(P)クララ・ハスキル:カルロ・ゼッキ指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1947年6月録音(Clara Haskil:(Con)Carlo Zecchi London Philharmonic Orchestra Recorded om June, 1947)
[2024-11-04]
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調, Op.90(Brahms:Symphony No.3 in F major, Op.90)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)