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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- 録音もいいです。この名演がデッカで残されたことには感謝。ハープが適正レベルで入り、ブラスの咆哮、弦の豊穣、打の存在感、素晴らしい。
- 2022-08-23:藤原正樹
- 結局は4と8だけだったのが残念。
実演で接したら、迫力あるし、感動するんだと思います。ただ、商品として繰り返し聴くレコードとなると、企画会議に出てもペンディングにされたか。
加速する部分がやや一本調子だし、金管楽器が元気よすぎる嫌いはないではない(でもこれってアメリカ人好みじゃない?)とはいえ、当時のRCAにはモントゥーでベートーヴェン全集を作ろ
うと考える人はいなかったのでしょうね。いたら、まあ、RCAの社内ではフランク・キャプラかビリー・ワイルダーの喜劇映画みたいなコメディが繰り広げられたか。星は7つ。
- 2022-08-19:joshua
- ほんの少しですが、夏から秋に変わるのが感じられだしました。このブラ1、第4楽章、一気呵成に聴いてしまいました。スイスロマンドも一般的評判より上手く聞こえました。
私の知っているシューリヒトブラ1は、彼の晩年、60年代シュトゥットガルト放送響のものですが、甲乙つけがたいですね。
最後まで戦い続ける「老いたるチャンピオン」の覇気、という説明文のフレーズが思い出される晩年らしからぬ演奏をもう一度聞きたくなってきました。
そう、演奏によっては晩夏の今、地上平野部でもブラームスが聴くに堪えるのでしょう。
- 2022-08-18:笑枝
- いい演奏ですね。
セルといい、ドルイアンといい、なんと間がいいんでしょう!
第二楽章のメヌエットの部分、さらっと弾いているのに、ビートが利いていて、哀愁ただよってる。何度聴いても、思わずホロリとさせられます。
- 2022-08-17:マコト君
- 初めまして。私はいまだにパッケージソフト派で、ディスクを収集に苦しむ(?)クラシック愛好家です。本サイトの充実ぶりと管理人様の見識には深い敬意を覚えよく拝見させていただいております。
私は「軽い」シューリヒトが大のお気に入りで、管理人様の彼に対するご意見は興味深く拝読しております。
ところで、私は1942年のシューリヒトのこの曲の録音として、St$(D+#dtische Orchester Berlinとの演奏を愛聴してきました。同年にベルリン・フィルとの演奏があったとは知りませんでした(同年に同じ曲を吹き込むというのは精力的ですね!)。ご紹介ありがとうございます。おそらくSP音源と思われますが、音源の情報を教えていただけるとありがたいです。
なお、St$(D+#dtische Orchester Berlinとの同曲のSP盤はPolydor68139/43です。
- 2022-08-17:笑枝
- 第三楽章・メヌエット、カセットにダビングしてよく聞きました。
トリオからメヌエットに戻るところが、何度聴いても、いいです。
レコード録音の話題になりますが、小生最初に買ったLP がベームのハフナーとプラハでした。たしか、プラハだったと覚えてますが、最終楽章、おいしいピークの部分で、つなぎがハッキリわかるお粗末な編集でがっかりしました。
カラヤンの《英雄》交響曲でも苦い思いをさせられ、好きでもアンチでもなかったのですが、ドイツグラモフォンの仕事の姿勢、カラヤンの仕事の姿勢がいっぺんに嫌いになりました。
一楽章、四楽章に不自然極まりない、音響の増減がありました。
オケの現場の増減ではない、ということが、クラシック初心者の小生でも分かりました。
録音スタジオのイコライジング、ボリュームコントロールをいじってるんですですね。
ベルリンフィルの二度目のべートヴェン全集。レコードセールスにあぐらかき、レコードファンをあなどる仕事ぶりにあきれて、以来、カラヤンは聴かなくなりました。
- 2022-08-17:藤原正樹
- 「男は黙ってシベリウス」というべき名演。木管楽器の切実さ、金管楽器の必要にして十分な咆哮、ティンパニの激しさ、8点。
- 2022-08-15:浅野修
- 皆さん、すみません。
自分で検証をお願いしておいて、自分で回答することになり大変申し訳ございません。
ジョージ・セル談話室にもスレさせて頂いたところ、tomari様ほか沢山の方からレスが有り、私が見たDiscogsのHPの記載の
「レーベル:CBS ? S 77242、
2 x レコード, LP, Album」
国: Germany
リリース済み: 1967年」
1967年リリースは間違いのようでした。
このオリジナル・アナログ・マスターの外箱写真(タワーレコード、ハイブリッドSACD,SICC10270~2のブックレット)に、1968年1月22日記載が有ります。また、同ブックレットに西村弘治氏解説で、40番単独では発売されず、アメリカでは1971年1月にほかの交響曲と組み合わせた2枚組LPとして登場した(MG 30368)。一方日本ではアメリカ盤に先駆けて、1970年8月に39番とのカップリングで1枚物として発売されている(SONC10280)。と記載されています。よって初出は、日本盤追悼レコードとなります。
セルは、このコピーのリピート部分への貼り付けを天国でどう思っていたのでしょうか。
大変お騒がせいたしました。
失礼します。
- 2022-08-12:アドラー
- 1楽章の終わりから1分半くらい?戻ったところから始まるピアノソロだけの部分、ここはYou tubeで他の現代のピアニストが演奏しているのを見ると、ここに特に気持ちを込めようとしているのがよく分かる部分だと思います。あれだけ込めようとしているのを見ると、込めることが出来る部分の筈だと感じていながら、なかなか込めることが出来ない苦労があるんだろうと思います。プロのピアニストにとって大して技術的な難しさはないと思うのですが。その部分、You tubeで見るグールドは、完全に入り込み、孤独な世界に沈み込んでいて、他を寄せ付けない凄みを感じます。
ここにアップしていただいている演奏はYou tubeの動画ほどではないのが残念ですが、それでも独特の世界を感じさせます。バーンスタインの指揮は粘り気がありますが、この粘り気がないとこのグールドにマッチしないように思えます。いつ聞いても感動させられます。
- 2022-08-12:望月 岳志
- 『ジョージ・セル 音楽の生涯』(マイケル・チャーリー著、伊藤氏貴訳)のp.122では、
「愛国的な休日に鑑みて・・・」とありました。(・・・の部分には原著に混乱があったようで、コンサートのスタートがスーザの「星条旗よ永遠に」となっています。)
当日7月4日はUSAの独立記念日の祝日ですので、その日に開催されるコンサートでは国歌やそれにちなんだ曲が演奏される習慣なのかどうか分かりませんが、チャーリー氏の考えでは「独立記念日に鑑みて」冒頭が国歌、アンコールがスーザの「星条旗よ永遠に」だったようです。
ちなみに探してみたところ、ボストンポップスの1978年7月4日(https://youtu.be/l7hMTZ-GhUg?t=4865 )では、最後にスーザの「星条旗よ永遠に」が演奏されています。
独立記念日とは言えコンサートでいきなり国歌というのは、戦時下ということもあったのかも知れないですね。
- 2022-08-09:浅野修
- 相変わらずセルの大ファンを続けております。
この度、1967年録音の40番の第3楽章のトリオの冒頭箇所で、一つのテイクがコピーされ、リピート部分に使用されていることが分かりました。
よって、初リリースがセルの存命中の1967年ドイツで発売で良いかが重要になって来ました。
yung様、1967年初出で間違いないでしょうか。
もし、セル存命中でセルが知らないところで勝手に行われたとしたら、もちろん亡くなった後でもですが、レコード芸術の大問題と思います。
このコピーによる繰返しは私の知る限り、セルの死後追悼盤としての日本盤LP SONC10280、1995年 SRCR9844 日本盤のCDまでで、2001年 SRGE751 日本盤SACD以降は繰返しが無くなっております。
なぜ、この様なことが行われたのか、皆さんの検証をお願いします。
- 2022-08-06:大串富史
- 懐かしき名曲とセルとオケの皆様、また管理人様への感謝を最初にお知らせしたく思いました。
懐かしきというのは中学校に入学し最初に吹かされたのがこの曲(の第4楽章)だったからです。セルの演奏はアンチェルの演奏より聴きやすく思いました。これはバックグラウンドミュージックとして使いたいという小生のニーズと合致しています。
詳しいことはよく分からないのですが、アンチェルの第3楽章を聴いて、これはちょっと…と思い、セルの第3楽章を聴いて、うんうん、と思ったものの、第4楽章を聴いて、へースコアはそうなのか?と思った次第です。
というのも学生時代にクーベリック版を聴いていた時と弦の響きが明らかに違うので。いやこの演奏ぐらいすんすんとテンポよく進んでくれれば何も言うことはないのですが、正直これほどの違いは前に自分の感覚に合ったバルトークのオーケストラのための協奏曲(これもセル版が好きだったりします)を探していた時以来です。
クラシック音楽を聴くと宿題ばかりがどんどんたまる一方で、時間がいくらあっても足りないように感じます…
- 2022-08-02:toshi
- レナー弦楽四重奏団の演奏を聞くと、気持ちがほっこりします。
古き良き時代の音楽が感じられます。
今のハイテク・カルテットはどれを聞いても同じに聞こえます。
- 2022-08-01:望月 岳志
- 1953年1月12日 ホロヴィッツのアメリカデビュー25周年記念(シルバージュビリー)の「ニューヨークフィルの年金基金コンサート」。カーネギーホールでのライブ録音。コンサート前半は、セル指揮ニューヨークフィルでチャイコフスキーの交響曲第4番が演奏されたそうですね(マイケル・チャーリー『ジョージ・セル 音楽の生涯』p.224)。
セルとニューヨークフィルの録音はBlue Sky Labelでも随分紹介されており、関係が深かったのだろうとは想像していましたが、前述の伝記を読み始め、オーストラリアからアメリカに渡って以来のその関係の深さに驚かされました。当時はミトロプーロスの次の音楽監督にセルがなるのではという噂もあったほどなんですね。
第3楽章でのホロヴィッツの奔馬のような演奏が「とんでも」界隈には格好のネタになったこともありましたが、全曲に渡って自由奔放に美音と超絶技巧を振りまくホロヴィッツと、オーケストラを、ピアノと対話させ、支え、競わせるセルの意外にも「ロマンチックな」演奏は、実に聴きごたえがあります。
そういえば、ホロヴィッツのデビュー50周年(ゴールデンジュビリー)1978年では、やはりニューヨークフィルで、指揮者はユージン・オーマンディ。ラフマニノフの3番でした。
- 2022-07-30:村地優
- まるまる一週間かけて、リスニングルームを遡り、最後?の2003年だったかに行き着きました。以前からもかなりDLしていたので、ハードディスクにいっぱいたまりました。これまでは、ほぼほぼ、MP3データベースからDLして、別のサイトでジャケットの画像を取ってきて、iTuneで貼り付け…。定年退職後もパートでほぼ毎日終日働いており、通勤電車でMPとワイヤレスイヤフォンで聴いています。気に入ったら、同じ曲ばかり。オーディオとレコードで下宿の部屋の半分が埋もれていた時代から、隔世の感があります。
リスニングルームの嬉しいのは、3つ。貴兄の貴重なコメント、見た事の無いジャケット、そしてこのブラームス4番のように、何故かMP3データベースには無い曲と出会えることです。はじめは、「これ、検索でけへんのかい」とかも思いましたが、だんだんとこの「出会い探し」にハマってしまいました。それにしても、たくさん。ブラ4は、youtubeで、レヴァインが1楽章のラスト1分くらいのが出ていて、それが甚く気に入っています。あれ、CDにならないかな。書けばキリがありませんが、このサイトに感謝しています。
- 2022-07-28:Sammy
- 前の方のコメントにある、渡辺暁雄さんは第4番がお好きだった、高く評価されている、というコメントに納得の、素晴らしい演奏と思います。
指揮者、オーケストラとも作品を隅々まで太く明瞭に絶妙なバランスをもって演奏し、くっきりした音像を打ち出すことで、作品の持つ陰影に富む豊かな響きと構成、展開を明らかにしていると思います。特に作品の持つ暗さと痛ましさ、その中にうごめく不屈の姿勢、漆黒に浮かび上がる一筋の光明が、ためらうことなく堂々と打ち出されているように感じました。
正直なところ、これほど素晴らしい作品だと感じたのは、この演奏が初めてではないかと思います。以前からこの作品には恐れを持ちつつ魅了されていたつもりだったのですが、この演奏で初めてこの曲を、腹の底から体感したように思います。
- 2022-07-27:Sammy
- 端正で透明感のある、しかし明瞭で力強く熱い演奏、それを克明にとらえた録音。淡々と、バランスよく、くっきりと描かれているのだけれども、ずっしりとした手ごたえと、不思議と鬼気迫るスケール感があって、聴いていて次第に圧倒されていきました。Yungさんご指摘の終盤は特に圧巻です。この時期の日本でこの水準の演奏とは、改めて恐れ入ります。
- 2022-07-27:tks
- いつも楽しく聴かせて頂いております。先日「クラシック偽作・疑作大全(近藤健児/久保健、青弓社)」という本を読んだところだったので、とてもタイムリーでした。yungさんのおっしゃるようにバッハの真作であろうとなかろうと「バロック時代らしい美しさに溢れ」た音楽を楽しめばよいのですし、これらの作品がバルヒェットの素晴らしい演奏で遺されたことに感謝すべきだと思います。もっとも、このBWV1023はバッハの真作らしいですが。
- 2022-07-27:松本聡
- 「これを一言で表現すれば、アーベントロートという人の中にはフルトヴェングラー的なものとトスカニーニ的なものがなんの矛盾もなく同居していると言うことでしょうか。」
いやはや…アーベントロートが“発掘”されて大々的に喧伝されたときがなつかしく思い出されました。その宇野コウホウ作のキャッチフレーズをYUNG氏が使うとは!
- 2022-07-26:Sammy
- 明瞭な録音、残響の少ないデッドなサウンドの故に、また古いがゆえにクライマックスで割れ気味の音の故に、確かに荒い響きとなっていて、当時のオーケストラの限界がさらけ出されているかもしれません。
しかし、この演奏は隅々まで克明に、適切なバランスを保って、作品の姿を白日の下にさらしながら、全力で挑んでいくように聞こえます。無難な道を行くこともできたのかもしれませんが、むしろここでは限界に挑戦するかのような、開き直ったかのように振り切った、献身的な力強い演奏が屹立し、その荒さと共にではあれ、素手でつかみ取ったかのような新鮮な感触で、聞き手を圧倒するように思えました。
音楽を演奏する喜び、それを聴き手として共有する喜び、この曲を最初に聴いた時の感激。初心を思い起こさせられるようでした。であれば、演奏が荒くても、代えがたい魅力のある新鮮な演奏だと思います。この曲の演奏で、なかなかこういうのには出会えないのではないか、と思います。ぜひご一聴ください。
- 2022-07-24:望月 岳志
- この1957年のハイフェッツ(vn)、プリムローズ(va)、ピアティゴルスキー(vc)の録音は凄いですね。モノーラルですが、三本の弦楽器が音色の違いも明確に捉えられていることもありはっきり分離し、ステレオではないことを忘れてしまいました。
当時はモノとステレオ両方で録音し両方とも発売されることがよくあったそうですので、憶測ですが、ステレオ録音に問題があったか、あるいはこのモノ録音の素晴らしさがステレオ録音の発売を不要とさせたのかも、などと思ったりもします。
ベートーヴェンの弦楽三重奏曲集は、ムター(vn), ジュランナ(va), ロストロポーヴィチ(vc)という20世紀後半の大物演奏家による1988年録音のステレオ録音を聴いてきましたが、目の前で演奏されているかのように聞こえるハイフェッツ達の録音の前には影がいくらか薄くなったように感じました。ハイフェッツ達の演奏は野心に溢れた自信家の若きベートーヴェンの気概が表現されているかのようです。
- 2022-07-20:藤原正樹
- ステレオ録音はやっぱりすごいーー。当時、最初に聞いた人たちはそう思ったに違いありません。ニールやレーマンと比べて段違いの分離の良さ。しかも油の乗り切った感じの奏者たち。
ただ、イギリスふうか、といえばだいぶ違うんですよ。ニールの演奏が貴族や大学学寮の小さなホールを想像させるのに対して、こちらは大ホール。編成は小さいのですが。元々ヘンデルの音楽自体が大大々的な興行の産物という側面もあり朗々と鳴り響くこういう演奏がまるきり場違いともいえないけれど、私は満点は入れませんでした。星は7つ打ったはずです。
- 2022-07-18:コタロー
- かなり以前のことですが、音楽之友社刊行の「未完成」のスコアを購入しました。その末尾には、おまけ(?)として、第3楽章の開始部分の断片が掲載されていたのです。
それは、ロ短調で三拍子のスケルツォだったのです。しかも、第2楽章までの素晴らしい音楽とは打って変わって、楽想が貧弱だと私は感じました。しかも、三拍子の音楽が三つ連続することになって、なにか具合がよくないとシューベルトも思ったことでしょう。あれやこれやで、この交響曲の作曲に行き詰まりを感じたのではないでしょうか。
- 2022-07-17:Sammy
- この二人の名前が並んだラヴェルのイメージがつかめないまま、どんなものだろう、と何の気なしに聴き始めたのですが、瞬時に録音の明瞭さと生々しさ、そして演奏の持つ精密さと透明感、集中力の高さに圧倒されました。
この曲にこんなに完成度の高いアルバムがあったとは、本当に驚いてしまいました。yungさんご指摘の通り、特に第2楽章の至純の響きは比類のないものではないでしょうか。
私もこの作品の持つジャズ的な感覚も好きで、その方向の演奏もまたよいのですが、それとは異なる方向、作品の特徴を純化して精密にみずみずしく表現する方向に徹して高い完成度で仕上げたこの演奏には、ただ感嘆するしかありません。特にこの作品を愛する人には、ぜひご一聴いただきたいです。
- 2022-07-17:笑枝
- ああ、いい曲ですね。堪能しました。
ホルンが実に美しい。
メヌエットのTrio、オーボエがたまらなくいい。
あのタマネギ型のウィンナオーボエならではの鄙びた響き!
(華やかな帝都ウィーン、ひなびたというのもおかしな表現ですが……)
全曲、16分足らずですけど、
聴き終わったあと、余韻をたのしんでます。
小林秀雄『モオツァルト』に、ハイドンを
「大切なものが欠けた、外的な虚飾を平気で楽しんでゐる空虚な音楽家」
と書いてますけど、
この曲、この演奏を聴いたら、小林秀雄、
《これはいい? 前言撤回するよ》って言うんじゃないでしょうか。
- 2022-07-16:joshua
- 夏、蝉が鳴きだすと、
ブラームス、ベートーヴェン、モーツァルトのジュピターでさえも聴くに耐えない季節を感じます。そんな時、この水上の音楽、アメリカのオケで派手に金管を吹き鳴らす、弦は流れよく、が良いのではと思います。
通の聴き手が感想に書いてらっしゃいますが、セル・ロンドンの超名演はさておき、オーマンディは未聴ですし、このスタインバーグもマジメに聴いたのは、今日が初めてです。
セルほど角張ってなくて、流れがよく、各楽器が名人揃い。まことに涼感に満ちた演奏です。
これなら、同時期のクーベリック・ベルリンフィルも及びませんね。ネヴィル・マリナーは70年代に活躍したので、このサイトでは当分聴けないですが、やはり、いいですよ。
ドヴォルザークやチャイコの弦セレにも同じことがいえると思います。フルオケとピリオドの中間ならマリナーですかね。
- 2022-07-15:浅野修
- kinji様
「まさかの第一楽章提示部リピート!」の指摘ありがとうございます。
翌日のスタジオ録音も含めて、このサイトのある他のLIVE録音は全て繰り返しなしです。
どなたかこの繰り返しの意味は、演奏効果は、この時だけなぜ繰り返したのかなどの疑問を解決していただけませんか。
モーツアルトの時代から、反復記号を慣習的に付けたのは繰り返しにより曲を覚えてもらうためだと聞いたことがありますが。
ベートーベン第5交響曲は、繰り返し有りのテイクを、繰り返しを省略してレコード化したらしくてCDになって繰り返し有りに戻したみたいです。
私は、楽器が演奏できませんし、スコアも読めませんので全く解決できません。
ただ、演奏が素晴らしいかどうかで繰り返し云々は関係ないという先輩がいますが、私は気になって仕方がありません。
シューリヒトがモーツアルトを、通常2つに振る所を間違えて4つに振って倍の速さになってしまったと、レコードジャケットに宇野先生が書いていたような事故とも思えません。
答えが知りたいです。
- 2022-07-14:コタロー
- こんなに美しい透明感のあるグリーグのピアノ協奏曲は初めて聴きました。
一般的にこの曲ではピアノのヴィルトゥオーゾを最大に発揮する曲と認識されています。
その点、この演奏は変に色気を求めるのではなく、純粋に音楽として抽出されているのが素晴らしいです。「グリーグのピアノ協奏曲は聴き飽きた」という方には大いに推薦したいと思います。
- 2022-07-13:コタロー
- シュナイダーハンというヴァイオリン奏者の名前は知っていましたが、肝心の演奏は恥ずかしながら、今回が初めてだったと思います。
ベルリン・フィルがフルトヴェングラーのシェフだった時期の骨太で味わいのある演奏は、さすがに立派なものです。つくづくいい時期に録音されたものですね。
- 2022-07-09:コタロー
- これはケンプのモノラル録音ですね。この演奏ではケンプの繊細な響きに魅了されるのですが、それを引き立てているのがケンペン指揮(名前が紛らわしいですね)、ベルリン・フィルによる1953年の伴奏指揮でしょう。当時のベルリンフィルはフルトヴェングラーが存命中だったためか、独特なドイツ魂が随所に感じられて、感銘を与えてくれます。
このコンビによるベートーヴェンのピアノ協奏曲、残りの4曲もぜひ聴いてみたいものですね。
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[2024-11-24]
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調, Op.98(Brahms:Symphony No.4 in E minor, Op.98)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)
[2024-11-21]
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調, Op.11(Chopin:Piano Concerto No.1, Op.11)
(P)エドワード・キレニ:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1941年12月6日録音((P)Edword Kilenyi:(Con)Dimitris Mitropoulos Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on December 6, 1941)
[2024-11-19]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(Brahms:Violin Concerto in D major. Op.77)
(Vn)ジネット・ヌヴー:イサイ・ドヴローウェン指揮 フィルハーモニア管弦楽 1946年録音(Ginette Neveu:(Con)Issay Dobrowen Philharmonia Orchestra Recorded on 1946)
[2024-11-17]
フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調(Franck:Sonata for Violin and Piano in A major)
(Vn)ミッシャ・エルマン:(P)ジョセフ・シーガー 1955年録音(Mischa Elman:Joseph Seger Recorded on 1955)
[2024-11-15]
モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番「狩」 変ロ長調 K.458(Mozart:String Quartet No.17 in B-flat major, K.458 "Hunt")
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
[2024-11-13]
ショパン:「華麗なる大円舞曲」 変ホ長調, Op.18&3つの華麗なるワルツ(第2番~第4番.Op.34(Chopin:Waltzes No.1 In E-Flat, Op.18&Waltzes, Op.34)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1953年発行(Guiomar Novaes:Published in 1953)
[2024-11-11]
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調, Op.53(Dvorak:Violin Concerto in A minor, Op.53)
(Vn)アイザック・スターン:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1951年3月4日録音(Isaac Stern:(Con)Dimitris Mitropoulos The New York Philharmonic Orchestra Recorded on March 4, 1951)
[2024-11-09]
ワーグナー:「神々の黄昏」夜明けとジークフリートの旅立ち&ジークフリートの葬送(Wagner:Dawn And Siegfried's Rhine Journey&Siegfried's Funeral Music From "Die Gotterdammerung")
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ロイヤル・フィルハーモニ管弦楽団 1955年4月録音(Artur Rodzinski:Royal Philharmonic Orchestra Recorded on April, 1955)
[2024-11-07]
ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58(Beethoven:Piano Concerto No.4, Op.58)
(P)クララ・ハスキル:カルロ・ゼッキ指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1947年6月録音(Clara Haskil:(Con)Carlo Zecchi London Philharmonic Orchestra Recorded om June, 1947)
[2024-11-04]
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調, Op.90(Brahms:Symphony No.3 in F major, Op.90)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)