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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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次のページ- 2008-06-04:クラ☆おた
- スコットランドといえば・・・セルティックの中村俊輔さんとか、バグパイプ〜とかそういうイメージがあるんですが、この曲は標題こそ「スコットランド」となっていますがケルトっぽいところはごく一部で、大半はやっぱり“メンデルスゾーン”デスね。
メンデルスゾーンのらしさが良く出ててイイと思いマス。
- 2008-06-03:クラ☆おた
- 最近、ピアノのテストだ、修学旅行だ、中間テストだなんだで、ぜんぜん書き込みも音楽をゆっくりと楽しむこともできませんでした・・・・・・。
でも、久しぶりに聴くと「やっぱり、クラシックってイイナ・・・。」とつくずく思いマシタ。
で、この偉大な(だと、いわれている。)マエストロ・カラヤンですが、この人、あまり好きなタイプじゃないンです。が、カラヤンの「くるみ割り人形」ってケッコウいいデスね。(カラヤンってメルヘンの国の住人なんでしょうネ。きっと。)
よく、カラヤンはMozartがいい。なんて言われてますケドあれってどうなんですかネ・・・。
あんまりいいと思わないンですけど。
<ユング君の余計なコメント>
「よく、カラヤンはMozartがいい。なんて言われてますケド・・・」
うーん、こういう評価が最近は広まっているのでしょうか?私が若い頃は、どんなカラヤンファンでも、バッハとモーツァルトだけは願い下げにしたいというのが一般的だったものですから、ちょっと驚いてしまいました。
- 2008-06-01:深刻男もたまにはいい
- なかなか聞かせる演奏で、音もききやすいです。
配役は、どうなってるのでしょうか?レオノーレ役(だと思うのですが)が、すごく良く伸びる声で、聞きほれました。誰の声なんでしょう?YUNGさん、よかったら教えていただけませんか?
<ユング君の追記>
ヘレン・ウェルス(レオノーレ)
ペーター・アンダース(フロレスタン)
ヨーゼフ・メッテルニヒ(ドン・ピッツァロ)
ゴットロープ・フリック(ロッコ)
リザ・オットー(マルツェリーネ)
カール・ワイザー(ヤキーノ)
リュボミール・パンチェフ(ドン・フェルナンド)、他
- 2008-06-01:あつこ
- 曲きいていて思ったんですが最後のほう間違ってましたね。子どもとわらってしまいました
- 2008-06-01:セル好き
- テンポなどは全編上演時のように(客は本編を待っているから的に)速めで一聴して音も薄めであっさりとおもいきや、よく聴けばしっかりと完璧に彫啄が施されているという超絶アンサンブル。
あっけらかんとワーグナーを突き放しているようなところが痛快である。
- 2008-05-29:ふぁびあん
- いつも素晴らしい音の芸術を有難うございます。
今夜はセル(P)シゲティ(Vn)でVnソナタを堪能し、今モイーズのト長調協奏曲を聴き終えたところです。良いやら良くないやら言うのが恥ずかしいし、まったくアホラシイ。
音符の一つ一つの方向性に「意味」を感じるというより「何を演りたいか」を「常に」感じます。彼らのライヴはどんなふうだったのでしょうか?
一つ一つを大切にする職人的芸術表現が、一流といわれる人たちにおいては「あたりまえ」だった時代なんでしょうね。
翻って今や、一流が「糞の垂れ流し」ほどいますねえ<失礼!>。
言い換えれば「吐いて棄てるほど」おられますが、喜ぶべきか悲しむべきか、「芸術」という言葉が先行するときには、こりゃまぁ困ったもんですねえ。
ユングさんのところで聴ける高貴な音芸術は「選ばれた人たち」のみが表出できるエネルギーなんでしょうねえ。
嫌な表現だけど「選ばれた人々」は絶対存在した、のですね。
このセルのピアノ演奏のなんと「当たり前」なことでしょう!恐れ入りました。
- 2008-05-25:mimi
- いつもながら、yung様の慧眼に脱帽。 グールドというと多くの奇行と彼がバイブルのように持ち歩いていた漱石の「草枕」が思い出されますね。
「則天去私」。神を捨てることでむしろ神にうんと近づいてしまった感があります。まあ、無心論者というのは有心論者ですがね。彼はむしろ禅僧めいていますが。
クールな演奏って好きです。情熱的な演奏っていうのは、あれは自己完結して聴衆のことを考えていませんね。
でも、それができるのは中年以降ですか・・・。若い時はやり過ぎる方がいい。そうでなければ年をとる意味がない。バルビローリが若き巨匠、デュプレを評していった言葉ですがね。そういう意味で55年版は素晴らしい!
- 2008-05-25:ケンプ、ケンペン、ケンペ
- 51年録音ですが、素晴らしい音です。
コンセルトヘボウは、この時代の人が聞いた時、僕らが最初にシカゴ・ショルティの春祭を聴いたような衝撃を受けたのではないでしょうか。そんなことを言うと、そう、セル・クリブランドのチャイ5はこれとよく似てる、と私は思います。
どこもかしこも上手いのですが、ひとつ、4楽章コーダで、トロンボーンの曲芸が聴けます。同時期のベイヌムのブラ1もオーケストラ美の典型です。
- 2008-05-25:ケンペンを偲ぶ
- なかなかの名曲。チャイコのセレナード、1812年の3曲でカプリングのアルバムですね。
レコ芸でも、YUNG氏の表記と同じく、ラムルー管弦楽団の演奏となっていましたが、
CD 表記では、コンセルトヘボウ、としか記されていません。録音表記では、55年(ケンペンの亡くなった年)フランスとは、書いてあります。フィリップスのミスですね。62歳でケンペンは亡くなった訳です。もすこし生きていて欲しかったです。
- 2008-05-22:ますだよしお
- 35年録音だから聞くのを敬遠したらソンですよ。この頃には、人の声はきれいに録音に納ってますよ。オーケストラの全奏(トゥッティ)はさすがに音は割れますが、何をしているのかは、しっかり聞き取れます。感覚の喜びに至らないだけです。感覚の喜びを求める人は、そもそもこのサイトでモノラル録音で音楽を楽しんだりしないでしょう。エピキュリアンでなくとも、音楽は楽しめるのではないですか。
さて、ブッシュ兄弟の指揮者フリッツは、グラインドボーンでいい演奏を聞かせますね。ここまでなら、評論家渡辺学而の口調ですが・・・・今の若い人、渡辺学而ってわかりますか?FMのエアチェックのたびに彼の解説があったものです。今はあまり聞かなくなったように思いますがね。
1935年。SPは当然。片面10分足らず。デジタルとは遠い時代に、小賢しい計算もなしに、一瞬一瞬に全力を尽くす指揮者、歌手ひとりひとりが感じられるのは私だけでしょうか?時間の価値が、便利で理想的な音環境にある今ほど、
希薄になってきた気がします。
こう書くと、吉井亜彦みたいですね。独自の評論って難しいですね。
- 2008-05-20:佐藤
- クラ☆おた さんと私も同意見です。
クラシックを聞き始めた頃,お金がないのでEP盤というレコードを良く買いました。
リヒターの演奏によるバッハのトッカータとフーガが聞きたくて買いましたらB面がトリオソナタ第2番でした。
そのうちトリオソナタ第2番の方が好きになって安物のオーディオ装置でヴォリュームを上げて良く聞きました。
リヒターは大好きな音楽家の一人です。
しかしヴァルヒャのオルガンの音は古風な音がしますね。
- 2008-05-20:koco
- これはいわゆる晩年のミュンヘン・フィルのようなテンポの遅さはとくにないですし、とても聴きやすいと思います(個人的には結構好き!)
チェリビダッケ氏はブラ4の録音をこのBPOに、70年代にはシュトゥットガルト放送響と、さらにミュンヘン・フィルと録音していてどれも聴いてみましたが、明らかに年をとるにつれてテンポも遅くなっているのがわかります
- 2008-05-20:佐藤
- ゲルハルト.タシュナーという名前は初めて聞きましたが演奏にも驚きました。
まるでヴィオラのような太い音で,これほどジプシーの音楽を感じさせてくれる演奏は初めてです。しかもテクニックは抜群です!
2曲目も弦がピンと張り詰めていて強靭な音楽になっており,繊細でロマンチックなメロディを持った音楽だと思っていたのが間違いでした。
3曲目のテクニックの冴えも最高です!
ツィゴイネルワイゼンというとハイフェッツが有名ですが,私はモノラル盤のフランチェスカッティが好きで良く聞きました。
その演奏とは対極にある演奏ですが良いものを聞かせて頂きました。
- 2008-05-18:Massey
- 5月下旬にさしかかって、暑くもなく寒くもなく、いい日和ですね。こんな日が毎日ならなあ、そしてこのサイトを何度訪れたことでしょう。
この23番は、46年なんで音がいいかも?という程度でダウンロードしましたが、いいですねえ!マイクが近いのが私の趣味ですがこれは、そうですよ。
さて、今後は、全集モノをたくさん作ってもらってますので、カラヤン・フィルハーモニアのベートーベン、YUNG氏推薦(と思っているのですが)ペルルミュテールのモーツァルト・ソナタ集、シェルヘンのハイドンなどを、聞き比べていこうと思います。また、感想を書かせてもらいます。たのしみです。
- 2008-05-17:佐藤
- コリンズのシベリウスの交響曲第1番と第2番はロンドンのLPで良く聞きました。
厳しい音楽作りをしていますが,美しいメロディの部分はテンポを落として実にロマンティックに歌いあげていました。
コリンズの指揮した1番と2番では1番の方が好きですが,2番の最終楽章の最後の所のドラマチックな盛り上がりは見事だったと思います。
去年の秋にCD店でデッカの全集を見つけ早速買いましたが,やはり1番と2番が良かったです。
古くはカヤヌスの指揮した録音が有名ですが,それを聞いてみたいです。
またシベリウスの管弦楽曲は男らしさの中に繊細な情緒をたたえていてとても好きです。これも何かお持ちでしたらお願い致します。
コリンズを評価して頂いてありがとうございます。
- 2008-05-17:夜のガスパル
- “クナもバッハの前では敬虔”・・・いつもながらユング君のコメントは大事なところ突いてるなーと思います。
それにしてもこの録音は夢のように美しい。色々指摘したいところがありますが、第3楽章のコーダでのシュナイダーハンのバイオリンの甘い音色が切なすぎる。この曲はグリュミオーのLP(指揮はレッパード)が好きで聴いているが、その部分だけはこちらの演奏のほうが際立って美しいと思う。バッハのV協はそれこそいろんな録音がひしめいているが、私のとってこの録音の占める位置はとても大きい。
なおシュナイダーハンはアッツモン指揮でのLPでもこの曲を入れており、そこでもこれに近い表現をしている。こういう表現は時代がかって聴こえるのは確かだが“古色蒼然”で片付けられるべきものではないと思う。私は人の心を打つことに臆病な一部の古楽器的な演奏こそ間違ったバッハと思えてならない。カザルスも言っていたはずだと思うのだが。
- 2008-05-11:かなパパ
- いろいろ聴き比べをしていて、フルトヴェングラーのを聴いたところ、「なんだこれは!!」
ユングさんの言うとおり、細部の細かいからみはすべて塗りつぶされて音の固まりのようでした。冒頭の3分間だけ聴いて他の指揮者の演奏に変更してしまいました。
特に1楽章の特徴は、各楽器の旋律のからみにあると思っています。
楽譜を見ても終始、その旋律のからみのすばらしさがわかります。
フルトヴェングラーのような有名な指揮者が、この様な指揮をしていたなんて、非常に残念です。
- 2008-05-10:Massey
- 終楽章を正しい速度=速く、で演奏しています。この後で全集を作ったベームが律儀に2倍のスピードでBPOに弾かせてるのを考えると、ラインスドルフは慧眼の持ち主ですよ。ラインスドルフのMOZARTはどれを聴いてもハズレはなさそうですよ。モノながら、録音は優秀明晰です。
- 2008-05-08:Joshua
- これは最高の音楽ですよ。理屈抜きで、皆さんにお勧めします。
レコードでは、ウェストミンスターから出ていたものです。
ブダペストもいいですが、現代モノはどれもしつこく聞こえますね。
アルバンベルク、メロス、タカーチ、ジュリアード、どれもバリリの後では、もうひとつです。この地味に扱われがちな、13番という隠れた名曲、未だご存じない人は、MP3にもアップロードしてもらってますので、繰り返しますが、「みなさん、この演奏を聴きましょう!!」
- 2008-05-06:ますだよしお
- ライナーのMOZARTがいいなあ、と思っていたら、このラインスドルフもいいじゃないですか!丁寧だし、熱さもあるし、オケのロイヤルフィルもいい線行ってますよ。さすが、ワルターの弟子、とうのは早計としても、この知られざるモノラル時代唯一(?)の交響曲全集の価値は見直すべきですね(YUNG氏に同感)
ラインスドルフはRCAにフィガロやドンジョヴァンニ(あの指環のニルソンが出演!)、名花アンナ・モッフォをタイトルロールに、蝶々婦人、ラ・ボエームを入れてましたね。小生の第2の愛読書昭和49年刊「ステレオ名曲に聴く(小林利之著)」より。
エーリヒ・ラインスドルフ(Erich Leinsdorf)は 1993年まで生きていたんですね。
来日とかはしたんでしょうか? Wikipediaに、
after the sudden death of Artur Bodanzky in 1939, Leinsdorf was named the Met's "head
of German repertoire".In 1942 Leinsdorf became a naturalized American citizen.
From 1943 he had a brief three-year post as Music Director of the Cleveland Orchestra
とあり、YUNG氏アップロードなるボダンツキの後任のメト、ロジンスキーとセルに挟まれてのクリーブランド(その間、徴兵され軍楽隊のバンドリーダー)、ロチェスターへの降格・・
・・・ボストン響監督に8年。70年代以降はレコード界では地味だったと思うのですが、
ベルリン響の主席とか、メト、NYPを中心とした客演生活で過ごしたようですね。チェリビダッケとも、また一風違う裏街道を歩んだ名指揮者・・・・・それで片付けるには惜しい人です。
- 2008-05-06:夜のガスパル
- 『一期一会の素晴らしい演奏』というユング君のコメントがぴったりだと思います。第一チェロのカザルスが、時にはうなり声をあげて他のメンバーをリードしており、カザルスの偉大さを強く感じます。実際、カザルスの音楽創りの中で若いスターンが太い音で小細工なしに真っ直ぐ本質に向かっており立派です。それにしても、これほど血が通い脈を打つ様な音楽にはなかなかめぐり合えません。有名な2楽章も良いですが、悠然と歌われる第一楽章は生きる喜び、人として存在する喜びを感じます。色々な曲において“これを超える演奏は無理”と感じる録音がいくつかありますが、その最右翼ではないでしょうか。モノラル録音ながら他を聴く気になれません。
しかしユング君のコメントはどれも素晴らしいですね。
- 2008-05-04:津田泰孝
- アゴーギグはあっさりめではあるが方向が明確だし、なによりも音色の変化が素晴らしい名演と思います。
- 2008-05-04:中務 浩
- ユング君のコメントを見て聴いてみたくなりました。私はクナや朝比奈さんのブルックナー演奏が大好きです。そういえば無類のブルックナー好きの友人が私に海賊版などの新しい(実際は古い演奏ですが、、)物が手に入った時にカセットに録音してくれた時、なぜかその中にフルトヴェングラーのもありました。一度も聴かずにどこかにしまっておいたのですが、このような聴きかたもあるのだと思うと、引っ張り出して聴いてみたくなりました。もちろんテンシュテットの3番も聴いてみたいです。久しぶりにブルックナー熱が自分の中で再燃しました。クナの有名なミュンヘンフィルの8番は、もう自分にとりましては愛すべき演奏で、熱心に聴いていた高校生の頃にタイムスリップさせてくれる唯一の物です。そういうつきあいかたもありですよね。
- 2008-05-04:アマデウス
- この演奏つまんない!
もーちょっと曲想つけたら?
- 2008-05-04:koco
- N響2月定期を指揮したチョン・ミョンフン以来ブル7だけでなくブル4なども聴き始めてお気に入りの交響曲がいくつかありますが、野性的とも評される第3楽章はほんとうにイイですね
それと、シューリヒトという指揮者は個人的にお気に入りの指揮者の一人なので、ぜひこれからもアップできるものがあれば... と思います(ただ高齢になってから名声を得たということですが)
- 2008-05-03:ますだよしお
- 62年前に、こんないい音(ほとんどスクラッチノイズが感じられず、楽器間の分離も良い)のマーラーがあったんですよ。これに遡る37年録音の同曲メンゲルベルグ盤もとても聴きやすい音ですね。4番というのは、第3楽章の終わり際を除くと録音に向いた曲なのではないでしょうか。わが愛読書の宇野功芳著「ブルーノ・ワルター(レコードによる演奏の歩み)」(音楽之友社)のマーラー4番の項には、「この曲をワルターがステレオに再録音しないで世を去ったのは、かえすがえすも残念である。」とあります。レコード評ですので、リマスター後のCDで大幅改善されたのかもしれませんね。ちなみに、41年録音のエロイカも聞かせていただきましたが、いい音ですね。音割れがありません。同時期のシューマンの3番「ライン」も、できればアップロード願いたいですね。功芳曰く「非常な名演奏」、らしいです。
- 2008-05-01:サーラ水心
- もう、あの頃から50年近く過ぎ去ってしまったなあ。そのころ、片田舎の徳島でもラジオ『文化放送』の電波はキャッチできた。夜10時30分?旺文社提供『百万人の英語』。ハイドンの『時計』の音楽に続く『五十嵐しんじろう先生』の張り切った声・・。なつかしいな!
- 2008-04-29:tomochan2002
- 家にあるLPよりいい音なので、LPからパソコンに録音するのをやめました。
- 2008-04-29:亜季
- 1950年…没年の録音で、この上なくピュアな美しさと深い孤独が、胸に染みます。
リパッティが不治の病におかされていたことと、彼の演奏に対する評価を結びつけることは邪道かもしれません。
しかし、彼の深刻な病状が、結果的に彼がコマーシャリズムに呑み込まれるのを防いだことも一面の事実だと思います。
彼の発病以降、本人、聴衆、音楽プロデューサーからも「ウケる、売れる」といったコマーシャリズム的要求は一切消失したと想像します。
そして、きらめく結晶のように純粋な演奏が残されました。
- 2008-04-28:hal
- モーツァルトの系譜はメンデルスゾーンへ繋がっている!
この曲を聴く度にそう思わされます。
それは、彼らがどちらも若くして天性の才能を発揮し、そして夭折していったという事実だけに留まらないような気もするのです。
モーツァルトもメンデルスゾーンも、"歌"をその音楽の本質的なところに持っていると言うところは誰しもが認めるところでしょうが、そこに悲しみを内包して見せたのがモーツァルトで、ただ美しいだけで終わってしまったのがメンデルスゾーンであると人は言います。
しかしそれは本当でしょうか。自分はメンデルスゾーンの旋律を聴くたびに、そこに言いようもない深い感情を感じるのです。
この五番は最たるもので、「宗教改革」という副題が指すように信仰心が表れているだけではなく、いや、仮にそうだとしたら私たちは第一楽章の迸る激情や第二楽章の長閑な牧歌を前に何と言えば良いのでしょうか、より普遍的な人間の感情を説いているかのように聞こえます。
それはユダヤ人と宗教の問題を更に超えた、もっと普遍的なところにある様々な感情の葛藤、仮にこのような言い方が許されるのならば、"青春"が、この曲からは聞こえてくるのです。
そしてその葛藤を経た第四楽章、信仰の象徴たる「神はわがやぐら」が有機的に曲を作り出していく時、私は神を寄る辺として生きて行こうとする美しい信仰の告白を聞くと共に、笑われるかもしれませんが、ジュピターシンフォニーの第四楽章の影を聞くのです。
メンデルスゾーンは古典的な様式美を守り通した人物ですから、その音楽は、ロマン的解釈からすれば確かに感情は希薄に聞こえるのかもしれません。
しかしこの21歳の若き作曲家の、青春の慟哭と敬虔な信仰が奇跡的にも一つになったこの曲が
21世紀の私たちの耳に届く時、私たちは本当にそう簡単に言いきってしまって良いのでしょうか。つまりメンデルスゾーンの音楽は低俗で薄っぺらい、と。
ベートーヴェンが讃えられた19世紀にあって、モーツァルトの系譜を歩めた可能性のある作曲家はメンデルスゾーンだけだったように思います。
シューベルトもシューマンもブラームスも、皆自分の内側へ内側へと入っていってしまいました。
しかしメンデルスゾーンだけは、自分自身を遠くから見つめる術を知っていた。
そしてそれこそ、どんな苛酷な時にも楽しく美しい歌を書き続けた、モーツァルトの姿ではなかったでしょうか。
惜しむらくはその彼すらも若くして天に召されてしまったということです。
私は彼の後に、モーツァルトの後継と呼べるような作曲家を知りません。
そして私は、四楽章の終盤(この録音だと11:50ですね)、単に音階を一つ一つ登っていくだけの単純な、それこそモーツァルトのように単純な旋律に、いつも涙するのです。
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(P)レナード・ペナリオ:アンドレ・プレヴィン指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 1964年10月2日録音(Leonard Pennario:(Con)Rene Leibowit London Symphony Orchestra Recorded on October 2, 1964)
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エルガー:「ゲロンティアスの夢」第1部 (Elgar:The Dream Of Gerontius, Op. 38 Part1)
マルコム・サージェント指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 (T)リチャード・ルイス (MS)マージョリー・トーマス (Br)ジョン・キャメロン ハダースフィールド合唱協会 1954年11月4日~6日録音(Sir Malcolm Sargent:Liverpool Philharmonic Orchestra (T)Richard Lewis (MS)Marjorie Thomas (Br)John Cameron Huddersfield Choral Society Recorded on November 4-6, 1954)
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