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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- 出だしから、引き込まれる魅力溢れる演奏でいたが、すぐにモノラルと気づき少しがっかりしました。
また、バイオリン独特の伸びるような高音にそれこそノビが少ないように思います。
(録音方法? MP3?に依存するのかな)
- 2011-07-24:扇翔
- ユングさんはそうおっしゃいますが、私が好きなアラウの演奏は歳をとってからのものが多いです。私にとって老境以後のアラウと全盛期のケンプほど、一音一音にこれほどの魅力を持たせることができるのかと感嘆させられる奏者は見出せません。
数年前に「ナンバーワンにならなくてもいい、オンリーワンでいいんだ」という風な趣旨の歌詞のS○APの歌がヒットしましたが、私はオンリーワンというのは2位や3位というのではなく、「誰かにとってはナンバーワンになりえる存在」なのだと思います。そしてこのクラシック音楽のみならず、芸術全般においてそのようなオンリーワンの存在になりえることこそが業界に生きる人達の至上命題なのだと思います。
ユングさんが以前、山について書かれていたこともあり、あえて山で例えさせてもらえば純粋な記録というのは標高です。そして、その意味での日本でのナンバーワンは富士山です。しかし、「一番好きな山」を登山者に問えば、槍・穂高、北岳、甲斐駒、八ヶ岳、飯豊山、トムラウシ・・・様々な答えが返ってくるでしょう。これらの山々は誰かにとってナンバーワンになりえるオンリーワンなのだと思うのです。
誰かにとってナンバーワンになりえる傑出した魅力。アラウの生涯においてそれが息づいていたのは紛れも無く老境以後の演奏だと私は思うのです。
- 2011-07-24:usakichi
- ユング様には、いつも興味深い演奏をアップいただきありがとうございます。
さて、私は、アラウの熱心な聞き手というわけではありませんでしたが、コリン・デイビスとの競演による皇帝をYou Tubeで見て、認識が一変しました。
確か技術的な衰えはあるものの、人生の黄昏を感じさせるような第2楽章の深い歌、これは貴重です。
キレと勢いのある今回の演奏も十分魅力的ではありますが、晩年の演奏も捨てがたいですね。
- 2011-07-17:セル好き
- スケール感や表現性に全く過不足無く完璧な演奏がパッケージできた例のように思います。
500人くらいのちょうどいいサイズのホールで聴くような録音も好ましい。
- 2011-07-16:カンソウ人
- ラヴェルのピアノ曲の中でも、飛びきりの難曲はこの夜のギャスパールでしょう。「水の戯れ」がリストの「泉のほとりで」や「エステ荘の噴水」を編曲と言う意味では全くありませんが、イメージを下敷きにしているようです。それと、リストの中のゲルマン的な要素、どうしても入ってしまうのでしょうが、そんな重さはラヴェルのピアノ曲はうまく避けています。スカル簿は難しいけれども、スケルツオであって、軽さを必要とするって、フランスのピアノの先生方はレッスンで言うらしいです。
ラヴェルは時代も近いので、直接レッスンを受けた人の弾いた録音が沢山あります。もう偉くなっていて、ラヴェルのレッスンを受けなかった人もいます。
ウィットゲンシュタインの弾いた左手の協奏曲が楽譜通り弾いていないという理由で、気に入らなかったラヴェルは、楽譜の指示通り弾けそうな連中を音楽院の中で探してレッスンしたんだって。ジャック・フェブリエやペルルミュテールらしいです。ラヴェルは、「楽譜に書いていない事はするな」とよく言ったとか。要するに、自分勝手なムードに弾いて欲しくないのでしょう。ラヴェルが指定したムードが欲しいのです。フェブリエのラヴェルの録音が、1963年でした。
サンソン・フランソワの演奏は、おそらくラヴェルの指示は守っていないでしょうね。指も怪しいし、雰囲気も妖しい。ポゴレリチの演奏は、パートの弾き分けが細かくてニュアンスに富んでいて、この曲が難しいなんてご本人感じていないみたい。「水の精」の右手も、だいたいペダルで和音が鳴るようなものでは無くて、指の分離が凄過ぎ。妙な色気があり過ぎとも・・・。
フェブリエやペルルミュテールらの留学生へのレッスンが効いてか効かずか、ラヴェルって解釈の幅が狭いのかなあ、なんて思いもあります。
最近聴いた、少し古い録音では、クロード・エルフェの演奏が強烈でした。少し冷たい暗い音色ですが、余計な要素(色気や妖気)は入らないで、音楽の力で勝負したラヴェルって感じでした。メシアンやクセナキスなどを弾きこなす(アナリーゼや技術、曲の価値が理解できる)人と、ラヴェルやドビュッシーを普通に弾いている人とは、表現しているモノが違うって感じでした。エルフェの録音が、1970年でした。
- 2011-07-16:ろば
- アラウの演奏は縁がなかったせいか、晩年のしょぼい演奏を聴いてそれっきりでした。
パブリックドメインとユングさんのおかげでこうして素晴らしい演奏を聴けるのは大変ありがたいことです。
しかし、複雑な思いも。
演奏家のピークというものをまざまざと見せつけられる怖さもあり、常に新しい技術で録音したものを提供したいという思いもあるでしょうし、単純に『良い演奏を提供していればいいのだ』というのもちょっと世知辛いような気もしますし。
でもまあ、そのような考えは置いといて、新たにアラウを堪能したいと思います。
- 2011-07-13:セル好き
- 同時期のクリュイタンス盤のベートーベン同様、解き放たれたベルリンフィルな演奏で、こちらは暴走気味。
こういうものはこんなもんよ。という感じで、後半少しこなれた感じになるあたりから前半は公開リハみたいな印象に。
- 2011-07-11:吟水
- バーンスタインって、そんな人情家?だったのですか? イメージと違いますね。
ま、いい人だけでは勤まらないのは、経営者も一緒ですね・・。
万博の時(1970年!)に フェスティバルホールで、NYフィルを聴きましたが、この時は まだ マシだったのかな?
- 2011-07-02:ジェネシス
- 多くのジャズ奏者たちが演っている「ウェストサイド.ストーリー」ナンバーの作曲者の弾くガーシュイン、というイメージで聴くと肩透かしを喰らいます。
かつて、フィードラー.ボストンポップス盤と並んで、「レコ芸」誌の大先生方推薦の定番でしたが、ユング先生もおっしゃる通り、決してジャズ的でも何でもありません。
ガーシュインという作曲家を、どう捕らえるかで大きく変わってしまうと思います。コール.ポーターや、アーヴィング.バーリンや、ホギー.カーマイケルの様な、ジャズソングライターなのか、バーバーや それこそグローフェの様なクラシック畑の仲間なのか。
マゼールが「ポギーとベス」をオペラとして大真面目に演った全曲盤もあって、それはそれとして一つの見識として正座して御拝聴すべきなんでしょうけど。
このバーンスタイン盤に何か中途半端さを感じてしまうのは、その後の晩年のユダヤへの耽溺を思い起こしてしまうからかも知れません。
この曲、百歩譲って、プレヴィン.ピッツバーグ盤かな?。でも、どうせプレヴィンのピアノで聴くのなら、シェリー.マン レッド.ミッチェル、なんかとトリオで演ってくれた方が魅力を感じます。モーツアルトの弾き振りよりは。私は。
- 2011-07-01:ジェネシス
- やはり1930年代の録音ですね。
音がコモリ気味なだけじゃない。
フレーズには、時折オカズが入るし、カデンツァはビバップジャズのアドリブみたいなのが延々と続いたりして。
でも何故か、何故か、聞き入ってしまいました。
大御所だったんでしょうね。
ランパルやデボストの先輩というか師匠に当たる人で。
- 2011-06-22:ジェネシス
- セルというと最晩年のEMI盤を挙げる方が多いんですが、私はどうもあのレーベルの音質に納得することが、少ないんです。
ギレリスにつけたベートーベンの協奏曲も然り。ヨッフムが振ったドレスデンをあんな音に録ってしまう会社という先入観さえ刷り込まれてしまっています。
むしろ、マイナーレーベル、エピックがどうの、セヴァランスホールのロケーションがどうのと巷間いわれているアルバムを聴いてみると、これが彼らの欲したサウンドだったんじゃないかという気がします。
ティンパニの横に衝立が1つだけというシンプルなセッティングでレコーディングを行っている画像を観た記憶があります。
初ステレオ録音というスタッフの気合さえ伝わってくる史上最高の「エロイカ」をはじめ、1957?59年のエピック盤は名演ぞろいです。是非、この曲と「ドボっ八」も聞き較べていただきたい。。
決して、決して最晩年に人間味とやらが出てきたんじゃないってことが感じ取れると思います。
- 2011-06-22:かんのしげる
- そうやって何時もオーケストレーションの問題を指摘されるのがシューマンの交響曲。みんなこの曲は後世まで残らないだろうと思っている。そういうこといわれながらしょっちゅうベートーヴェンみたいに世界中で頻繁に演奏されるのもシューマンの交響曲。邦人作品のどれよりもしっかり歴史に残っているのも事実。
実はシューマンのオーケストレーションは直しようがない。グスタフ・マーラーがいくら手直ししても全く同じ効果。逆にモーリス・ラベルがピアノ曲をオーケストレーションに直した物がいくつかある。あの管弦楽法の天才だからみんな何とかなると思っている。ところが結果は誰がオーケストレーションしても同じ。あの「下手な」オーケストレーションはシューマンの個性そのもので絶対直されることは無い!
- 2011-06-20:Osamu Fukuda
- 初めてBlue Sky Labelを聴きました。今までずっとこの曲を探してきましたが、30年ほど前に、NHK FMで聴いたものかもと思うほど耳になじむもので、なつかしいものにであった思いで感動しました。
つい何回もきいてしまいました。
これからも引っ越しでなくしてしまったカセットテープで聴いていた曲を探してみようとおもっています。
- 2011-06-19:カンソウ人
- ルービンシュタインのショパンのステレオが聴けるのは嬉しいです。
どっちに書こうかとおもったけれど、バラードの方にしました。
大学生の時に、バラードとスケルツオのLPを買って聴きました。
あの頃は、フランソワの演奏よりは、技術的にしっかりしているなあと思うぐらいでした。
演奏よりも、曲に親しむ方が先でした。
評論家の詩鳥さんだったかなあ?技術的にしっかりしているという言葉を信じていました。
今聴くと、いい加減な演奏だなあと言う感じがします。
旋律のレガートが足らないように思います。
フレージングが決定的に適当で、パートに対しての音色の配分の配慮が薄いです。
素人に分かるようなミスタッチはしてないというか、編集で直してあるのでしょう。
こんなに悪い所があるのに、貫禄があると言う一点で、全てをカヴァーしていまいます。
バラード4番の最後の辺りの込み入った所を弾き分けながら音量を出そうとか。
スケルツオ4番の、諧謔性の少し後退した柔らかさを意識して発揮しようとか。
晩年のショパンの書法の素晴らしさを見せようとか。
曲想に対しての無理などどこにもないし、そんな細部に凝ったりしませんね。
そう書いてあるのだから、そう鳴るのよと鷹揚です。
貫禄と言うか、弾いている人物が偉大であるというか、その一点でのみ凄い。
楽譜を見て批判的に捉えようとするような、そんな聴き手を馬鹿にするかのよう。
清水和音氏が、いい加減なピアノが良いですと、彼の事を評していたのを思います。
二回の世界大戦と、それ以上の戦いである冷戦下で、芸術家として生き延びること。
90近くまで悠々とピアノを弾き、美味い物を食い、若い時の事を自伝として出版する。
誰も文句は言わないでしょう。
ワルツなどは、あまりにええ加減過ぎて、ちょっと腹が立ちますが、バラードではまあいいか。
- 2011-06-19:藤田伊織
- ず?っとレオポルド・ウラッハ ウィーン・コンツェルトハウスばかりでモーツァルト・クラリネット五重奏曲を聴いてきましたが、この3年ほど古楽を好きになって、それで聴きなおしてみましたら、ウラッハのクラリネットはいいんですが、弦楽器四重奏のヴィブラートが気になってしまうようになりました。そこで、ヴィブラートの少ない演奏を作ってみました。それから、なんで、クラリネットそのものはヴィブラートをかけないのかについても、調べてみました。
- 2011-06-16:西村泰一郎
- すばらしい演奏です。特に録音がすばらしい。まるで、ライブを聴いているようです。
- 2011-06-15:やっち
- 私も練習中です。実は、まず仕上がったのは30年以上前で、今度音大(短期)を目指して(社会人)この曲でチャレンジすることになりました。この曲好きです。ハ長調で4拍子だけど結構難しいですよね。第二、第三楽章は30年たって初めて弾きました。二楽章はテンポを掴むのに最初苦労しました。
このサイト「いいね」ですね。ありがとうございます。
- 2011-06-15:sadaharu
- 同四重奏団のモーツアルトのLPを何枚か持っており、今でも愛聴していますが、このシューベルトははじめて聴くもので、感動しました。元々はモーツアルトと同じウエストミンスター盤でしょうが、音もそこそこ今聴いても違和感ありませんね。
- 2011-06-14:Blue Chopin
- 私が所属するアマチュア・オーケストラの次回定期演奏会で、このシューマンのP協をすることになり、参考に聞かせていただきました。
元もと好きな曲でしたが、ここでの誠実さと気品とロマンチシズムにあふれたピアノは本当に素晴らしく、すべてにわたって程良くバランスのとれたいい曲であることを再認識しました。
これでオケのオーボエの音色がもう少し良ければ最高なんですが・・・、 これを云うと贅沢ですかねえ。
- 2011-06-12:クライバーファン
- 第1楽章のみ聞きました。同じくアップされているセルに比べてはるかに刺激が強い演奏で、私のようにシューマンのことをよくわかってない者にはよっぽど楽しめました。しかし"シューマンらしい"響きかと言われると、セルの方がはるかに"シューマンらしい"響きに聞こえます(ずっと丸く柔らかい音)。
このように残響を排した明快な録音を聞くと、楽譜に書かれた個々の音の動きが鮮明に浮かび上がってきて、何度も聴きたくなります。
ちゃんとした装置で聞いてませんが、録音もドライながら、そんなに悪くないと思います。ただ、弦の音色などで鮮度が保たれているところと、そうでないところがあり、そこが残念です。もし1970年代のアナログ録音最盛期にデッカが同じ演奏を録音したら、もっと良いレコードになったでしょう。
この演奏とセルの演奏を比較しながら、レコードにおける残響の役割について考えさせられました。
- 2011-06-07:ゆーすけ
- いつも楽しみにして、聞かせていただいてます。
曲をアップするだけでなく、作品と演奏者の十分な内容のテキストは、昔レコードを聴きながら、ライナーノートをなめるように読んでいたことが思い出されます。レコードの場合は最高の名盤と、褒めてばっかりでしたが、ここではもっと客観的に評価している点がさすがと思わせます。
さて、この弦楽セレナーデ、大好きで本物の101ストリングスなんかがやってくれたら、すごい迫力だろうなと思っていました。セレナードというにはあまりに躍動感があり、思わずウキウキします。
ところでわたしの勘違いかもしれませんがこの音、左右反転しているように思うのですが、対抗配置だったとしても、第1ヴァイオリンが左から聞こえないし。
いままでも反転したままのレコードやCDがそのまま販売されていることが間々ありました。
中にはあるトラックだけ逆だったりとか。
<ユング君の追記>
ご指摘ありがとうございます。
わたしも変だと思い手直しをしてアップしたつもりだったのですが、何の手違いか手直しをする前のファイルをアップしていたようです。(お粗末!!)
早速「手直し」をした方のファイルをアップしなおしました。
- 2011-06-06:島田
- これは最初の一音からびっくりしました。なるほどこういう演奏の仕方があるんですね。
この演奏からよくわかる作品の端正さは、どことなくメンデルスゾーンの弦楽交響曲を思い起こさせますね。
すばらしい録音をありがとうございます
- 2011-06-05:宇多川一子
- 何時も拝聴させていただいたおります。お礼申し上げます。
ブルックナーファン方々には改竄版を拒否し邪道の様に仰る方が多い。私は、クナッパーツブッシュの5番が上位は占めています。コンサート指揮者にない躍動感があるように思えてなりません。クナにとってはワーグナーは「神」、ブルックナーは息抜き。
デッカの録音技術は凄い。半世紀過ぎた録音とは思えない。(ヨッフム、シューリヒト、ヴァント盤は視聴済み)
クレンペラー、ライナーが聴けるのが嬉しい。希望としてはカイルベルトを熱望しています。
これからも宜しくお願いします。
- 2011-06-04:ジェネシス
- 以前、高橋順一氏がクレンペラーを聴いて感じる「居こごちの悪さ」(同感です。全く)について、E.ブロッホ(作曲家じゃない方です)との関わりや、クロールオペラ時代に培われた、表現主義とアヴァンギャルディズムとの関連で書いておられました。
私は、加えて若い頃のスキャンダルに象徴される性向と狷介さが、その後の度重なる大怪我と重病を生き残って、さらに強固なものになり、フィルハーモニアというニュートラルな性能をもったオケと透明指向の録音によって露出しているんじゃないかと、勝手に想像しています。
「絢爛なフィラデルフィア」とか「だし風味たっぷりなバンベルク」みたいなサウンドで中和した録音があれば等と妄想することもあります。
いずれにしても、あんまり得手じゃありません。クレンペラーは。
- 2011-06-04:滝山
- 明日N響に聴きに行くので予習しにきました。
心洗われる曲ですね。
ありがとうございました。
- 2011-06-03:西村泰一郎
- チェロの響きがわるいのか?、それともピアノに節操がないのか?、はたまた録音に問題があるのか?チェロの助奏をもつピアノソナタならば、いい演奏なんですが。
- 2011-06-03:西村泰一郎
- チェロの響きがわるいのか?、それともピアノに節操がないのか?、はたまた録音に問題があるのか?チェロの助奏をもつピアノソナタならば、いい演奏なんですが。
- 2011-06-02:ジェネシス
- 小生、以前よりのポール.パレーファン(マーキュリー録音ファンでもあるけど)です。
で、所謂シューマネスクといわれる世界とは、大きく異なっていることは承知の上ではあるんですが、さすがにこれを聴かされるとパレー盤のみを所有している曲、ショーソン「交響曲」サンサーンス「オルガン付き」メンデルスゾーン「宗教改革」などをスタンダードにしてしまっている自分に危うさを痛感して、他のコンビの演奏も聴いてみなきゃなどと思ってしまいます。
でも、ラヴェルは別格、最高ですが!。
- 2011-05-31:KIF1208
- Paul Parayの名前をググってみると、
名声と実像(私の思い込み?)で違う点がいくつかありました。
まず、活躍の場がアメリカで、名前の印象からもアメリカ人だと思ったのですが、実はれっきとしたフランス人。
また、作曲家が本業(?)だったんですね。
新古典主義的な作品を結構たくさん残しているようです。
オーケストラビルダーとしても有能で、アメリカの当時新設のオケだったデトロイト交響楽団を一流のオケにした功績が大きく、
作曲家としての面はかすんでしまったようです。
その前にはイスラエルフィルで音楽監督(バーンスタインの後釜)をしています。
作品集(交響曲1番とミサ曲)のCDが出ていたので、早速注文して聞いてみる
ことにします。
- 2011-05-27:ジェネシス
- トスカニーニ、ワルターの二大巨匠が来演している事を知った、アンビシャスな若きエーリッヒ青年は、何んと徒歩でザルツブルグまで赴き、両巨頭というか主にトスカニーニの助手を務めてキャリアをスタートさせます。
後年、渡米しメトロポリタンのスタッフに加わった時、大先輩ワルターから様々なシカトとイジワルをされたそうです。ザルツブルグで自分でなくトスカニーニに私淑した若者を決して赦していなかったらしい。「微笑みワルター」のもう一つの顔でしょうか。
この演奏、17センチEP盤で聴いていました。楽団名はロイヤルじゃなくてロンドンフィルだった記憶があるけど、どちらなんでしょうか。
当時、この曲といえば、日本中がワルター.コロンビア響でした。トスカニーニだって結構カンターレで伸ばしたりしておったし、フルトヴェングラーは4楽章で失速しているし、今これを聴きなおすと、こわもてベームの前を行っていた本物の即物主義的演奏だったと感じます。
この後、クリーブランドやロチェスターを経て、遂に名門ボストンを得た彼が録ったRCA盤はペーター.マーク.日本フィル盤と同月発売という不運もあって、ボコボコの不評にさらされました。
でも、このラインスドルフ盤、やはりステレオで聴いてみたいですね。私の中でのスタンダードでした。ベームを良いと感じなかったから、今でも。
追記
即物的といえば、100円ショップで購入した、エルネスト.ブール 南西ドイツ放響の、29、41番は、きんきんに冷やしたジンロックみたいな爽快感があって愛聴しております。録音も◎です。未だ売っていたら一聴をオススメします。
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[2025-07-11]

ベートーベン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」(Beethoven:Symphony No.6 in F major, Op.68 "Pastoral")
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 バンベルク交響楽団 1960年録音(Joseph Keilberth:Bamberg Symphony Recorded on 1960)
[2025-07-09]

エルガー:行進曲「威風堂々」第1番(Elgar:Pomp And Circumstance Marches, Op. 39 [No. 1 In D Major])
サー・ジョン・バルビローリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1962年8月28日~29日録音(Sir John Barbirolli:Philharmonia Orchestra Recorded on August 28-29, 1962)
[2025-07-07]

バッハ:幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537(J.S.Bach:Fantasia and Fugue in C minor, BWV 537)
(organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 10-12, 1961)
[2025-07-04]

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調, Op.64(Mendelssohn:Violin Concerto in E minor Op.64)
(Vn)ヨーゼフ・シゲティ:トーマス・ビーチャム指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1933年録音(Joseph Szigeti:(Con)Sir Thomas Beecham London Philharmonic Orchestra Recoreded on 1933)
[2025-07-01]

ベートーベン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」 作品67(Beethoven:Symphony No.5 in C minor, Op.67)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1958年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1958)
[2025-06-29]

ヘンデル:組曲第12番(第2巻) ト短調 HWV 439(Handel:Keyboard Suite No.12 (Set II) in G Minor, HWV 439)
(P)エリック・ハイドシェック:1964年9月18日~21日&30日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 18-21&30, 1964)
[2025-06-27]

ブラームス:ホルン三重奏 変ホ長調, Op.40(Brahms:Horn Trio in E-flat major, Op.40)
(Hr)フランツ・コッホ :(Vn)ワルター・バリリ (P)フランツ・ホレチェック 1952年録音(Franz Koch:(Vn)Walter Barylli (P)Franz Holeschek Recorded on 1952)
[2025-06-25]

バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(J.S.Bach:Fantaisie Et Fugue En Sol Mineur, BWV 542)
(organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-06-22]

ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲(Ravel:Daphnis And Chole, Suite No.2)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1959年4月19日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on April 19, 1959)
[2025-06-19]

ヘンデル:組曲第16番(第2巻) ト短調 HWV 452(Handel:Keyboard Suite (Set II) in G Minor, HWV 452)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月30日&10月1日~2日録音