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リスニングルームによせられたコメント
	リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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 - モントゥーが終生敬愛していたといわれるブラームスの作品をアップしていただき、ありがとうございました。
彼はこの録音から3年後、1961年に御年86歳で正式にロンドン交響楽団の首席指揮者に就任したのですが、その時の条件が25年契約(!)だったというのですから、すごいバイタリティですね(実際には1964年に彼が逝去したため契約は果たせなかった)。
モントゥーは、速めのテンポで明快に曲を進めていきます。そして各変奏のキャラクターを的確に描いており素晴らしい演奏だと思います。
余談ですが、このレコードのジャケットには大きなクエスチョン・マークが描かれています。ひょっとしてエルガーの「謎の変奏曲」とのカップリングではないでしょうか? 
- 2020-09-05:コタロー
 - 実は、オペラは私にとって苦手なジャンルです。しかし、このアルバムは一気に聴き通してしまいました。それはひとえにマリア・カラスの歌の魅力の賜物でしょう。
そういえば、かつてある人が「20世紀の天才女性歌手は、マリア・カラスと美空ひばりである」と語っていましたね。まさにそのことを実感させる見事なアルバムです! 
- 2020-09-04:Sammy
 - 作品のすばらしさを堂々と打ち出したよい演奏と思います。
現代のような競争的な環境における、高い技巧に裏打ちされた、また様々な研究や学説を背後に持った洗練された多彩な解釈が溢れる中での緻密、あるいは神経質な演奏とは異なるでしょう。
そしてかつての抒情性やローカリティを強く打ち出したスタイルを背後に持っていて、その雰囲気は残ってはいますが、この演奏はあえて一線を画しているようにも感じられます。
端正でやや武骨あるいはやや素朴だけれども、ローカルな情感もさりげなく凝縮した落ち着いた、やや懐かしい雰囲気の演奏として、これからも聴き手を惹きつけ続けるのではないかと感じます 
- 2020-08-28:コタロー
 - ドビュッシーのピアノ曲との出会いは私の場合いささか特殊で、冨田勲がシンセサイザーで演奏したものが最初で、その夢幻的で多彩な冨田ワールドに魅了されました。
そのため、オリジナルを味わうのが後回しになってしまったのです。そして改めてピアノで聴いてみると、この曲と「子どもの領分」、「2つのアラベスク」に特に魅力を感じました。
今回、フェルベールというピアニストはこのサイトで初めて知りましたが、明晰で雰囲気に流されない演奏で好感が持てますね。
このサイトではフェルベールの演奏したドビュッシーの有名なピアノ曲が網羅されていてありがたいです。いずれ折を見て他の曲にも挑戦してみたいと思います。 
- 2020-08-25:阿部源市
 - 60年前に初めて聞いたのが此のクリスチャン・フエラスの演奏でした。
何という透明な美しい音色でしょうか、今でも耳の奥に残って居ましたが再びその音を聞かせて頂きたいへん幸せに存じました。他の演奏家の誰も到底及ばぬ心の綺麗な演奏です。 
- 2020-08-21:コタロー
 - クレンペラーは例によって遅めのテンポを採ることによって、音楽の細部まで手に取るようによくわかる演奏になっています。特に両端楽章が立派ですね。彼はモントゥー同様、第一、第二ヴァイオリンの両翼配置を採用して、独特の効果を生んでいます。また、木管楽器を生かしているのもクレンペラーならではの味わいです。
確かにファースト・チョイスではないかもしれませんが、クラシック音楽を長く聴き込んだファンにとっては他の演奏にはない魅力を感じる演奏だと思いました。 
- 2020-08-19:コタロー
 - モントゥーの練達の指揮ぶりが目いっぱい味わえる演奏です。とりわけ「序曲」が出色です。とにかく、あの指揮者泣かせで有名なウィーン・フィルを見事に手なずけて、メンデルスゾーンの音楽に欠かせない精緻さや流麗さを十全に表現しています。それだけで、モントゥーはまさに「巨匠」の名にふさわしい指揮者だと思います。
これからもモントゥーの名演奏をどしどし紹介されることを切に望みます(例えば60年代前半にフィリップスにまとめて録音された演奏が、まだ陽の目をみていないですよね)。 
- 2020-08-18:笑枝
 - いい曲、いい演奏ですね。バッハ、ヘンデルをおもわせる格調があって。
「バロック音楽って、人に聴かせるものっていうより、演奏して楽しむもの」
って、アマチュアオケでファゴット吹いてる知人が言ってたのを思い出しました。
この録音、奏者の演奏するよろこびが伝わってきました。 
- 2020-08-17:コタロー
 - 実に音楽的感興の豊かな演奏ですね。面白いのは、第1楽章の提示部を繰り返していることです(私が聴いた限りではセルの演奏だけではないでしょうか?)。また、第4楽章の音楽の「乗り」の良さには、思わず胸がわくわくしてきます。
セルのモーツァルトの交響曲の演奏はおしなべて高水準の出来を示していると思いますが、不思議なのは、「リンツ」「プラハ」の録音がなされていないことです。セル自身の音楽観と微妙に波長が合わなかったのでしょうか?真相はわかりませんが、セルのファンとしては誠に残念なことです。 
- 2020-08-17:joshua
 - ハフナー、これならオッケーですね
それでも、ベーム ベルリンと肩並べですが、第一楽章だけなら、ベーム。
両方とも知ったものの贅沢ではあります。
ディヴェルティメントなら、双方相補う録音が残っていますが、交響曲、引いてはオペラがある故の、ベームだから、と思っています。
セルが、フィガロやコシを振っていたかは知りませんが、少なくとも録音はない。
それが、交響曲リンツ、プラハの録音に向かわなかった訳ではないかとでも、癌を克服し、大阪万博後も生きていてくれたら、十分達成してくれたことでしょう
ART is long     LIFE is short  
- 2020-08-15:コタロー
 - 今年のお盆は大変な暑さとコロナ禍の蔓延のおかげで、ステイホームに限りますね。そこで私はもっぱらクラシック音楽鑑賞に没頭しています。とりわけ、バッハの教会カンタータを聴いているとこの世の憂さを忘れて心が洗われます。
ラミンという名前は、私も恥ずかしながら初めて耳にしました。しかし実際に彼の演奏を聴いてみると、少年合唱を使ったのが功を奏したのか、たいへん純粋かつ素朴で、心の中にしみじみと染み渡るような味わいが印象に残り、静かな感動を呼ぶ佳演だと感じました。改めてラミンの早逝が惜しまれます。
ちなみに、調べてみたところ、ラミンによるバッハの教会カンタータはすでに2006年に3曲アップされていたのですね。そちらの方も追って聴いていきたいと思います。
 
- 2020-08-14:joshua
 - 音楽にせよ人の話にせよ傾聴することが難しくなってきました。還暦まで半月という歳ゆえ動物的衰えもあるのでしょう。それを認めた上でも、聴くことに純粋に打ち込めた自分はもういません。地味ながら、聴き方次第では得るものは多く信じられた日々にさようなら、なんていいつつ、便利なメディアの力を借りて、次々に映画や音楽を楽しむ自分も事実なんですねえ。クレンペラーのモーツァルト、録音の仕方もあるんでしょうが、各楽器の明晰な中に、広々とした立体感があり、これもこれでいいなあ、とLP時代に思ったものです。ハフナーはさほどそう思いませんでしたが、プラハの1楽章は、印象的でしたねえ。こんなことを思っては忘れ、また思い出しては自分の聴き方が前と同じだったり、違ってたり、まっ、何の得にもならないことをして時間を過ごす自分です。時に退屈あるいは正視に耐えない日常から逃れるとき、有意義な時間の使い方ではあります。吉田秀和は、これを楽しむに如かず、と自著タイトルに揚げました。ピアノは少し弾いただろうけど、演奏家の気持ちで彼はこれを言ったのではないでしょう。さりとて、人並みを遥かに超えて演奏を聴き、考えたことを文章にしてきた、稀にみる幸せ者でした。たまにテレビを止めて、あるいは、就寝前暗闇の中耳元に最小限の音量で聴きたい曲などを近づけるとき、見ることに邪魔されないでホッとします。学生オケの頃は、スコアと首っ引きで、偏った聴き方でした。楽器演奏に役立つだろうという下心もありましたね。でも、スコアを見て気づく程度の自分は凡庸だと後々気づいたわけで、優勝なプレイヤーには目なんか要らないきく耳、聴こえた音に反応できる耳がまずありき、だったようです。何年に何某オケを振ったクレンペラーがいいね、という聴き方、1965年までならいとも簡単に出来てしまう今、エアチェックでノイズ混じりの録音など聴かなくなった今を思うと、文頭で嘆いていたことが、1週間前まで仕事に追われていた自分が一時的に抱いた錯覚かと、ここまで書いて思えて来ました。いい音で、誰がどう思おうが気にせず音を楽しむ。その事そのものが、大いなる幻影、いやそりゃ映画で、我々一人一人の大いなる自由であり、幸せだと
 
- 2020-08-14:yk
 - ハスキルのレパートリーが(録音に残された範囲では)かなり限定されたものだったことは確かですが、彼女の音楽世界も狭いものだったのかどうかはなお慎重に見極める余地があります。
ハスキルが戦後スイスに居を構えた後、スイスの音響機器メーカーが彼女にテープデッキを寄贈したことが有ったそうです。何年か以前、彼女の親族が保管していたその一部が公開・市販されたことが有りました(TAHARA THA366/367)。そこには断片的ですが、彼女が自宅で弾いていた曲のいくつかが記録されていますが、そのレパートリーにはブラームス、リストからスクリャービン、ラフマニノフに至る曲目が含まれています。この録音を聴くまでは、ハスキルとラフマニノフ・・・と言うのは、さすがに私も想像できませんでしたが、彼女の日常の音楽世界に彼女が生きた”同時代”の音楽が含まれていたことは確かなようです。また、更に意外なことに、彼女は演奏会ではヒンデミットの作品(「4っつの気質」)を何度か作曲家と共演もしています。
いずれも、彼女の一見慎ましやかな演奏の奥に広がっていた音楽の世界を垣間見せてくれるとともに、彼女が繊細で弱弱しい深窓の佳人と言うより生き生きと時代と関りをもっていたことを示す貴重な記録だと思います。 
- 2020-08-09:コタロー
 - joshua様、いつも達筆のコメントを楽しく拝見させていただいております。
このレコードのB面についてですが、ジャケット写真で見ると、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番のようです。ただ、伴奏指揮はミッチェル指揮ナショナル交響楽団という怪しげな(?)演奏者となっております。
ハイメ・ラレードについて、ウィキペディアを参照すると、クリーヴランド管弦楽団との共演経験があるそうです。もし、それが事実とすれば、ジョージ・セルとも何度か共演したかもしれませんね。 
- 2020-08-08:joshua
 - B面は何だったんでしょうね?
既に紹介された室内楽か、小品だったのかも。
ハイメさんは80を迎えて健在のようです。
音楽的には申し分ないのですが、また安心して聴ける技術の高さなんですが、ハラハラドキドキしません。要は、玄人のリスナー向きなんです。こういう人が、町内会にいて、学校の1クラスに満たない聴衆あいてに弾いてくれるといいのになあ。
また聞き手がそれに合わせた耳を持つ文化があってのプレイヤーです。いま、朝ドラでやってるように、ディレクターがセールス優先では世に出にくいプレイヤーは数知れずいるんでしょうね。しかし、この手の演奏家は、大売れしなくても、息長く、聞く耳もつあいてに、続けていくのだと 
- 2020-08-07:toshi
 - クライバーンの名前を聞くと、コンクールの功罪を改めて感じます。
それと、ミスなく演奏することが大切かどうか、ということも色々考えさせられます。
今の演奏はCDなどでは編集でミスがありませんが、ミスが多く下手な古い演奏に惹かれる今日この頃です。 
- 2020-08-06:コタロー
 - ジョージ・セルはロシア物の小曲にも相性の良さを示していました。チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」、リムスキー・コルサコフの「スペイン奇想曲」などがその一例です。地方色に寄りかかることなく、音楽にはあくまでも清潔感が漂っています。しかし決して歌心を忘れず、美しいメロディは思い切って歌わせているのが何とも素晴らしいですね。クラシック音楽の初心者には大いにお勧めしたい一方で、本格的なクラシックファンをも十分納得させる内容を有していると思います。
ちなみに、最近では「ダッタン人の踊り」の演奏の際には、オリジナル尊重で合唱を入れるケースが一般的ですが、私はセルのように合唱を入れない演奏の方が好きです。
話は変わりますが、以前このサイトで、セルがリァドフの曲を録音しているという記事を読んだ記憶があります。これなどもアップしていただけると良いですね。 
- 2020-08-04:ワンダーランド
 - フルートの音色が暖かく、何とも言えない雰囲気があります。
さすがモイーズですね。
ゼルキンとブッシュの関係は、初めて知りました。 
- 2020-08-04:コタロー
 - ピエール・モントゥーは、第1ヴァイオリンを左側、第2ヴァイオリンを右側に配置するのが常でした(いわゆる「両翼配置」)。そのため、この曲の中でも両者の掛け合いが随所で聴かれ、大変効果的かつ興味深い演奏でした。
 
- 2020-08-03:笑枝
 - モイーズのフルート、初めて聴きました。名前は知ってましたが、素晴らしいですね。
一聴、どういう呼吸法したら、こんな音が出るんだろうって驚嘆してしまいました。
力みがなくて、フレージングもアーティキュレーションもこれしかない!と感じさせる理想的演奏。ランパル、二コレ、好きなフルーティストですが、モイーズは別格!と感じました。真の名人ですね。こんなに素晴らしいとは知らなかったです。
指揮&Vn のブッシュの功績も言わないといけないですね。ゼルキンのピアノ、カザルス=マールボロで聴いてますが、もうこの時点で相当のレベルだったことが分かります。 
- 2020-07-31:jukose
 - 精緻な演奏。ほんとうにそうだと思いました。
この曲は、リヒャルト・シュトラウスの中では一番好きな曲です。
聞いていると、作曲者はきっとドン・キホーテが大好きなんだろうなと思います。 
- 2020-07-30:コタロー
 - 今日はジョージ・セルの没後50年を迎えますね。そこで、セルを偲ぶにあたって、彼の演奏の特徴がよく表れていると思われるこの曲を選んでみました。
この交響曲、なかなかの曲者で、並みの指揮者が振ると、単に先祖返りしただけのこぢんまりとした音楽に聴こえてしまいがちです。
ひるがえって、セルはリハーサルの際、常時「リズム、リズム、そしてアーティキュレーション」と語っていたそうですね。それにしても、全曲を通してセルのあらゆる指示がオーケストラの隅々にまで徹底して行き渡っている様は、実に驚嘆に値します。そのため、ベートーヴェンがこの交響曲に仕組んださまざまな工夫がズバリ解き明かされるのです。これはまさに聴いていて胸のすく演奏です。
おかげで、私はこの曲に関しては、セルの演奏以外受け付けなくなってしまいました。 
- 2020-07-29:yk
 - 偶々、先日1947年の米国映画「カーネギー・ホール」を見、久しぶりにハイフェッツと共演するライナーの指揮姿をみました。そこには事実上、自国土を戦禍に曝すことなく第二次大戦の覇者、自由世界の盟主となった米国と言う国に花開いた”米国文化”の香が漂いますが、このワルツ集は(確かに録音を含めて)その完成形の一つの姿ですね。音楽に民族とか風土とか時代を無暗に持ち込んで”説明”するのは剣呑には違いありませんが、ドイツ系が多いと言われるシカゴの楽団をハンガリー系のライナーが振るウィーンのワルツを敗戦国ドイツのシュワルツコップが愛聴する・・・と言うのは、如何にも移民国家である米国の混合文化・・・・と言うか、1960年代の米国の多重入れ子文化の様相を感じます。
この演奏が現れた1960年代の受け止め方が何であったにせよ、録音から半世紀以上が経った今聴けば、確かに”伝統”といったものに拘泥するでもなく新しさとか機能性とか現代性といったものに阿るのでもない、一つの美しく明快なスタイルを持った演奏で、其れがライナーと言う優れた手腕の指揮者が丹精込めて作り上げたものであることを示す極上の記録ですね。 
- 2020-07-29:joshua
 - 見つけました!
おそらくこのサイトで唯一のポルカ・マズルカ「とんぼ」、
オトマール・ズイトナーもこれを得意としてましたね。それに、最近もラジオから、そう「音楽の泉」です。4月に最終回を終えてそれに合わせたかのように皆川達夫さん93歳の遷化でした。日曜8時になると、NHK第1にラジオを合わせてしまう私です。解説者は変わりましたがね。つい3日前でしたが、カルロスクライバーがNYコンサート1989年だったか、ベルリンの壁崩壊も知らずに弾いて吹いてた演奏です。「とんぼ」が聞こえてきました。短い曲だけど、こんなにトンボという生き物を見事に音で克明に表現した例は無いんじゃないでしょうか。還暦そこそこにメキシコで客死したクレメンス・クラウスの演奏で、再び「トンボ」です。いかにも貴族然とした風貌のクラウス。そうかと思うと、ライナー60年録音のシュトラウスがいまアップしていただいてますが、怖い顔ですね。それで、晩年のN響やシュタツカペレを振る何とも困惑に満ちたズイトナーの顔を思い出しました。ズイトナーはその息子が製作したドキュメンタリーで、東西ドイツに一人ずつ奥さんと3人で語らう場面が何とも印象的でした。そんなエピソードもズイトナーが「とんぼ」のテンポを上手に操るのと重なってきて、人間の不思議な可笑しさを思ってしましました。ライナーだって、先鋭な曲ばかりじゃなく、61年の心臓発作後の指揮台復帰はベートーヴェンの「田園」だったんですねえ。生国ハンガリー=ドナウの中流に思いを馳せるワルツも近い思いだったんじゃないでしょうか。前年ではありますが。ハイドンが最終録音だったのも、ハンガリーのエステルハージ大地主に仕えたハイドンだったからでしょうかね。アメリカのオケの手綱を締めながら、こころは故郷を駆け巡ってた、ということでしょうか。 
- 2020-07-24:ごんごん
 - アマオケホルン吹きの音盤中毒日記 レイボヴィッツのボレロ
http://harumochi.cocolog-nifty.com/horn/2010/02/post-ad98.html
にこのLPについて、以下のようにかかれていますが、これって、本当ですか。
----------------------------------------
60年代初頭のリーダーズダイジェストへの一連の録音からラヴェルの「ボレロ」と「ラ・ヴァルス」。オケはパリ音楽院管というもの。
手持ちはリーダーズダイジェスト社が出していたセット物LP。
P1010047 一般発売されずオケが契約上の変名だったりしたので、注目されることがなかった演奏だが、初出のLPにはソリスト名が明記されていた。
そこにはフルートのルボン、オーボエ・ダ・モーレのカシェ、ホルンのテーヴェらクリュイタンス時代のパリ音楽院管の伝説的な名手に加え、パリ・ギャルドの首席サックス奏者R GateauとF Lhommeの名。
さらにトロンボーンに超大物クロボカールが特別参加というオールスターキャストは鳥肌もの。これはレイボヴィッツの人脈のすごさだろう。とても一般家庭用の名曲全集とは思えないほど。 
(中略)
名エンジニア、ケネス・ウイルキンソンの手による録音が驚異的に良い音なのも嬉しい。  
- 2020-07-19:杉本正夫
 - 20代の頃、28~32番を収めたLPを買って、なぜか30番の第一楽章が大好きになり(今でも)29番は取っ付きにくく遠ざけていました。Blue Sky の解説を読んでその理由がわかったような気がしています。転調と構築・・・
ハンマークラビーアも抵抗なく聴けるようになりました。
ありがとうございます! 
- 2020-07-15:北の火薬庫
 - セル・クリーブランドのcomplete物から入り、その音作りにびっくりしているものです。まず、びっくりしたのが、このドビュッシーの「海」とラヴェルの「ダフニス」です。精緻でありながら、色彩職の強い演奏!!まるでライブのような躍動感!!
 「あれ?おかしいな?」と思ったのが、自分だけではないことを記載いただき安心しました。私の持つ旧盤はなんだったのか?たしかに、トスカニーニのRCA盤といい、ワルターのCBS盤といい、「おいおい、本来の音はそうだったの?」という時代なのかもしれませんね。 
- 2020-07-15:コタロー
 - 私が高校生の頃、家に小林利之氏の「ステレオ名曲に聴く」という本がありました。
当時私は廉価盤の優れた演奏を探すのに躍起になっていましたから、小林氏の本はまさにバイブル代わりでした。この本でライナーという指揮者を知り、まずバルトークの「管弦楽のための協奏曲」をRCAの廉価盤で購入し、非常に満足しました。そしてライナーの2枚目のレコードとして購入したのが、このハイドンだったのです。理由は、小林氏の強い推しがあったからでした。それはまたライナーのラスト・レコーディングでもあったのです。
ここでのライナーはかつてのような強いテンションは失われていましたが、人生を回顧するような静かな感動がありました。「時計」も良かったですが、私の心に深く刻まれたのはこの第95番の演奏の方でした。ハ短調で悲劇的に始まった曲がフィナーレでは明るいハ長調で終わる、その対照の妙に魅力を感じたのです。若い頃は、とりわけ「暗から明へ」という考え方に惹かれるのでしょうかね。 
- 2020-07-14:杉本正夫
 - 亡命してその先、生計を立てていけるのは極わずかの特権階級
でしょう。残るしか選択肢のなかったドイツ人が冷たい視線を向けた心理、理解できます。 
- 2020-07-14:やっぱりセルが好き!
 - 素晴らしい!
【クーレンカンプ=綺麗だけれど音が細い】と思っていましたが印象が変わりました。
1935年!録音にも拘わらず音質も驚愕。音源は何なのでしょうか? 
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[2025-11-02]

バックス:交響詩「ファンドの園」(Bax:The Garden of Fand)
	
	サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
	
[2025-10-31]

ベートーベン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 「大公」 Op.97(Beethoven:Piano Trio No.7, Op.97 in B-flat major "Archduke")
	
	(P)エミール・ギレリス (Vn)レオニード・コーガン (Cello)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 1956年録音(Emil Gilels:(Cello)Mstislav Rostropovich (Violine)Leonid Kogan Recorded on 1956)
	
[2025-10-29]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536(J.S.Bach:Prelude and Fugue in A major, BWV 536)
	
	(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)
	
[2025-10-27]

ベートーベン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」(Beethoven:Symphony No.6 in F major, Op.68 "Pastoral")
	
	ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年10月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on October, 1961)
	
[2025-10-25]

アーサー・サリヴァン:喜歌劇「軍艦ピナフォア」序曲(Sullivan:Overture from H.M.S Pinafore)
	
	ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
	
[2025-10-22]

バターワース:管弦楽のための狂詩曲「シュロップシャーの若者」(Butterworth:A Shropshire Lad)
	
	サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)
	
[2025-10-20]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13()Beethoven:Piano Sonata No.8 in C minor, Op.13 "Pathetique"
	
	(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)
	
[2025-10-18]

フォーレ:夜想曲第4番 変ホ長調 作品36(Faure:Nocturne No.4 in E-flat major, Op.36)
	
	(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
	
[2025-10-16]

J.S.バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582(J.S.Bach:Passacaglia in C minor, BWV 582)
	
	(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月5日~8日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)
	
[2025-10-14]

ワーグナー;神々の黄昏 第3幕(Wagner:Gotterdammerung Act3)
	
	ゲオルグ・ショルティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (S)ビルギット・ニルソン (T)ヴォルフガング・ヴィントガッセン他 ウィーン国立歌劇場合唱団 1964年5月、6月、10月、11月録音(Georg Solti:The Vienna Philharmonic Orchestra(S)Birgit Nilsson (T)Wolfgang Windgassen April May October November, 1964)