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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- らしい演奏ですね!
ハイドン、お勉強モードの退屈な作曲家というイメージで、あまり感動したことがなかったですが、ゴバーマンで見る目変わりました。
こんなに生き生きとした音楽だったのですね。
ありがとうございました。
- 2020-06-08:コタロー
- クナッパーツブッシュはウィーン・フィルを指揮して1957年頃にウィンナ・ワルツ等を集めたアルバムを録音していました。しかしステレオ初期の録音ということもあってか、平板でハイ上がりの音質になっていました。その点、このアルバムは1960年の録音で、音質が飛躍的に向上しています。
演奏という面から見ると、くるみ割り人形の「花のワルツ」、そしてシューベルトの「軍隊行進曲」が特に印象に残ります。
「花のワルツ」ではウィーン・フィルの美質が最大限に発揮されています。とりわけ、優雅な弦楽セクションやウィンナ・ホルンの独特な響きなど、他のオーケストラには真似のできないものでしょう。
次いで「軍隊行進曲」では普段よく耳にするタウジッヒ編曲(オーボエが主旋律を演奏する)ではなくて、ウェニンガーという人の編曲による絢爛豪華なものを採用していますが、私は中間部のそこはかとない哀愁に心惹かれました。
以上のように、このアルバムはクナッパーツブッシュの意外な側面がうかがえて大変興味深いです。
このような名演奏をアップしていただいて、感謝です!
- 2020-06-05:エラム
- マタチッチという指揮者は、レパートリーという面でも懐が深かったと思います。
マタチッチは来演を重ねたN響で、大規模合唱を伴う楽曲も度々取り上げましたが、古くはモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」からストラヴィンスキーの「詩編交響曲」まで、実に広範なものでした。
十八番のブルックナーを筆頭にワーグナーやR.シュトラウスといったロマン派の作品のみならず、ハイドンやベートーヴェンなどの古典派、そしてバロック音楽にも大きな力を発揮したのがマタチッチという指揮者でした。
殊に1967年11月から年末にかけてのN響登場時は圧巻で、得意とするR.シュトラウスやブルックナー(5番)を指揮したあと、先述の「聖母マリア」、バッハ「クリスマス・オラトリオ」、ヘンデル「メサイア」(、そして「第九」)を続けざまに取り上げています。これをやったN響も凄い。
この「調和の霊感」は確かに怪物のようで困惑を覚えますが、バロック音楽も愛したマタチッチの一面の例証と言えるでしょう。
それにしてもマタチッチが欧米で不遇な扱いを受けたのは不可解です。
コロナ禍で昔の録音に色々手を伸ばす中、最近は70年代後半以降のマタチッチ晩年のライヴ録音を集中的に聞いていますが、どれもこれも実に見事なものです。
ブルックナー5番(1979年・フランス国立管)、スメタナ「我が祖国」(1982年・オーストリア放送響)、ブルックナー3番(1983年・フィルハーモニア管)等々。
どれを聞いてもマタチッチに期待する、真っすぐで迫力満点の演奏(彼の真価はパワーだけではなく例えばブルックナーの緩徐楽章のような神を細部に宿すような音楽にも見出せますが)が聴けますが、個人的に感じ取ったことは、オケが実に協力的に思えるということです。
N響元主席トランペット奏者の北村源三氏が、マタチッチの指揮だと演奏中に幸福感に包まれていることが多々あったと証言していますが、先述の録音からは大いなる悦びの下で演奏しているオーケストラの面々の姿が浮かんでくるようです。
また、とかく「分かりにくい」という風評が蔓延しているマタチッチの指揮ですが、それは1984年の最後のN響来演時の姿があまりにも印象的なのが大きな要因だと思います。
マタチッチが1978年にブルックナー「ロマンティック」を指揮した映像(オケはスイス・ロマンド管)がありますが、上手くはなくとも意外に細かい指揮姿が見て取れます。
人種的な問題なのか、親ナチとされる経歴が一因なのか、単に高齢ゆえにお呼びがかからなくなったのか(ユング様も指摘されているように、欧米では日本のようにシルバー優先主義は通用しない)・・・
- 2020-06-05:笑枝
- 初めてお便りします。一年ほど前にこのサイトに出会い、貴重な音源の数々を聴かせてもらっています。ありがとうございます。
ケルの名、懐かしいです。二十代のころ、草色の廉価盤で知りました。モーツァルトのクラリネット協奏曲。最初に聴いたプリンツ/ミュンヒガー・VPO盤が、今でも好きな演奏ですが、ケルのクラリネットはヴィブラートが強くて戸惑ったこと、覚えてます。
ブラームスにはこの明るさが、いいですね。Continuum/TestamentのCDを手に入れて愛聴してます。
ブッシュが1937年10月10日、この録音を行ったその日にアメリカに亡命したとのこと、初めて知りました。
Continuum/Testament盤のライナーノートには、
リハーサルなしで一発録音されたこと。
完成したSPを聴いたケルもブッシュも、録音の出来に大満足で、
グラモフォンのFred Gaisberg に送った謝辞が紹介されています。
ケルの書簡は10月25日付。ブッシュの書簡もおそらくこの前後とみられます。
録音から2週間ですから、LP と違ってSPは商品になるまでがとても早かったのですね。
ブッシュが中心になって創設したスイス・ルツェルン音楽祭は、第一回が1938年夏に開催されています。ブッシュはその翌年1939年、第二次世界大戦の勃発でアメリカへ渡ります。
ブッシュがこの録音後、アメリカに亡命したという劇的なエピソードは、このライナーノートには記されていません。
EMIのEver Greenに書かれているのでしょうか?
ブッシュは1939年の夏までイギリスやスイスで演奏活動していたはずですが??。
- 2020-06-05:コタロー
- 私的な話で恐縮ですが、この曲は、私が20代の頃、RCAの廉価盤LPでライナーの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」を購入した時、その余白に収録されていたものです。このサイトに取り上げてくださって、ありがとうございます。
この曲の中でとりわけ印象に残ったのは1曲目の「トランシルヴァニアの夕べ」でした。まるで日本の民謡を聴くような懐かしさを強く感じたものです。とかく苛烈なまでの緊張を聴き手に要求することが多いバルトークの作品の中で、こんな愛らしい曲があったとは本当に意外な発見でした。
それにしても、よくぞライナーがこの曲を録音してくれたものです。ライナーのバルトークに対する共感は半端ないですね。
- 2020-06-04:トリス
- いつもありがとうございます。
以前この指揮者の指揮によるR.シュトラウスの作品をまとめてアップされたときその演奏のすばらしさに驚きこの人の認識を新たにしたのですが、この田園はその時以上の驚きです。
私のこの曲のお気に入りはワルター、フトヴェングラー、E.クライバーなんですがこれはそれらの演奏とくらべても遜色なしと言ってもいいと思います。第一楽章のあのテンポ、ベートーベンがアレグロだけではなくなぜノントロッポをつけたのか納得しました50年以上この曲を聴いていてはじめてきずかされました。第二楽章での主題の美しさ時折見せるテンポルバートも自然でいやみがないですそれからあの小鳥のされずりほっとさせられました。第3楽章あのウィンナホルンもいいですね、でもその前のウィンナオーボエのソロも素晴らしい。ほんとに素晴らしい録音をアップしていただきありがとうございました。
最後に演奏終了後の拍手のこと全く同感です。ほんとにすばらしい演奏で感動し自然にブラボーと叫ぶのは悪いこととは思いませんが、せめて最後の音が鳴りやみ指揮者が手を下すまではその余韻に浸ってほしいとおもいます。
- 2020-06-02:コタロー
- この曲はブルックナーの交響曲の中では演奏機会が少ないですが、なかなかの意欲作だと思います。それだけに、このヨッフムの演奏は大変貴重だと思います。
ヨッフムはこの曲とかなり相性が良いようです。第1楽章のコーダでは急激にテンポをアップさせて独特な効果をもたらしたり、第3楽章では愉悦的な楽想が最大限に生かされているなど、初期のブルックナーの交響曲の魅力を大いに堪能させてくれます。また、ベルリン・フィルの卓越した演奏能力が遺憾なく発揮されています。
実はこの演奏、私が20代の頃にLPで愛聴していたものですが、数十年ぶりにこのサイトで再会することができてとても嬉しいです。心から御礼申し上げます。
- 2020-05-31:備前屋の旦那
- 皮肉にもコロナGWの影響でリスニングルームのノイズレベルが下がり、普段ならヘッドホンで聞かなければならない「アッピア街道の松」をスピーカーで聞くことが出来ました、セレッション社のディットン君(KEF104とか欲しいけど流石に状態の良いものは高価です)が久々に実力を発揮してくれました。
こういうダイナミックレンジが大きい曲は、地下にリスニングルームでも作らない限り「小音量部がノイズフロアに埋もれる」か、「クライマックスになると隣人が出刃包丁を持って私を三枚におろしにくる」かの二者択一で、普段はヘッドホンで聞くしかなかったりします。
ま、私の知人のように、オールドタンノイを木造アパートに持ち込んでしょっちゅう揉め事を起こす人もいるにはいますが。
まあ、再生装置はマイクロコンポでも十分聞けますが、やっぱりこういう曲は実物を聴きにいきたいですね。
故意にダイナミックレンジを圧縮したCDが有ってもいい、今日はなんかそういう気がしました。
- 2020-05-29:コタロー
- 私は正直なところ、長らくこの曲は苦手でした。自宅にはアルバン・ベルク弦楽四重奏団らの名演(?)のCDがあるのですが、一度も通しで聴いたことがないほどでした。
ところが、このハイフェッツらの演奏は何の抵抗なく聴き通すことができました。恐らく、彼らの明晰な音楽づくりによってもたらされた「砂金」の美しさの賜物だと思われます。
おかげで苦手意識を払拭できました。
- 2020-05-27:コタロー
- 最近はブッシュ弦楽四重奏団をはじめとして、SPを復刻した演奏を集中的に聴いています。クライスラーによるこの曲の演奏は、ひたすら音楽に奉仕するとでもいった、純粋な姿勢に心を打たれます。1926年録音とは思えない聴きやすい音にも驚かされます。
余談ですが、クライスラーの「愛の喜び」「美しきロスマリン」といった小品はまだパブリックドメインになっていませんね。彼は1962年に亡くなっていますが、戦前にアメリカ人国籍を取っているので、戦時加算が生きているわけですね。クラシック音楽のファンにとっては至極残念なことです。
- 2020-05-26:ss
- クラシックというよりジャズやプログレッシブハウスなど現代の音楽に近い。時代を超越した演奏。Manze, Podger, AAM、レイチェル・ポッジャー、アンドルー・マンゼ、エンシェント室内管弦楽団の演奏はこれを真似したのか!と思える。この両名は現代イギリス最高峰の奏者。海外での評価は極めて高い。素晴らしい!良い盤に出会えました。ありがとうございます。
- 2020-05-25:コタロー
- 待望の演奏です。アップしていただき、ありがとうございます。
思い起こせば、私が初めてこの曲に触れたのは20代の頃、ブダペスト弦楽四重奏団のモノラル録音でした(当時、CBSソニーの廉価盤LPで分売されていました)。これは高度な洗練を持ってモダンに仕上げた演奏でした。
それに対して、ブッシュ弦楽四重奏団の演奏は、抽象的な言い方を許してもらえるならば、ドイツ文化の精髄を強く感じます。とりわけ第3楽章は白眉です。したがって、この演奏を聴いてしまうと、あくまでも私見ですが、ベートーヴェンのモットーである「苦悩を突き抜けて歓喜に至れ」は、「第九交響曲」よりこの曲にこそふさわしいのではないかと感じてしまいました(「第九」のように大上段に構えられるとかえって恐れ入ってしまいますよね!)。
残りのナンバーも楽しみにしています。気長に待っていますので。
- 2020-05-23:baroquemusicfan
- クリサンダー旧全集版による演奏は、聴いた中ではパイヤールの旧録音が使用していました。新録音では新全集により3つの組曲として録音していますが。
あと意外なのは!アーノンクールとウイーン・コンチェントゥス・ムジクスの録音は、曲順は旧全集の配列を採用しています。これはびっくりしました(曲順だけでなく、もちろん演奏も)。
確かに演奏効果としては、クリサンダー版の並びのほうが『映え』ますよね。
- 2020-05-23:kph.matchan
- 初めまして。
以前から、音源と記事を参照させていただき、サイトの充実・維持への並々ならぬ情熱に感嘆、感謝している者です。
さて、本記事の「クリュイタンスはフランス人指揮者であってもベートーベンのことを知り抜いていました」という文章について、少々誤解を招く表現ではないかと常々思い、浅薄ながら考えを寄せさせていただきます。戯言とお考えであればお流し下さい。
私が現在直接参照できるのはネット上の記事だけですので、偏りがあり正確性も担保できませんが、それでも「クリュイタンスはフランス人指揮者」と括るのは、知識のない読者には間違った認識を与えるように思えてなりません。
ご存知のように、クリュイタンスは1905年にベルギーのアントウェルペンで生まれ、当地の王立音楽院で学んでいます。アントウェルペンはベルギーでも北方、オランダと接しており、公用語はオランダ語とあります。
各国語Wikipediaで、クリュイタンスは、「fran$(D+.ais d’origine belge」(仏)、「belgisch-franz$(D+Ssischer」(独)、「belgisch-franz$(D+Ssischer」(独)、「Belgian-born French」(英)とありますので、その名前から推してもフランスルーツの音楽家家系であることは間違いではなさそうですが、アントウェルペンで生まれ育ったことを考慮すれば、「クリュイタンスの父は(略)息子にドイツ語を教えた」という真偽の判らないエピソードを捨象しても、彼の音楽的ルーツはドイツ語圏に近いと考える方が自然に思われるのです。(オランダ語はドイツ語と同じ西ゲルマン語群、それに対しフランス語はイタリック語派ロマンス諸語の言語。)
私たち素人が、フランス人指揮者がフランス音楽に通じていると単純に考えているのは、フランス音楽の旋律感覚や、それに起因する和声、律動の感覚が、フランス語という言語の音節と不可分なものであると通念的に捉えているからだと思うのですが、クリュイタンスが青年期に至るまでアントウェルペンのゲルマン文化の中で生活していたこと考えると、仮に(ありそうもないですが)家庭内がフランス文化で彩られていたにしても、ネット上ので時折見られる「クリュイタンスは、メインはフランス物だが、ドイツ物にも通じていた」という表現には、首を傾けたくなるのです。
余談ですが、日本で「ドイツ系ユダヤ人」という場合、民族としてはユダヤ人だが実質はドイツ人であるように、各国Wikipediaの記述を直訳して「ベルギー系フランス人」とするのも誤解を生みやすい表現だと思います。その点、日本語版Wikipediaでは、「ベルギーのアントウェルペン出身で、主としてフランスで活躍した指揮者」、或いは「ベルギー人(フランス人系)指揮者」という慎重な表現で好感が持てました。
- 2020-05-22:コタロー
- クリュザンダー版の「水上の音楽」は私の知る限り、ベイヌムの演奏が唯一だと思われます。当時は大編成のオーケストラを用いた豪勢なハーティ版で演奏するのが主流だったと思うので、このベイヌムの演奏は新鮮に感じられたのではないでしょうか。
私の場合、10代20代の若い頃はもっぱらハーティ版を聴いていました(特にセル指揮ロンドン交響楽団の名演奏がお気に入りでした)。しかし齢60を超えた今にあっては、クリュザンダー版を用いたベイヌムの雅な演奏が心に沁みるようになりました。
余談ですが、このレコーディングは1958年とのことで、ベイヌムが亡くなる一年前ということになりますね。歴史にifはありませんが、ベイヌムがせめてあと十年生きていれば、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団において、後任のハイティンクがあんなに苦労することはなかったかもしれません。改めてベイヌムの早逝が惜しまれます。
- 2020-05-21:コタロー
- マイナルディとゼッキが組んだこの演奏は、音楽とはまさに「音を楽しむ」ことであることをさりげなく自己主張しているなかなか素敵な演奏だと思いました。
- 2020-05-21:ワンダーランド
- HMVでのベートーヴェン・ソナタ全集の購入者の評価が、あまりにも高く、是非聴いてみたかったアニー・フィッシャーですが、価格が1万円以上と高く、中古盤もなく、購入することができませんでした。
今回、視聴させていただくことができ、うれしく思います。
なるほど力強く、音がしっかりしており、これぞベートーヴェンですね。
大好きな演奏です。
ありがとうございます。
- 2020-05-20:toshi
- ジュリーニは良い意味でもそうでない意味でも自分の音楽ポリシーがはっきりしていた人という印象がありますが、人生についても明確な
ポリシーがあったようですね。まだ指揮できる年齢なのに引退したことを
みても、仕事で指揮することだけが人生ではないと考えていた証でしょうね。
- 2020-05-20:ワンダーランド
- 既にお亡くなりになった某有名評論家の紹介で知ったリリークラウスですが、当時は好きになれず、ピリスのしっとりしたモーツァルトの方が好きでした。
ただこの演奏は、すばらしく、確かにモーツァルトはこのように弾いたのではないかと思わせる演奏ですね。
それにしてもこのオーケストラの演奏は、味わいがありますね。
当時のウイーンフィルの演奏は違いますね。
すべらしい演奏の紹介ありがとうございます。
- 2020-05-19:ワンダーランド
- フレモー・モンテカルロとの演奏は、良く聴きますが、これも良い演奏ですね。
よく第2楽章だけを聴きます。
フランソワのドビュッシーの演奏が大好きで、ポリーニ、アシュケナージ、アルゲリッチにはない魅力があります。
- 2020-05-19:コタロー
- 前回のコメントの追記です。
コルトーの他の演奏をこのサイトで探したところ、「歴史的音源の紹介」というコーナーの中に、ショパンの「エチュード作品10、25」がありました。
実際に聴いてみると、まさに光彩陸離という形容がふさわしい見事な演奏でした。
「バラード集」を聴かれて心を動かされた方には、必聴の名演奏です!
- 2020-05-18:ワンダーランド
- セルが好きな方には、たまらないでしょう。
モダン演奏の最高峰には、違いありません。
ベートーヴェン、シベリウスのの交響曲程ではありませんが、好きな演奏です。
- 2020-05-17:Sammy
- 「老ブラームスの渋く深い音楽」でなくてはならない、という呪縛ではなく、みずみずしい感性で作品をのびやかにとらえなおすことで、この作品の持つ核となる部分が若々しい新鮮な響きで広がっていく。
ユングさんご指摘のラレードのヴァイオリンだけでなく、ソコロフのピアノも透明感と活発さがあってその自然で丁寧な掛け合いもさわやかさを感じさせます。
老成した人の音楽を老成した人が演奏する。それはそれの素晴らしい世界があると思います。ただ、この演奏は、本当の傑作に対しては、時に全く別の仕方があることを感じさせてくれます。
- 2020-05-16:アドラー
- フルトヴェングラーの英雄もセルの英雄もはまりにはまって聞いてましたが、自分にとって、これは多分、それらを超える演奏です。アップしてくださったユングさんに感謝! このオケは素晴らしく上手いなあ。力強さ、静けさ、重さ、喜びなどベートーヴェンがこの曲に込めた多彩な感情が、音に美しく反映されていて、オケの音を聞くだけでも価値が十分あると思う。マルケヴィッチの音楽づくりは、他のオケの、時に頼りない音を聞くと、彼はどういう音楽をしたかったのかと思うけど、この引き締まった、尚かつ巨大な演奏を聴くと、マルケヴィッチという人の音楽の構想も、指揮の腕も凄いと思います。ただ、オケが良くないと彼の良さは分からないのかも、と思います。
- 2020-05-15:コタロー
- Sammy様、素敵な演奏をご紹介くださって、ありがとうございます。
確かに、1950年代後半のバーンスタインの演奏には良いものが多いですね。ただ、彼はジョージ・セルのようにオーケストラを厳しく鍛え上げるタイプの指揮者ではなかったので、1960年代に入るとニューヨーク・フィルのアンサンブルが徐々に低下したのは否めません。その意味で貴重な記録だと思います。
話はがらりと変わりますが、コロナの緊急事態宣言は私の地方では何とか解除になりました。しかし、それまでコロナ禍の恐怖から心身ともに守ることができたのは、このサイトでクラシック音楽を存分に味わえたことが大きいと思います。大いに感謝しております。
- 2020-05-12:コタロー
- 恥ずかしながら、コルトーの演奏を聴くのはこれが初めてです。
試しに、この曲をルービンシュタインの弾いた演奏(1959年録音)と聴き比べてみたのですが、ルービンシュタインの演奏はきっちりとまとまっていてそれなりに立派なものでした。しかし、コルトーの自由奔放なイマジネーションが爆発したような演奏は、他の誰にも真似のできない実に魅力あふれるものだと思います。また、この年代の録音にしては、大変クリアで迫力すら感じる素晴らしいものです。
おかげで、コルトーの他の演奏も聴きたくなりました。
- 2020-05-09:Sammy
- 1950年代の録音というのがちょっと驚きです。とても鮮明な音で、また端正かつ生き生きと演奏されていてよい演奏と思いました。確かに覇気あふれる、というのとは違いますが、それでも作品の魅力を隅々まで丁寧にとらえていて、十分に魅力的ではないかと思います。
- 2020-05-07:コタロー
- フランス人が指揮したシベリウスの交響曲第2番というと、この演奏とほぼ同時期に録音されたモントゥーがロンドン交響楽団を指揮したものが頭に浮かびます。モントゥーの演奏は、淡々とした筆致で開始されて、終楽章に向かってじわじわと熱っぽく盛り上げていくもので、大いに感銘を受けたものです。
それに比べると、パレーの演奏はどこまでも一気呵成で、速めのテンポで直線的な音楽運びが特徴です。しかし聴き進んで行くと、音楽のツボを的確に掴んでいることが明らかになってきます。またデトロイト交響楽団がきっちりと制御されているのも見事です。
モントゥーの演奏では彼の人間味に惹かれるのに対して、パレーの演奏では音楽の求心力の強さに惹かれます。全体の演奏時間も38分余りで仕上げています(何とモントゥーの演奏より5分以上も速いです!)。
名演奏の聴き比べが愉しめるのは、まさにクラシック音楽の醍醐味ですね。
- 2020-05-02:やっぱりセルが好き!
- 演奏もですが、このレコードの魅力は何と言ってもその装丁の素晴らしさでしょう。
12インチのギャラリーでも紹介されていましたが、これと仏コンサートホールから出されたモンテカルロのディアギレフ(これまた素晴らしい装丁)の両セットを持つ事はコレクター冥利に尽きます。これまで発売されたレコードの中で最も美しいレコードと言っても過言では無いと思います。
【聴く楽しさと持つ喜び】CDではなくレコードだけの魅力です!
- 2020-04-24:コタロー
- いよいよセルのステレオ録音の「モルダウ」がアップされましたね!厚く御礼申し上げます。
すでにアップされている1951年録音のモノラル盤と基本的なアプローチは変わりませんが、ステレオ録音の方は何といっても録音が鮮明で、セルの指揮もより円熟味が増して、この曲の中で次々に立ち現れる情景における音楽の魅力を的確に描き出している点が、実に見事だと思います。
それにしても、セルはこのようなスラヴ系の曲を取り上げると、一見整然とした音楽運びの中に曲への熱い共感がにじみ出ていてとても印象的ですね。
これは本当にすばらしい演奏です!
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[2025-04-02]

モーツァルト:セレナーデ第13番ト長調, K.575 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(Mozart:Serenade in G Major, K.525 "Eine kleine Nachtmusik")
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 バンベルク交響楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Bamberg Symphony Recorded on 1959)
[2025-03-28]

ラヴェル:スペイン狂詩曲(Ravel:Rhapsodie espagnole)
シャルル・ミュンシュ指揮:ボストン交響楽団 1950年12月26日録音(Charles Munch:The Boston Symphony Orchestra Recorded on December 26, 1950)
[2025-03-24]

モーツァルト:セレナード第6番 ニ長調, K.239「セレナータ・ノットゥルナ」(Mozart:Serenade in D major, K.239)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 バンベルク交響楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Bamberg Symphony Recorded on 1959)
[2025-03-21]

シューベルト:交響曲第2番 変ロ長調 D.125(Schubert:Symphony No.2 in B-flat major, D.125)
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 1949年12月20日録音(Charles Munch:The Boston Symphony Orchestra Recorded on December 20, 1949)
[2025-03-17]

リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲, Op.34(Rimsky-Korsakov:Capriccio Espagnol, Op.34)
ジャン・マルティノン指揮 ロンドン交響楽団 1958年3月録音(Jean Martinon:London Symphony Orchestra Recorded on March, 1958)
[2025-03-15]

リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 ,Op.18(Richard Strauss:Violin Sonata in E flat major, Op.18)
(Vn)ジネット・ヌヴー (P)グスタフ・ベッカー 1939年録音(Ginette Neveu:(P)Gustav Becker Recorded on 1939)
[2025-03-12]

モーツァルト:弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調 K.589(プロシャ王第2番)(Mozart:String Quartet No.22 in B-flat major, K.589 "Prussian No.2")
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
[2025-03-09]

ショパン:ノクターン Op.27&Op.37(Chopin:Nocturnes for piano, Op.27&Op.32)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1956年発行(Guiomar Novaes:Published in 1956)
[2025-03-07]

モーツァルト:交響曲第36番 ハ長調「リンツ」 K.425(Mozart:Symphony No.36 in C major, K.425)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 バンベルク交響楽団 1960年録音(Joseph Keilberth:Bamberg Symphony Recorded on 1960)
[2025-03-03]

ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調, Op.68(Brahms:Symphony No.1 in C Minor, Op.68)
アルトゥール・ロジンスキ指揮:ニューヨーク・フィルハーモニック 1945年1月8日録音(Artur Rodzinski:New York Philharmonic Recorded on January 8, 1945)