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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- バッハの「音楽の捧げもの」は、レーデル&ミュンヘン・プロ・アルテの演奏が好きです。テレマンでも懐かしいその響きを聴かせてもらいました。何故かほっこりします。
- 2021-06-05:Hiro
- この演奏会に至る過程についてバーンスタイン自らの書簡が公表されています。
The Truth About a Legend by Leonard Bernstein (https://leonardbernstein.com/lectures/writings/the-truth-about-a-legend-glenn-gould)
グールドの死後に発表されているので柔らかな表現になっている可能性はありますが、お互いリスペクトをもって演奏したことがうかがえると思います。
- 2021-06-05:コタロー
- この演奏は、30数年来CDで愛聴してきたものです。アンセルメの演奏はエレガントの極みで、何度聴いても飽きない素晴らしいものです。今回アップしていただき、ありがとうございました。
- 2021-06-04:コタロー
- 10点満点です。とりわけ、初めの2つの楽章からは深い感銘を受けました。
この名演奏がパブリックドメインとして、このような形で聴けることは大変ありがたいことですね(私的には、この演奏に匹敵するのはカザルス=マールボロのライヴ録音だと思っています)。
- 2021-06-04:サンセバスチャン
- ショーンバーグはホロヴィッツと親しく交際していました。また、ホロヴィッツの演奏を酷評しておりません。そのあたりユング様の誤解があるように思います。ネコほどの知性もないが、演奏は素晴らしいというような意味で使っているのだと思います。学究的なピアニストへの皮肉じゃないでしょうか。ホロヴィッツの家には作り付けの巨大な書棚があり、膨大な楽譜で埋まっていました。
- 2021-06-03:アドラー
- まずユングさんのコメントで思わず笑って頷いたのは、コンセルトヘボウ管が「ここぞというところで人選を誤る癖がある」という箇所。確かにシャイーになって音変わったみたいな気がします。オケの運営者は新しい音作りを期待してシャイーを引っ張ってきたのかもしれないけど、残念です。ところでこの演奏はアップされて以来、相当の回数、聴かせてもらいました。私はシューベルトの交響曲では挙げて頂いているコンセルトヘボウをベイヌムが振った第6番が好きで、それに比べるとハーグ・レジ管は今一つですが、それは比べる相手が余りにも上等過ぎるからであって、どちらかというと透明感のあるこちらの音もなかなかいいです。この曲、全体を聞いたことがなかったのですが、いい曲ですね。特に第2楽章、気に入っています。こういう音楽って表現が難しくて、ありきたりの表現になるのですが、淡く深いロマン派の音楽に身を浸すというか。。。アップして頂き、有難うございます。
- 2021-06-01:toshi
- レコードのジャケット見ても不思議な感じがします。ヴィオラ協奏曲と言いながら、ヴィオラのソリストの名前がない・・・何故かな?
レーデルの名前は昔のバロックのレコードでは良く見かけたので懐かしい名前です。日本では実演に接した記憶はありませんが、日本では指揮の講習会などはやっていたようです。
指揮を勉強している(と言っても東京芸大や桐朋などのエリートコースの方ではありませんが)人間の口からレーデル講習会などという言葉を聞いたことあります。
- 2021-06-01:baroquemusicfan
- むかし、エラートの廉価版LPでもっていました。ヴィオラのソロは「ゲオルク・シュミット」とありましたが、多分?プロアルテ室内Orのヴィオラ奏者ではないでしょうか。
- 2021-06-01:コタロー
- クルト・レーデルとは懐かしい名前ですね。1972年頃、私は廉価盤でバッハの「管弦楽組曲第2番・第3番」と「ブランデンブルク協奏曲」のレコードを購入しました。
その中では、「管弦楽組曲第2番」がレーデルの古雅なフルート独奏とあいまって、立派な演奏でした。しかし、ほかの曲についてはアンサンブルがいささか緩く、今一つ満足できなかったのが事実です。まあ、廉価盤だから仕方がないかと思って当時は聴いていました。
今回アップされたテレマンの曲は、バッハとは違って音を厳密に構築する必要がないので、バッハで感じた緩さが逆に大らかさにつながって良い結果を出していると思います。
それにしても、レーデルは2013年まで生きていたのですね。70年代以降はあまり目立った音楽活動を行っていなかったのでしょうか。無欲の人だったのですね。
- 2021-05-31:コタロー
- シベリウスの「レンミンカイネン組曲」の全曲録音というのは、かなり珍しいのではないでしょうか。それだけでも資料的な価値が十分にあります。
デンマーク国立放送交響楽団は、いわば木目調の自然な風合いが魅力的ですね。イェンセンの指揮もそんなオーケストラの個性をうまく引き出していて、とても良いと思います。北欧の厳しい大自然に屹立しているというよりは、人肌を思わせるぬくもりを感じさせるユニークなシベリウスです。まさに、シベリウス好きにはたまらない演奏ですね。
- 2021-05-29:アドラー
- オーマンディ/フィラデルフィアによるウィンナワルツは、アップして頂いた「青きドナウ」や「ウィーンの森」では楽しめたのに、これは何度聴いてもなぜか、どこか重い感じがします。音はきれいだし見事な演奏なのですが。。私はシュトラウスの(ポルカでなく)ワルツでは、譬えるなら(ドナウ)川の川下りをしていると日向からふっと木陰に入って空気感が変わるような、そんなリズムや曲想の変化が途中に出てくるのを楽しみにしている(とアップしていただいている他のシュトラウスの演奏と聴き比べて気がついた)のですが、オーマンディの「千夜一夜」には、「ドナウ」や「ウィーンの森」と違ってそれが余り感じられず、最後まで私の中のリズムが弾力をもつことなく終わる感じです。何度も聴いていればその印象も変わるのかもしれないので、今後も聴かせて頂きますが、毎日、興味深い演奏を紹介してくださるので、なかなかじっくりと聴けません(贅沢な悩み)。
- 2021-05-29:コタロー
- 私はモーツァルトのホルン協奏曲では、この「第3番」が一番好きです。
ブレインのホルン演奏はまさに融通無碍で、さすがに「名演奏」の呼び声が高いのも納得です。当時のカラヤンの伴奏指揮も素直で好感が持てます。
話は変わりますが、ブレインは無類のカーマニアだったそうですね。カラヤンとのリハーサルの休憩の際には、カラヤンとクルマの話で盛り上がっていたそうな(三浦淳史氏の著書による)。
そんなブレインが、皮肉にも自動車事故で30代の若さで亡くなってしまったのは、ほんとうに無念な出来事ですね。
- 2021-05-29:Okm
- 待ってました。学生時代にこの録音を聴き、戦争終結後に「帰郷」したワルターとウィーンフィルの、冒頭から入れ込んだような演奏に驚いたものです。アップして戴き、深く感謝いたします。
- 2021-05-27:コタロー
- パレーのラテン的な感覚の光る演奏です。全篇が透徹した感性に貫かれていて、そこに大いに魅力を感じます。デトロイト交響楽団の演奏も見事ですし、録音の良さにも驚かされます。
何度聴いても飽きの来ない好演だと思います。
- 2021-05-25:コタロー
- 隠れた名演奏です。これまで私はシゲティのことをいささか敬遠してきましたが、ここではワルターの大らかな伴奏指揮のもと、崇高ともいえるような純粋な演奏を展開しています。少なくとも私にはシゲティの技巧の衰えはさほど気になりませんでした。彼のヴァイオリンを聴いていると、まるで心が洗われる思いです。
何気に選曲して聴いた演奏ですが、思わぬプレゼントを頂いたような素晴らしい気分になることができました。どうもありがとうございました。
- 2021-05-22:エラム
- 非常に興味深い録音を聞かせていただき感謝します。
実に見事な演奏だと思いました。音は古いですが演奏は新鮮さに満ち溢れています。
それにしても快速です。殊に第1楽章が。でもカヤヌスの解釈というだけでなく本来このようなテンポやフレージングが求められていたのではないかと思える納得感があります。
ところで、他にシーラカンス的な録音としてはニキシュの「運命」が知られており、私も恐る恐る聞いたことがありますが、1分も経たないうちに感心させられていました。
このカヤヌスのシベリウスも、ニキシュの「運命」も共通しているのは音楽の流れの良さです。後者は現代の演奏まで含めても史上屈指の見通しの良さも備わった演奏に思えます。
もしかするとこれがこの時代の演奏のトレンドだったのかもしれません。神の如く崇められているフルトヴェングラーですが彼より古い時代の人たちからは「最近指揮者の演奏はなってないね!」と思われていたかもしれません。
- 2021-05-22:コタロー
- 先日は、作曲家としてのエネスク(エネスコ)の楽しい作品を聴かせていただきました。
その際、ヴァイオリニストとしての彼の演奏に興味を持ったので、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ」全曲に挑戦してみました。
確かに、彼の晩年の演奏のためか技巧も衰え、スクラッチ・ノイズも目立ちます。しかし、聴いていくうちにそんなことは気にならなくなって、彼の真摯で気迫のこもった演奏に惹かれていく自分に驚いてしまいました。若いころは、この手の音楽は辛気臭いと感じ、敬遠していたのですが、この歳になって、ようやく心に沁みるようになりました。だとすれば、歳を取るのもまんざら悪くないのかもしれませんね(微笑)。
- 2021-05-21:エラム
- 演奏は予想以上の素晴らしさでしたが、オケについて語らせてください。
私も密かにデンマーク放送交響楽団は素晴らしいオケなのではないかと思っています。それもユングさんのご友人と同じく、オケの音色を評価してのことです。
私が初めて海外で本場のオーケストラを聞いたのは2008年3月のコンセルトヘボウでした。元々は行く予定のないコンサートで事前情報なしの飛び入り同然でしたが、曲目と指揮者を見てガックリ。指揮者はブロムシュテット、メインプロはメンデルスゾーンの「スコットランド」でした。
首席指揮者だったヤンソンスの出演を希望していたもののブロムシュテットは決して嫌いな指揮者ではありません。むしろ私の中では来日時は絶対に外せない指揮者です。しかし僅か一ヶ月前にN響の定期に登場しており、私は3プログラムとも聞き通したばかりでした。
なおまずいことに「スコットランド」は私の中ではよく分からない曲でした。有名なクレンペラーの演奏にはついていけないと感じていましたし、マークの名録音もピンときませんでした。
しかし曲に対する評価はこの演奏会で一変しました。全てが最高の演奏でした。下手に言葉にしない方がいいほどの。しばらくしてからこの日の演奏の録音を入手しました(正規盤ではありませんが・・・)。実演と録音に差があることは多いですが、驚くほど実演の印象が蘇るクオリティで、コンセルトヘボウの燻し銀の響きが一時的とはいえ復活していました。
それ以来、ブロムシュテットの指揮するスコットランドの演奏を(youtubeなどで)見つける度に聞いてきました。1年に1度客演するだけのオケではなく縁深いオケならもっと素晴らしい演奏を聞くことができるだろうという思惑で。ところが、コンセルトヘボウとの演奏ほどの感動がありません。手兵のゲヴァントハウスとの演奏もダメ。サンフランシスコ響との正規盤は力任せの表現が多くてげんなり。相性抜群のバイエルン放送響も期待外れ。やはり腐ってもコンセルトヘボウは世界三大オケなのかもしれません。
問題のほぼ全ては音色にあることに気付きました。かのオイゲン・ヨッフムの初来日は東京交響楽団への客演でしたが曲目によって賛否が分かれたと言われます。どうやらメンデルスゾーンも取り上げた様子ですが、
「仕方がない。日本のオケの音色ではモーツァルトやメンデルスゾーンはどだい無理なのだ。」
と書いた評論があったようです。あながち的外れではないと思います。いまでも日本のオケではモーツァルトはよく弾かれますがメンデルスゾーンのシンフォニーは不人気曲のようです。
「スコットランド」という曲自体が好きになったので、他の有名指揮者の演奏も見聞きしましたが一層の徒労に終わりました。収穫は筋肉100%のイメージが先行するショルティ&シカゴ響の意外な名演に出会ったくらいでした。
しかし、遂に「これは」という演奏に出会いました。ブロムシュテットがデンマーク放送交響楽団を指揮した演奏でした。指揮者の90歳を祝するの演奏会だったみたいなので2017年の演奏でしょう。youtubeの同オケの公式チャンネルにアップされた動画は残念ながら現在は視聴できませんが、「湖水地方の空気感」が漂う実に見事な演奏でした。
「音色とは何ぞや」と聞かれても返答に窮する面はありますが、オケにおける響きとアンサンブルは全く別の要素ではないかと思います。この「カレリア」の、殊に第1曲がその最たる例証ではないでしょうか。まさに極上の「響き」です。
それにしてもクラシックファンを続けていても「名前は知っているけど実はまともに聞いたことがない曲」というのがあります。概してそういう曲に限って「あっ、これなのか!」と思うものです。今日の私がそうでした。3楽章の出だしは「のだめカンタービレ」のドラマで毎回使われていた曲ではないですか。
- 2021-05-20:コタロー
- グールドの平均律クラヴィーア曲集の第1巻がこれで完結ですね。ただし第2巻の方は、手持ちのCDによると1967年から1970年の録音ということなので、残念ながらパブリックドメインになっていないことになります。
私が初めてグールドに出会ったのは30歳ごろで、バッハの「フランス組曲」と「フランス風序曲」をカップリングしたCDでした。その中の「フランス組曲第5番」の、まるで音が戯れるような演奏に衝撃を受け、グールドのファンになってしまったのです。それで彼のバッハ演奏のCDを大人買いしました。
当時の私がグールドのどこに惹かれたのかというと、おそらく聴く人の「知的好奇心」を刺激する点だと思います。それは私自身が理系の人間であり、彼の音楽の持つ一種の論理性というものにシンクロしたのでしょう。
ところが最近になって、グールドの演奏につきまとう理屈っぽさが徐々にしんどく思えるようになってきたのも事実です。歳は取りたくないものですね(苦笑)。
- 2021-05-19:コタロー
- ロベルト・カヤヌスは生年をみると、シベリウスより9歳も年上なのですね。それにしても、よくこのような音源が残っていたものです。録音は90年以上も前のものですが、ノイズや混濁がなく、聴きやすい音質なのに驚かされます。
カヤヌスの演奏は、幾分速めのテンポで、音楽はあくまでも自然に流れていきます。いわゆるロマン的な歪曲がないのに好感が持てます。その中にシベリウスの音楽の醍醐味がたっぷり感じられるところに、シベリウスの音楽の伝道者としての自負がうかがえます。
このような演奏を聴いてしまうと、後に続く指揮者たちの演奏が良くも悪くも演出過剰に感じてしまうほどです。大変貴重な演奏をアップしていただき、ありがとうございました。
- 2021-05-19:ふらだんす
- 私は現役引退の身ですが、コロナ禍で一層巣篭もりの時間が増えたことと、Amazon musicHDという素晴らしいストリーミングサービスと出会ったお陰で、家で音楽を聴く時間が増えました。もともとクラシックについては、ベートーベン、ブラームス等の好きな楽曲を色々な指揮者で聴き比べるのが好きだったのですが、第9についても、AMHDで色々聴いていたところ、たまたまこのミュンシュの第9を聴き「これは凄い!」と衝撃を受けました。ところが、ネットのブログでいろいろな方がクラシックの名盤紹介記事を書いておられますが、このミュンシュの第9については高い評価をしておられる方が殆ど(全く)無く、私のクラシックに対する感性、捉え方のレベルが低いのか。。とも思いましたが、改めてネットの記事を検索してみたところ貴殿のこの紹介記事に出会い、読ませていただいて、まさに「我が意を得たり」と思いました!貴殿が書いておられるように、第9は超有名ではありますが、正直途中で眠気を催すところがありますが、このミュンシュの第9に至っては、第1楽章からグイグイと引きずり込まれ、最終楽章が終わった時には、ものすごい感動とパワーを貰ったような気持ちになります。貴殿の記事のお陰で、あながち私の感性もそう間違っていなかったと「自己満足」させていただくことができました 笑。
貴殿がこの記事を書かれたのは2010年だと思いますが、最後に書かれている「こんな時代だからこそ、カラ元気であっても己に喝を入れなければいけません。ですから、閉塞状況もきわまった感のある二〇一〇年の暮れに、これほど相応しい「第九」はない」というのは、まさに今のコロナ禍で響く言葉ではないでしょうか。。
長くなりましたが、どうしてもお礼の気持ちを伝えたく、コメントさせていただきました。これからもこのようなクラシック紹介記事を続けていただければ幸いです。
- 2021-05-18:tks
- あざといほどにゴージャスに煌めくサウンド!ストコ節全開ですね!こういう演奏は現在すっかり聴かれなくなりました。よく50~60年代がクラシック全盛期と謂われますが、19世紀生まれの巨匠たちの晩年とカラヤン世代の台頭が重なるこの時代において、クラシック音楽の大衆化と録音技術の向上(同時代音楽の紹介も入れた方がいいかな)に力を尽くしたストコフスキーの業績はもっと評価されるべきだと思います。
- 2021-05-18:toshi
- ストコフスキーの演奏が「疲れ切った人を楽しませる」って面白い解釈ですね。分かる気がします。
ただ、ストコフスキーとカラヤンを同列にするのだけは抵抗があります。ストコフスキーは「人を楽しませる」ことが本能、誰が何と言おうと自分の道を進んだ音楽家だと思います。
ストコフスキーの音楽は、生命の躍動感を感じさせます。
でも、カラヤンは「人を楽しませる」ことは仕事と割り切っているのがはっきり分かります。自分の本心とは別に。
- 2021-05-18:アドラー
- ユングさん、読み間違っておりました。ご友人が「月を見て狂った」と仰ったのは第3楽章に対してであって、このホロヴィッツの演奏に対してではないのですね。ユングさんの解説はいつも面白く読ませて頂いているのですが、今回は有名な曲のためか、私がリラックスし過ぎたようで、きちんと読んでいませんでした。ごめんなさい。
- 2021-05-18:コタロー
- この曲は初めて聴きますが、民族情緒満載のすてきな音楽ですね!それに何よりも、ストコフスキーの華麗な指揮がそれに輪をかけてすばらしいです。最近の閉塞した世の中の憂さを晴らすにはもってこいの音楽です!アップありがとうございました。
ちなみに、ジョルジュ・エネスク(エネスコ)のヴァイオリンの演奏はこのサイトにバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータがアップされていますので、興味のある方はぜひご一聴を(見事すぎて腰を抜かさないように・・・(笑))。
- 2021-05-17:アドラー
- 「月見て狂ったのか」というユングさんの知人の言葉がどういう意味なのか分かりませんが、狂ったような演奏なのかな? 古い録音でピアノの音が今一つなのも理由かもしれませんが、美しい清純な静けさの月を見るような演奏と違って、ホロヴィッツがリラックスして弾いたら、全体に陰影の深い、濃い音楽が自然に浮かび上がってきているようで(その第3楽章も)、思わず耳を傾けてしまいました。
- 2021-05-13:コタロー
- この曲は単独では滅多に演奏されませんが、クリップスが当時のウィーン・フィルの優雅極まりない響きを最大限に生かすことにより、たいへん聴き映えがするものになっています。
聞くところによると、このLPは長らく廃盤になっているとのこと、それがこのサイトによって容易に愉しめるのは、実にありがたいことです。
ちなみに、カップリングされた交響曲第94番も名演奏だと思います(こちらもアップされていますので、ぜひご一聴をお勧めします。先頃アップされたフルトヴェングラーとは真逆な演奏ですが、それはクラシック音楽というものの懐の深さを表していることになりますね)。
- 2021-05-12:コタロー
- この曲について、フルトヴェングラー=ベルリン・フィルの1947年10月のライヴ録音と聴き比べてみました。咳払いの多い録音ながら、祖国ドイツの没落に対する慟哭が生々しく伝わってきます。しかし一方では決して感傷的にはならず、ドイツ文化に対する矜持のようなものが凛とした響きのなかから伝わってくる演奏でもあります。
それに対して、クラウスの演奏ではフルトヴェングラーより4分以上時間をかけて、ひたすら晩年のR.シュトラウスの爛熟した世界が展開されていきます。しかしながら、それなりに凄みのある演奏で聴き手の心に迫ってきます。
これは、ナチス・ドイツに対する二人のスタンスの微妙な違いなのかもしれませんね。
- 2021-05-12:joshua
- フルトヴェングラーのハイドン、1950-1952に限定して残っているようです(宇野功芳本による)。
まず、これは手に入りやすい51年版のスタジオ録ではなく、ストックホルムでのライブのようです。
演奏は聴き応えがあり、音もいいですね。LPで音割れ・キンキンする音を我慢して聞いていた演奏はどこへ行ったのかと思います。V字88番が、52年イタリア現地オケのライブがあるようですから、これも聴いてみたいですね。U氏は頗る高評価を示してます。
- 2021-05-10:joshua
- 第1楽章はじまりのところ、チェロとコントラバス、学生時代、スピーカーの前で友人と感嘆し合ったのを思い出します。トランペットの友人が噂の発端で、学生オケの中で瞬く間に有名な演奏となりました。このメリハリ、ビシッビシッという音から、弦バスのボーイングが目に浮かぶようです。後年ショルティがバイエルンを振ったアルプスシンフォニーを聴いた時、夜明けの後の登山開始の弦バス、この復活を思い出しましたねえ。もちろん、フィナーレの大高揚も話題の演奏でした。
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[2024-11-24]
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調, Op.98(Brahms:Symphony No.4 in E minor, Op.98)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)
[2024-11-21]
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(P)エドワード・キレニ:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1941年12月6日録音((P)Edword Kilenyi:(Con)Dimitris Mitropoulos Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on December 6, 1941)
[2024-11-19]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(Brahms:Violin Concerto in D major. Op.77)
(Vn)ジネット・ヌヴー:イサイ・ドヴローウェン指揮 フィルハーモニア管弦楽 1946年録音(Ginette Neveu:(Con)Issay Dobrowen Philharmonia Orchestra Recorded on 1946)
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フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調(Franck:Sonata for Violin and Piano in A major)
(Vn)ミッシャ・エルマン:(P)ジョセフ・シーガー 1955年録音(Mischa Elman:Joseph Seger Recorded on 1955)
[2024-11-15]
モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番「狩」 変ロ長調 K.458(Mozart:String Quartet No.17 in B-flat major, K.458 "Hunt")
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
[2024-11-13]
ショパン:「華麗なる大円舞曲」 変ホ長調, Op.18&3つの華麗なるワルツ(第2番~第4番.Op.34(Chopin:Waltzes No.1 In E-Flat, Op.18&Waltzes, Op.34)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1953年発行(Guiomar Novaes:Published in 1953)
[2024-11-11]
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調, Op.53(Dvorak:Violin Concerto in A minor, Op.53)
(Vn)アイザック・スターン:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1951年3月4日録音(Isaac Stern:(Con)Dimitris Mitropoulos The New York Philharmonic Orchestra Recorded on March 4, 1951)
[2024-11-09]
ワーグナー:「神々の黄昏」夜明けとジークフリートの旅立ち&ジークフリートの葬送(Wagner:Dawn And Siegfried's Rhine Journey&Siegfried's Funeral Music From "Die Gotterdammerung")
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ロイヤル・フィルハーモニ管弦楽団 1955年4月録音(Artur Rodzinski:Royal Philharmonic Orchestra Recorded on April, 1955)
[2024-11-07]
ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58(Beethoven:Piano Concerto No.4, Op.58)
(P)クララ・ハスキル:カルロ・ゼッキ指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1947年6月録音(Clara Haskil:(Con)Carlo Zecchi London Philharmonic Orchestra Recorded om June, 1947)
[2024-11-04]
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調, Op.90(Brahms:Symphony No.3 in F major, Op.90)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)