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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- バッハの無伴奏といえばシュタルケルでしょうね。46年位前に初めて聴いて衝撃を受けました。一生涯、バッハを極めるべく修練に励んだチェリストであり、この録音は初期の記録として貴重です。1970年台にビルスマが舞曲的解釈の演奏を行うまで、チェリストたちはカザルスによる重厚な演奏の呪縛から逃れられませんでした。ピアノのフランス組曲を聴けば軽やかに演奏すべきとわかるのですが、カザルスが偉大過ぎたのでしょう。この演奏のガボットも優雅な舞曲ではなく豪放です。92年版はもっと穏やかで、無伴奏チェロの最高峰の一つと言えます。私も第六番はヨーヨー・マを高く評価していますが、マはビルスマの演奏に感銘を受けて習いに行ったので、偉大なのはビルスマでしょう。若い時、ロストロポーヴィチが第二番と第五番しかなく、待っていましたが、さすがに70歳台では遅すぎました。今では、シュタルケルとマの最後の録音が双璧と思います。
- 2014-02-05:nakamoto
- 私が普段何を一番聴いているかと言うと、ヘンデルの声楽かテーレマンの声楽です。つまり好きなのです。いつもは古楽器でしか聴いていません。しかし本当にセルは手を加えていないのでしょうか?ヘンデルの雄大さと新鮮さが如実に出ていて、圧倒されてしまいます。ヘンデルは同年生まれの例の天才のせいで、損をしている気がします。音楽史上トップクラスの作曲家なのに、人気が今一つのような気がしてなりません。この録音を聴いて、人類の作り出した、音楽の偉大さを感じない人があるでしょうか?日本の人々よ、もっとヘンデルを聴きましょう!!そして、セルに再び感謝です。
- 2014-02-04:フランツ
- グールド・ファンの方々すみません。私どうしてもグールドのバッハ演奏が好きになれません。原曲よりグールドの個性が強すぎてついていけません。ほんとにそんなにいい演奏でしょうか。
- 2014-02-03:Joshua
- ライトナーもアップしていただいてますが、ハフナーセレナードでそちらは楽しむとして、ポストホルンは、マークの51年録音が断然気に入りました。
1951年で聞かない人は損をします。いい録音です!同年のフルヴェンのベー7なんて情けない音ですが、あれは問題外。また、有名無名で曲を判断してもいけませんね。
この演奏、楽しい、いきいきしている、こう言えば十分じゃないでしょうか?
それにしても、題名のポストホルンなんて、ハイドンの100番交響曲「軍隊」2楽章で、軍隊ラッパが少し鳴るのといい勝負ですね。そこを聞くんじゃなくて、全編を通じて木管のたのしい語らい、弦楽の瑞々しさ。聞き所はいっぱいです。
以前は無視していた曲ですが、この演奏で好きになってしまいました。演奏をしなくなった自分には聴き道楽の真骨頂です。前に聞いたベームVPOやマッケラス(懐かしのティルシャルsolo)やコレギウムアウレウムを聞き直してみよっ・・・と。
- 2014-02-02:Joshua
- このところオケ曲の感想が多いので、intimateな音楽を挙げてみました。
10番「ハープ」の命名はピッチカートで進行する部分が多いからでしょうが、それよりも第1楽章の終わりに向かうあたりの、カンタービレとしかいいようのない4声の絡み合いの何とすばらしいことか。25年前の20代にそう思ったものです。
たまたま、CDレンタルで借りた、ジュリアードカルテットの国会図書館ライブでした。こちらのブダペスト、ラズモフスキー3番とセットで廉価版CDで長らく売ってたものですが、切込みの鋭い現代的な、それでいて何度も聞きたくなる含蓄を感じさせてくれる演奏です。ブダペストとしては、最晩年、の演奏です。モノーラル・SP時代は、かなりザッハリヒな演奏をしていたようですが、これは音もいいし、味わい深いです。その後、ラサール、エマーソン、アルバンベルク、が登場し、「より上手く」なりましたが、感動量はそう変わりません。
大阪のシンフォニーホールが満席の中で聞いた、アルバンベルクと、南の大阪倶楽部で間近に聞いたスメタナとでは、やはり後者が思い出深いです。深夜カペー四重奏団を自宅に呼んでベートーベンをひかせたとかいう、マルセルプルーストの逸話(実話)はそんな自分の感想と重なってきます。「聴き方」が大いに分極する曲種だと思います。
- 2014-02-02:原 響平
- 昔、LPレコードでこの演奏を聴いた時、学生時代の暗い心に、官能的と言ってよいほどの快感を与えてくれたのが、この演奏。特に第一楽章は、数あるこの演奏の内でも白眉の演奏。1960年台以降のカラヤンの演奏スタイルは、先ず低音楽器を優先させ、次に高音をほんの少しタイミングずらして乗せてくるため、どの演奏も非常にゴージャスな響きとなる。多分にこれが、カラヤンの指揮の根幹を支配しているが、このフィルハーモニア管との演奏は、その演奏スタイルを既に完成させていた事を知ることになる。第一楽章のコーダーの天に向って強奏する金管の響きは、まさしく人間が苦難に遭遇した場面から、もがき苦しみ、這い上がる姿を思わずにはいられない。
- 2014-02-01:nakamoto
- シベリウスの第4はシベリウスの最高傑作です、紛いも無く。カラヤン フィルハーモニアはその中でも頂点なのです。これを聴いていると、この作品が、ベートーヴェンやブルックナーやブラームスの交響曲と比べても、全く引けのとらない、凌駕されないものがあると言えます。正に非の打ちどころもない素晴らしい音楽です。シベリウスのその後の製作意欲の減退は、この作品を評価しなかった当時の批評家たちに、責任があると思えます。シベリウスはきっと自信たっぷりにこの音楽を書いたに違いありません。しかし冷ややかな聴衆の反応に、戸惑いその後失望して、後半生を無駄にしたのではないでしょうか?3番を結局録音しなかったカラヤンは、この曲を何度も録音しなおしています。勿論この作品の価値を理解していたからこそです。この作品は、シベリウスの19世紀への決別と、20世紀の音楽を先取りした、正に当時の新音楽だったのだと私は確認しています。
- 2014-02-01:フランツ
- 60年代カラヤンのベルリン・フィルハーモニーとの「5番」とても感動的です。アップに感謝します。カラヤンは音楽自体以外で話題になりすぎましたが、演奏は基本的に原曲に忠実・正確で実にオーソドックスだと思うのです。そこには曲自身が求める自然な感情もあり、結局ほとんどのレパートリーで非常に優れた演奏をしたと思います。とくに繰り返し聴かれる「録音」においてその特長が顕著と考えます。多少ミスはあってもライヴの雰囲気を重視するようなファンからすると物足りないかもしれませんが。本演奏はじめ個人的にはカラヤンの演奏に好感を持ちます。
- 2014-01-29:ウィルソン
- カンテッリはケルテス(溺死)などと並んで、「生きていれば音楽業界の勢力図は全く違うものになっていただろう」などとよく評価されているようですが、この録音にその才の一端が表れているように思われます。
録音状態がひいき目に聴いてもよろしくないのは残念ですが、後々名盤とされるカラヤンやチェリビダッケ(これは個人的趣味かもしれませんが)にも劣らないオケのコントロールぶりは称賛に値するでしょう。
惜しむらくはもう少し個性を出してほしかった。年齢を重ねてから再録音すれば、また一回りも二回りも成熟した彼独自のチャイ5が聴けたのではないか。本人にはどうしようもないことながら、長生きしてほしかった、とつくづく思わされます。
- 2014-01-29:ウィルソン
- 私の手元には、この曲のジュリアード四重奏団による録音があります。年代で言えばこの録音より8年のち、1967年に収録されたものです。
私が愛聴してきたジュリアード盤は、いい加減な言い方をすれば「アメリカ的」というか「モダン」というか、とにかくすっきりと整った演奏を聴かせてくれます。もちろん表情のつけ方はそれなりに豊かですが、それよりもやはりアメリカ的な響きというか、あまりボヘミアンではない音が際立ちます。
それに比べるとこのアマデウス盤は、そこまで田舎臭いというのではないにしろヨーロッパ的な、豊満なまでの歌い方をしているように思えます。作曲者の出自を反映した、それこそ交響曲第9番などと相性のよさそうな演奏ですね。
どっちがいいとか比較するのは難しいところです。標題からしてジュリアード盤の解釈が「正しい」のかもしれませんが、このアマデウス盤にも遜色ない魅力があると思います。心惹かれる名演です。
- 2014-01-24:RTJ
- この曲はドヴォコン以上にトゥッティが重要な役割をしめてますがこの演奏はまずそれがすばらしい。さすがライナー/CSO。
この曲のカデンツァは個人的にハイフェッツのものがすきなのでその点でもこの演奏は気に入ってます
1,3楽章もいいですが2楽章が非常にメロディックに表現されててすばらしい演奏だと思いました
- 2014-01-22:hiko
- 明るくて、軽快で素晴らしい演奏です。私もモーツァルトのセレナードはこう演奏するものと思います。
- 2014-01-22:斎藤誠
- 4番を聞いてなんて滑らかなんだと思いました。眉間に縦じわを必要としないのです。
- 2014-01-21:nakamoto
- ユング君さんがベーム盤を愛聴していたとは、しかもフィガロで。とっても意外でした。私の最も愛する晩年のベームを、いわばぼろくそに言っている人物が、その少し前の録音を評価していたなんて・・・。ぼろくそに言われて気分を害している訳でなく、おいおい違うよ、カルロスだって、カラヤンだって、晩年のベームを尊敬していたんだよ!こんなに優れたサイトを管理しているユング君さんだからこそ、それはまずいよって、言いたくなっちゃうんですよ。わたしのフィガロ決定版は、DVDのウィーフィルとの奴です。ベームは、エーリッヒもカルロスも天才的な指揮者と評価していましたが、一番天才は自分だよって思ってたって勝手に思っています。エーリッヒについては、カルロスと優劣のつけがたい、凄い音を出しているといつも思いますけど、少なくともモーツアルトについては、この天才親子より、ベームの音がどうしても最高に思ってしまいます。個人的好みでいいますと、この親子は厚みと言うかふくよかさが、ちょっと足らないんです、私の偏見以外何物でもないですけど。
- 2014-01-20:Joshua
- よくぞあげてくださった。
Myron Broomこそは、クリ-ブランドの演奏にメリハリをつける立役者だと僕は思っています。
フライシャーのベートーベン4番協奏曲でのバック、チャイコフスキー5番終楽章のあっけらかん、ティルオイレンシュピーゲルの端正なソロ。ここでは、もっと鳴らせるのにセーブしながら指揮者セルと作品をコラボレートしてる感じです。まずは、じゅうぶん納得できる演奏。
10代のシュトラウスはホルン吹きの親父にささげたそうですが、親父のフランツも協奏曲を作っていて、現役最古参タックウェルが録音しています。音符の多い古くさい感じの音楽ですが、それがまた他にない魅力となっています。
そう言えば、パブリックドメインなら、名手デニスブレインの親父オーブリー・ブレインがブラームスのホルン三重奏を残してるはずです。できれば、ききたいですねえ。
蛇足ながら、この1月10日、元ベルリン主席ホルンのラデク・バボラクを聞いてきました。うまい!何の危なげもない。しかし、もう少し豊かさ、どきどき感が欲しいのも事実でした。
25年前に聴いたクレベンジャーも同じことを感じました。最初に曲を聴いた時の感動を感じさせてほしい。
- 2014-01-16:nakamoto
- 私にとって惑星と言えば、この録音の事です。その後出た様々な新録音は、カラヤン、ベルリンフィルの物を含めて、私を満足させませんでした。そうあまり精緻でないこの演奏こそ、ホルストが作曲した頃の神秘的な太陽系のイメージを残している、もっとも優れた演奏なのではないでしょうか?ウィーンフィルの柔らかな音も、全くこの曲に合致したものと私は感じています。 作品そのものは、クラシック音楽とは言えないほどの、浅い音楽と私は認識していますが、このカラヤン、ウィーンフィルによってのみ、私の場合は、芸術性を認められます。音の芸術として、永遠に残るものと私は思っています。
- 2014-01-16:nakamoto
- カラヤンの田園は、ベートーヴェンがスコアに示した速度に、かなり近いものに成っていると言う事を、私聞いています。ベートーヴェンの指示はさらに速い速度を要求していたようで、正直うーんと唸ってしまいます。しかしこのカラヤンの録音を聴いていると、ベートーヴェンの訪れた田園の中での、はしゃぎにも似た悦びぶりが想像できて、楽しく楽しく聴くことが出来ます。
表題性が必ずしも低い芸術では無い事を、ベートーヴェンの田園は示しています。クラシック音楽の価値は確かにその古典性にあると私も思いますが、オペラやドビュッシーが低い芸術でしょうか?ユング君さんの言うとおり、無理無理に田園を表題音楽でないとする人々は問題です。ガチガチの頭で、作品を斬ることは愚かだと思います。私の尊敬する吉田秀和もそのひとりですが。
- 2014-01-16:フランツ
- 古今協奏曲は独奏者のパートが目立って音楽的に空虚な曲が多いのですが、ブラームスの場合は独奏と管弦楽のバランスがよく、ときに交響曲的なほど全体の内容が充実していると思います。ヴァイオリンも重音が多く、横の線というより立体的な効果が求められます。古典からロマン派までの協奏曲の集約のような名曲だと思います。ハイフェッツは技巧的にはすばらしいですが、全体的に速いせいか、もう少しふくよかさや情緒が欲しいと感じるときがありますが、ライナーと目指す音楽作りが共通していて立派な協奏曲に仕上がっていると思います。
- 2014-01-16:nakamoto
- 正直私はシュトラウスというと、オペラばかり聴いていて、管弦楽はあまり聴きませんでした。間違っているとは分かっていても、劣るものと言う感触が自分の中にあったのです。しかし、この演奏を聴いて、やはり吉田秀和の言うとおりの音楽だと感じ入りました。なんと煌めいた音楽でしょうか!そして1957年の録音と言う事にビックリです。新録音より自分の中では新録音です。セルファンの方々には失礼かもしれませんが、セルはとてもバロック的な指揮者であるとの感じを持ちました。削るように磨き、有無を言わせないほどの完璧な力動感を実現している、まがいもなく一流の指揮者であると。ロマン派しか振れない大指揮者、フルトヴェングラーとは、全く違う世界の人間であると今感じています。
- 2014-01-15:Joshua
- たとえば、ハイフェッツはStereo録音と比較して「おっとり」しています。そりゃ技巧は完璧、でもうまさより優雅さを感じるのは、バルビローリのせいでしょうか。バルビさんは、私的には
Mozartについては交響曲を入れていないように思います。いわば、伴奏中心に付き合ってた作曲家というイメージです。
この曲は、「颯爽と」がお似合いだと思うんです。
だから、ユングさんのサイトでは、この45年録音のブッシュの演奏が、彷彿とします。
ブッシュは、ピッチははずれても「上手く」聞こえさせますね。ごまかしが上手いんでしょうけど、かなりのお歳だったでしょうから、これも「技」に聞こえます。風を切るような第1楽章は、
ミュンシュ伴奏のチボーよりいいなあ・・・
- 2014-01-12:Joshua
- Kulenkampff、この名前は、やはり吉田秀和さんに教えてもらいました。
また昔話で恐縮ですが、名曲の楽しみ、でしたか、音はよくなかったんですが、モーツァルトの5番「トルコ風」伴奏はイッセルシュテットだったかと思います。
このブルッフに通じる、「清楚」「誠実」を思い浮かべる演奏ぶりでした。
この演奏は残っていれば、「再会」したいもののひとつです。
Kulenkampffは、Brahmsもソナタを1曲、「雨の歌」をアップしていただいてますね。
戦後まもなく48年でなくなったKulenkampff、フルトヴェングラーでさえ、54年まで生きたんですから、惜しいことです。長逝したシュナイダーハンとは別の味のあるヴァイオリニストでした。
日本でも、潮田益子、諏訪根自子さん無伴奏やベートーヴェン残してくれましたね。地味にいい音楽する人たち、久保陽子さんもこの前Youtubeで見かけました。台湾のオケをバックに、サンサーンスやブラームスを果敢に弾かれてましたよ。もうだいぶお年のはずですよ。
- 2014-01-05:Padawan
- あらたな一面をみせてくれた演奏で大変なごみました。
デュ・プレは私にチェロを聞く楽しみをを教えてくれたチェリストです。
特に、ドヴォコンは昔からどこがいいのかわかりませんでしたが、チェリビダッケと組んだ演奏でこの曲の良さがわかるようになりました。
その後、エルガー・ハイドンなどの音源を見つけては楽しんでいます。
バレンボイム… 私も許せません!
今後もデュ・プレ アップ期待しています
- 2014-01-03:ほんのむし
- 彼のベートーヴェンは偶数番号のものが良いという風評があります(すると奇数番号のものはあまり良くないといったニュアンスになります)。ロマン主義者ワルターの最晩年の録音ですし、スピード感は期待できそうにない。俊敏な近頃の演奏に慣れた耳にはどうだろう、と思っていました。ところが、なかなかよい。力強く推進するし、剛毅でありながら温かみもある。評論家の思いつきに耳を貸して損をしたような気分です。いい演奏を聴くことができました。
- 2014-01-02:Joshua
- Jungさん、またまた懐かしい録音ありがとうございます。ベイヌムは絶好調ですね。ステレオの58年ではやや生気に欠けているようです。演奏は申し分ないのですが、CDになってからも修正されていないのが、第4楽章途中での音の歪みです。H-E-Gの上昇音とともに例の凱旋メロディーが再現されるところです。ないものねだりですがね。今年もいい音楽を思い出とともに提供していただき感謝いたします。よいお年を。
- 2013-12-31:原 響平
- 心を打つ芸術の真実の前に理屈は無力だと、宇野功芳は述べているが、正しくこの演奏はそれに合致する。ルービンシュタインの透き通るような、鍵盤タッチと、丸みのある美音と、それをサポートするライナーの指揮は、ラフマニノフの音の世界を十分に堪能させてくれる。特に、有名な第二楽章後半部のバイオリンの音色は、当時のシカゴ交響楽団の技術力の高さを見せつけるもので、こんなにも美しい演奏は他では聴けない。ルービンシュタインとライナーの共演は、この演奏以外に、ブラームスのピアノ協奏曲No1があるくらいで、他に実現しなかったのは、返す返すも残念。
- 2013-12-30:kakaa
- 久しぶりにケンプの演奏を聴きました。
やはり、ケンプは最高です!!
素人の私には、テクニック的な面は解りませんが、
音の持つ柔らかさ、伸びやかさは
テクニックをこれ見よがしにひけらかす演奏家や、
そういう面に価値を求めるリスナーには
決してえ沈む事のできないものだと
改めて想いを強くしました。
テクニックを全て否定するものではありませんが、
まずは、人間の資質が一番かと・・・
それが紛れも無く音に出てしまうものなのですね...
- 2013-12-27:nakamoto
- 私がクラシック音楽を聴き始めたころ、廉価版という理由と、ワルターという大指揮者という理由だけで買った,この録音。すすり泣くような出だしと,深いロマンティックな演奏は、私のブラームスへのひとつの憧れとして、こころに突き刺さっています。そうブラームスは絶対音楽派であると同時に、どこまでもどこまでもロマンティックな作曲家であると思います。こうして半世紀以上も前の名録音が、このサイトを通して、多くの人々と共感できるのは、なによりも幸せな事です。
- 2013-12-24:セル好き
- 若きメニューインの録音ということですが、雑な感じが無いのが素晴らしく繰り返し聴けそうな演奏です。凛としたところも含めてIsabelle Faust盤に近い印象を持ちました。
- 2013-12-23:ハイハイおじさん
- 何種類かの“オルガン付”を聞きましたが、ミュンシュ盤は圧倒的に説得力があります。全曲を通じて、この曲はこういう風に演奏するように作られたんだと思わせられてしまいます。全く退屈させずに、深く、温かく、そして熱く劇的です。音楽が生き生きとした息遣いとともに、聴く者の胸に一気にしみ込み一体となります。曲の分析とか解釈とか、そんな頭で行う作業は一切必要ありません。これは、本当に名演奏だと思います。
- 2013-12-16:原 響平
- トスカニーニの演奏も凄いが、このライナーの演奏はそれを上回る出来栄え。無駄を省いた、筋肉質の演奏は聴くものの心を捉えて離さない。打楽器の重低音と、金管楽器の高音域のブレンドされた音は、正確なリズムを刻みながら、虚像芸術の音の世界を聴かせてくれる。ライナー特有のソリッドで華麗な演奏は、この展覧会の絵の演奏にて十分に聴くことが出来る。又、当時の録音技術も既に完成の域に達していたと思える程素晴らしい。
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[2025-07-04]

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(Vn)ヨーゼフ・シゲティ:トーマス・ビーチャム指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1933年録音(Joseph Szigeti:(Con)Sir Thomas Beecham London Philharmonic Orchestra Recoreded on 1933)
[2025-07-01]

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ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1958年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1958)
[2025-06-29]

ヘンデル:組曲第12番(第2巻) ト短調 HWV 439(Handel:Keyboard Suite No.12 (Set II) in G Minor, HWV 439)
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ブラームス:ホルン三重奏 変ホ長調, Op.40(Brahms:Horn Trio in E-flat major, Op.40)
(Hr)フランツ・コッホ :(Vn)ワルター・バリリ (P)フランツ・ホレチェック 1952年録音(Franz Koch:(Vn)Walter Barylli (P)Franz Holeschek Recorded on 1952)
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[2025-06-19]

ヘンデル:組曲第16番(第2巻) ト短調 HWV 452(Handel:Keyboard Suite (Set II) in G Minor, HWV 452)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月30日&10月1日~2日録音
[2025-06-15]

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ベートーベン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60(Beethoven:Symphony No.4 in Bflat major ,Op.60)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1959)
[2025-06-08]

ラロ:スペイン交響曲 ニ短調, Op21(Lalo:Symphonie espagnole, for violin and orchestra in D minor, Op. 21)
(Vn)アルフレード・カンポーリ:エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年3月3日~4日録音(Alfredo Campoli:(Con)Eduard van Beinum The London Philharmonic Orchestra Recorded on March 3-4, 1953)