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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- 明日N響に聴きに行くので予習しにきました。
心洗われる曲ですね。
ありがとうございました。
- 2011-06-03:西村泰一郎
- チェロの響きがわるいのか?、それともピアノに節操がないのか?、はたまた録音に問題があるのか?チェロの助奏をもつピアノソナタならば、いい演奏なんですが。
- 2011-06-03:西村泰一郎
- チェロの響きがわるいのか?、それともピアノに節操がないのか?、はたまた録音に問題があるのか?チェロの助奏をもつピアノソナタならば、いい演奏なんですが。
- 2011-06-02:ジェネシス
- 小生、以前よりのポール.パレーファン(マーキュリー録音ファンでもあるけど)です。
で、所謂シューマネスクといわれる世界とは、大きく異なっていることは承知の上ではあるんですが、さすがにこれを聴かされるとパレー盤のみを所有している曲、ショーソン「交響曲」サンサーンス「オルガン付き」メンデルスゾーン「宗教改革」などをスタンダードにしてしまっている自分に危うさを痛感して、他のコンビの演奏も聴いてみなきゃなどと思ってしまいます。
でも、ラヴェルは別格、最高ですが!。
- 2011-05-31:KIF1208
- Paul Parayの名前をググってみると、
名声と実像(私の思い込み?)で違う点がいくつかありました。
まず、活躍の場がアメリカで、名前の印象からもアメリカ人だと思ったのですが、実はれっきとしたフランス人。
また、作曲家が本業(?)だったんですね。
新古典主義的な作品を結構たくさん残しているようです。
オーケストラビルダーとしても有能で、アメリカの当時新設のオケだったデトロイト交響楽団を一流のオケにした功績が大きく、
作曲家としての面はかすんでしまったようです。
その前にはイスラエルフィルで音楽監督(バーンスタインの後釜)をしています。
作品集(交響曲1番とミサ曲)のCDが出ていたので、早速注文して聞いてみる
ことにします。
- 2011-05-27:ジェネシス
- トスカニーニ、ワルターの二大巨匠が来演している事を知った、アンビシャスな若きエーリッヒ青年は、何んと徒歩でザルツブルグまで赴き、両巨頭というか主にトスカニーニの助手を務めてキャリアをスタートさせます。
後年、渡米しメトロポリタンのスタッフに加わった時、大先輩ワルターから様々なシカトとイジワルをされたそうです。ザルツブルグで自分でなくトスカニーニに私淑した若者を決して赦していなかったらしい。「微笑みワルター」のもう一つの顔でしょうか。
この演奏、17センチEP盤で聴いていました。楽団名はロイヤルじゃなくてロンドンフィルだった記憶があるけど、どちらなんでしょうか。
当時、この曲といえば、日本中がワルター.コロンビア響でした。トスカニーニだって結構カンターレで伸ばしたりしておったし、フルトヴェングラーは4楽章で失速しているし、今これを聴きなおすと、こわもてベームの前を行っていた本物の即物主義的演奏だったと感じます。
この後、クリーブランドやロチェスターを経て、遂に名門ボストンを得た彼が録ったRCA盤はペーター.マーク.日本フィル盤と同月発売という不運もあって、ボコボコの不評にさらされました。
でも、このラインスドルフ盤、やはりステレオで聴いてみたいですね。私の中でのスタンダードでした。ベームを良いと感じなかったから、今でも。
追記
即物的といえば、100円ショップで購入した、エルネスト.ブール 南西ドイツ放響の、29、41番は、きんきんに冷やしたジンロックみたいな爽快感があって愛聴しております。録音も◎です。未だ売っていたら一聴をオススメします。
- 2011-05-26:ジェネシス
- うぐいす色の見開きジャケットにカラヤンの上半身姿、東芝の赤い半透明のLP盤。私が最初に購入したカラヤンの演奏でした。
ユング君がおっしゃる様に、このコンビの最高の遺産の1つだと思います。そのせいでしょうか、他の方々のようなカラヤンアレルギーを持たなかったのは。
この後、英デッカでウィーンフィルとレガートし始め、DGでベルリンフィルと脂肪過多になってゆきます。フィルハーモニアもクレンペラーの手兵になるにつれ、このバランスと美しさは後退しました。
ステレオ録音で他社に遅れを取っていたEMIにしては音質も当時の水準を大きく上回っています。特にトランペットが美しいですね。ライナー盤のハーセスよりも上手いと思います。
ただ、アッピアの松の後半からのド迫力は、ライナー盤の方が好きですが。
- 2011-05-24:マーティン
- 高1です父がNBC交響楽団のCDやレコードを沢山持っているため、トスカニーニの演奏を毎日聴いています。中でもトスカニーニの新世界は大好きす(特に第一楽章と第二楽章)。
PS、チャイコフスキーピアノ協奏曲第一番(※1941ではなく1943年録音)も好きです。
- 2011-05-23:森本 載般
- 各楽章の性格を極端に強調したような演奏。確かに端正とは、縁遠い。
この曲の色濃く「死の影」が刻み込まれていて、その「悲劇性」がよく出ているのは第2楽章。
つぶやくような、歎くようなチェロの響きは前非員です。
ブレンデルのモーツアルトPC27緩徐楽章、ベートーベン・ハンマークライーア第2楽章に匹敵する。
- 2011-05-22:ヨシ様
- ワルターは若い頃ワーグナー指揮者だったのでこれは素晴らしいと思います。
小編成のオケなので細部まで明瞭なのがいいですね。ワルターはオペラ全曲録音として「フィデリオ」のステレオ全曲録音がキャストまで内定しワルター自身スコアに書き込みをしていたそうです。
実現しなかったのは誠に残念ですね。
- 2011-05-21:sakaikoi
- これまで聴いたワーグナー演奏にはどこかギラギラしていて疲れてしまう圧力が少なからず感じられましたが、この演奏は豊かなスケール感は損なわれていないけれど、すっきりと輪郭が整っているので、最後まで落ち着いて聴くことができました。
- 2011-05-21:セル好き
- なにか微妙に音が前につんのめっている感じがして、落ち着かないところが多い。
こういう感じは、カラヤンのものかと思っていたが、実は当時のベルリンフィルの特性だったのかと思ってしまう。
ライブとは思えないくらい、音の重なりは非常に綺麗なのにね。
同年のクリーブランド管弦楽団を聴くとホッとした。
- 2011-05-19:ジェネシス
- 岡俊雄さんか、藤田由之さんだったか失念しましたが、LP内周のマトリクス番号なんかを調べて、ミステリー解読のような連載をしていました。
で、このEMIのステレオ録音をわざわざ音を悪くして、フルベンの演奏だと偽って流通させた悪党がおりまして、周知、公然のこととして知られていました。
勿論、「レコゲイ」「オントモ」の志〇氏や村〇氏たちは絶賛しておられましたが。
この演奏、ステレオで聴きなおすと(セラフィムのLPですが)やはりベルリン.フィルにしては、エレガンスを感じてしまうのは、こちらの先入観なのかな。
- 2011-05-19:伊藤 昇
- 沢山のクラッシック音楽がありますが一番ジイッと心に沁みわたります。
- 2011-05-14:美晴児
- 私が最初に買ったブルックナーの交響曲のLPがこれでした。中学3年だったと思います。1962年でしょう。発売と同時に早速購入しました。
今はなくなってしまいましたが、ディスクというレコード雑誌があり、「アンチ・ポピュラー・コレクション」という特集がありました。曰く、「ベートーベンの運命とか、ドヴォルザークの新世界などは、聴きたければ名曲喫茶(!)で聴ける。乏しい持ち金をはたいて買うのだからそんなところでは聴けないものを買ったらどうか。」という趣旨の企画で、ブルックナーの交響曲第9番(ベイヌム)とかマーラーの大地の歌とかバッハのゴールドベルク変奏曲などが含まれていた気がします。当時、ブルックナーもマーラーもLPはほとんど発売されていなかったのです。LPのリストとは別に座談会の記事があり、そこにはその前年(1960)カラヤンによって日本初演されたブルックナーの第8交響曲を聴いた興奮が溢れていました。「あの溢れるロマンがLPで間もなく発売されるんですね」といった調子で。
発売当初は大絶賛だったこの演奏ですが、ブルックナーのLPが増えるに従って賛否両論の議論の渦に巻き込まれました。渦を作ったのは、その後高名な音楽評論家に成長した**氏だったのではないかと思っています。
今は手元の20種類くらいのブル8があります。カラヤンの演奏は長いこと聴いていませんでした。今では、「これが本当のブルックナーかどうかなど素人の言える領分ではない」と思っています。いろいろ聴きくらべて、「うーん、この演奏のここはいいな。」などと思っています。カラヤンのこの演奏は、ずっと聞き慣れていたせいでしょう、肌にぴったりする肌着みたいな感じがします。
- 2011-05-12:nako
- なんて優しい演奏なんでしょうか。ほとんど神ですね。
指揮者が作曲家の上を行ってしまっている・・・というのは言い過ぎでしょうか?
でも、ワルターさんが、最期の最期に達した境地みたいなものを感じ取れる演奏だと思います。
なんで戦後にワルターさんがヨーロッパに戻らなかったのか、ずっと不思議に思ってきました。
だけど、これを聴くと、うっすら判るような気がします。
多分、彼は人生に起こった理不尽極まりない出来事を、すべて許し、受け入れたのでしょう。
でなくて、こんな、中年男のうじうじ陰気なエゴ丸出しの曲(←すみません、ブラームスという人間が好きじゃないんです^^;)を、こんなに温かく包み込むように演奏は出来ないと思います。
クライバーさん、大好きですが、残念ながらこの曲に関しては、ブラームスの煩悩に共感するところで終わってしまっているような。それもまた、人間臭くてよろしいんですが、ワルターさんの大きさ、温かさには負けてしまいますね…(哀)
- 2011-05-10:E・ぷらんくとん
- 各々のパーツは美しかったり、壮麗だったり、素晴らしいんだけど、全体を聴きとおすと支離滅裂でよくわからん…というのがわたしのマーラー評でした。
ワルター指揮でこの5番を始めいろいろ聴かせていただきましたところ、マーラーも案外いいかもと思うようになりました。ワルターのすっきりと整理された芸術的表現が肌に合ったのかもしれません。(もともとワルター・コロンビアの巨人は愛聴盤でした)
と、ここまで書いて気付いたのですが、わたしはマーラーのよいリスナーではないのかもしれませんね(^^)。
それにしてもオーケストラが美しく鳴っていますね。ここで聴かれる4楽章など弦の表情が豊かで、ボルタメンとまでかかっていて、ウィーンフィルの弦かと思ってしまいました。ワルターの棒のすごさを改めて実感しました。
- 2011-05-07:クライバーファン
- 現在、第1楽章を終えて、第2楽章を聞いています。
このサイトがなければ、一生聞く機会がなかった可能性もあり、聞くことができたことに感謝します。
何回か聞いて勉強したいと思いますが、第3番に比べて、親しみやすくはない曲ですね。
録音はおそらく、ドイッチェ・グラムフンのステレオと思われ、とても良いように感じられます。
- 2011-05-07:nighttime_sky
- ピアニスト二人によって蒙を啓かれました。ここ半年、モーツァルトのピアノ曲ばかり聴いています。ピアノソナタではこの15番が一番好きです。この演奏では第一楽章などたった3分弱の曲なのですが、これに対抗できるポップミュージックはほんの数えるほどだと思います。ものすごく清冽でありながらポップです。不思議なんだけど。
- 2011-05-07:nighttime_sky
- モーツアルトのピアノ協奏曲では24番が好きで、20番はあまり聞かなかったのですが、この演奏で初めてこの曲の良さを理解しました。出だしは「悲しみ」でもなく、「厳しさ」ですらなくて、もはや「不吉」ですね。そこに天使のようなピアノがふわりと舞い降ります。
- 2011-04-28:onod33
- このHPのおかげで、バルビローリの面白さを知り感謝。パイ原盤のレコードは、日本では廉価盤のイメージでしたので、英国物、シベリウス以外は知る機会が少なかった。アンチェルも上手いと思いましたが、バルビローリも色々、聴いてみたい。
- 2011-04-24:クライバーファン
- 今までトスカニーニの演奏しか聴いたことがなかったので、第1楽章のリピートのつなぎの部分を聴いたことがありませんでした。この演奏で初めて聴くことができました。ありがとうございます。
録音は音ゆれが存在し、いまいちです。演奏はとても流麗ですね。レガートで流れていき、クレンペラーを聴いているよりはカラヤンを聴いている気分になります。第4楽章のみテンポがはやすぎ、リズムが生きず残念ですが、第1楽章は旋律美が堪能でき、とても良いと思います。
- 2011-04-21:mkn
- いったいどんな録音なのかとおっかなびっくりで聴き始めましたがそれほど酷くなかったのでほっとしながら今第5番を聴き終わったところです。
演奏は、そうですね、野球に例えるなら単純なストレートは一球もないピッチャー、といったところでしょうか。ただし奇をてらった感じはなく何となく小粋なベートーヴェンでした。先日亡くなった小石忠男さんではなかったでしょうか、シューリヒトにパリ音楽院、クリュイタンスにベルリン・フィルを組ませてベートーヴェンというのは企画の妙と述べておられた記憶があります。むべなるかなと思いました。
- 2011-04-19:mkn
- シューリヒトの「第9」のステレオ盤CD、私は持っています。音質は...、まあはっきり言って「ステレオです」というだけでした。フランソワのショパンと録音時期がかぶりますが同様のクォリティですね。カルショーの自伝によると機材そのものも悪かったようです。
EMIが「録音」というものをどのように捉えていたか、首をかしげたくなるエピソードは数限りなくありますね。フルトヴェングラーの「第7」原盤への女性エンジニア(?)の声の混入、カラヤンのチャイコフスキー4番の原盤故障や4チャンネル録音への固執等々。
私は往年の「軍事オタク」でもありますが、最近ある写真を見て驚きました。第二次大戦中、30ノットの高速空母を18ノットの旧式戦艦が護衛しているというもので、同時代のアメリカや日本では考えられない光景でした。「ドイツやイタリアの水上部隊相手ならこれで充分だよ」という考えだったようです。「モノラルだって何だって、聞こえているのは音楽じゃないか」ということなら何となく相通じるものを感じました。そう言えば大昔の「レコ芸」の特集で、イギリス人はもっぱらカセット・テープで音楽を聴いている、という紹介があったのを思い出します。
その一方で、DeccaもMacIntoshoもRogersもTannoyもイギリスのメーカー、不思議な民族ですね...。
- 2011-04-16:m
- ユングさんのHPからの録音を知り、この演奏の約50年前のLPと約25年前に初めてCDで発売された時買い求めたCD、そしてユングさんのHPからの録音の聴き比べをしてみました。
LPレコードの解説に高木卓という方が「トリスタンとイゾルデの響きの秘密」として文章を書いていました。
・・・あれほど画期的な作品でありながら、作曲者自身はトリスタンとイゾルデの響きの「新しさ」について実際の演奏まで、はっきりした自覚を持っていず、公開前の演習で驚くべき発見をしたのであった。
その時の印象をマチルダ・ヴィーゼンドンク宛の手紙(1860.1.28)ではこう書いている。
「・・・団員達には不可解な新しさなのでした。
その為私は、音符の一つ一つを、まるで坑内の宝石発見の時さながらに、演奏者たちに教えるほかなかった。」・・・こういった書き出しで始まる解説の文章を中学生の私は実感する事が出来ませんでしたが、最近少し解ってきたような気になっています。
この響きの宝石をもっとも素晴らしい形で留めたのがこの録音なのでしょうね。
今回LP,CD、ユングさんのHPからの再生と聞き比べて少し不思議に思った事があります。
LPの音も決して悪くないのです。
明晰さという点では劣るものの、居心地が良いのです。
我々が実際の劇場で聞く音楽は周囲のノイズの為か明瞭では無く、LPのノイズが却って居心地の良さをもたらしているのかもしれないなどと思ってしまいました。
大叔母がフルトヴェングラーの実演を聞いた印象を話してくれた事が有ります。
独特の響きだったようです。
吉田秀和氏も同様の事を書かれていました。
「他界の音」という言葉を使われていたように記憶しています。余談ですが、数年前NHKが吉田氏の特集番組を放映した時大叔母と一緒に撮影された写真が写しだされ個人的にはびっくりしました。
この他界の音がはっきり残されている録音は、フルトヴェングラーのトリスタンと大戦中のいくつかの録音程度しかないような気がしています。
また音符が読めない私の様な人間にとっては、他界の音を実演で経験するのは奇跡的な事なのかもしれないと最近良く思います。音楽を良くご存じの方々はまた違った見方聴き方が出来るのでしょうが。25年前に聴いたバーンスタイン指揮のマーラーの9番の演奏の響きは私にとっては他界の音でした。
その後あの演奏を超える音楽体験はしていないように思っています。
バイロイトでもザルツブルグでも音楽祭の演奏は実に見事で素晴らしいのですが。見事で素晴らしい商品と言うのは冒涜でしょうか? 音楽がどうしても生きていく為に必要だというような切実さが無い世界は幸せでもあり、一面不幸なのでしょうか?
そんな中にあってユングさんのHPは新しい発見をもたらしてくれます。
音楽のもう一つの側面「味」の様なものを教えてくれます。
ティボー演奏のフランクのソナタ。ビターリのシャコンヌがハイフェッツが弾くと違った音楽になるのは新しい発見でした。ワルターのモーツアルト集も驚かされます。
これらもある面では他界の音の様な気がします。
ユングさんのHPからのトリスタンを聴き比べの最後に聴きながらそんな事を思いました
- 2011-04-16:カンソウ人
- 作曲家がピアノの名人でオーケストラの書法に詳しくない時に書かれたら、オーケルトラは薄くて伴奏のようになる。
マイケル・ポンティの弾いた「知られざるロマン派ピアノ協奏曲」の録音の数々の中にはそういう物が多い。
ロマン派の作曲家ショパンのように、古典派の作曲家モーツアルトのような、1回目の提示部に全くピアノが入らない形で書かれた物は全くないように感じた。
オーケストレーションする前には、2台ピアノの形でスケッチされるであろうから、大まかにいえばピアノ連弾の形で書かれるのと似ているはずだ。
連弾曲で低音部パートがブンチャチャチャのような伴奏の形なら、演奏する方は面白みが少ない。やっぱり絡みが多い方が良い。
フーガでは無いけれども対位法的な要素が多くて、四声態のほうが面白いのは当然だ。
ショパンのピアノ協奏曲を練習するのは、オーケストラを担当する方は面白くないのだとか。
その点でシューマンは違うのだって。
シューマンをお手本としていても、グリークはあんまり絡まない。
ショパンはピアノ協奏曲を書いた時に、あまり情報が無かった。
リストの第一番は、あまりに独特で、ソナタを基本にしていても随分形式が違う。
ピアノがオーケストラに包まれた音響では無意味な感じに思えるし、同じ旋律を違う節回しで歌っていても違和感はないほどだ。
自分には、シューマンのピアノ協奏曲は特別な曲であるように思える。
ロマン派ピアノ協奏曲の原点であるように感じる。
ピアノパート付きの、幻想曲でも交響曲でもないのが作曲者のねらいで、成功している。
「展開の可能性の低い」モチーフが、十分に展開されていて、ベートーベンの3番?5番の協奏曲のモチーフとの違いが明確にある。
最近知ったのだけれども、コルトーのきれいな録音がある。
ユーチューブで聴いた。
ひょっとすると、60年代?
指揮者がフリッチャイでコルトーの変幻自在なテンポのピアノにきっちりと付けてある。
オーケストラにピアノが包まれたような音響であるが、セルのこの演奏とは全く異なる。
主導権はコルトーが持っていて、フリッチャイはコルトーに共感を持って演奏している。
1つの様式の終末の姿が刻印されている。
そのためには、原点のシューマンのピアノ協奏曲である必要がある。
- 2011-04-14:西尾
- クラシック音楽が好きになって間もないのですが、ここでシューマンを聞かせていただいてシューマン好きになりました。病気のせいなのか孤独や寂しさを感じる雰囲気が漂っていて胸をしめつけられるようなところも好きです。
- 2011-04-14:nako
- 情念というか怨念というかが満ち溢れた演奏で、丑三つ時にでも聴くのがよいような気もします。。。なんて悪口を言いながらも聴いちゃうのが、フルトヴェングラーの凄いところでしょう。フルヴェンの後にフルヴェンなし。カルロス・クライバーの演奏の方が好きなんですが、そう言わざるを得ません。
- 2011-04-14:Joshua
- 異色な『四季』演奏ですね。
シュナイダーハンがクレーメルのような弾き方をしている、というか、音色は美しいのに、普通スラーのところも切って弾くのが目立ちます。
雰囲気に酔うような聞き方ができないのです。
でも、もう少し慣れてみたら、「これでないと」聴けなくなるような魔力も感じられます。ためしに、みなさん、冬の第2楽章を聴いてみて下さい。
その速いことったら!耳を疑うこと間違いなしです。
ユングさん、これは再生速度のまちがいじゃないでしょうね。
<ユング君の追記>
もちろん、このテンポでシュナイダーハンは演奏しています(^^v
- 2011-04-14:吉川達也
- ブラームスについての解説を大変興味深く読ませていただきました。書かれている中身をすべて理解できたわけではありませんが、ブラームスの音楽をここまで深く解説されていることに恐れ入りました。わたしは、ブラームスの音楽が好きで好きでしかたがありません。二十歳ごろから30年近く聴いています。交響曲から室内楽、ピアノまですべて好きです。年齢を重ね、聞き込むほど好き度合いが増しているようです。解説をよんで、なぜかうれしくなりました。ブラームスのすばらしさをご教授いただいたような感じです。有り難うございます。ヨッフムのこの4番はじめて聴きました。ヨッフムは最近2番のライブ演奏にのめり込みましたが、この4番もかなり聞き込みたくなりました。できたらブラームスのすばらしさをもっと教えてください。
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[2025-09-18]

バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564(Bach:Toccata, Adagio and Fugue in C major, BWV 564)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-16]

メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54(Mendelssohn:Variations Serieuses, Op.54)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月20日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 20, 1957)
[2025-09-14]

フランク:天使の糧(Franck:Panis Angelicus)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)
[2025-09-12]

ベートーベン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」(Beethoven:Symphony No.3 in E flat major , Op.55 "Eroica")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年3月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on March, 1961)
[2025-09-10]

ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調(Brahms:String Quartet No.1 in C minor, Op.51 No.1)
アマデウス弦楽四重奏団 1951年録音(Amadeus String Quartet:Recorde in 1951)
[2025-09-08]

フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 作品33-2(Faure:Nocturne No.2 in B major, Op.33 No.2)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-09-06]

バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578(Bach:Fugue in G minor, BWV 578)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-04]

レスピーギ:ローマの噴水(Respighi:Fontane Di Roma)
ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1939年1月21日録音(John Barbirolli:Philharmonic-Symphony Of New York Recorded on January 21, 1939)
[2025-09-01]

フォーレ:夜想曲第1番 変ホ短調 作品33-1(Faure:Nocturne No.1 in E-flat minor, Op.33 No.1)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-08-30]

ベートーベン:交響曲第2番 ニ長調 作品36(Beethoven:Symphony No.2 in D major ,Op.36)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年4月20日録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on April 20, 1961)