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(P)アニー・フィッシャー 1957年6月3,4,12,13日録音アニー・フィッシャーというピアニストは、その実力のわりには認知度が低いのですが、それは演奏家を「演奏会」を通してではなくて「録音」を通して知ることが多いというこの国の宿命がもたらしたものでした。
「アニー・フィッシャー=録音嫌い」という数...

アンドレ・クリュイタンス指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1960年3月録音 交響曲全集と同じ枠組みの中で録音されたものですから、当然の事ながらそれと同じような整然とした佇まいの音楽になっています。
この一連の録音はクリュイタンスという指揮者からしてみれば、かなり無理をした録音だったのではないかと思います。
...

(Vn)ヤッシャ・ハイフェッツ&イスラエル・ベイカー&アーノルド・ベルニック&ジョゼフ・ステパンスキー (Va)ウィリアム・プリムローズ&ヴァージニア・マジェフスキ (Cello)グレゴール・ピアティゴルスキー&ガーボル・レイト 1961年8月24日&25日録音メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
メンデルスゾーンの若書きの作品です。
綺麗さっぱり洗い出してみれば、さすがにシューベルトやフランクのようにズッシリと「砂金」が残るというわけにはいかないようで、その事は同時にこう...

アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1960年6月録音無難なテンポ設定、音楽全体の形もよく分かり、内部の見通しもクリアです。そして、そう言うドラティの作品への貢献をマーキュリーの録音は万全の体制ですくい取っています。
同じ作品をこうして並べて聞いてくると、なるほどこれがアメリカ的なザッハリヒ...

(P)グレン・グールド レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1962年4月6日録音 グールドと言うだけで天まで持ち上げる人は少なくありません。確かに、彼のバッハ演奏は素晴らしいですし、同じように新ウィーン楽派のピアノ音楽も素晴らしいです。
しかし、だからといって、彼の演奏のどれもこれもが全て素晴らしいわけでないことを指摘...

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1953年7月10日録音予想に反して(どんな予想なんだという突っ込みもあるでしょうが^^;)ゆったりとしたテンポで始まります。しかし、その遅さはフリッチャイのように内に向かって沈潜はしていかないので体感的にはそこまで遅くはないように聞こえます。しかし、計ってみれば...

アンドレ・クリュイタンス指揮 フランス国立管弦楽団 1955年10月13日,17日,22日~24日録音クリュイタンスの幻想交響曲と言えばすでにフィルハーモニア管とのステレオ録音をアップしてあります。そこに、わざわざ古いモノラル録音を追加する意味があるのか、さらに言えば、そう言う古い録音を聞いてみる「意味」があるのかと言われそうです。
しか...

カレル・アンチェル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1962年9月録音ほんの軽い気持ちで聞いてみたのですが、その凄まじさには圧倒されてしまいました。
もちろん、ベートーベンの音楽というのはそう言う「凄まじさ」を内包してるモノが多いのですが、それでも、これほどまでの集中力を持ってパワーを爆発させた演奏も珍しい...

フェレンツ・フリッチャイ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1958年9月29日~30日録音交響曲みたいな規模の大きな作品よりも、こういう小品(レオノーレの3番は小品とはいえないかもしれませんが^^;)の方が指揮者の特徴みたいなものがはっきりあらわれるのかもしれません。
ここには、フリッチャイが自らの芸風を大きく変えていこうとし...

イーゴリ・マルケヴィチ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年12月1日~4日録音古い録音ですが、この録音の価値はフルトヴェングラー以外の指揮でフルトヴェングラー統治下のベルリンフィルの響きが聞けることです。そして、あらためてフランスとドイツのオケの「気質」の違いを再確認させられます。
ドイツのオケというものは、フルト...

(P)アニー・フィッシャー 1958年11月20日~21日録音アニー・フィッシャーというピアニストは、その実力のわりには認知度が低いのですが、それは演奏家を「演奏会」を通してではなくて「録音」を通して知ることが多いというこの国の宿命がもたらしたものでした。
「アニー・フィッシャー=録音嫌い」という数...

レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1963年10月2日録音灰汁が少なくて、作品の仕組みが透けて見えるような丁寧な演奏です
こうしてマルケヴィッチと若き時代のバーンスタインの録音を並べてアップすることはかなり意地が悪いことなのかも知れません。
バーンスタインが生まれた1918年は第1次世...

(vn)ヤッシャ・ハイフェッツ&イスラエル・ベイカー (va)ウィリアム・プリムローズ (vc)グレゴール・ピアティゴルスー (P)レナード・ペナリオ 1961年8月21日~22日録音フランク:ピアノ五重奏曲 ヘ短調
この一連のアルバムの中ではこのフランクが一番上手くいっているように思われます。
ハイフェッツを中心としたこの一連の室内楽演奏は、それぞれの作品にまとわりついている「情」のようなものををそれぞ...

イーゴリ・マルケヴィチ指揮 コンセルトヘボウ交響楽団 1964年9月録音これはマルケヴィッチの録音の中では実に興味深い演奏です。
おそらく、その少なくない部分が、コンセルトヘボウという老舗のオーケストラに依存しているのでしょう。
そう言えば、彼の「手兵」であったラムルー管との録音では半ば冗談で「作品を演...

エルネスト・アンセルメ指揮 スイスロマンド管弦楽団 1965年4月録音アンセルメにとってシューマンの交響曲というのはメインのプログラムではないでしょう。
モノラル時代に1番、ステレオになってから2番を録音をしているのですが、おそらくそれだけでしょう。
しかし、シューマンの交響曲というのは今でこそそれな...

エルネスト・アンセルメ指揮 スイスロマンド管弦楽団 1965年4月録音シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 「春」作品38の演奏へのコメントです
アンセルメにとってシューマンの交響曲というのはメインのプログラムではないでしょう。
モノラル時代に1番、ステレオになってから2番を録音をしているのですが、おそらくそれ...

エルネスト・アンセルメ指揮 スイスロマンド管弦楽団 1951年3月録音アンセルメが活躍しした時代は、その響きはシューマンの「杜撰」さの産物だと考えられていました。
しかし、最近はその様な響きによって描き出される世界にこそシューマンの本質があると考えられるようになってきています。原典尊重は常に錦の御旗なのです...

イーゴリ・マルケヴィチ指揮 ロンドン交響楽団 1963年10月19日~21日録音同じ演奏家の録音をある程度まとめて集中的に聞いていると気づいていくる事があります。
マルケヴィッチと言えば、「どのような小さな音符であっても蔑ろにしない」ということを理想論ではなくて、まさに実際の演奏においても徹底的に要求し続けた指揮者で...

レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1962年10月2日録音灰汁が少なくて、作品の仕組みが透けて見えるような丁寧な演奏です
こうしてマルケヴィッチと若き時代のバーンスタインの録音を並べてアップすることはかなり意地が悪いことなのかも知れません。
バーンスタインが生まれた1918年は第1次世...

(P)アニー・フィッシャー 1958年10月14日録音アニー・フィッシャーというピアニストは、その実力のわりには認知度が低いのですが、それは演奏家を「演奏会」を通してではなくて「録音」を通して知ることが多いというこの国の宿命がもたらしたものでした。
「アニー・フィッシャー=録音嫌い」という数...

レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1960年10月31日録音灰汁が少なくて、作品の仕組みが透けて見えるような丁寧な演奏です
こうしてマルケヴィッチと若き時代のバーンスタインの録音を並べてアップすることはかなり意地が悪いことなのかも知れません。
バーンスタインが生まれた1918年は第1次世...

(P)ジュリアス・カッチェン アナトール・フィストゥラーリ指揮 ロンドン新交響楽団 1951年4月11日~12日録音カッチェンのラフマニノフは、すでに同じ2番のコンチェルトをショルティとの組み合わせによるステレオ録音をアップしてあります。
カッチェンのピアノは最初から最後まで見事なまでに冴え冴えとした響きを聞かせてくれていましたし、オーケストラの聞かせ...

イーゴリ・マルケヴィチ指揮 ラムルー管弦楽団 1959年12月9日&15日録音ドイツのオケというものは、フルトヴェングラーに代表されるように、楽器の集合体ではなく、まるでオーケストラという一つの楽器であるかのように有機的に響きます。豊かな低声部を支えとして、さらには内声部も充実した重厚な響きは、クラシック音楽などとい...

イーゴリ・マルケヴィチ指揮 ロンドン交響楽団 1963年10月17日~11月1日録音ドイツのオケというものは、フルトヴェングラーに代表されるように、楽器の集合体ではなく、まるでオーケストラという一つの楽器であるかのように有機的に響きます。豊かな低声部を支えとして、さらには内声部も充実した重厚な響きは、クラシック音楽などとい...

(P)ディヌ・リパッティ 1943年~1950年録音エネスコというのは調べれば調べるほどに凄い音楽家だったようです。
バッハの全作品を完全に暗譜していたとか、「春の祭典」の初演を聞いたその日にほぼ完璧にピアノで再現してみせたとか、その手の伝説のは事欠かない人でした。
そして、そう言う...

(P)ジュリアス・カッチェン エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 1953年録音 この演奏にはいささか驚かされました。それは、私がこの作品に抱いているイメージとは全くかけ離れた表現だったからです。
しかし、そのかけ離れ方というのは、なるほど考えてみればそれも有りだなと言うものなので、少しばかりニヤリとさせられるものでし...

(P)ディヌ・リパッティ 1950年7月9日録音 リパッティの残された録音はどれもみな音が貧しいと言われます。特に、そのピアノの響きに関しては、実際はどのようなものだったのかは全く分からないと言われます。
しかし、待ってくださいと言いたいのです。
ピアノの響きというのはその音色と音...

アンドレ・クリュイタンス指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1958年11月4日~5日録音クリュイタンスにとって「幻想交響曲」は名刺がわりかと思うほど、あちこちのオーケストラに客演したときにはこの作品を取り上げていたようです。海賊盤を探せば、チェコフィルやケルン放響などで客演したときの録音を探すことが出来ます。
そして、彼がパ...

(vn)ヤッシャ・ハイフェッツ&イスラエル・ベイカー (va)ウィリアム・プリムローズ (vc)グレゴール・ピアティゴルスー&ガーボル・レイト 1961年11月30日~12月1日録音シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
ハイフェッツを中心としたこの一連の室内楽演奏は、それぞれの作品にまとわりついている「情」のようなものを綺麗さっぱり忘れ去って、スコアに示されているものをそれぞれの名人芸によって楽しくあぶ...

(P)ディヌ・リパッティ 1950年7月6日&10日録音リパッティによるバッハの小品はすでに幾つかアップしてあったのですが、どういうわけか何曲か取りこぼしていました。さらに、調べてみれば、バッハ以外にもかなりの数の録音を取りこぼしています。
確かに、録音状態の悪いものも多いので後回しにしているう...
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[2025-08-26]

フランク:交響詩「呪われた狩人」(Franck:Le Chasseur maudit)
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1954年6月27~7月11日録音(Artur Rodzinski:Wiener Staatsoper Orchester Recorded on June 27-July 11, 1954)
[2025-08-24]

J.S.バッハ:トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.540(J.S.Bach:Toccata and Fugue in F major, BWV 540)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-08-22]

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Debussy:Prelude a l'apres-midi d'un faune)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団 1960年録音(Rene Leibowitz:London Festival Orchestra Recorded on 1960)
[2025-08-20]

エルガー:行進曲「威風堂々」第5番(Elgar:Pomp And Circumstance Marches, Op. 39 [No. 5 in C Major])
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-08-18]

ベートーベン:交響曲第1番 ハ長調 作品21(Beethoven:Symphony No.1 in C major , Op.21)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年5月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on May, 1961)
[2025-08-16]

ブラームス:交響曲第2番 ニ長調, 作品73(Brahms:Symphony No.2 in D major, Op.73)
アルトゥール・ロジンスキ指揮:ニューヨーク・フィルハーモニック 1946年10月14日録音(Artur Rodzinski:New York Philharmonic Recorded on October 14, 1946)
[2025-08-14]

ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲&第3幕への前奏曲~従弟たちの踊りと親方達の入場(Wagner:Die Meistersinger Von Nurnberg Prelude&Prelude To Act3,Dance Of The Apprentices)
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ロイヤル・フィルハーモニ管弦楽団 1955年4月録音(Artur Rodzinski:Royal Philharmonic Orchestra Recorded on April, 1955)
[2025-08-11]

エルガー:行進曲「威風堂々」第4番(Elgar:Pomp And Circumstance Marches, Op. 39 [No. 4 In G Major])
サー・ジョン・バルビローリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1962年8月28日~29日録音(Sir John Barbirolli:Philharmonia Orchestra Recorded on August 28-29, 1962)
[2025-08-09]

バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.533(Bach:Prelude and Fugue in E minor, BWV 533)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-08-07]

ベートーベン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93(Beethoven:Symphony No.8 in F major , Op.93)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1958年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1958)