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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- ベートーヴェンのヴァイオリンソナタというと、オイストラフのものがスタンダードな名盤のようにいわれてきました。しかし彼の演奏は余りに円満にすぎて、古臭い表現ですが「健康優良児」的な面白くなさがつきまとっているように思えます。その点、このシュナイダーハンの演奏は透徹した美しさに貫かれてとても素敵です。まさに拾い物的な好演ですね。
毎度「凡人」的な感想で、スミマセン。
- 2019-06-16:原 響平
- 1960年頃のRCAのリビングステレオ録音は聴いていて本当に「いい音だな」との思いを強くする。常にクライバーンのピアノの音色は細身には感じられず、堂々としていて躍動感が有る。伴奏を務めるライナーの指揮も極上だ。あくまでもピアノに歌わせるところは歌わせ決して、伴奏のオーケストラ、特に金管がでしゃばる事は無い。もう少し、ホルンが聴こえて欲しいと思うぐらいの抑制を効かせた伴奏。これは、これで玄人好みの演奏。さて、この演奏と対極に有るのが、この演奏の2年後に録音したベートーベンのピアノ協奏曲No4。クライバーンのピアノも雄大な演奏をするが、それにもましてライナー指揮シカゴ響の伴奏は物凄い。コントラバスの重低音を強引な程に響かせ、一糸乱れぬ軍隊の様な伴奏。金管も「皇帝」の時の演奏とは違い豪快に吹かせている。ライナーはクライバーンとベートーベンのピアノ協奏曲を2つ残したが、抑制的な伴奏と、豪快な伴奏で好みは視聴者に委ねた。No4の演奏は当方が「本当にカッコ良い演奏」と思った演奏の一つ。これは歴史に残る名演奏。巨匠ライナー恐るべし。是非ともNo4をUPしてくださいね。
- 2019-06-14:マルメ
- 僕は全くの素人なので、フリッツライナーという指揮者の性質を詳しくひも解いて感想を述べることは出来ないのですが、このサイトや別の場所で彼の強面エピソードを調べたり演奏を聴くたびに、原作の意図や曲の原型に良い意味で忠実で、老若男女問わず誰の耳でも聞きやすい普遍性を持った演奏が多い気がします。最もそれが良いか悪いかを論じられないのですが、それでも曲を聴くこっちまで素直にダウンロードしてしまいます。指揮者の全員がフリッツライナーみたいな奴しかいない世界には絶対行きたくないけど、あくまで素人である僕の耳は、氏の演奏にとても魅かれているみたいです。
- 2019-06-14:Sammy
- スメタナに影響を与えたとされるリストですが、彼の「わが祖国」の方が構成もメロディもより優れているように思えます。ピアノ協奏曲もグリーグ、さらにラフマニノフにまでつながっていくような画期的なものであっても、グリーグの方が優れた作品になってしまっているように思えます。リストは次世代につながる新しい音楽を開いた人として偉大なのだとは思うのですが、ご本人の作品は、今となって聞いてみるともう一つさえない印象がぬぐえません。
この演奏は華やかさを抑え、むしろ一つ一つの響きや対位法的な特徴をしっかりととらえ、きりっと引き締まったアンサンブルで描き出した堅実なつくりに魅力があると思いました。またその洗練された音作りとチェコフィルのどこか鄙びた味わいのある響きの緊張感というか絶妙なバランスというか、そこもまた魅力的に思えます。
そのせいか、どうも「わが祖国みたい」という、本来の影響関係とは逆の印象を持ってしまった次第です。
- 2019-06-11:Sammy
- 解説を先にお読みして、いったいどういうことを言っておられるのだろう、と戸惑ったのですが、一聴してなるほどと思いました。そしてもう一人の聞き手として私なりにどういう言葉にできるのだろう、と考えました。
確かにこの演奏は、私がこの曲のほかの演奏から受けていたイメージよりもどこか抒情的な色彩に富んでいるように思えます。それはどこから来るのかというと、一つ一つの楽器の鳴らし方に癖のあるアクセントや表情が付けられていて、そういうことが隅々にまで施され、それを前提とした全体の表現や流れになっているということなのかと思います。
そしてyungさんの仰る「蒸留水のような音」は、そういうことを意識的に遠ざけ、いわば「雑味」を除いて楽譜に記されたところのおのずから成るような「スーパードライ」的なキレを追求したところから生み出されてきたのだと思います。個人的に私はそういう音の方に慣れ親しみ、それもよしと思うのですが、ここで聞かれる演奏のような一つ一つの楽器の豊かな表情付けの「にごり」の中から立ち上る香りもまた素晴らしいと感じます。
しかもミュンシュ/ボストン響の場合あいまいにぼやかしているのではなく、明快な表現の中で情感あふれる演奏となっていて、「なんとなくもやっとやったらムード出ちゃいました」というのではなく、作品の姿をしっかり打ち出しながら、積極的な表現の中で雰囲気があふれる、というのはとても素晴らしいと思います。
ひたすらクリスタルで切れ味鋭いドビュッシーも新鮮で心地よいですが、むせるようなこの香りの充満もまた、素晴らしい芸術だと思います。温故知新、こういう魅力を生かして次の時代を切り開く芸術家が現れることにも期待しつつ。そのためにも、このようなアーカイブをyungさんのような方が作り上げてくださっていることの重要さを思います。
- 2019-06-09:Sammy
- モントゥーの細やかで円熟した表現、ロンドン交響楽団の高い合奏力と素晴らしい響き、そしてシェリングのきりりと引き締まった高貴な美しいヴァイオリン、それらを明瞭にとらえた録音の故に、ブラースムのこの名曲が真摯かつ豊かに鳴り響いている素晴らしい演奏と思います。特に第2楽章の室内楽のような息をひそめ合うような親密な響きあいは素晴らしく、yungさんの仰るように、稀有な伴奏の妙と言うべきでしょう。
特にヴァイオリンは「生真面目系ブラームス演奏」の最右翼とも言いたい名演奏です。その点ではのちのもう少し伸びやかな演奏と比べてもオンリーワンの魅力ともいえるかもしれません。
シェリングのブラームスの協奏曲は3つとも聞く機会を得ましたが、それぞれの素晴らしさがあり、特に優劣を無理につけなくてもよいのでは、と私は感じています。
- 2019-06-09:原 響平
- この演奏はRCAのリビングステレオシリーズで録音された一枚。RCAは当時、ルービンシュタインというピアニストの巨匠を中心にピアノ協奏曲の録音を目論んでいたが、伴奏指揮の巨匠フリッツ・ライナーとの折り合いが中々上手く行かず途中で中断してしまった。それを補うべく、クライバーンに白羽の矢が立った。ライナーとの共演では、ベートーベンのピアノ協奏曲No4とNo5が名演。特にピアノ協奏曲No4は歴史に残る名演奏。それ以外にも、ブラームスのピアノ協奏曲やシューマンのピアノ協奏曲も録音し、いずれも素晴らしい。ライナーの曖昧さを嫌った、男性的な音色をバックに奏でるクライバーンのピアノの美しい音色が、思わず「上手いな」と叫びたくなるような演奏。さて、前置きが長くなったが、このラフマニノフのピアノ協奏曲も素晴らしい。ライナーのイメージするラフマニノフの姿が克明に再現されている。しかし、当方は1956年にルビンシュタインと入れた録音をベストとする。理由は伴奏を務めるバイオリンの甘い音色が、より鮮明な為。当時のシカゴ響の演奏技術力は世界でもトップクラス。
- 2019-06-07:マルメ
- 私は色々なクラシック音楽を紹介する場所でガーシュインやジョップリン、タレガ、或いはホルストを聞くたび、毎回何故これがクラシック系のサイトで紹介されているんだろう?と思うような雰囲気を感じてしまいます。それは今日の様々な文化の発信地であるアメリカの開拓に関わったイギリスやスペイン、そして開拓によって作られたアメリカ自身の響きが、現代の様々な分野や文化に繋がっている為、クラシックとは違う"故郷、或いは魂"の響きを彼らの曲から感じとってしまう為であると思います。
唯、そういった歴史的なアレコレが、こういった曲を日本人である私にさえ、ある種"文化的な故郷"としてのシンパシーを持たせてくれている(しまっている)点も事実。事実、このサイト上の評価も含め、この曲には私含め、とても多くの人か共感しているだろう(してしまっているだろう)と思います。とにかく何故か日本人の心に沁みやすい曲だと思います。
非常にわがままな想いなのですが、ユングさんお勧めの"ラグリマ"も聴いてみたいです。
- 2019-06-06:joshua
- 3種のシェリングの中で、これが一番だと思います。
ヴァイオリンの名手ティボーが指揮するパリ音楽院伴奏のベートーヴェンも楽しみましたが、曲的にもこちらがよりいい
録音も鑑賞には十分
- 2019-06-06:マルメ
- 私は"ゲームで使用する為"というある意味かなり不純とも言える目的もあって、ここの音楽を収集しているわけですが、この曲は、映画とかゲームとか"そういう"目的で使っても違和感が無い口当たりの良さがあるような気がします。主はこの曲の味わいに"危険性"があると指摘しておられますが、まさしくその口当たりの良さが危険性に繋がっているような気もいたします。
唯、これはあくまで素人の直観レベルの感想ではありますが、それでも決して作曲から演奏に至るまで、様々な工夫が凝らされた曲じゃないというわけでもないと感じます。清濁併せ持つ言い方ですが、色々な需要をこの曲に感じました。
- 2019-05-30:マルメ
- 一概に全てが当てはまるかは解りませんが、良いクラシック音楽は、その人の住んでいる(いた)生活環境の雰囲気というか、魂と言うか、口では言い表せない環境を反映している要素があると私は感じます。
夢想的な曲の雰囲気も含めて、これは嫌味な位、霧深い魔法使いの国、イギリス人が作った感がある曲だと私は感じます。戦争も、街並みも、霧深い森も、ワクワク感も、幸せも、鬱も、躁も、生も死も。本当に嫌味な位、この曲はイギリス人だなあ!と思わせてしまいます。私は何処の国の作家の曲であれ、こういった曲が大好きです。
- 2019-05-26:しょうちゃん
- いつもありがとうございます。ランランとメストの実演を聴いてから24番に惹かれるようになりました。3楽章のフィッシャーの演奏に大へん魅せられました。この楽章があと数小節続いたら何処に行くのかな、といつも考えてしまいます。この世とあの世の境界をきっと飛び越えて宇宙の彼方に解き放たれるのでしょうか。現世にとどまれるギリギリの演奏ではないかと感じています。
- 2019-05-25:マルメ
- 私はこの曲を手に入れたくてこちらに来たようなものですが、ちょっと聞いて即、ダウンロードいたしました。バレエ音楽がどういうものなのかは私は詳しくないけど、一見、子供向けか?と錯覚する程の物語チックな要素がありながらも、性を感じさせるような要素もあり、それでいて、クラシック特有の決して安っぽくない言い回しもある。まさにこういう曲が欲しくてここに来ました。
- 2019-05-23:マル
- わかりやすい主旋律が物語チックな曲だと感じました。素人なりに、こういった表現は音楽を嗜まれる方の間では好き嫌いあるんじゃないかな、と考えます。又、この音楽には何かが正しいとか正しくないとか、そういったチャイコフスキーのイデオロギー、あるいはそれを超えた善悪の考えがのぞかせていますが、それでも曲として、決して安っぽい言い回しに終わっていない所がクラシックらしくて、そういう点が私は好きです。
- 2019-05-22:マルメ
- 同人ゲーム制作活動の為、大好きな曲をしばし、ダウンロードいたします。原則、1週間に50曲の制限には最大限、気を遣ってダウンロードする予定ですが、もし、それ以上ダウンロードしてしまうミスを犯した場合も、許していただけると幸いです・・・。
プロコフィエフは、物語、劇場っぽい雰囲気が好きで、超、眼を付けていた作家です。原作と違うのですが、スージーテンプルトンの人形劇"ピーターと狼"にて、流れたプロコフィエフの曲には、その映像作品自体の迫力も含め、とても痺れました。何だかんだ、色々なものを作ってる自分ですが、最終的な目標はああいう迫力ある物語を作りたいというのがあり、その素材集めとして、しばし聴きながらダウンロードさせて頂きます。
私の動機は若干不純かもしれませんが、それでも主がこのようなサイトを作られたことに、深く感謝いたします。
- 2019-05-21:塚本 和彦
- クライスラーのベートーヴェンの協奏曲をアップしてくださり、ありがとうございます、これをもとにさらに、研鑽にはげみたいと思います。
追伸、ところで、クライスラーのブラームスの協奏曲をアップする予定は、おありで?
- 2019-05-19:藤原正樹
- 新星堂の1000円CDだったかで持っていました。オーベロン、フィンガル、ウィンザーの陽気な女房たち、ロザムンデ、グルックだったかな。ロザムンデはワルターのモノラルで最初聞いていて、和解若いケンペのほうが遅いじっくりとした歌い方をするので驚きましたが。このグルックも好き。沈み込んでいくような名演ではないですか。まるでカスパール・ダヴィッド・フリードリヒの絵のような抒情性。大音楽になってしまっているのがご不満な人もおられるかもしれませんが、僕はとても好きだったんです。聴けてよかった。
- 2019-05-17:ono
- さっそくFLAC化ありがとうございます。聴いた感想。9点非常に感動しました。さすが「名曲名盤500」で4位の価値があります。隠れた名盤?私が知らなかっただけかもしれません。いつもはカラヤンEMI1971年録音やムラヴィンスキーを聴いていますが、カラヤンのようなスリリングさは少ないですが、悲愴感があって良いです。FLAC音源がレコードからと思えますが家の装置ではCDより高音質で太い音で鳴っていました。yungさんのように音楽内容をうまく言葉で表現できませんが、チャイコフスキーはベートーヴェンの次に名作曲家と思います。また、今までジョージ・セルをあまり聴いてこなかったのでいろいろ聴いてみます。
- 2019-05-08:joshua
- サンセット大通り 原題: Sunset Boulevard のラストシーンではないでしょうか?
ビリー・ワイルダー監督でしたね。
貴族をかつての名女優になぞらえればユングさんの文章に合ってくるように思います
- 2019-05-03:ハスキル好き
- この録音の他にリヒテルはムラヴィンスキー+レニングラードフィルとの録音を残していますね。実は私はそちらしか聴いたことがなかったので、この録音を通し逆にムラヴィンスキーのチャイコフスキーに対する思い入れの強さを改めてはっきりと感じました。
- 2019-05-02:バッハ好き
- 古さを感じる一方、ほのぼのとした暖かさが感じられて結構好きです。
- 2019-05-02:望月 岳志
- 1930年とは信じられないほど聴きやすい録音ですね。
注文主でもあるクーセヴィツキーが1922年に完成したラヴェル編曲版の演奏権を長期間独占していたそうですが、そのせいか、演奏レベルも非常に高い。初録音ということですが、それこそ満を持してのものだったのでしょう。
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なお、1943年の同コンビの録音のCDを所有していますが、データは以下の通りです。
プロムナードを1曲と数えると、ラヴェル編曲版では、全部で14曲となりますが、内
3. Promenade 2
4. The old castle
7. Bydlo
8. Promenade 4
が省略されています。
Live broadcast from Symphony Hall, Boston on 9th October, 1943
1. Promenade 1
2. The Gnome
3. 省略
4. 省略
5. Promenade 3
6. Tuileries
7. 省略
8. 省略
9. Ballet Of The Chicks In Their Shells
10. Samuel Goldenberg & Schmuyle
11. The Marketplace At Limoges
12. The Catacombs - Cum Mortuis In Lingua Mortua
13. Baba Yaga The Hut On Fowls' Legs
14. The Great Gate Of Kiev
音の鮮度(高域)は1930年録音より少し上ですが、歪みや混濁の点では1930年の方が聴きやすいかも知れません。演奏はライヴとは思えないほどの完成度でありながら、1930年録音の丁寧な仕上がりに比べてダイナミックな即興性と迫力もあるものです。
- 2019-05-01:原 響平
- この演奏は熱血漢ミュンシュの異名を与える程の名演。とにかく明るいオーケストラの音色と、どことなく粘り気の有るお色気満点の弦の響き。アダージョ楽章では人生の悲哀を感じさせながらも最終楽章に向かって力強くリズムを刻んでゆく。この情感溢れる表現はミュンシュならではのもの。さて、当時のボストン響との蜜月の関係を示す演奏は他にも沢山有る。ベートーベンの合唱やシューベルトのザ・グレイトそして、ベルリオーズの幻想、更にはサンサーンスのオルガン。1950年代後半のRCA録音ディレクターの造り出す独特な音色と相まって、どれも本当に素晴らしい。
- 2019-04-29:joshua
- opus~というレーベルの板起しらしき同演奏を聴いて、
なんて音が悪いのか、と驚きました。
故U氏が特殊装置で聴いているのか、おそらく、CDといってもmp3に落としたり、Bluetoothで聴いたりしても真価はわからないんでしょうか?
こんなことでは多くの人が絶賛するこの演奏の良さが分からずじまいだと、そこで思い出したのが、このページ。
この音なら納得。良いスピーカーにつないで2度納得。
- 2019-04-27:baroquemusicfan
- アップありがとうございます。アンチェルによるドヴォジャークの序曲は、謝肉祭ほかの『三部作』と『わが故郷』とが組み合わされたレコードで聴いていましたが、『フス教徒』だけは未聴でした。感謝です。
ジャケットのデザインについてですが、これはカップリングされている交響詩『水の悪魔』からのデザインではないでしょうか?
- 2019-04-25:白玉斎老人
- ドイツの音楽評論家、ヨアヒム・カイザーが次の趣旨の文章を書いていました。
「バイロイトの第9」のリハーサル中、フルトベングラーの意図の通りに弾けないビオラ奏者がいた。巨匠が「そうではない」とたしなめると、奏者はこの上なく恐懼してしまい、「このままでは実演はどうなることか」と危ぶまずにはいられなかった。ところが、いざ本番になると、この奏者が誰よりも自信に満ち、生き生きと音を奏でていた。「フルトベングラーの影響力はこれほどまでに絶大なのか」と舌を巻いた――。
指揮者も、独唱者も、コーラスも、そしてオーケストラも、かかわった全員が持てる力をすべて出し尽くした、稀有の演奏というほかありません。
憎悪に駆り立てられた人たちにより、最も安堵して過ごせるはずの場所で数百人が殺害される出来事が起きたばかり。「すべての人々が兄弟姉妹になる」という第四楽章のテーマが人類史においてかなえられることは極めて難しいでしょうが、それだからこそ掲げ続けなければならない思想なのだと、この曲を聴くと考えさせられます。
- 2019-04-24:joshua
- サヴァリッシュで瑞々しい演奏というと、フィラデルフィアで振っていたドヴォルザーク、特に8番、イギリス、が好きでした
60年代以前には、振ってなかったんでしょうか?
ドヴォルザーク、スウィトナーもドヴォルザーク良かったですよ
- 2019-04-23:白玉斎老人
- 「クラシック音楽は、カラヤンの死去で歌舞伎の世界から能の世界に戻ってしまった」とは卓見!! 歌舞伎座に行ったことがない人でも、吉右衛門、海老蔵、七之助と役者の名前がポンポンと言えるけれど、能役者を挙げられる人は極めてレアですものね。
新聞離れが進んでいる昨今ですが、日本の各紙はカラヤンの死去を一面で伝えていました。カリスマ的な人気を誇ったクライバーでさえ、社会面での扱いでした。
日本人ではなく外国人のクラシック音楽関係者の訃報が今後伝えられるとき、一面で伝えられる人物は思いつきません(日本人では、数分指揮しただけでニュースとして報じられている方に不例があれば、文句なしの一面です)。
演奏はムターと入れた新盤に比べ、音が重苦しくなく、好感を抱きました。
- 2019-04-22:K
- 原典を過度に神格化する現在の音楽界とは全くの無縁の演奏といえる。のだめカンタービレでのだめの演奏が一部酷評を受けたのを思い出してしまった。
エルマンは確かに過度のポルタメント、引き崩しを諸悪の根源みたいに言われる演奏家の筆頭であるが、譜面のままに弾いて何の感動も得られない演奏よりは格段に優れていると思う。曲のイメージと演奏家のスタイルがみごとに同化している稀有な例ではないか?
一時代前の演奏家は程度の差こそあれすべてこの方法によっていると思う。この曲はこのように弾かなければならないという命題自体がそもそもまやかしである。エルマンは確かに個性が強すぎて万人受けする演奏家ではないかもしれないが、譜面どおりにしか弾けない演奏家が絶対に到達できない独特の節回しをもっており、曲を熟知した聞き手にはそこまでやるか?とうなずかせる力量をもっている。再評価すべきと考える。
この盤では、若き日のショルテイの非凡なサポートが聴ける。素晴らしい
- 2019-04-18:白玉斎老人
- 咲き誇る大輪の薔薇のように豪華絢爛な音響に引かれ、長く愛聴してきました。巨匠が最晩年においてさえ、みずみずしい世界を提示していることに驚異を覚えます。フルトベングラーによる「運命」は、1947年5月27日の録音にとどめをさすと思います。もしそのレコードが残されていなかったら、これをもって彼の五番の最良の演奏と推すことに何のためらいも感じません。
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[2024-11-24]
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調, Op.98(Brahms:Symphony No.4 in E minor, Op.98)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)
[2024-11-21]
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調, Op.11(Chopin:Piano Concerto No.1, Op.11)
(P)エドワード・キレニ:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1941年12月6日録音((P)Edword Kilenyi:(Con)Dimitris Mitropoulos Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on December 6, 1941)
[2024-11-19]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(Brahms:Violin Concerto in D major. Op.77)
(Vn)ジネット・ヌヴー:イサイ・ドヴローウェン指揮 フィルハーモニア管弦楽 1946年録音(Ginette Neveu:(Con)Issay Dobrowen Philharmonia Orchestra Recorded on 1946)
[2024-11-17]
フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調(Franck:Sonata for Violin and Piano in A major)
(Vn)ミッシャ・エルマン:(P)ジョセフ・シーガー 1955年録音(Mischa Elman:Joseph Seger Recorded on 1955)
[2024-11-15]
モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番「狩」 変ロ長調 K.458(Mozart:String Quartet No.17 in B-flat major, K.458 "Hunt")
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
[2024-11-13]
ショパン:「華麗なる大円舞曲」 変ホ長調, Op.18&3つの華麗なるワルツ(第2番~第4番.Op.34(Chopin:Waltzes No.1 In E-Flat, Op.18&Waltzes, Op.34)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1953年発行(Guiomar Novaes:Published in 1953)
[2024-11-11]
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調, Op.53(Dvorak:Violin Concerto in A minor, Op.53)
(Vn)アイザック・スターン:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1951年3月4日録音(Isaac Stern:(Con)Dimitris Mitropoulos The New York Philharmonic Orchestra Recorded on March 4, 1951)
[2024-11-09]
ワーグナー:「神々の黄昏」夜明けとジークフリートの旅立ち&ジークフリートの葬送(Wagner:Dawn And Siegfried's Rhine Journey&Siegfried's Funeral Music From "Die Gotterdammerung")
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ロイヤル・フィルハーモニ管弦楽団 1955年4月録音(Artur Rodzinski:Royal Philharmonic Orchestra Recorded on April, 1955)
[2024-11-07]
ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58(Beethoven:Piano Concerto No.4, Op.58)
(P)クララ・ハスキル:カルロ・ゼッキ指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1947年6月録音(Clara Haskil:(Con)Carlo Zecchi London Philharmonic Orchestra Recorded om June, 1947)
[2024-11-04]
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調, Op.90(Brahms:Symphony No.3 in F major, Op.90)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)