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リスニングルームによせられたコメント
リスニングルームによせられたコメントをまとめたコーナーです。多くの方の熱いコメントを期待しています。(2008年3月10日記)
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- エルガーについては、圧倒的に「威風堂々第1番」が有名です。しかし、「威風堂々」は全5曲あって、第2番以降は、まさに二番煎じという感じがします。「ファルスタッフ」については「初耳」です。しかし、音楽としては冗長な感じが否めません。むしろ「謎の変奏曲」や「コケイン」序曲などの音楽の方が、私にとっては耳をそばだてる要素があるような気がします。
- 2022-01-18:HARIKYU
- ワルベルクさんは日本でN響を指揮する時は、ウィンナワルツとかオペラ序曲とかばかりを振らされていたので、当時常任のスイトナーさんとかマタチッチさんとは対極の「軽い」指揮者とでしか認識されなかったのが可哀想でしたね。(確か第九も一度も指揮していない。)
コンサートホールではワーグナーやブルックナーなんかも録音しているんですが・・・。
N響コンサートの番組でゲストの春風亭小朝が「いかにもひ弱そうで、(当時巷に多かった)オヤジ狩りに遭いそうな人ですね。」と言っていたのを記憶しています。
- 2022-01-17:ワラビー
- ブレンデンルのベートヴェンのピアノ協奏曲のアップロードありがとうございます。第4番が気に入りました。清水和音氏のピアノは小生が関西に居た頃、多分1990年代に大阪のシンフォニーホールで聴いたことがありますが、平均的なソツのない演奏で、バックのオーケストラが控えめに演奏していて、ベートヴェンのパッションが伝わってこなかったと記憶しています。当時は中村紘子のベートヴェンのパッショナブルな演奏を気に入ってました。今は還暦を過ぎましたので、ダイナミクスだけでは物足りませんが。
- 2022-01-17:コタロー
- 1970年代初頭には、クラシック音楽の17センチLPが多く出回っていました。その中で、ワルベルク指揮によるメンデルスゾーンの「イタリア」を所有していた記憶があります。
それはさておき、私はベートーヴェンのピアノ協奏曲の第3番はどちらかというと苦手意識を持っていました。しかし、ここでのブレンデルとワルベルクの演奏は変な「力み」がなくて、楽しんで聴くことができました。
今回、ハインツ・ワルベルクという名前に懐かしさを感じて、思わず投稿してしまいました。
- 2022-01-14:ワラビー
- 毎日パブリックドメインがアップされるのを楽しみにしております。ミュンシュはN響で、ソリストがスティーブン・ハフで聞いたことがあります。さて、ドビュッシーの解説の中で触れている、ストラヴィンスキーはアップされないのでしょうか? 20世紀の作曲家だから、プーランク、武満徹とかも取り上げて欲しいと思っております。 ではまた
<管理人より>
よくいただく内容ですが、1971年4月6日に亡くなったストラヴィンスキーは著作権が消失していません。さらに、2018年の法改訂で保護期間が70年に延長した上に、戦時加算と言うペナルティ条項も残ったので、彼の作品がパブリック・ドメインになるのは21世も半分を超えた頃になるでしょう。
プーランク、武満徹等も同様です
- 2022-01-13:tamon
- voxのこのLPを見つけた時の興奮が蘇ります。しかし、帰りの電車で「あれ、1枚しかないよ!」と気付き、見たところ、やっと"first record of the set”とかなんとかあるのを見つけました。そのため、この曲は私にとっては、永い間、2楽章までの曲でした。
10年近く後に、LSOとの演奏CDを見つけ、漸く全曲を聞けるようになりました。
冒頭の、中国的な、といってよいのでしょうか、なんとも不思議な、山水画のような世界を彷彿とさせる曲調が好きでした。いや、今も好きです。
- 2022-01-13:Noname
- 合唱についてなのですが1928年録音のAlexander Kitschin指揮ベルリン・フィル&ウラル・コサック合唱団によるものがこれによく似ているように思います。
- 2022-01-13:コタロー
- 吉田大明神著の「世界の指揮者」(ラジオ技術社)という本のフルトヴェングラーの項で、この演奏をべた褒めしていたのが印象的でした。
その中で、エドウィン・フィッシャーのピアノについても絶賛されていました。
そんな空前絶後の演奏なら一度聴いてみたいものだ、と長年思っていました。それがこのサイトで楽に実現できたのですから、何ともありがたいことですね。
演奏の印象としては、珍しくフィルハーモニア管弦楽団を指揮しているせいか、意外に明快で流れの良いものだと感じました。特に第1楽章は充実感があって素晴らしいです。
- 2022-01-13:さとる
- 初めて聴きましたが、素晴らしい演奏と録音でした♪
- 2022-01-12:tamon
- ホーレンシュタインに関しての、教科書的でない生のコメントを読めてとても嬉しいです。
私は40年以上のファンなので、音源を持っている曲についてはホーレンシュタインが基準になっていますので、「安心して聴ける」とのコメントにはニヤついてしまいました。
「安心して」とはニュアンスが違いますが、確かに、(特に第4楽章は、)フルベンの熱に比べると、穏やかな演奏のような気がします。
他の曲を聴いていて、ホーレンシュタインは即物主義かな?と感じたり、ロマン主義的と感じたり、自分でも分からなくなる時があります。
この部屋のオーナーの他の曲でのコメントを今後楽しみに拝見したいです。
いづれにせよ、今日初めてこのサイトに訪れ、幸せです。今日はいい日です。
ありがとうございました。
- 2022-01-11:田中 斉
- 高校生時代にCBSソニーの廉価版LPでこの曲をこの演奏で知り、今でもそのLPを聴き続けています。
裏面の1番協奏曲は、グールドのものにいで好きですが、4番についてはこの演奏が最高です。ピアノの音色の美しさが、オケの柔らかなリズムとが掛け合いながら、第2楽章から第3楽章に繋がっていくあたりは、いまだにワクワクして聴いています。
これまで、この演奏を誉めるコメントをみたことがなく、どうしたことだ!と寂しくも感じていたのですが、こちらのページで初めてわが意を得た気分です。とても嬉しいです。
- 2022-01-10:コタロー
- グラズノフではバレエ音楽「四季」をネーメ・ヤルヴィが指揮したCDを持っています。「ライモンダ」は初めて聴きますが、「四季」に負けず劣らず美しいメロディ満載の佳作ですね。マタチッチについては、は決してメジャーではないこの作品をまごころ込めて演奏しているのに誠意を感じます。貴重な音源をアップしていただき、ありがとうございました。
それにしても、マタチッチという指揮者は、欧米のオーケストラでは二流扱いだったそうですが、我が国では、NHK交響楽団から厚遇されたのが何よりの救いでした。日本人のクラシック音楽ファンの審美眼もまんざらではないですね。
- 2022-01-08:杉本正夫
- 1992年にベルリンフィルとブルックナー7番を客演した際のリハーサルが残されています。楽員の表情を見るとウンザリしているというか怯えているというか・・・
音楽性云々というよりは、一緒に仕事するのは御免だと思われてカラヤンを選んだのではと考えてしまいます。
- 2022-01-08:コタロー
- ハンガリー弦楽四重奏団のベートーヴェンの弦楽四重奏曲(「大フーガ」含む)を全曲聴くことができました。このサイトで全曲聴いたのは、ブダペスト弦楽四重奏団(ステレオ録音)に次ぐものです。
ベートーヴェンの前期の作品は覇気がみなぎっているのがとても魅力的ですね。ハンガリー弦楽四重奏団の素晴らしいところは、何といってもベートーヴェンの音楽の流れを適確に描き出したことにあると思います。今回、「中期」から聴き始め、「後期」「前期」の順に聴いたのですが、それが良かったように思います。まず「中期」「後期」と聴いて、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の進化をしっかりと耳に刻みこんでおいて、最後に「前期」の曲を聴くと、この時期の弦楽四重奏曲が持っている「屈託のなさ」に、とても嬉しい気分になりました。得難い体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
- 2022-01-07:コタロー
- ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の第7番以降の曲について、ハンガリー弦楽四重奏団の中期以降の演奏をひと当たり聴いてみました。
このカルテットの特徴は、流麗でありながら毅然とした態度が一貫していることです。そのためか、どの曲でも聴き手の心にしみこんでいくという趣がします。
あとは残った前期(第1番~第6番)の作品にトライしてみたいと思います。
- 2022-01-06:コタロー
- ハンガリー弦楽四重奏団の演奏で、「ラズモフスキー」の3曲、「ハープ」「セリオーソ」の5曲を通して聴いてみました。ベートーヴェンのいわゆる「中期」の作品に当たっていますね。
ブダペスト弦楽四重奏団のようなシャープさはありませんが、「知・情・意」三拍子揃った、なかなかの好演だと感じました。
今後、「前期」と「後期」の作品もじっくり聴いていきたいと思っています。
- 2022-01-05:コタロー
- 実は、私は「スペイン交響曲」がちょっと苦手です。しかし、この演奏は一気に(実は繰り返して2度)聴いてしまいまったのです。そして苦手意識も払拭されました。
はつらつとしたメニューインのソロも魅力もさることながら、何と言ってもモントゥーの伴奏指揮が実に巧みで明快なもので、うまくメニューインをサポートしています。
録音もこの時期としては優秀で、通常聴くには差支えないレベルに達しています。
不思議ですが、モントゥーはステレオの時代には、協奏曲をあまり録音していなかったのですが、モノラル録音の時代には盛んに録音しています。これはモントゥーの年齢が関係しているのでしょうか。
- 2022-01-04:藤原正樹
- 明けましておめでとうございます。バルヒェット=ティーレガントとは嬉しいものを。
明るいがオリーブオイルを流したような感じもないではないイムジチとも、バッハを意識しすぎて田舎くさくなったミュンヒンガーとも違う、第三の道。私にとっては、ヤニグロ=ザグレブと並ぶ隠れた名盤です。
- 2022-01-04:joshua
- 4日、出勤です。昼休憩で街中に出ますと、スーパーなども5日からが多く、今年は曜日の回りが正月モードと齟齬を生じています。さて、モントゥーはパリ交響楽団時代、メニュヒンとその師エネスコの伴奏を務めています。バッハの協奏曲集です。中1の私は、EMIの復刻シリーズで買ってもらいました。モントゥーがバッハを振る録音は珍しいのですが、何故かこの曲の名演として、志鳥栄八郎(誠文堂新光社)が推していたので買ったものです。このエネスコこそがパリ響を振って、メニュヒンのラロを入れており、カップリングのメンコンも同じ顔合わせだった思います。(後者はいつぞや、このサイトでアップロードされてました)。モントゥー・パリ響のもう1点はパガニーニの伴奏じゃなかったでしょうか。なにせ、バッハの無伴奏を10代で弾き切った神童の演奏は爽快です。Life is short; art is long(アルスロンガ、ウィータブレウィス)とは言っても、怖いもの知らずで終わることができない程度に人生は長いのかもしれません。Tomorrow and tomorrow and tomorrow、とマクベスならぬメニュヒンは呟いていたのかも。
- 2022-01-03:コタロー
- アーベントロートというと、1970年代中盤に、父が会社出入りのレコード屋から彼のまとまったレコードの販促パンフレットをもらったのが最初でした。
さっそく私はモーツァルトの「交響曲第33番、第35番」のレコードを購入しました。この盤では「交響曲第33番」の両端楽章のアップテンポが気に入りました。他のレコードでは、ハイドンの「交響曲第88番(V字)」における彼独特の音楽の「推進力」の良さが抜群でした。
アーベントロートの「悲愴」はこのサイトで初めて聴きました。ここではやや遅めのテンポで大いに「かなしみ」を描きながら、その中で毅然としたスタンスを一貫しているのが、たいへん立派だと思います。とりわけ、第3楽章のコーダで猛烈にテンポを上げて音楽を締めくくっているのが印象に残りました。
なお、このサイトではじめて彼の名演を取り上げてくださったことに大いに感謝申し上げます。
- 2022-01-01:コタロー
- 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
モーツァルトの「音楽の冗談」、曲名だけは知っていたのですが、今まで聴くチャンスがなく、この曲のファーストコンタクトです。ありがとうございました。
実際に聴いてみると、「軽い冗談」という感じで、我々のような現代人からみると奇矯さはさほど感じませんでした。むしろウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の手にかかると、優雅な感じが前面に出ています・・・と思って聴いていたところ、終楽章の最後に登場する不協和音はなかなかに強烈ですね。
この曲は、ガチのクラシック音楽ファンにぜひ聴かせたいところですね。
- 2021-12-31:ジェネシス
- この演奏、25cm盤で聴いていました。
E.クルツ、A.フィストラーリ、R.アーヴィングといった指揮者がロンドン響やフィルハーモニア管を振ったこれ等の主にバレエ音楽の録音は、私の中ではバレエ音楽はパリ音楽院管やスイスロマンドの演奏を権威、初演者といった当時の定評から引き摺りおろしました(敢えてE.アンセルメやP.モントゥーとは限定しませんが)。
この第1楽章の冒頭から聴こえるホルンはD.ブレインでしょうか、A.シヴィルかな?。J.ワルターのドレスデン盤はP.ダムとK.マーンが、ランパルの読響盤はO.ヴィンターがバックで活躍していました。
josyuaさんのおっしゃる差別をいえば、チェリビダッケは女性管楽器奏者をブラインドのオーディションで渋々採用しておきながら決して第1プルトを吹かせなかったそうです。日本公演の映像にも残ってるし、弦5部には沢山居るのに。
- 2021-12-31:joshua
- もう2.3年早ければ、このオケのフルートトップは、かのジャン=ピエール=ランパルだったのてすから、一概に歌劇場の伴奏オケと貶めるのは、間違いではないでしょうか?懐かしの
U氏が、録音オケ共に2流と言ってのけたのを、長らく信じてしまったわけで、こうして、日常的に、簡単に、名演奏なるものを、好条件で聞ける中で、改めて演奏の良さに気付かせてもらえます。今年もこのような自然な感激、発見を与えていただき感謝します。短い一生にトリビアなディスカバリー、来年からも楽しみです。TGIF!
- 2021-12-29:ベック
- アメリカRCAの初期盤で聴いて以来、とても気に入っている演奏です。
恐らく、パガニーニSQの録音の中で、とても成功している部類になると思います。
他にこの4番で名演というのは、現在活動中のベルチャSQくらいしか思いつきません(このSQのCDもブルーレイも名演です)。
他の演奏も聴きましたが、パガニーニSQのこの演奏ほどの魅力はございませんでした。
是非4番でいい演奏を聴きたいと思う人には、お薦めの演奏だと思います。
- 2021-12-28:joshua
- これも前年の1955年に、カラヤンがウィーンシンフォニカーで第九を入れています。ライブで、録音もよく、一聴、予想に反して素晴らしい、と思ってしまいました。イギリスのオケでは決して聴こえてこなかった音です。ナクソスで見渡す限りでは、この第九、チャイ4、例のリヒテルと組んだチャイコの協奏曲、ヴェルディのレクイエム、シミオナートと組んだカルメン、といったあたりで、それほど多く残していません。ベームが、モツレクなど別領域で同オケを同時期使っていますが、別格だったんでしょうね。
ウィーンシンフォニカーの名を実質独占したカラヤン。翌56年にこの第九が録音され、やはりチェックを入れたんでしょうね。ホーレンシュタインも聴いてみて、違った意味で素晴らしい。違いは、ライブとはいえ、カラヤンの芝居気や誇張がなくても、音、響きだけです充分感激すること。こだわりや世間的成功から離れたホーレンシュタインです。
- 2021-12-28:コタロー
- 年末に「第九」をこぞって演奏する習慣は日本独自のものだそうですね。なんでも、終戦後の貧しい日本で、せめて正月の餅代を稼ぐのが当初の目的だという説があるようです。
ホーレンシュタインは恥ずかしながら初めて出会う指揮者ですが、この「第九」では毅然とした自然体なスタイルを感じさせて良いと思います。問題の第4楽章も下手な思い入れがなく、全曲の中で違和感を感じさせない演奏になっているのが立派だと感じました。
- 2021-12-27:コタロー
- 一聴して、トスカニーニとは思えないほど流麗な演奏でびっくりしました。
録音もこの時代としては鮮明です。マーラーのアレンジを採用しているのも興味深いですね。モノラル録音のシューマンの「ライン」としてはシューリヒトの演奏に匹敵します。
このような素晴らしい演奏を発掘してくるのが、このサイトの価値を高めていると思います。ありがとうございました。
- 2021-12-25:コタロー
- おひさしぶりの投稿です。体調不良のため(実は15年以上心療内科に通っているのです)、しばらくの間、投稿を控えていたという次第です。
「ゴイェスカス」はオペラ版が先にアップされていましたが、いよいよオリジナルのピアノ版がアップされてご同慶の至りです。デ・ラローチャの演奏はこの曲のエキゾチックな魅力がを最大限に発揮されて、とても見事です。前に、家にはデ・ラローチャの演奏(デジタル録音)を所有しているのですが、それに比べてこの演奏は若々しさをたたえていてなかなか素敵だと思います。
- 2021-12-24:yk
- 私にとってはバルヒェットはラクロワと組んだバッハのヴァイオリン・ソナタの録音と共に記憶に刻まれた演奏家でした。バルヒェットは戦後ブッシュの後ドイツ・ヴァイオリン界の伝統を継ぐ(最後の?)ホープとも言われましたが、全面開花する前に演奏界から去らざるを得なかったのは極めて残念な事でした。
バルヒェットの「四季」については、yunngさんも言及しているミュンヒンガーとのものの他に、この西ドイツ室内管弦楽団との演奏があるとは聞いていましたが、私は現在まで聴く機会がありませんでした。まだ、最初の「冬」を聴いただけですが、ミュンヒンガー盤では良くも悪くも室内合奏団の一員としての演奏だったバルヒェットが、このティーレガント盤では彼本来の持ち味を存分に聴かせてくれているように思います。
バッハのヴァイオリン・ソナタでもそうでしたが、彼のヴァイオリンにはふくよかな音色の中に、決してこれ見よがしではありませんがシャープな切れ味と清潔な芯の強さがあって、(少なくとも”ピリオド”を除けば・・・^_^;)現在のドイツ系ヴァイオリニストからはなかなか聴くことの出来なくなった”ドイツの伝統”を感じさせてくれるものだったと思います。
この後の「春」「夏」「秋」を楽しみに、貴重な「四季」のアップに感謝します。
- 2021-12-22:joshua
- 微妙にLPの針音で始まるこの音源。全音域で発声に全く無理のない、端正な演奏です。(第1楽章最高音Gがとても綺麗)派手さから言えばゴールウェイなんかの対極。近いといえば、ペーター・ルーカス・グラーフに近いでしょうか。58歳で早世したエレイン・シェーファー、知りませんでしたね。肺癌だなんて、笛吹きが煙草でも吸ってたんでしょうか?YUNGさんの解説に「オーケストラのオーディションがあっても女性だからと言う理由だけで不合格」というくだりがあり、調べてみますと、なんとFritz Reinerの仕業と知りました。ストレスが多い中を頑張って来たんでしょうね。妹が保管早逝する膨大な量の書簡にそのことは書き綴られているようです。こちらが原因の早逝と察します。先ほどの(私が好んで聞く)ペータールーカスグラーフは92歳で存命中です。マルセルモイーズはカザルス張りにパイプを吹かしていても95まで長生したんですから、ストレスは怖いものです。救いはシェーファーの音自身から全くストレスが感じられないことでしょう。
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[2025-04-25]

ブラームス:交響曲第2番 ニ長調, 作品73(Brahms:Symphony No.2 in D major, Op.73)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 1962年録音(Joseph Keilberth:Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on 1962)
[2025-04-22]

ロッシーニ:管楽四重奏曲第5番 ニ長調(Rossini;Quatuor No.5 in D major )
(fl)ジャン- ピエール・ランパル (cl)ジャック・ランスロ (hrn)ジルベール・クルシエ (basson)ポール・オンニュ 1963年初出((fl)Jean-Pierre Rampal (cl)Jacques Lancelotelot (basson)Paul Hongne (hrn)Gilbert Coursier Release on 1963)
[2025-04-19]

ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調, Op.68(Brahms:Symphony No.1 in C Minor, Op.68)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 1951年録音(Joseph Keilberth:Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on 1951)
[2025-04-16]

モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 K.590(プロシャ王第3番)(Mozart:String Quartet No.23 in F major, K.590 "Prussian No.3")
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
[2025-04-12]

ロッシーニ:管楽四重奏曲第4番 変ロ長調(Rossini;Quatuor No.4 in B flat major)
(fl)ジャン- ピエール・ランパル (cl)ジャック・ランスロ (hrn)ジルベール・クルシエ (basson)ポール・オンニュ 1963年初出((fl)Jean-Pierre Rampal (cl)Jacques Lancelotelot (basson)Paul Hongne (hrn)Gilbert Coursier Release on 1963)
[2025-04-09]

ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 作品27(Rachmaninoff:Symphony No.2 in E minor, Op.27)
アルトゥール・ロジンスキ指揮:ニューヨーク・フィルハーモニック 1945年1月15日録音(Artur Rodzinski:New York Philharmonic Recorded on January 15, 1945)
[2025-04-06]

ロッシーニ:管楽四重奏曲第1番 ヘ長調(Rossini;Quatuor No.1 in F major)
(fl)ジャン- ピエール・ランパル (cl)ジャック・ランスロ (hrn)ジルベール・クルシエ (basson)ポール・オンニュ 1963年初出((fl)Jean-Pierre Rampal (cl)Jacques Lancelotelot (basson)Paul Hongne (hrn)Gilbert Coursier Release on 1963)
[2025-04-02]

モーツァルト:セレナーデ第13番ト長調, K.575 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(Mozart:Serenade in G Major, K.525 "Eine kleine Nachtmusik")
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 バンベルク交響楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Bamberg Symphony Recorded on 1959)
[2025-03-28]

ラヴェル:スペイン狂詩曲(Ravel:Rhapsodie espagnole)
シャルル・ミュンシュ指揮:ボストン交響楽団 1950年12月26日録音(Charles Munch:The Boston Symphony Orchestra Recorded on December 26, 1950)
[2025-03-24]

モーツァルト:セレナード第6番 ニ長調, K.239「セレナータ・ノットゥルナ」(Mozart:Serenade in D major, K.239)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 バンベルク交響楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Bamberg Symphony Recorded on 1959)