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シュナーベル(Artur Schnabel) |ベートーベン:ピアノソナタ第18番
ベートーベン:ピアノソナタ第18番
シュナーベル 1932年3月25日録音
Beethoven:ピアノソナタ第18番「第1楽章」
Beethoven:ピアノソナタ第18番「第2楽章」
Beethoven:ピアノソナタ第18番「第3楽章」
Beethoven:ピアノソナタ第18番「第4楽章」
今後は新しい道を進むつもりだ
ベートーベンは友人であったヴァイオリニストに「私は今までの作品に満足していない。今後は新しい道を進むつもりだ」と語ったという話が伝えられています。
伝えたのは自称ベートーベンの弟子出会ったシンドラーです。
この新しい道というのがこの3つのソナタを指しているという説もありますが、詳しいことは分かりません。ただ、この3つのソナタには今までにない新しい作風が顔を出していることは事実です。
とりわけ、「テンペスト」と呼ばれる作品には、緊迫感、劇的な正確、そして渦巻く熱気というような、後のワルトシュタインや熱情へとつながっていくような方向性がはっきりと感じ取れます。
そういう意味では新しい道へと踏み出したベートーベンの姿をこれらの作品からくみ取るのは決して不自然なことではありません。
三つのピアノソナタ Op.31
第1楽章
アレグロ 変ホ長調 4分の3拍子 ソナタ形式
第2楽章
アレグレット・ヴィヴァーチェ 変イ長調 4分の2拍子 ソナタ形式
第3楽章
モデラート・エ・グラッティオーソ 変ホ長調 4分の3拍子 メヌエット
第4楽章
プレスト・コン・フオーコ 変ホ長調 8分の6拍子 ソナタ形式
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よせられたコメント 2009-10-26:カンソウ人 演奏家を演奏様式で捉えることを、故「柴田南雄」氏がしばしばしていた。作曲様式と演奏様式とは平行関係があるというのだ。今は、シュナーベルの話である。シュナーベルは趣味で作曲していたというのだ。作品はシェーンベルクの発明した、12音技法で作曲されていたのだ。それならば、彼の作曲とピアノ演奏を全く別の物と考えるわけにはいかないと思う。
彼の作品は、シャープやフラットなどの音高に対する臨時記号が頻発する12音技法発明以後のシェーンベルクのような譜面ずらなのだ。アプローチは違うが、春の祭典・ぺトル―シュカ・火の鳥の「3大バレエ」の時期のストラビンスキーの譜面もシャープ、フラットそしてリズムの臨時変更が頻発する。
シュナーベルのまるで技術の足りなさに勘違いされやすい部分は、ちっとも非音楽的とは思わない。むしろ必然性を持っているように思う。あのように演奏されなければ表現できないものを表現しようとした結果であると思う。
シュナーベルは表現主義的な傾向のある、ピアニストであると思う。表現主義的な演奏をするピアニストとしては、コルトー、ソフロニツキーがあげられると思う。
ケンプ、ナット、バックハウス、ギーゼキングは別の演奏スタイルであり、4人は似たスタイルであると思う。ホロヴィッツも後者に入れて良いと思う。 2012-11-14:石原 幹也 よくない。聞いてて疲れるのはなぜか。テンポが速すぎ指がころんでしまう。また強弱をつけすぎるので耳が痛くなるし、心理的に脅迫されてしまう。ベートーベンでなくてシュナーベルをきいていることになる。戦後のやたらと速い演奏の先駆けかもしれない。
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