Home |
シュナーベル(Artur Schnabel) |ベートーベン:ピアノソナタ第4番
ベートーベン:ピアノソナタ第4番
シュナーベル 1935年11月11日録音
Beethoven:ピアノソナタ第4番「第1楽章」
Beethoven:ピアノソナタ第4番「第2楽章」
Beethoven:ピアノソナタ第4番「第3楽章」
Beethoven:ピアノソナタ第4番「第4楽章」
愛する女 ”Die Verliebte”
若きベートーベンの意気込みがつたわってくるような作品です。作品2の3つのピアノソナタと比べると明らかに規模の大きな作品であり、内容的にも深みを増しています。とりわけ第2楽章のラルゴは、響きの面でも情緒の面でもより充実したものとなっています。
ベートーベンの初期のピアノソナタはあまり聞かれることの少ない作品ですが、聞いていて一番面白いのは緩徐楽章です。ユング君はどこかで”ベートーベンの緩徐楽章は美しい!”と書きました。順を追って、これら一連の初期ソナタを聞いていくと、その美しい緩徐楽章がより美しく、深みをましていく様子が手に取るように分かります。
この第4番のソナタの第2楽章、”ラルゴ コン・グラン・エスプレッシオーネ”を聞くと、作品2のソナタより一段とグレードがアップしているのがはっきりと感じ取れます。そしてシュナーベルの演奏で聞くと、こういう緩徐楽章からこぼれてくる歌心が何とも言えず魅力的です。
なお、「愛する女」というのは、このソナタの発表当時につけられたニックネームみたいなものです。全体に漂う優雅な雰囲気からその様な呼び方をされたのでしょう。
ピアノソナタ第4番 変ホ長調 Op.7
第1楽章
アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ 変ホ長調 8分の6拍子 ソナタ形式
第2楽章
ラルゴ コン・グラン・エスプレッシオーネ ハ長調 4分の3拍子 3部形式
第3楽章
アレグロ 変ホ長調 4分の3拍子
第4楽章
ポーコ・アレグレット・エ・グラッティオーソ 変ホ長調 4分の2拍子 ロンド
*第3楽章はメヌエットともスケルツォとも記されていません。曲想がどちらともつかないために、ベートーベン自身もあえて明記しなかったものと思われます。
この演奏を評価してください。
よくないねー!(≧ヘ≦)ムス~>>>1~2
いまいちだね。( ̄ー ̄)ニヤリ>>>3~4
まあ。こんなもんでしょう。ハイヨ ( ^ - ^")/>>>5~6
なかなかいいですねo(*^^*)oわくわく>>>7~8
最高、これぞ歴史的名演(ξ^∇^ξ) ホホホホホホホホホ>>>9~10
150 Rating: 5.0 /10 (212 votes cast)
よせられたコメント
【最近の更新(10件)】
[2025-09-08]
フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 作品33-2(Faure:Nocturne No.2 in B major, Op.33 No.2)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-09-06]
バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578(Bach:Fugue in G minor, BWV 578)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-04]
レスピーギ:ローマの噴水(Respighi:Fontane Di Roma)
ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1939年1月21日録音(John Barbirolli:Philharmonic-Symphony Of New York Recorded on January 21, 1939)
[2025-09-01]
フォーレ:夜想曲第1番 変ホ短調 作品33-1(Faure:Nocturne No.1 in E-flat minor, Op.33 No.1)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-08-30]
ベートーベン:交響曲第2番 ニ長調 作品36(Beethoven:Symphony No.2 in D major ,Op.36)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年4月20日録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on April 20, 1961)
[2025-08-28]
ラヴェル:舞踏詩「ラ・ヴァルス」(Ravel:La valse)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 パリ・コンセール・サンフォニーク協会管弦楽団 1960年録音(Rene Leibowitz:Orcheste de la Societe des Concerts du Conservatoire Recorded on 1960)
[2025-08-26]
フランク:交響詩「呪われた狩人」(Franck:Le Chasseur maudit)
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1954年6月27~7月11日録音(Artur Rodzinski:Wiener Staatsoper Orchester Recorded on June 27-July 11, 1954)
[2025-08-24]
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.540(J.S.Bach:Toccata and Fugue in F major, BWV 540)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-08-22]
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Debussy:Prelude a l'apres-midi d'un faune)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団 1960年録音(Rene Leibowitz:London Festival Orchestra Recorded on 1960)
[2025-08-20]
エルガー:行進曲「威風堂々」第5番(Elgar:Pomp And Circumstance Marches, Op. 39 [No. 5 in C Major])
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)