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RESPIGHI

<イタリア:1879〜1936>

経歴


1879年7月9日、ボローニャに生まれる。音楽家の家庭であり、1891年から1901年までボローニャの音楽学校に学ぶ。
 さらに、1900〜1901年、1902〜1903年の2回にわたってロシアに滞在しリムスキー・コルサコフに教えを受ける。
 1913年にはローマのサンタ・チェチーリア音楽院の作曲家教授となり、1924年からは2年間にわたってどう音楽院の院長を務める。
 院長を退任してからはローマを拠点として作曲活動を行うとともに、自作の指揮や歌手であった夫人の伴奏などでヨーロッパ各地やアメリカを演奏旅行する。
 ヴェルディ以後の近代イタリアではもっとも有名な作曲家として世界的名声を得る。
 1936年4月18日、ローマで亡くなる。

ユング君の一言


レスピーギというと「ローマ三部作」が有名で、誰しもがあの「ぶっちゃきサウンド」を連想します。また日本では、吹奏楽の世界で支持者が多いようです。ホームページも吹奏楽関係で探していくとポツポツとレスピーギについて熱く語っているページに出会えます。
 しかし、いわゆる「純粋クラシック音楽ファン」の中で、レスピーギを熱く語っているページは今のところであったことはありません。
 一つには、管弦楽の派手な効果だけをねらった作曲家という誤解が「ローマ三部作」で定着した事が原因となっているようです。ユング君は派手な曲は嫌いではない方ですが、それでもローマの祭りの終曲などはちょっと辟易してしまいますから、上品なクラシック音楽ファンなら敬遠されても仕方ないのかもしれません。

 でも、レスピーギは管弦楽の効果をフルに発揮するとともに、古風な様式を取り入れた静かで叙情的な音楽を書いた人でもあります。これは、例えば「リュートのための古風な舞曲とアリア」みたいな曲を引っぱり出さなくても、「ローマの松」を聞けば簡単に了解できることです。
 遙か遠くからアッピア街道を進軍してくるローマ軍団や、小鳥のさえずりなど、実に精妙きわまる音楽を書いています。
 もっと多くの作品が聞かれてもよい人だと思います。

【リスニングルームの更新履歴】

【最近の更新(10件)】



[2025-11-02]

バックス:交響詩「ファンドの園」(Bax:The Garden of Fand)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)

[2025-10-31]

ベートーベン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 「大公」 Op.97(Beethoven:Piano Trio No.7, Op.97 in B-flat major "Archduke")
(P)エミール・ギレリス (Vn)レオニード・コーガン (Cello)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 1956年録音(Emil Gilels:(Cello)Mstislav Rostropovich (Violine)Leonid Kogan Recorded on 1956)

[2025-10-29]

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536(J.S.Bach:Prelude and Fugue in A major, BWV 536)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)

[2025-10-27]

ベートーベン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」(Beethoven:Symphony No.6 in F major, Op.68 "Pastoral")
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1961年10月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on October, 1961)

[2025-10-25]

アーサー・サリヴァン:喜歌劇「軍艦ピナフォア」序曲(Sullivan:Overture from H.M.S Pinafore)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)

[2025-10-22]

バターワース:管弦楽のための狂詩曲「シュロップシャーの若者」(Butterworth:A Shropshire Lad)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1956年6月20日録音(Sir John Barbirolli:Halle Orchestra Recorded on June 20, 1956)

[2025-10-20]

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13()Beethoven:Piano Sonata No.8 in C minor, Op.13 "Pathetique"
(P)ハンス・リヒター=ハーザー 1955年11月録音(Hans Richter-Haaser:Recorded on November, 1955)

[2025-10-18]

フォーレ:夜想曲第4番 変ホ長調 作品36(Faure:Nocturne No.4 in E-flat major, Op.36)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)

[2025-10-16]

J.S.バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582(J.S.Bach:Passacaglia in C minor, BWV 582)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1961年12月5日~8日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 5-8, 1961)

[2025-10-14]

ワーグナー;神々の黄昏 第3幕(Wagner:Gotterdammerung Act3)
ゲオルグ・ショルティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (S)ビルギット・ニルソン (T)ヴォルフガング・ヴィントガッセン他 ウィーン国立歌劇場合唱団 1964年5月、6月、10月、11月録音(Georg Solti:The Vienna Philharmonic Orchestra(S)Birgit Nilsson (T)Wolfgang Windgassen April May October November, 1964)