クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~



AmazonでCDをさがすAmazonでコルトー(Alfred Cortot)のCDをさがす
Home|コルトー(Alfred Cortot)|ショパン:前奏曲集

ショパン:前奏曲集

アルフレッド・コルトー 1942年12月2日録音



Chopin:前奏曲集「第1番」

Chopin:前奏曲集「第2番」

Chopin:前奏曲集「第3番」

Chopin:前奏曲集「第4番」

Chopin:前奏曲集「第5番」

Chopin:前奏曲集「第6番」

Chopin:前奏曲集「第7番」

Chopin:前奏曲集「第8番」

Chopin:前奏曲集「第9番」

Chopin:前奏曲集「第10番」

Chopin:前奏曲集「第11番」

Chopin:前奏曲集「第12番」

Chopin:前奏曲集「第13番」

Chopin:前奏曲集「第14番」

Chopin:前奏曲集「第15番」

Chopin:前奏曲集「第16番」

Chopin:前奏曲集「第17番」

Chopin:前奏曲集「第18番」

Chopin:前奏曲集「第19番」

Chopin:前奏曲集「第20番」

Chopin:前奏曲集「第21番」

Chopin:前奏曲集「第22番」

Chopin:前奏曲集「第23番」

Chopin:前奏曲集「第24番」


長さも性格も、そして形式もバラバラな24曲の集合体

長さも性格も、そして形式もバラバラな24曲の集合体、それがこの前奏曲集です。これをもって、「あらゆる制作の課程におかれている絵画でいっぱいの画家の画嚢を想起せずにはおれない」と言う評価が出てきます。
しかし今日では、その様な様々な作品群が一つの調和を保つことによって一つの作品として完成されたものとして見る見方が一般的になっています。つまり、この作品は一つ一つがバラバラに演奏されるのではなく、全24曲をひとまとめとして演奏されるべきだと言うことになります。

そして驚くべきは、それら全ての作品が一つの楽想を中心として構成されていながら、そのあとの展開が自由奔放であり、どれ一つをとっても定型的なものがないことです、まさに作曲家が自らの感興に任せて思うがままに筆を走らせているようです。にもかかわらず、どれもが行き過ぎることもなく、足らざることもなく、高いレベルで完成しているところにショパンの天才がかいまみられます。
まさに音楽史において天才と呼べるのはモーツァルトとショパンただ二人です。


異境にて星月夜を仰ぎ、遙かなる恋人を想う

コルトーはこの24の小品に一つずつ彼なりのコメントをつけています。音楽をこのように文学的に解釈することを嫌う人がいますが、コルトーという人はそういう考え方とは対極にあったようです。

そのひとつ一つのコメントを通してコルトーという人の音楽との、そしてショパンとの向き合い方が透けてくるようで実に興味深いコメントです。

第1番 ハ長調:恋しい人を待ち焦がれて
第2番 イ短調:悲しい瞑想、彼方に荒涼たる海
第3番 ト長調: 小川の調べ
第4番 ホ短調:墓場にて
第5番 ニ長調:歌でいっぱいの樹
第6番 ロ短調:郷愁
第7番 イ長調:悦びの思い出、追憶の中にほのかに漂う
第8番 嬰ヘ短調:雪は降り、風はすさみ、嵐は猛り狂う。されど、我が荒涼とした心にはなお雷雨騒ぐ
第9番 ホ長調:予言者の声
第10番 嬰ハ短調:落ちる火矢
第11番 ロ長調:乙女の願い
第12番 嬰ト短調:夜の騎士
第13番 嬰ヘ長調:異境にて星月夜を仰ぎ、遙かなる恋人を想う
第14番 変ホ短調:嵐の海
第15番 変ニ長調:愛し子を揺すって眠らせる母、母自身も既に華胥の国、恐ろしい悪夢で我が子の運命を絞首台で終わると知る。あまりの驚きと悲しさに叫んだ自分の声に驚いて目を覚まし悪夢を追い払う。しかし母の心はまだ落ち着かない。
第16番 変ロ短調:深淵への疾走
第17番 変イ長調:彼女は私を愛していると言った
第18番 ヘ短調:呪詛
第19番 変ホ長調:恋人よ、私に翼があれば君の許に飛んでいくものを
第20番 ハ短調:葬送行進曲
第21番 変ロ長調:誓いをたてた思い出の場所に一人寂しく帰っていく
第22番 ト短調:激昂
第23番 ヘ長調:水の女神の戯れ
第24番 ニ短調:血、耽溺、死

この演奏を評価してください。

  1. よくないねー!(≧ヘ≦)ムス~>>>1~2
  2. いまいちだね。( ̄ー ̄)ニヤリ>>>3~4
  3. まあ。こんなもんでしょう。ハイヨ ( ^ - ^")/>>>5~6
  4. なかなかいいですねo(*^^*)oわくわく>>>7~8
  5. 最高、これぞ歴史的名演(ξ^∇^ξ) ホホホホホホホホホ>>>9~10



48 Rating: 5.2/10 (209 votes cast)

  1. 件名は変更しないでください。
  2. お寄せいただいたご意見や感想は基本的に紹介させていただきますが、管理人の判断で紹介しないときもありますのでご理解ください
名前*
メールアドレス
件名
メッセージ*
サイト内での紹介

 

よせられたコメント




【リスニングルームの更新履歴】

【最近の更新(10件)】



[2024-03-29]

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(Ravel:Pavane pour une infante defunte)
アンドレ・クリュイタンス指揮 フランス国立放送管弦楽団 1954年5月14日録音(Andre Cluytens:Orchestre National de l'ORTF Recorded on May 14, 1954)

[2024-03-27]

ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」序曲, Op.84(Beethoven:Egmont, Op.84)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1939年11月18日録音(Arturo Toscanini:NBC Symphony Orchestra Recorded on November 18, 1939)

[2024-03-25]

モーツァルト:弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 K.155/134a(Mozart:String Quartet No.2 in D major, K.155/134a)
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)

[2024-03-23]

ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲, Op.120(Beethoven:Variations Diabelli in C major, Op.120)
(P)ジュリアス・カッチェン 1960年録音(Julius Katchen:Recorded on 1960)

[2024-03-21]

バルトーク:弦楽四重奏曲第5番, Sz.102(Bartok:String Quartet No.5, Sz.102)
ヴェーグ弦楽四重奏団:1954年7月録音(Quatuor Vegh:Recorded on July, 1954)

[2024-03-19]

パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調, Op.6(Paganini:Violin Concerto No.1 in D major, Op.6)
(Vn)ジノ・フランチェスカッティ:ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1950年1月15日録音(Zino Francescatti:(Con)Eugene Ormandy The Philadelphia Orchestra January 15, 1950)

[2024-03-17]

チャイコフスキー:交響曲第2番 ハ短調 作品17 「小ロシア」(Tchaikovsky:Symphony No.2 in C minor Op.17 "Little Russian")
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1946年3月10日~11日録音(Dimitris Mitropoulos:Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on March 10-11, 1946)

[2024-03-15]

ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2(Haydn:Cello Concerto No.2 in D major, Hob.VIIb:2)
(Cello)アンドレ・ナヴァラ:ベルンハルト・パウムガルトナー指揮 ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ 1958年録音(Andre Navarra:(Con)Bernhard Paumgartner Camerata Academica des Mozarteums Salzburg Recorded on, 1958 )

[2024-03-13]

ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番, Op.72b(Beethoven:Leonora Overture No.3 in C major, Op.72b)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1945年6月1日録音(Arturo Toscanini:NBC Symphony Orchestra Recorded on June 1, 1945)

[2024-03-11]

ラロ:スペイン交響曲 ニ短調, Op21(Lalo:Symphonie espagnole, for violin and orchestra in D minor, Op. 21)
(Vn)ジノ・フランチェスカッティ:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1957年4月22日録音(Zino Francescatti:(Con)Dimitris Mitropoulos New York Philharmonic Recorded on April 22, 1957)