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バッハ:トッカータとフーガ BWV540

ヴァルヒャ:1950年録音



Bach:トッカータとフーガ BWV540


非常に息の長い雄大なオルガン曲

足鍵盤を使った非常に長い保持音の上で、華やかな第1主題がカノン風に始まります。それが一段落すると、今度はそれと同じメロディを足鍵盤で披露します。
全体としてみてみると、非常に緊張感の強い、そして息の長い雄大な音楽が次から次へと展開されていきます。

なお、フーガの部分は二つの主題を持つ二重フーガになっているのですが、その主題とはともに前半のトッカータの部分とは何の関係も持っていません。おそらくは全く別々に作られた作品を、急な演奏会などでの需要があって急遽一つにまとめられたものではないかと考えられています。


ヴァルヒャ略歴

ライプチヒで1907年に生まれています。16才で失明するものの、ライプチヒ音楽院でギュンター・ラミーンに師事して1924年にオルガニストとしてデビューします。さらに、1926年には聖トーマス教会のオルガニストにも就任します。
第2次大戦後には三王教会のオルガニストにも就任し、165曲にもの上るバッハのオルガン作品の演奏と講義を行いました。彼の演奏は外面的な効果で作品を彩ることを拒絶し、きわめて厳格で峻厳なバッハ像を作り上げることで、バッハをロマン主義的歪曲から救い出したと評されています。
その後、10年近くにもわたって続けられたバッハのオルガン作品の録音は、長くバッハ演奏のスタンダード的な位置を占めてきました。

1991年にフランクフルトで没。

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