Home|
アルトゥル・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein)|ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
(P)アルトゥール・ルービンシュタイン ウォーレンスタイン指揮 シンフォニー・オブ・ジ・エア 1958年1月20日録音
Chopin:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21 「第1楽章」
Chopin:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21 「第2楽章」
Chopin:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21 「第3楽章」
僕は悲しいかな、僕の理想を発見したようだ

ナンバーリングは第2番となっていますが、ショパンにとって最初の協奏曲はこちらの方です。
1829年にウィーンにおいてピアニストデビューをはたしたショパンは、その大成功をうけてこの協奏曲の作曲に着手します。そして、よく知られているようにこの創作の原動力となったのは、ショパンにとっては初恋の女性であったコンスタンティア・グワドコフスカです。
第1番の協奏曲が彼女への追憶の音楽だとすれば、これはまさに彼女への憧れの音楽となっています。とりわけ第2楽章のラルゲットは若きショパン以外の誰も書き得なかった瑞々しくも純真な憧れに満ちた音楽となっています。
「僕は悲しいかな、僕の理想を発見したようだ。この半年というもの、毎晩彼女を夢見るがまだ彼女とは一言も口をきいていない。あの人のことを想っているあいだに僕は僕の協奏曲のアダージョを書いた」
友人にこう書き送ったおくように、まさにこれこそが青年の初恋の音楽です。
録音、演奏ともに素晴らしい
オンラインストレージに可逆圧縮の音源をアップして、その録音の優秀さを確かめてもらおうと思って、まず最初に頭に浮かんだのがこの録音です。
ところが、MP3データベースにはアップしたものの、肝心のリスニングルームにはアップするのを忘れていたようです。
ステレオ録音が始まった50年代の終わりというのは、レコード業界も活気に満ちた時期だったようで、魅力のある録音が目白押しです。そして、そう言う録音が次々とパブリックドメインとなっていくので、こんな「うっかり」も起こるようです。
それにしてもこの録音は、オケとピアノのバランスが絶妙です。
ピアノ協奏曲というのは録音をする方にとってはかなりの難物のようで、オケが出過ぎればピアノは引っ込みますし、逆にピアノがしゃしゃり出ればオケが後ろでモゴモゴ言うだけになります。この二つをバランスよくマイクに拾うのは本当に至難の業のようで、いわゆる最新の録音でもその辺りがあまり上手くいっていないものはよく見受けます。
音場の自然の描き方、一つ一つの楽器のクリアなとらえ方など、まさに最近の録音と比べても全くひけをとりません。優秀録音が多いリビングステレオのシリーズのなかでも屈指の名録音と言えるでしょう。
もちろん、演奏の方も、初恋のコンチェルトと呼ばれるこの作品に相応しい、情感にあふれたルービンシュタインのピアノが秀逸です。彼は、有名な第1番よりもこの2番のコンチェルトの方が相性がいいようです。
録音、演奏ともに素晴らしい一枚です。
この演奏を評価してください。
- よくないねー!(≧ヘ≦)ムス~>>>1~2
- いまいちだね。( ̄ー ̄)ニヤリ>>>3~4
- まあ。こんなもんでしょう。ハイヨ ( ^ - ^")/>>>5~6
- なかなかいいですねo(*^^*)oわくわく>>>7~8
- 最高、これぞ歴史的名演(ξ^∇^ξ) ホホホホホホホホホ>>>9~10
1311 Rating: 5.4/10 (242 votes cast)
よせられたコメント
2011-06-16:西村泰一郎
- すばらしい演奏です。特に録音がすばらしい。まるで、ライブを聴いているようです。
2012-12-21:oTetsudai
- この曲はショパコンのヨフィエの演奏で聴いたのが最初でしたがいつ聴いてもこの第二楽章の箇所に来るとながらで聴いていても耳をすましてしまいます。誰が演奏しても誰が聴いても心動かすメロディを作曲してこそ天才と言われるのでしょう。激動の時代と憧れは才能を磨くのかもしれません。
【最近の更新(10件)】
[2026-07-20]

ベートーヴェン:魔笛の主題による12の変奏曲, Op. 66(Beethoven:12 Variations on Ein Madchen oder Weibchen from Mozart's Die Zauberflote in F Major, Op. 66)
(Cello)モーリス・ジャンドロン (P)ジャン・フランセ 1966年11月録音(Maurice Gendron:(P)Jean Francaix Recorded on November, 1966)
[2026-07-17]

サンマルティーニ:チェロ・ソナタ ト長調(Sammartini:Cello Sonata in G major)
(Cello)レナード・ローズ:(P)レオニード・ハンブロ 1953年5月11日~12日録音(Leonard Rose:(P)Leonid Hambro Recorded on May 11-12, 1953)
[2026-07-16]

F.クープラン(バズレール編):コンセールのための5つの小品(Couperin:Pieces en Concert "Les Gouts Reunis")
カール・ミュンヒンガー指揮 (Cello)ピエール・フルニエ シュトゥットガルト室内管弦楽団 1952年録音(Karl Munchinger:(Cello)Pierre Fournier Stuttgarter Kammerorchester Recorded on 1952)
[2026-07-15]

ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第1番 イ長調, G.13(Boccherini:Cello Sonata No. 1 in A Major, G. 13)
(Cell)エンリコ・マイナルディ:(P)カルロ・ゼッキ 1952年録音(Enrico Mainardi:(P)Carlo Zecchi Recorded on 1952)
[2026-07-12]

ヤナーチェク:ヴァイオリン ソナタ(Janacek:Violin Sonata)
(Vn)ワルター・バリリ:(P)フランツ・ホレチェック 1954年録音(Walter Barylli:(P)Franz Holetschek Recorded on 1954)
[2026-07-10]

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調, Op.63(Prokofiev:Violin Concerto No.2 in G minor, Op.63)
(Vn)アイザック・スターン:レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1957年1月21日録音(Isaac Stern:(Con)Leonard Bernstein)New York Philharmonic Recorded on January 21, 1957)
[2026-07-09]

バルトーク:15のハンガリー農民歌, Sz.71(Bartok:15 Hungarian Peasant Songs, Sz.71)
(P)ジェルジ・シャーンドル:1951年1951年9月12日録音(Gyorgy Sandor: Recorded on September 12, 1951)
[2026-07-07]

ベートーベン:パイジェルロの「水車屋の娘」の「わが心もはやうつろになりて」による6つの変奏曲 ト長調 WoO 70(Beethoven:6 Variations on the Duet Nel cor piu non mi sento from La molinara, WoO 70)
(P)アルフレッド・ブレンデル 1958年&1960年録音(Alfred Brendel:Recorded on 1958 & 1960)
[2026-07-04]

ヤナーチェク:ピアノと室内楽のためのコンチェルティーノ(Janacek:Concertino for Piano and Chamber Ensemble)
バリリ・アンサンブル:1954年録音(Barylli Ensemble:Recorded on 1954)
[2026-07-02]

ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第6番 イ長調, G.4(Boccherini::Cello Sonata No. 6 in A Major, G.4)
(Cell)エンリコ・マイナルディ:(P)カルロ・ゼッキ 1952年録音(Enrico Mainardi:(P)Carlo Zecchi Recorded on 1952)