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セル(George Szell)|ドヴォルザーク:交響曲第8番
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ジョージ・セル指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1951年 録音
Dvorak:交響曲第8番「第1楽章」
Dvorak:交響曲第8番「第2楽章」
Dvorak:交響曲第8番「第3楽章」
Dvorak:交響曲第8番「第4楽章」
一度聞けば絶対に忘れないほどの美しいメロディーです
メロディーメーカーと言われるドヴォルザークですが、ここで聞くことのできるメロディーの美しさは出色です。
おそらく一度聞けば、絶対に忘れることのできない素晴らしいメロディーです。
ユング君がこのメロディーに初めてであったのは、車を運転しているときでした。いつものようにNHKのFM放送を聞きながら車を走らせていました。おそらく何かのライヴ録音だったと思います。
第2楽章が終わり、お決まりのように観客席の咳払いやざわめきが少し静まったころを見計らって、第3楽章の冒頭のメロディーが流れはじめました。
その瞬間、ラジオから流れる貧弱な音でしたが、ユング君は耳が釘付けになりました。
それは、今まで聞いたことがないような、この上もなく美しく、メランコリックなメロディーでした。
その頃は、クラシック音楽などと言うものを聞き始めて間もない頃で、次々と新しい音楽に出会い、その素晴らしさに心を奪われると言う、本当に素晴らしい時期でした。そんな中にあっても、この出会いは格別でした。
実は、車を運転しながら何気なく聞いていたので、流れている音楽の曲名すら意識していなかったのです。第4楽章が終わり、盛大な拍手が次第にフェイドアウトしていき、その後アナウンサーが「ドヴォルザーク作曲、交響曲第8番」と読み上げてくれて、初めて曲名が分かったような次第です。
翌日、すぐにレコード屋さんにとんでいったのですが、田舎の小さなお店ですから、「えぇ、ドヴォルザークって9番じゃなかったですか?」等とあほみたいな事を言われたのが今も記憶に残っています。
クラシック音楽を聴き始めた頃の、幸せな「黄金の時代」の思い出です。
セルの素晴らしい録音
これは素晴らしいセルの録音です。
50年代に手兵のクリーブランド管弦楽団とスタジオ録音を残していますが、その録音に「しなやかさ」と「響きの豊かさ」をプラスしたような演奏です。
セルのドヴォ8と言うと最晩年のEMI盤が有名ですが、あの演奏に「ゆとり」ではなくて「ゆるみ」を見る人にとってこの演奏は現役盤として聞くに値する値打ちを持っています。
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よせられたコメント
2008-03-10:ますだよしお
- ユングさんへ。
懐かしい演奏を聞かせていただいて有難うございます。
このドボ8は、昔ロンドンレーベルの不滅の演奏シリーズで(しかも廉価板で)購入しました。25年前、大学のオケで3番ホルンをこの曲で吹きました。
コンセルとへボウのホルンはクノッフという楽器を使っていて、独特の遠鳴りがします。音の切れ味・抜けも抜群なんです。
cis-c-h-cd-es-es-es-dで始まる1楽章の1・2番ホルンのソロ(a2)などは、あらゆる演奏に冠絶します。1960年カラヤンVPOなどがうるさいだけに聞こえます。
ヨッフムが来日時ブル7をやったとき、クノッフの音は健在でした。メディアでこのクノッフの音に再会したのは、同じドボ8で、アンチェル指揮の演奏でした。
「あ!あの音だ。」三つ子の魂百まで忘れず、よろしく嬉しくてたまりませんでした。
最後に、仮面舞踏会ソフトで、wav化してCDにするつもりですが、ユーザー登録のほうが音はいいでしょうか?
<管理人より>
最近は(2007年の末頃から)データベースの音源もストリーム再生の音源も同じものですが、それ以前にアップした録音に関しては以下のような違いがあります。
ストリーム再生:48Kbps・・・FMラジオの音質です
データベース:128Kbps・・・CD音質です
管理人がこのサイトを始めた頃は未だにブロードバンドは普及しておらず、48Kbpsでエンコードしたファイルならばなんとか途切れずにストリーム再生が出来るかも・・・?と言う時代でした。CD音質の128Kbpsでエンコードしたファイルをストリーム再生するなど到底不可能な時代でした。上記のような使い分けはその様な貧弱なネット環境に対応するためのものでした。
しかし、最近はその様なナローバンドでインターネットに接続しているユーザーは2%前後になっていますので(当サイトのアクセス解析による)昨年末よりストリーム再生の音源もCD音質に引き上げました。
ですから、現時点では大部分の音源で違いが存在します。
2008-06-05:菅 照夫
- 初心者ですので 登録させて貰う機会となった『家路』新世界からのドヴォルザークの違う曲を聴かせて貰いました。
でも 第九番だけでも 自分のCDで聴く ケルテスさん指揮のウインフィルと ダウンロードした NBC交響楽団のものと チェコフィルのものの違いに驚いて居ます。
通勤途中に 新世界の 第2楽章と第3楽章を聴いて 新しい知識を得ています。
明日は この 第8番を是非 Ipodに入れて 持って行きます。
2009-05-31:FIDELIS
- 初めて生で聞いたクラシックがこれです。
ロッテルダムを エド・デ・ワールトが指揮していました。
1974年か75年でした。
ワールトは若くてかっこよかったな。この曲をさっそうと振っていたから忘れることができません。以来8番大好きです。
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