クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~



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J.STRAUSS

<オーストリア:1825〜1899>

経歴


1825年10月25日、ウィーンに生まれる。
 父は音楽家のヨハン・シュトラウスで、音楽家の厳しさを知る彼は、息子が音楽家になることを強く反対する。
 そのため最初は銀行家になるための勉強をするが、父に隠れてヴァイオリンを学ぶようになり、その後、ドレクスラーについて作曲の勉強も始めるようになる。
 1844年からは15人からなる自らの楽団を組織して好評を博するようになるが、父の楽団と競合するようになる。しかし、それも46年には和解し、さらに49年の父の死後は二つの楽団を合併させてヨーロッパ各地へ演奏活動を展開するようになる。
 その多忙な生活のために59年には過労から神経性の疾患を引き起こす。
 そのため、以後は二人の弟と指揮活動を交代で行うようにし、活動の範囲をロシアやアメリカにまで広げるようになる。
1863年から1870年まで、皇帝フランツ・ヨーゼフのもとで宮廷舞踏会の指揮をつとめる。

 62年には、最初の結婚を行うが、78年に妻が他界し、次に30歳も年下の声楽学生と再婚するも破綻、88年には3回目の結婚をする。この三度目の結婚は幸せなものであったようで、幸福な晩年を過ごす。
 1899年6月3日、ウィーンにおいて肺炎で亡くなる。

ユング君の一言


まさに音楽一家ですね。そして彼におくられた称号が「ワルツ王」です。実際、彼はたんなる社交場の音楽にしかすぎなかったワルツを、素晴らしい表現力を兼ね備えた音楽へと成長させました。
 その功績は偉大なものがあります。

 それにしても気分のいい音楽です。
 最近ではウィーン・フィルによるニューイヤーコンサートはすっかり有名になって、今では家に居ながらにしてその生中継を見ることができます。おまけに、会場にいては見ることができないバレー付きです。
 玄人筋では最近何かと評判の芳しくないウィーンフィルですが、さすがにウィンナーワルツとなると上手いものです。多少新年のお祝いでアルコールが入っているような団員もいるようですが、曲目がシュトラウス一族のワルツなら、それも丁度いいのかもしれません。
 ほろ酔い加減のウィーンフィルでワルツを聴きながら新年を迎えるというのも悪くないなと思う昨今です。

【リスニングルームの更新履歴】

【最近の更新(10件)】



[2025-07-01]

ベートーベン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」 作品67(Beethoven:Symphony No.5 in C minor, Op.67)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1958年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1958)

[2025-06-29]

ヘンデル:組曲第12番(第2巻) ト短調 HWV 439(Handel:Keyboard Suite No.12 (Set II) in G Minor, HWV 439)
(P)エリック・ハイドシェック:1964年9月18日~21日&30日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 18-21&30, 1964)

[2025-06-27]

ブラームス:ホルン三重奏 変ホ長調, Op.40(Brahms:Horn Trio in E-flat major, Op.40)
(Hr)フランツ・コッホ :(Vn)ワルター・バリリ (P)フランツ・ホレチェック 1952年録音(Franz Koch:(Vn)Walter Barylli (P)Franz Holeschek Recorded on 1952)

[2025-06-25]

バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(J.S.Bach:Fantaisie Et Fugue En Sol Mineur, BWV 542)
(organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)

[2025-06-22]

ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲(Ravel:Daphnis And Chole, Suite No.2)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1959年4月19日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on April 19, 1959)

[2025-06-19]

ヘンデル:組曲第16番(第2巻) ト短調 HWV 452(Handel:Keyboard Suite (Set II) in G Minor, HWV 452)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月30日&10月1日~2日録音

[2025-06-15]

エルガー:ため息 (ソスピーリ), Op.70(Elgar:Sospiri, Op.70)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)

[2025-06-11]

ベートーベン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60(Beethoven:Symphony No.4 in Bflat major ,Op.60)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1959)

[2025-06-08]

ラロ:スペイン交響曲 ニ短調, Op21(Lalo:Symphonie espagnole, for violin and orchestra in D minor, Op. 21)
(Vn)アルフレード・カンポーリ:エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年3月3日~4日録音(Alfredo Campoli:(Con)Eduard van Beinum The London Philharmonic Orchestra Recorded on March 3-4, 1953)

[2025-06-04]

エルガー:交響曲第2番変ホ長調Op.63(Elgar:Symphony No.2 in E-flat major, Op.63)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1954年6月日~9日録音(Sir John Barbirolli:Philharmonic Hall Recorded on June 8-9, 1954)