クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~



Home|全集|バッハ:無伴奏チェロ組曲・・・(Vc)トルトゥリエ 1960年録音

振り返ってみると、この60年頃というのはチェリストのビッグネームが目白押しです。

まずは大御所のカザルスは存命中で、指揮活動との両輪で未だに現役でした。さらに、豪快なシュタルケル、美音系の貴公子フルニエなども全盛期でした。それ以外に、思いつくだけでも、カサド、ピアティゴルスキー、ジャンドロン、さらにヤニグロも指揮活動に重点をおくのはこれよりも先の時代でした。そして、若きロストロポーヴィチにデュ・プレなどが登場してくるのもこの時代でした。

そう言うチェリスト戦国時代において「トルトゥリエ」はどのようなポジションを占めていたのでしょうか。
当然のことながらカザルスの風格はないわけであって、シュタルケルほどの豪快さはありませんし、フルニエの美音もありません。そして、ヤニグロの濃厚さとは最も遠いところにいます。
そうですね、あえて名づけるならば「端正系」でしょうか。ただし、こういう言い方は、ともするとそれなりのビッグネームなのだが、聴いてみるとこれと言った特徴がつかまえられないときの「苦し紛れ」として使われることもあるのですが、トルトゥリエのチェロは言葉の正しい意味で本当に「端正」な音楽を聴かせてくれます。
ですから、こういう演奏を若いときに聴くと何とも言えない物足りなさを感じるかもしれません。しかし、年を重ねると、いわゆる「外連」というものがうるさく感じられてくるので、こういう演奏が実に好ましく思えてきます。

バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007


バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008


バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009


バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010


バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011


バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012



リスニングルーム新着情報】

[2018-05-22]

モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K364
ルドルフ・バルシャイ指揮&Viola (Vn)ダヴィッド・オイストラフ モスクワ室内管弦楽団 1959年3月22日録音

[2018-05-21]

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
カール・ベーム指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1959年10月録音

[2018-05-20]

バッハ:ピアノ(チェンバロ)協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056
(P)グレン・グールド ヴラディミール・ゴルシュマン指揮 コロンビア交響楽団 1958年5月1日録音

[2018-05-19]

ラヴェル:舞踏詩「ラ・ヴァルス」
ポール・パレー指揮 デトロイト交響楽団 1962年3月録音

[2018-05-18]

ベートーベン:ベートーベン:ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
(P)クラウディオ・アラウ 1965年10月録音

[2018-05-18]

ショパン:ノクターン 第2集
(P)モーラ・リンパニー:1961年録音

[2018-05-17]

ハイドン:交響曲第32番 ハ長調, Hob.I:32
マックス・ゴバーマン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1960年~1962年録音

[2018-05-16]

ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
カール・ベーム指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1958年4月17日録音

[2018-05-15]

ショパン:ノクターン 第1集
(P)モーラ・リンパニー:1961年録音

[2018-05-15]

ヨゼフ・スーク: 4つの小品 Op. 17
(Vn)ジネット・ヌヴー (P)ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー 1938年録音