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オイストラフ(David Oistrakh)|タルティーニ:悪魔のトリル
タルティーニ:悪魔のトリル
(Vn)オイストラフ (P)ヤンポリスキー 1956年2月16〜17日録音
Tartini:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 「悪魔のトリル」 「第1楽章」
Tartini:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 「悪魔のトリル」 「第2楽章」
Tartini:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 「悪魔のトリル」 「第3楽章」
Tartini:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 「悪魔のトリル」 「第4楽章」
夢の中で悪魔が演奏していた・・・・とか
その夜、タルティーニは夢の中で悪魔がヴァイオリンを弾く夢を見ました。
ところが、その音楽のあまりの美しさに驚いて彼は飛び起きます。そして、夢の中で聞いた音楽を必死で書きとめてできあがったのがこの悪魔のトリルだと言われています。(正式には「ヴァイオリン・ソナタ ト短調」です。)
夢の中で悪魔が弾いていたのは曲の最後の方に出てくる超難度の連続したトリル(楽譜を見ると真っ黒!!)だと言われていますが、真偽のほどはクエスチョンです。
少しでも音質のいい録音を探してみました。
このような小品は意外なほど人気があるようで正直驚いています。そんなわけで、もう少し音質のいいパブリックドメインはないものかと探していて、このオイストラフの録音を見つけました。
オイストラフといえば20世紀を代表する偉大なヴァイオリニストです。そして、あのハイフェッツがどちらかといえば小品の演奏で真価を発揮したのに対して、オイストラフはベートーベンやブラームスの大作で真価を発揮するタイプだったということで、いかにも「大家」という雰囲気がただよいます。それだけに、彼がこういう小品を録音していたことに驚きも感じたのですが、演奏の方は野太い音でガッチリと造形していて、こういう作品にはほしいと思う「かるみ」みたいなものはありません。
でも、こうやって演奏されてみると、何だか立派な作品のように聞こえるのは流石と言えば流石です。
この演奏を評価してください。
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