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スッペ:喜歌劇「軽騎兵」序曲

カラヤン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1953〜55年録音




スッペ

存命中はウィーンを中心に指揮活動を展開し、100を超えるオペレッタやバレエ音楽を作曲しました。しかし、彼の死後、それらの作品のほとんどは忘れ去られ、現在では演奏される機会はほとんどありません。
そんな中で、この喜歌劇「軽騎兵」序曲は今も演奏されることの多い作品であり、スッペの唯一といっていいほどの名刺代わりの作品です。これ以外では「詩人と農夫」の序曲や、歌劇「ボッカチオ」の中の「恋はやさし野辺の花よ」が浅草オペラのスター歌手だった田谷力三によって歌われて有名になったぐらいでしょうか。(日本だけの話ですが・・・)
指揮活動を引退してからはオペラの作曲からは足を洗いレクイエムなどの宗教音楽の創作に没頭したと言うことですが、残念ながら未だに聞く機会をもちません。芸術の世界とは厳しいものです。

カラヤンを見直そう〜演出のうまさ


スッペの作品はほとんどが忘れ去られてしまいましたが、この軽騎兵序曲だけはなかなかの人気曲です。数年前にムーティがニューイヤーコンサートを指揮したときにこの作品を取り上げることが話題となり、実際演奏の方も切れ味抜群の素晴らしいものであり拍手喝采をあびたものです。
この若きカラヤンの演奏はムーティのような切れ味はありませんが、ギャロップ風の行進がスピードを増して勇壮な雰囲気を醸し出したと思った途端、曲調が一転して戦死した友を弔うようなメロディが流れるあたりの演出は実に上手いものだと感心させられます。



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