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MENDELSSOHN

<ドイツ:1809〜1847>

経歴


1809年2月3日にハンブルグで生まれる。
 両親は銀行兼輸入業を営む裕福な商人であり、ロマン派の音楽家の中では別格と言っていいほど恵まれた環境の中で育った。
 彼もまた他の天才達と同じく音楽的に早熟であり、11歳の少年時代までに60曲近い作品を作曲したと伝えられている。今日も時折演奏される第1番の交響曲はわずか15歳の時の作品である。
 そして、この作品を完成させた翌年にあたる1825年、メンデルスゾーンの一家はライプティッヒに引っ越すことになる。その住まいは町外れではあったが敷地が数千坪もある大豪邸だったと言われている。(羨ましい!)
 そして、このライプティッヒにおいて1829年3月11日、音楽史に残る偉業、バッハの「マタイ受難曲」の復活演奏を行う。当時まったく忘れ去られていたバッハの存在を音楽史の表舞台に復活させた彼の業績は今も高く評価されている。
 その後、ライプティッヒ、ゲヴァントハウスの音楽監督にも就任し、演奏・評論・作曲と多方面にわたる活躍を行うが、1847年11月4日、ライプティッヒにおいてわずか38歳で生涯を閉じる。
 代表作は「ヴァイオリン協奏曲」「交響曲第3番 スコットランド」「交響曲第4番 イタリア」「真夏の夜の夢」「無言歌集」など

ユング君の一言


お坊ちゃん育ちゆえか、「美しいが深みに欠ける」なんて事をよく言われます。
 しかし、裕福ではあってもユダヤ人ゆえの苦悩は彼と彼の家族につきまといました。しかし彼はマーラーのようにそんな苦悩を「売り」にするのではなく、伸びやかで美しい響きの中に昇華させていったように思います。
 こんなメンデルスゾーンの音楽を聞いて「深みに欠ける」なんて言う人はワーグナーの毒気にあたりすぎている恐れがあります。(^^;
 もっと彼の音楽を聞いて中和する必要があるのではないでしょうか?(^^)

【リスニングルームの更新履歴】

【最近の更新(10件)】



[2024-03-29]

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(Ravel:Pavane pour une infante defunte)
アンドレ・クリュイタンス指揮 フランス国立放送管弦楽団 1954年5月14日録音(Andre Cluytens:Orchestre National de l'ORTF Recorded on May 14, 1954)

[2024-03-27]

ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」序曲, Op.84(Beethoven:Egmont, Op.84)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1939年11月18日録音(Arturo Toscanini:NBC Symphony Orchestra Recorded on November 18, 1939)

[2024-03-25]

モーツァルト:弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 K.155/134a(Mozart:String Quartet No.2 in D major, K.155/134a)
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)

[2024-03-23]

ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲, Op.120(Beethoven:Variations Diabelli in C major, Op.120)
(P)ジュリアス・カッチェン 1960年録音(Julius Katchen:Recorded on 1960)

[2024-03-21]

バルトーク:弦楽四重奏曲第5番, Sz.102(Bartok:String Quartet No.5, Sz.102)
ヴェーグ弦楽四重奏団:1954年7月録音(Quatuor Vegh:Recorded on July, 1954)

[2024-03-19]

パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調, Op.6(Paganini:Violin Concerto No.1 in D major, Op.6)
(Vn)ジノ・フランチェスカッティ:ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1950年1月15日録音(Zino Francescatti:(Con)Eugene Ormandy The Philadelphia Orchestra January 15, 1950)

[2024-03-17]

チャイコフスキー:交響曲第2番 ハ短調 作品17 「小ロシア」(Tchaikovsky:Symphony No.2 in C minor Op.17 "Little Russian")
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1946年3月10日~11日録音(Dimitris Mitropoulos:Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on March 10-11, 1946)

[2024-03-15]

ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2(Haydn:Cello Concerto No.2 in D major, Hob.VIIb:2)
(Cello)アンドレ・ナヴァラ:ベルンハルト・パウムガルトナー指揮 ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ 1958年録音(Andre Navarra:(Con)Bernhard Paumgartner Camerata Academica des Mozarteums Salzburg Recorded on, 1958 )

[2024-03-13]

ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番, Op.72b(Beethoven:Leonora Overture No.3 in C major, Op.72b)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1945年6月1日録音(Arturo Toscanini:NBC Symphony Orchestra Recorded on June 1, 1945)

[2024-03-11]

ラロ:スペイン交響曲 ニ短調, Op21(Lalo:Symphonie espagnole, for violin and orchestra in D minor, Op. 21)
(Vn)ジノ・フランチェスカッティ:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1957年4月22日録音(Zino Francescatti:(Con)Dimitris Mitropoulos New York Philharmonic Recorded on April 22, 1957)