Home |
シュナーベル(Artur Schnabel) |ベートーベン:ピアノソナタ第16番
ベートーベン:ピアノソナタ第16番
シュナーベル 1935年11月5・16日録音
Beethoven:ピアノソナタ第16番「第1楽章」
Beethoven:ピアノソナタ第16番「第2楽章」
Beethoven:ピアノソナタ第16番「第3楽章」
今後は新しい道を進むつもりだ
ベートーベンは友人であったヴァイオリニストに「私は今までの作品に満足していない。今後は新しい道を進むつもりだ」と語ったという話が伝えられています。
伝えたのは自称ベートーベンの弟子出会ったシンドラーです。
この新しい道というのがこの3つのソナタを指しているという説もありますが、詳しいことは分かりません。ただ、この3つのソナタには今までにない新しい作風が顔を出していることは事実です。
とりわけ、「テンペスト」と呼ばれる作品には、緊迫感、劇的な正確、そして渦巻く熱気というような、後のワルトシュタインや熱情へとつながっていくような方向性がはっきりと感じ取れます。
そういう意味では新しい道へと踏み出したベートーベンの姿をこれらの作品からくみ取るのは決して不自然なことではありません。
三つのピアノソナタ Op.31
第1楽章
アレグロ・ヴィヴァーチェ ト長調 4分の2拍子 ソナタ形式
第2楽章
アダージョ・グラッティオーソ ハ長調 8分の9拍子 三部形式
第3楽章
アレグレット ト長調 2分の2拍子 ロンド
この演奏を評価してください。
よくないねー!(≧ヘ≦)ムス~>>>1~2
いまいちだね。( ̄ー ̄)ニヤリ>>>3~4
まあ。こんなもんでしょう。ハイヨ ( ^ - ^")/>>>5~6
なかなかいいですねo(*^^*)oわくわく>>>7~8
最高、これぞ歴史的名演(ξ^∇^ξ) ホホホホホホホホホ>>>9~10
162 Rating: 4.6 /10 (208 votes cast)
よせられたコメント 2009-10-25:カンソウ人 ベートーヴェンの作品31は「3つのピアノソナタ」と名付けられている。これは、作曲者が名づけたものだ。となると、3つのソナタをベートーヴェンの作曲意図に演奏し分ける方が正しいのか、一つ一つを自然体で演奏して自然にそれらは表わされるとするのが良いのか。
グレン・グールドは、第16番をハープシコードのために書かれた作品として音色としてハープシコードを意識して行う。第17番は、ラプソディックにロマンティックに。第18番は、シンフォニックに敢えて言えば巨匠風に。コンセプトを明確にして、弾き分けていたように思われた。
自分もそう思ったし、故「柴田南雄」氏がエッセイで「ステレオ芸術」という雑誌で書いていた。
それは、レコードなどのメディアを通して個人的に観賞するというライフスタイルを前提としての演奏というか作品であると思う。
一晩の演奏会で、ベートーヴェンの作品31を中心に捉えるような演奏会を、現代のピアニストは考えてはいないと思う。大ピアニストシュナーベルも当然そうだ。
そんな時代が来るのだろうか。確かに、べートヴェンにはそのような意図があったと思う。
それとも、グールドでなければ意味を持たないコンセプトなのであろうか。永遠にそんな時代は来ないのであろうか。
シュナーベルの演奏はなかなか素晴らしい。スケールは大きく、美しいと思った。
【最近の更新(10件)】
[2025-10-02]
J.S.バッハ:幻想曲 ハ短調 BWV.562(Bach:Fantasia and Fugue in C minor, BWV 562)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-30]
ベートーベン:合唱幻想曲 ハ短調 Op.80(Beethoven:Fantasia in C minor for Piano, Chorus and Orchestra, Op.80)
(P)ハンス・リヒター=ハーザー カール・ベーム指揮 ウィーン交響楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 (S)テレサ・シュティヒ=ランダル (A)ヒルデ・レッセル=マイダン (T)アントン・デルモータ (Br)パウル・シェフラ 1957年6月録音(Hans Richter-Haaser:(Con)Karl Bohm Wiener Wiener Symphoniker Staatsopernchor (S)Teresa Stich-Randall (A)Hilde Rossel-Majdan (T)Anton Dermota (Br)Paul Schoffler Recorded on June, 1957)
[2025-09-28]
エルガー:コケイン序曲 Op.40(Elgar:Cockaigne Overture, Op.40)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1962年5月9日&8月27日録音(Sir John Barbirolli:The Philharmonia Orchestra Recorded on May 9&August 27, 1962)
[2025-09-26]
ベートーベン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60(Beethoven:Symphony No.4 in Bflat major ,Op.60)
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮 ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 1962年1月録音(George Georgescu:Bucharest George Enescu Philharmonic Orchestra Recorded on January, 1962)
[2025-09-24]
フォーレ:夜想曲第3番 変イ長調 作品33-3(Faure:Nocturne No.3 in A-flat major, Op.33 No.3)
(P)エリック・ハイドシェック:1960年10月21~22日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n October 21-22, 1960)
[2025-09-22]
ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op. 51-2(Brahms:String Quartet No.2 in A minor, Op.51 No.2)
アマデウス弦楽四重奏団 1955年2月11日~12日&14日録音(Amadeus String Quartet:Recorde in February 11-12&14, 1955)
[2025-09-20]
エルガー:序曲「フロワッサール」, Op.19(Elgar:Froissart, Op.19)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-09-18]
バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564(Bach:Toccata, Adagio and Fugue in C major, BWV 564)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-09-16]
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54(Mendelssohn:Variations Serieuses, Op.54)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月20日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 20, 1957)
[2025-09-14]
フランク:天使の糧(Franck:Panis Angelicus)
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音(Rene Leibowitz:New Symphony Orchestra Of London Recorded 1961)