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アンケートのアーカイブ|お好きなピアノ作品は何ですか?(シューマン)
アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・
シューマン
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投票総数: 208
今回こそはもう少し盛り上がるかと期待したのですが、どうやらアンケートもネタ切れの感がぬぐいきれないようです。
結果として、予想通り、「子供の情景」と「クライスレリアーナ」が1位と2位を分け合いました。ただし、この二つがぶっちぎりと言うことはなく、「幻想曲」や「謝肉祭」もそれなりに票を集めて競り合ったのですが、それでもいまいちアンケートとしての盛り上がりには欠ける経過となってしまいました。やはり、シューマンといえども一般のクラシック音楽ファンにとっては決して馴染みのある作曲家とはいえないのでしょう。
その証拠と言っては何なのですが、興味深かったのが寄せられたコメントの偏りです。「クライスレリアーナ」、「幻想曲」、「謝肉祭」には支持のコメントが寄せられましたが、トップになった「子供の情景」へのコメントはゼロでした。おそらくは、シューマンのピアノ曲で聞いたことがあるのは「子供の情景」(もっと言えば「トロイメライ」)だけという人が多いことの反映かもしれません。
のだめブームで少しは盛り上がったように見えても、まだまだその受容の範囲は狭いと言わざるを得ないようです。
<寄せられたコメントより>
まずは、「クライスレリアーナ」への支持
「クライスレリアーナを選んだ。私にとって、この曲は25年間ずっと「いちばん好きなピアノ曲」であり続けた。飽きがこない理由は、「自分には完全には理解しきれない何か」が、ずっと私をひきつけているからである。一方、「フモレスケ」と「暁の歌」も選びたいという欲求が残った。」
「クライスレリアーナに一票。
シューマンは自分の一番好きな作曲家で、一つを選べというのはすこぶる難しいけれど、やっぱりこの曲をあげざるを得ない。
悲喜交々たる感情を一曲にまとめ上げた、シューマンの全てが詰まっている気がします。」
「クライスレリアーナ(ホロヴィッツ)、謝肉祭(ミケランジェリ)、森の情景(リヒテル)は昔からずっとお気に入りでよく聴いています。
でもやっぱり一番はクライスレリアーナかな。特にホロヴィッツの演奏は強靭なバネでもあるかのような凄まじい音階の駆け上がり方で、酔いしれます。」
次は「謝肉祭」
「何といっても謝肉祭!特にソフロニツキーの演奏で聴くと、ごちゃごちゃした不統一な曲が、極めて完成度の高い演奏に聞こえます。凄すぎです。べた惚れしてしまいました!!」
「ロマン派のピアノ曲の中ではシューマンが一番好きです。他の方のコメントにもありましたが、ロマン派にありがちな陳腐な甘ったるさがなく、風通しの良いのが何よりです。
最近は「森の情景」が気に入ってよく聞いていたのですが、この機会に色々と聞きなおしてみました。
「謝肉祭」に一票です。変化に富んだ展開、光と翳の微妙な交錯、絶妙のバランス感覚などなどすばらしいの一言です。」
「お気に入りの「森の情景」とか「アベッグ変奏曲」が、何故か一覧の中に入っていないのが残念です。とはいえそれが有る無しに拘わらず一番はやはり「謝肉祭」でしょうか。」
最後に、「幻想曲」
「幻想曲ハ長調に投票しました。この曲は私が最も心を打たれた曲です。クララとの結婚を諦めたシューマンが、その絶望と憧憬を率直に書き綴ったのでしょう。ソナタのように巨大で、「美しい感情の起伏」を伴うこの曲は、失恋の痛手を知る人にとってはかけがえのない曲ではないでしょうか。」
と言うことで、しばらくアンケートの方はお休みをしたいと思います。どうも、ネタ切れのようです。
何かいいネタがあれば是非ともご提案ください。