クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~


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アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・



ベルリオーズ:幻想交響曲

  • ミュンシュ
157
  • カラヤン
45
  • その他
42
  • マルケヴィチ
40
  • コリン・ディヴィス
28
  • クリュイタンス
28
  • クレンペラー
26
  • 小林研一郎
17
  • ガーディナー
8
  • モントゥー
8
  • アバド
8
  • チョン・ミュンフン
8
  • バレー
7
  • スクロヴァチェフスキ
5
  • エッシェンバッハ
4
  • マゼール
4

投票総数: 435


正直言ってコメントする気がなくなるぐらいの結果が出てしまいました。
ベルリオーズはミンシュ!!・・・お終い。・・・という感じです。対抗馬すら見あたらない結果になってしまいました。ホントに、驚きです。

実は、以前に「大好きな指揮者は?〜天国編」というのをやったのですが、その時はわずか7票しか入らなくて最下位に沈んでしまいました。そのあまりの結果に「逆に信じられない思いだったのがミンシュの不人気ぶりです。実力もあり残された録音も素晴らしいものが多いだけにちょっと考えられない結果でした。
私として、フルヴェン・ワルターは別格、好きなのはセル&テンシュテットで、その次にくるのがクレンペラーやバルビローリ、ミンシュ!!あたりなので個人的にはちょっと意外でした。
バルビローリ、ミンシュはもう少しサイトの中でもフォローしないといけないなぁ!と痛感させられました。お暇があれば是非一度は彼らの演奏を聴いてみてください。絶対に得るものがあるはずです。」と書かずにはおれないほどの惨敗だったのです。
ところが、今回のアンケートではベルリオーズ=幻想という限定ながらぶっちぎりの一位です。

そうか・・・、考えてみれば、ブラ1をどければ、ミンシュの演奏で「これは!」と思えるものは少ないですね。確かに悪くはないのですが、あの時代のビッグネームたちの中においてみるとどれもちょっと存在感が薄いのは認めざるを得ませんね。しかし、その事は逆にミンシュ=ベルリオーズのスペシャリストという位置づけを受け入れやすくしていることも事実です。

さて、これに続くのがカラヤン・クレンペラーで、さらに予想したこととは言え、「その他」が40票をこえました。ある意味ではミンシュのベルリオーズが絶対的な位置を占めながらも、それとは異なるアプローチの演奏が百花繚乱のごとく咲き乱れていると言うことで、その意味では本当に幸せな作品だと言えるかもしれません。
最後に、ちょっと意外だったのが、「炎のコバケン」の不人気です。わずか17票とは意外な結果ですが、彼への熱狂的な支持もあくまでも限定的なものにとどまっていることの証左なのかもしれません。

<寄せられたコメントから>

「ミュンシュはパリ管、ボストン響しか聞いたことが無いですが…。
確かにあのグロテスクな感じ、情熱的な感じと凄さが伝わってきます。
しかし、今回はマルケヴィチで投票しました。ミュンシュが犠牲にしたどこか怜悧な視点と、より強烈なグロテスクさ。第2楽章のワルツも秀逸ですが、有名な第4楽章のラスト。
気持ち悪さまで覚えたのは、やはりマルケヴィチでした。」

「ミュンシュ、マルケヴィチ、モントゥーなどどれもすばらしいですが、選択肢に含まれていなかったケーゲルを敢えて推したいと思います。ぞくっとするような演奏です。お試しあれ。」

「ミュンシュがダントツなので、その素晴らしさは皆さん認められているところでしょうから、「個人的に」と断ったうえで、アンセルメを押したいです。
スッキリとした(対旋律や木管群の生かし方など)演奏のなかにもスケール感と迫力が備わっていて、フランス系指揮者の演奏とは違う魅力があると思います。」

その他に投票した人のかなりの部分はミンシュは凄いと認めながらも、あえて「その他」を選んだと言うことのようです。ミンシュ恐るべし!!

「最初に聴いたのはセラフィムの廉価盤で、地味で実直な性格のベルギー人クリュイタンスの演奏でした。折り目正しさが堅苦しく聞こえてこの曲から遠かり、永い間この曲の熱心な聴き手とはいえない時期を持つことになった大きな要因ともいえる演奏です。しかし刷り込みというのは恐ろしいもので決定盤といわれるミュンシュ・パリ管のドライブ感溢れる演奏を初めとしてモントゥ、小澤、コバケン、等あれこれ聴きましたが、聴いているうちに知らず知らずの内にこのクリュイタンスと較べています。」

「型破りな交響曲には型破りな演奏がよく似合う。やっぱりストコフスキーだがや」

「ミュンシュ、マルケヴィチ、モントゥーなどどれもすばらしいですが、選択肢に含まれていなかったケーゲルを敢えて推したいと思います。ぞくっとするような演奏です。お試しあれ。」

「バーンスタイン/フランス国立oがいい。バーンスタインの情熱と、フランスのオケの柔軟性がうまくかみ合った演奏である。録音も良い(独エレクトローラのLPは特によかった。クオドラフォニックだったけど。)」

「今回初めてコメントします。 幻想交響曲というとやはりミュンシュさんでしょうね。 ただ、シカゴ響のショルティも、なかなか迫力とでも言うのでしょうか、...いいと思いませんか。入っていませんが...」

確かに、ショルティはもっと再評価が進んで言いように思われます。彼ほど「スタンダード」という言葉が似合う指揮者はいません。面白味はないけれど、どの作品もきちんとスタンダードに仕上げるというのは偉いものなのです。

さて、次回からはがらりとおもむきを変えて、「あなたの好きなピアノ作品」シリーズです。


【リスニングルームの更新履歴】



[2018-12-20]

ウェーバー:舞踏への勧誘 op.65
カレル・アンチェル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1964年12月録音

[2018-12-19]

ヘンデル:チェンバロ組曲 第5番 ホ長調 HWV430 「調子の良い鍛冶屋」
(Harpsichord)カール・リヒター 1954年3月録音

[2018-12-18]

ブルックナー:交響曲第9番 二短調(ノヴァーク版)
オイゲン・ヨッフム指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1964年12月録音

[2018-12-17]

Wilhelm Kempff Bach Recital(1953)
(P)ヴィルヘルム・ケンプ 1953年3月録音

[2018-12-16]

ラヴェル:歌劇「子供と魔法」
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 ジュネーヴ・モテット合唱団(指揮/ジャック・オルネフェール) (S)シュザンヌ・ダンコ他 1954年10月録音

[2018-12-15]

チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮 北ドイツ放送交響楽団 1960年5月23日~24日録音

[2018-12-14]

ブラームス:歌曲集
(S)キルステン・フラグスタート (P)エドウィン・マッカーサー 1956年11月22日,23日,26日&27日録音

[2018-12-13]

ビゼー:カルメン組曲
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 1958年5月録音

[2018-12-12]

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 op.56a
ヨーゼフ・クリップス指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1963年6月1日録音

[2018-12-11]

モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459
(P)クララ・ハスキル フリッチャイ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1955年9月21日~22日録音

[2018-12-10]

モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K.620
カレル・アンチェル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1960年6録音

[2018-12-10]

ワーグナー:「神々の黄昏」より「夜明け」と「ジークフリートのラインへの旅」
ルドルフ・ケンペ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 1956年11月30日&12月5日録音

[2018-12-09]

ビゼー:交響曲 ハ長調
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 1960年10月録音

[2018-12-08]

ワーグナー:「タンホイザー」序曲&第1幕より「バッカナール」「ヴェヌスベルクの音楽」
ルドルフ・ケンペ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 1956年11月30日&12月5日録音

[2018-12-07]

コダーイ:「ハンガリー詩篇」Op.13 (Sung in English)
ゲオルク・ショルティ指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ロンドン・フィルハーモニー合唱団 (T)ウィリアム・マクアルパイン 1954年4月~5月録音