クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~


Home|アンケートのアーカイブ|誰の指揮でききたいですか?(ショスタコーヴィッチー:交響曲第5番)

アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・



ショスタコーヴィッチ:第5番

  • ムラヴィンスキー
169
  • バーンスタイン
99
  • その他
52
  • トスカニーニ
27
  • ロストロポーヴィッチ
27
  • アンチェル
19
  • ハイティンク
16
  • ショルティ
12
  • ケルテス
11
  • バルシャイ
10
  • スヴェトラーノフ
6
  • オーマンディ
5
  • ザンデルリング
5
  • テミルカーノフ
4
  • ビシュコフ
4

投票総数: 466


今回はとんだドジを踏んでしまった。トスカニーニが録音したショスタの5番なんて存在しないのにトスカニーニをノミネートしてしまった。

「選択肢にあるトスカニーニですが、彼によるこの曲の録音は本当に存在してるんでしょうか?
ビクターの全集にも1番・7番はあっても5番はありませんし、工藤氏のサイトにも記載がなく、その他様々検索をしてみても全く見当たりません。
まだ探しようが足らないのでしょうか?票も入ってますし。」

つまらぬ時間をとらせてしまって誠に申し訳なしです。
言い訳は以下の通り。

「ほんとですね・・・(^^;
どうやら私の中で7番のレニングラードが混線してしまってこんなミステイクが起こったようです。確かに、トスカニーニの「革命」なんて存在しないですよね。
でも、お題は「誰の指揮で聞きたいですか?」ですから、たとえ存在しない録音であっても、出来るなら聞いてみたい!!・・・との思いで投票するのはありですから、これはこのまま置いておきたいと思います。
確かに、聞けるものなら聞いてみたいと思わせる組み合わせではあります。(ただし、ユング君はそこまで深読みしてノミネートしたのではなくて、あくまでもつまらぬチョンボなのですが・・・)

でも、トスカニーニって一度も「革命」を演奏しなかったのかな?」

でも、このドジのおかげで思わぬアンケートのネタを思いつきました。
題して、死ぬまでに一度は録音を伸してほしかった作品は何?シリーズです。とくに、昔の巨匠と言われた人は昨今の指揮者と違ってレパートリーが異常に狭かったですから、これは意外に面白いかもしれません。掲示板あたりでノミネート作品を募ってアンケートをするという算段です。
今のシリーズが終われば是非ともやってみようか本気で考えております。

さてアンケートの方ですが、これまたムラヴィンスキーのぶっちぎりであっという間に結果が出てしまいました。
ロシア音楽におけるムラヴィンスキーは神のごとき存在と言うことなのでしょう。個人的にはバーンスタインがもう少し検討してくれるかと思ったのですが、どうも彼もこの世から去ることで評価が下がっていく方のグループにはいるようです。存命中ならもう少し違った結果になったかもしれません。

「昔はV.フェドセーエフの演奏を愛聴していましたが、ムラヴィンスキーに出会ってからこちらに乗り換えました。やはり終楽章CODAの堂々たるテンポは素晴らしいと思います。」

「何と言ってもムラヴィンスキーですね。

73年盤の第一楽章もいいですが、私が特に素晴らしいと思うのは84年盤の第3楽章!
不安、闇、そして寂しさが入り混じった冷たい響き。極めつけは最後のチェレスタの音色。
思い切り泣きたいとき、私はムラヴィンスキー&オイストラフのVn協奏曲強第1番のパッサカリアかこの演奏を迷わず聞きます。
どこかに寂しさを抱え込んだ心にとにかく響きますよ。」

そしてちょっとうれしかったコメントは
「初めてこの曲に出遇った「部長刑事」(大阪ローカルのテレビ番組でオープニングが第4楽章だった)に敬意を表して地元朝比奈隆の演奏にしようかと思っていましたが、ムラヴィンスキーを聴いてそんな思いも吹っ飛んでしまいました。
バーンスタインも東京でのライヴやウィーンフィルを振ったNHKの放送に心動かされたのですが、曲目こそ違え'75年のフェスティアヴァルホールでの背筋が凍りつくような感激(本当に素晴らしかった)を思い出させてくれたムラヴィンスキーの演奏は別格でした。」

ユング君にとってもこの作品の一番の思いでと言えばあの「部長刑事」のオープニングテーマなんですね。でも、それをもってしてもやはりムラヴィンスキーなんですね。

アンケートとしての興味は薄かったのですが、ムラヴィンスキーの立ち位置を確認できたと言うことで価値のあるアンケートになったと思います。

【リスニングルームの更新履歴】



[2024-12-17]

ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調, Op.33, No.6 Hob.3:42(Haydn:String Quartet No.33 in D major, Op.33, No.6, Hob.3:42)
プロ・アルテ弦楽四重奏団:1932年10月7日録音(Pro Arte String Quartet]Recorded on December 7, 1932)

[2024-12-13]

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調, Op.47「クロイツェル」(Beethoven:Violin Sonata No.9 in A major, Op.47 "Kreutzer")
(Vn)ミッシャ・エルマン:(P)ジョセフ・シーガー 1955年録音(Mischa Elman:Joseph Seger Recorded on 1955)

[2024-12-10]

ショパン:ワルツ 変イ長調, Op.42(第5番)&ショパン:3つのワルツ, Op.64 (第6番~第8番)(Chopin:Waltzes, Op.42&Waltzes No.6, Op.64)
(P)ギオマール・ノヴァエス:1953年発行(Guiomar Novaes:Published in 1953)

[2024-12-05]

モーツァルト:弦楽四重奏曲第18番 イ長調 K.464(Mozart:String Quartet No.18 in A major, K.464)
パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)

[2024-12-01]

グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品82(Glazunov:Violin Concerto in A minor, Op.82)
(Vn)ナタン・ミルシテイン:ウィリアム・スタインバーグ指揮 ピッツバーグ交響楽団 1957年6月17日録音(Nathan Milstein:(Con)William Steinberg Pittsburgh Symphony Orchestra Recorded on June 17, 1957)

[2024-11-28]

ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調「鳥」, Op.33, No.3,Hob.3:39(Haydn:String Quartet No.32 in C major "Bird", Op.33, No.3, Hob.3:39)
プロ・アルテ弦楽四重奏団:1931年12月1日録音(Pro Arte String Quartet Recorded on December 1, 1931)

[2024-11-24]

ブラームス:交響曲第4番 ホ短調, Op.98(Brahms:Symphony No.4 in E minor, Op.98)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1952年9月29日&10月1日録音(Arturo Toscanini:The Philharmonia Orchestra Recorded on September 29&October 1, 1952)

[2024-11-21]

ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調, Op.11(Chopin:Piano Concerto No.1, Op.11)
(P)エドワード・キレニ:ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1941年12月6日録音((P)Edword Kilenyi:(Con)Dimitris Mitropoulos Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on December 6, 1941)

[2024-11-19]

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(Brahms:Violin Concerto in D major. Op.77)
(Vn)ジネット・ヌヴー:イサイ・ドヴローウェン指揮 フィルハーモニア管弦楽 1946年録音(Ginette Neveu:(Con)Issay Dobrowen Philharmonia Orchestra Recorded on 1946)

[2024-11-17]

フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調(Franck:Sonata for Violin and Piano in A major)
(Vn)ミッシャ・エルマン:(P)ジョセフ・シーガー 1955年録音(Mischa Elman:Joseph Seger Recorded on 1955)