クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~


Home|アンケートのアーカイブ|お好きな交響曲は?(決勝戦)

アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・



お好きな交響曲は?(決勝戦)

  • ベートーベン:交響曲第7番
129
  • ベートーベン:運命
122
  • ベートーベン:交響曲第9番
113
  • ブラームス:交響曲第1番
105
  • ブラームス:交響曲第4番
97
  • チャイコフスキー:悲愴
94
  • モーツァルト:交響曲第40番
85
  • ベートーベン:エロイカ
78
  • ブラームス:交響曲第2番
53
  • ドヴォルザーク:交響曲第8番
52

投票総数: 928


さすがに決勝戦です。どの作品もそれなりの得票を獲得しました。
そのようなレベルの高い争いの中でベートーベンの5番と7番が熾烈なトップ争いを展開して、最後の直線コースに入っても抜きつ抜かれつのデッドヒートを演じてくれました。最終的にはまさに首の差くらいでベト7が運命をかわして初代の交響曲チャンピオンに輝きました。

言うまでもないことですが、ユング君はエロイカを偏愛していますから、最初はエロイカの初代チャンピオンを固く信じていました。ところが、レースが始まってみると最初に飛び出したのはブラームスの4番でした。
しかし、こういうことはレースにはよくあることで、すぐに集団に飲み込まれるだろうと思っていました。その見通しはドンピシャリで、わずか数日でベートーベン軍団の追い上げにあってあっという間に集団の中に吸収されてしまいました。
ところが、一気に追い上げてきたベートーベン軍団の中に肝心のエロイカの姿が見あたらないのです。「そんな馬鹿な!!」と思いつつも、それでも中盤以降の一気の追い上げを信じていたのですが、いつまでたっても票は伸びず、ついにはチャイコフスキーやモーツァルトにも及ばない位置でベートーベン軍団の最下位に沈み込んでしまいました。

個人的にはこの結果は意外だったのですが、しばらく頭を冷やしてじっくりと考えてみると、妥当な結果だったのかなと思い直しました。

実は20代の頃に一番愛していた作品はベートーベンの7番でした。明けてもくれてもベト7を聞いていた時期がありました。作品全体には驀進するエキサイティングなベートーベンの姿があふれていますし、胸にぐっと来る第2楽章も素晴らし彩りをそえています。それと比べれば、エロイカは整理されきらない雑然とした雰囲気があちこちにあるので、「発展途上の作品やなぁ」などとほざいておりました。
20年前のユング君なら、迷うことなくベト7に投票していたでしょう。
思うに、若者にとって驀進するベートーベンは魅力的なものであり、そう言うベートーベンの姿が一番はっきりと刻印されているのが5番と7番であることに異論はないでしょう。そして、ユング君のサイトをとずれてくれる人は若い人が圧倒的に多いという事実に照らし合わせてみるとこの結果は「妥当」だったのかもしれません。

しかし、30代も半ばを超えたあたりから、5番や7番のあまりにも整理されきった構成がだんだんとしんどくなってきて、逆にエロイカが内包する「整理されきっていない多様性」がとても魅力的に思えるようになっていきました。そして、指揮者とオケがその「整理されきっていない多様性」をどのように料理しているか、「お手並み拝見」するのが意地の悪い楽しみの一つになっていきました。
ただし、これが人として「進歩」なのか「退歩」なのか、判断には悩むところです。α~ (ー.ー") ンーー

さて、多くの方々の暖かい投票で、交響曲のチャンピオンを決めるという「壮大な試み」も幕を閉じることになりました。(*^-'*)> ぽりぽり
苦し紛れの中でひねり出した企画だったのですが、意外なほどに盛り上がって、いろいろなところでも話題として取り上げていただきました。これもひとえに、投票していただいた多くの方々のおかげと心より感謝しております。
しかし、頭が痛いのはこれに続く企画をどうするかです。いろいろな方からいろいろな案をいただいたのですが、正直に申し上げて「これはいい!!」というものはありませんでした。(提案いただいた方々、ごめんなさい。)
終わりは近づいてくれどいい案は思い浮かばないという、これまた一年前と同じような苦しい状況に追い込まれた中で、これまた苦し紛れでひねり出したのが「誰の指揮で聞いてみたい」シリーズです。
仕掛けは簡単でして、交響曲対決で決勝戦に残った10の作品を順次取り上げて、その作品を誰の指揮で聞きたいかを投票してみるというシリーズです。そして、各作品のトップを飾った指揮者を最後に集めて、最高の交響曲指揮者を決めてみようという企画です。
最初は交響曲対決決勝戦の第10位からスタートしたいと思いますので、3月は「ドヴォルザークの8番を誰の指揮で聞きたいか」対決です。
是非とも、今回もご贔屓のほどよろしくお願いいたします。

<いただいたコメントより>
「何も言うことはない至高の作品揃いですが、ブラームスの4番に投じましょう。「悲哀と憂愁」だけでは片付けられない何かがこの曲には込められているように思えます。
特に第4楽章、タンホイザーに似た旋律が本家以上に美しく奏でられた後、『それでもわが道を行く』とばかりに回帰し力強く奏でられる序奏、いつ聴いても鳥肌が立つようです。」

「人類普遍の感情こそが、悲愴。残念だが歓喜ではない。その感情を、2つの哀しい主題を持った大規模ソナタ形式→切ない5拍子のワルツ→狂喜乱舞するタランテラと行進曲→そしてどこまでも続く悲愴、とあらゆる角度から謳いあげたチャイコフスキー先生こそ偉大だ!」

「あまりにも定番と言われそうですが、「運命」に1票入れました。一分の緩みもない構成には、いつ聞いても感心させられます。最近は緩徐楽章の美しさを楽しんでいます。」

「今回はどの様な状況に於いても「聞いて楽しめる」という意味でベートーヴェンの第七交響曲に投票しました。
他のは「いつも聞く」事を考えると、一寸重すぎたり、暗すぎるかな、と思います。」

「私にとって運命はかけがえのない音楽です。
幼い頃うちでは子守唄代わりにクラシック音楽が響いていました。
まだ幼稚園児だった私はチャイコフスキーやメンデルスゾーンのバイオリンコンツェルト、田園や悲愴などのシンフォニーの中でとりわけ運命が大好きでした。
当時私は小児喘息を患っていました。
発作が起きると息もできないくらいに苦しく辛いものでした。
そんな病床で聴いた運命はまるで天上から聞こえてくる音楽のように透明感があって清浄で、このまま死んでしまうのも運命なのかもしれないと感じていました。
それから幾年月、すっかり喘息も良くなり私がこうして生きていられるのも運命なのかもしれません。」
・・・素晴らしいコメントに心より感謝。ユング君にとっても、クラシック音楽こそは人生を支えてくれる恩人です。

「ブラ2はこの10曲の中では最も地味な曲ですが、最も好きな曲です。この曲がなければ自分はクラシックが長続きせずに飽きていたことでしょう。」

「運命に一票!私がオーケストラで初めて弾いたシンフォニーです。他にも好きな交響曲はあるし、これからもたくさんできるでしょうが、運命はきっと一生大切な曲です。」

最後に、
「今回はエロイカに投票しました。

流石に決勝戦だけあって、ちょっと悩みましたが、私にとって一番飽きの来ない曲です。
多分…CDやレコードも一番沢山持っていることでしょう。
(ここでちょっと数えています…トスカニーニNBC、ワルターコロンビア、フルトヴェングラーウィーン、ウラニエ、メンゲルベルク、シューリヒトパリ、ムラヴィンスキー、クレンペラーフィルハーモニア、クナッパーツブッシュミュンヘン)
…我ながら、飽きもせずによく集めたものです…。

ちなみに、一番最初に聴いた演奏はユング君がお好きなセル・クリーブランドです。それなりに聴きこみ、気に入っていたのですが、フルトヴェングラーのエロイカ(スタジオ録音)を聴いた時には、天地がひっくり返るくらいの衝撃を受けました(セルには悪いのですが…)。思うに、あれが私のクラシックに目ざめた時ですね。

それなのに…そんなエロイカが熾烈な8位争いを演じているなんて…ちょっと悲しいです。」
ユング君もちょっと悲しかったです。(;へ:)ナカナイモン

【リスニングルームの更新履歴】



[2026-04-24]

ハイドン:弦楽四重奏曲 変ホ長調, Hob.III:64(Op.64-6)(Haydn:String Quartet in E-flat major, Hob.III:64)
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団:1950年録音(Vienna Concert House Quartet:Recorded on 1950)

[2026-04-22]

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調, Op.61(Beethoven:Violin Concerto in D major, Op.61)
(Vn)ダヴィド・オイストラフ:アンドレ・クリュイタンス指揮 フランス放送国立管弦楽団 1958年11月8日&10日録音(David Oistrakh:(Con)Andre Cluytens Orchestre national de France Recorded on Novenmber 8&10, 1958)

[2026-04-20]

ルーセル:セレナーデ Op.30(Roussel:Serenade in C major, Op.30)
パスキエ・トリオ:(Fl)ジャン・ピエール・ランパル (Harp)リリー・ラスキーヌ 1955年2月録音(Pasquier Trio:(Fl)Jean-Pierre Rampal (Harp)Lily Laskine Recorded on February, 1955)

[2026-04-18]

ベートーベン:ジュースマイアーの歌劇「スレイマン2世、または3人のサルタン妃」による8つの変奏曲 WoO 76(Beethoven:8 Variations on the Trio Tandeln und Scherzen from Sussmayr's Solimann der Zweite, WoO 76)
(P)アルフレッド・ブレンデル 1958年&1960年録音(Alfred Brendel:Recorded on 1958 & 1960)

[2026-04-16]

リリ・ブーランジェ:詩篇第129篇「彼らは、わたしの若い時から、たびたびわたしを苦しめた」(Boulanger:Psaume 129, Ils m'ont assez opprime des ma jeunesse)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮:ラムルー管弦楽団 エリーザベト・ブラッスール合唱団 (Br)ピエール・モレ 1958年録音(Igor Markevitch:Orchestre Des Concerts Lamoureux Elisabeth Brasseurr (Br)Pierre Mollet Recorded on 1958)

[2026-04-13]

ハイドン:弦楽四重奏曲第62番 変ロ長調 Op.55, No 3, Hob.3:62(Haydn:String Quartet No.62 in B-Flat Major, Op.55, No 3, Hob.3:62)
プロ・アルテ弦楽四重奏団:1936年11月19日録音(Pro Arte String Quartet]Recorded on November 19, 1936)

[2026-04-10]

ハイドン:協奏的交響曲 変ロ長調, Hob.I:105(Haydn:Sinfonia concertante in B-flat major, Hob.I:105)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮:ラムルー管弦楽団 1957年10月29日~30日録音(Igor Markevitch:Orchestre Des Concerts Lamoureux Recorded on October 29-30, 1957)

[2026-04-09]

J.S.バッハ:8つの小前奏曲とフーガ BWV.559-560(J.S.Bach:Prelude and Fugue BWV559-560)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1962年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 10-12, 1962)

[2026-04-08]

J.S.バッハ:8つの小前奏曲とフーガ BWV.557-558(J.S.Bach:Prelude and Fugue BWV557-558)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1962年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 10-12, 1962)

[2026-04-07]

J.S.バッハ:8つの小前奏曲とフーガ BWV.555-556(J.S.Bach:Prelude and Fugue BWV555-556)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1962年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 10-12, 1962)