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アンケートのアーカイブ|モーツァルトのオペラで一番好きなのは?
アンケートの結果と考察(--;のようなもの・・・
モーツァルトのオペラで一番好きなのは?
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投票総数: 439
いささか苦しまぎれのアンケートが続いているのですが、今回もまた400名を超える投票をいただきありがとうございました。
何故に苦しまぎれかというと、このような設定では最初から結果はある程度見えているからです。モーツァルトのオペラと言えば三大オペラと言われるように「魔笛」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」が圧倒的に票を集めることは予想できます。これに食い込めるとすれば「コシ・ファン・トゥッテ」ぐらいでしょうが、おそらくは一歩も二歩も及ばないだろうことも想像できました。
そして結果はその様な予想を覆すこともなく、順調に投票が積み重ねられてゴールインしてしまったと言うことです。
ただし、その様な投票であってもいくつかの興味深い展開は見られました。
まずは、「魔笛」と「フィガロの」のトップ争いです。前半から中盤にかけては「魔笛」が常にトップを維持していたのですが、後半に入って一気に「フィガロ」が逆転してそのまま押し切ってしまいました。やはり、モーツァルトいえば「フィガロの結婚」と言うことなのでしょう。
また、三大オペラと言っても、このに作品と「ドン・ジョヴァンニ」とでは人気の点では少し開きがあることも分かりました。
さらに、もう少し健闘すると思われた「コシ・ファン・トゥッテ」ですが、意外なほどに票が集まりませんでした。
実は、ユング君も最初のころはオペラというジャンルになじむことができずに、「食わず嫌い」ならぬ「聞かず嫌い」の状態が続いていました。何と言っても、あの大げさな身振りとヒステリックな(?)歌声には拒絶反応を感ぜざるを得ませんでした。ですから、「オペラは嫌い」に60票近くも集まったのはある意味では実に納得できる結果でした。
そんなユング君に「オペラもなかなかいいじゃないか!」と初めて思わせてくれたのが「コシ・ファン・トゥッテ」だったのです。
おそらくは大げさな身振りもなければ、ヒステリックに張り上げる「声」ともあまり縁がないと言うことで拒絶反応が起こらなかったからでしょう。そして何よりも、そこで歌いつがれていく「歌」の美しさに陶然とさせられて、それがユング君のオペラ開眼のきっかけとなったのです。それだけに、20票にも満たなかったのは実に残念ですし、もし、オペラというジャンルに拒絶反応を感じておられる方がいれば、一度は聴いていただきたい作品だと思います。
あと意外だったのは、「モーツァルトは嫌い」に35票も集まったことです。
じつは、「そんな奴はおらんやろう!」と思いつつも半分「洒落」のつもりで選択肢に入れたのですが、その結果には驚かされました。ある意味、今回のアンケートにおける一番興味深い結果だと思われます。
クラシック音楽を愛好しておられる方の中で、約1割近い方がモーツァルトに拒絶反応を感じているというのは予想もしなかった結果です。
ちなみに、今回のように特定の作曲家を取り上げて、その選択肢の中に「○○○は嫌い」という選択肢をもうけたアンケートがいくつかありました。それらを振り返ってみますと、2004年2月末時点で結果は以下のようになっています。
ベートーベンは嫌い:7/589(投票数/全体の投票数)
マーラーは嫌い:42/488
ブルックナーは嫌い:56/495
マーラーやブルックナーに対するこの程度の拒絶反応は十分に予想がついたことなのですが、それに匹敵するほどの拒絶反応がモーツァルトにもあるというのは実に興味深い結果です。
おそらくは、モーツァルトに対する拒絶反応があったとしてもベートーベンに対するものと大差はないだろうと考えていただけに、まったく予想は裏切られました。
こうしてみると、クラシック音楽におけるベートーベンが占める位置の高さというか、特殊性には感心させられます。
(2004年2月29日 閏年の閏日に記す)
[2025-07-01]

ベートーベン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」 作品67(Beethoven:Symphony No.5 in C minor, Op.67)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1958年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1958)
[2025-06-29]

ヘンデル:組曲第12番(第2巻) ト短調 HWV 439(Handel:Keyboard Suite No.12 (Set II) in G Minor, HWV 439)
(P)エリック・ハイドシェック:1964年9月18日~21日&30日録音(Eric Heidsieck:Recorded 0n September 18-21&30, 1964)
[2025-06-27]

ブラームス:ホルン三重奏 変ホ長調, Op.40(Brahms:Horn Trio in E-flat major, Op.40)
(Hr)フランツ・コッホ :(Vn)ワルター・バリリ (P)フランツ・ホレチェック 1952年録音(Franz Koch:(Vn)Walter Barylli (P)Franz Holeschek Recorded on 1952)
[2025-06-25]

バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(J.S.Bach:Fantaisie Et Fugue En Sol Mineur, BWV 542)
(organ)マリー=クレール・アラン:1959年11月2日~4日録音(Marie-Claire Alain:Recorded November 2-4, 1959)
[2025-06-22]

ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲(Ravel:Daphnis And Chole, Suite No.2)
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1959年4月19日録音(Eugene Ormandy:Philadelphis Orchestra Recorded on April 19, 1959)
[2025-06-19]

ヘンデル:組曲第16番(第2巻) ト短調 HWV 452(Handel:Keyboard Suite (Set II) in G Minor, HWV 452)
(P)エリック・ハイドシェック:1957年9月30日&10月1日~2日録音
[2025-06-15]

エルガー:ため息 (ソスピーリ), Op.70(Elgar:Sospiri, Op.70)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年7月14日~16日録音(Sir John Barbirolli:New Philharmonia Orchestra Recorded on July 14-16, 1966)
[2025-06-11]

ベートーベン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60(Beethoven:Symphony No.4 in Bflat major ,Op.60)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 1959年録音(Joseph Keilberth:Hamburg Philharmonic Orchestra Recorded on 1959)
[2025-06-08]

ラロ:スペイン交響曲 ニ短調, Op21(Lalo:Symphonie espagnole, for violin and orchestra in D minor, Op. 21)
(Vn)アルフレード・カンポーリ:エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年3月3日~4日録音(Alfredo Campoli:(Con)Eduard van Beinum The London Philharmonic Orchestra Recorded on March 3-4, 1953)
[2025-06-04]

エルガー:交響曲第2番変ホ長調Op.63(Elgar:Symphony No.2 in E-flat major, Op.63)
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1954年6月日~9日録音(Sir John Barbirolli:Philharmonic Hall Recorded on June 8-9, 1954)