クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~

バッハ:ミサ曲ロ短調

エネスコ指揮 BBC交響楽団・合唱団 キャスリーン・フェリアー・ピーター・ピアーズ他 1951年7月17日録音





Bach:ミサ曲ロ短調 「Kyrie」

Bach:ミサ曲ロ短調 「Gloria」

Bach:ミサ曲ロ短調 「Credo」

Bach:ミサ曲ロ短調 「Sanctus」

Bach:ミサ曲ロ短調 「Osanna」

Bach:ミサ曲ロ短調 「Benedictus」

Bach:ミサ曲ロ短調 「Agnus Dei」

Bach:ミサ曲ロ短調 「Dona nobis pacem」


生きる喜びを歌いあげた作品

バッハの数ある作品の中でも、マタイ受難曲とならぶ大作です。
 大作というのは、その規模においても、内容においても大作だということです。

 しかし、ならび称されるこの2作品ですが、そのたたずまいには大きな違いがあります。

 まずは、マタイを聞くにはかなりの精神的なエネルギーが必要です。それなりの心構えが必要ですし、途中の何曲かを「つまみ聞き」なんてことは、まずできません。

 それに対して、ロ短調のミサ曲は、ずいぶんと気楽に聞くことができます。少なくとも、ユング君にとってはそうです。
 おいしそうなところだけを、つまみ聞きしても十分に楽しむことができます。
 もちろん、曲の成り立ち自体が大きく異なるわけですから、それも当然のことかもしれません。

 一言で言えば、マタイが「生きる」ということをとことんまで突き詰めた作品であるのに反して、ロ短調ミサは、もっと素直に生きることの喜びみたいなものを歌い上げているような気がします。

 キリスト教徒でもないユング君にとって、このミサ曲が宗教的にはどのような意味を持っているのかは全く知識がありません。しかし、いたるところで耳にできる弾むようなリズムと美しい旋律は、聞くものに喜ばしい感情をわきたたせてくれます。

 バッハといえば、いつも謹厳実直なイメージが先行しますが、多くの子どもに恵まれた艶福家であったことも事実です。そんなバッハが人生を楽しまなかったはずはありません。
 これもまた、バッハの一つの側面なのではないでしょうか。

エネスコのバッハ


こんな珍しい録音があったとはユング君もビックリです。昨今のオリジナル楽器に慣れた耳には、冒頭の分厚い響きを聞くだけで御免被りたくなるかもしれません。
実際古楽器が嫌いだ!!と日頃から明言しているユング君でも「ちょっとこれではなぁ!」とため息をついて、何故に古楽器ムーブメントがおこったのかも納得してしまうような演奏です。

とはいえ、こうもあからさまに分厚くもロマンティックな演奏を聴かされると、それはそれで演奏史の一齣をくっきりと明示しているわけで、それはそれなりに貴重な録音だといえます。
なお、独唱陣にピーター・ピアーズやキャスリン・フェリアーなどのビッグネームが連なっているのは魅力的です。

よせられたコメント

2008-03-12:CM


2010-01-10:たいれい


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