クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~

J.シュトラウス:ワルツ集(53年録音)

クレメンス・クラウス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーンフィル 1953年2月録音録音





J_Strauss:ワルツ「オーストリアの村つばめ」 Op164

J_Strauss:ポルカ「水車」 Op57

J_Strauss:ポルカ 「憂いもなく

J_Strauss:ポルカ・マズルカ「町と田舎」 Op.322

J_Strauss:シュネル・ポルカ『

J_Strauss:ワルツ「春の声」 Op.4

J_Strauss:ワルツ「朝刊」 Op.2

J_Strauss:鍛冶屋のポルカ Op.2

J_Strauss:Csardas Ballet

J_Strauss:常動曲

J_Strauss:ジプシー男爵 序曲


社交の音楽から芸術作品へ

父は音楽家のヨハン・シュトラウスで、音楽家の厳しさを知る彼は、息子が音楽家になることを強く反対したことは有名なエピソードです。そして、そんなシュトラウスにこっそりと音楽の勉強が出来るように手助けをしたのが母のアンナだと言われています。後年、彼が作曲したアンネンポルカはそんな母に対する感謝と愛情の表れでした。
やがて、父も彼が音楽家となることを渋々認めるのですが、彼が1844年からは15人からなる自らの楽団を組織して好評を博するようになると父の楽団と競合するようになり再び不和となります。しかし、それも46年には和解し、さらに49年の父の死後は二つの楽団を合併させてヨーロッパ各地へ演奏活動を展開するようになる。
彼の膨大なワルツやポルカはその様な演奏活動の中で生み出されたものでした。そんな彼におくられた称号が「ワルツ王」です。
たんなる社交場の音楽にしかすぎなかったワルツを、素晴らしい表現力を兼ね備えた音楽へと成長させた功績は偉大なものがあります。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサート


今さら何の説明も必要がないほどに有名なコンサートです。このコンサートが初めて行われたのは、オーストリアという国がドイツに併合されて世界地図から消えた翌年の1939年の大晦日ことでした。そう、実はニューイヤーコンサートはジルヴェスターコンサートとしてスタートしたのです。そのコンサートもただ単に「特別コンサート」と名付けられただけのものでしたが、シュトラウス一家の作品だけで構成されるコンサートは、母国オーストリアへの思いをひそかに表現したものでした。
このコンサートを指揮したのが、クレメンス・クラウスで、彼はその後もこのコンサートを降り続けることになります。第2回のコンサートが1941年に行われて、初めてニューイヤーコンサートがニューイヤーに行われるようになるのですが、それでも名称は「ヨハン・シュトラウス・コンサート」であり続けました。戦争中の困難な時期もこの特別なコンサートは行われ続け、その指揮はクレメンス・クラウスが担当し続けました。
そして、戦争が終わると、クレメンス・クラウスはナチスへの協力が疑われて音楽活動が禁止されます。そのため、1946年と47年のコンサートはクリップスが変わりに指揮を行うことになり、この46年からこのコンサートは「ニューイヤーコンサート」と呼ばれるようになります。そして、48年からは2年間の指揮活動禁止の措置が解除されて、再びクレメンス・クラウスが指揮台に立つことになります。
クレメンス・クラウスはその後亡くなる1954年までニューイヤーコンサートを指揮し続け、今や世界でもっとも有名なコンサートといえる「ニューイヤーコンサート」の礎を築くことになります。
そのため、クレメンス・クラウス=ニューイヤーコンサートというイメージがあるのですが、彼がもっとも得意ととしたのはR.シュトラウスでした。特に、「サロメ」や「バラの騎士」などは今もその録音は多くの人に愛されていますし、彼の美質がもっともよくあらわれています。しかし、いわゆる「ウィーン風」と評される演奏を存分に堪能できるのは間違いなく彼の手になるシュトラウスファミリーの作品です。あの有名な上品で軽やかなワルツのリズムだけでなく、どこか野外での音楽会を思わせるような活きの良さも魅力的です。
なお、ここで紹介している録音はニューイヤーコンサートのものではなくて、その後スタジオで録音されたものです。しかし、その音楽からただよう雰囲気は疑いもなくニューイヤーコンサートを思わせる寛いだ雰囲気の中に華やぎのある素晴らしいものです。

J_Strauss:ワルツ「オーストリアの村つばめ」 Op164
J_Strauss:ポルカ「水車」 Op57
J_Strauss:ポルカ 「憂いもなく」 Op.271
J_Strauss:ポルカ・マズルカ「町と田舎」 Op.322
J_Strauss:シュネル・ポルカ『狩』 Op.373
J_Strauss:ワルツ「春の声」 Op.410
J_Strauss:ワルツ「朝刊」 Op.279
J_Strauss:鍛冶屋のポルカ Op.269
J_Strauss:Csardas Ballet
J_Strauss:常動曲
J_Strauss:ジプシー男爵 序曲

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