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[2023-02-28]・・・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番 ト短調, Op.5-2(Beethoven:Cello Sonata No.2 in G minor, Op.5 No.2)

(Cell)ルートヴィヒ・ヘルシャー:(P)エリー・ナイ 1956年録音(Ludwig Hoelscher:(P)Elly Ney Recorded on 1956)
ルートヴィヒ・ヘルシャーとエリー・ナイという、ある意味では凄い組み合わせによるベートーベンのチェロソナタ全曲と3つの変奏曲の録音です。 何が凄いのかと言えば、分かる人は分かると思うのですが、ともに元ナチス党員だった過去を持っている二人によ...

[2023-02-26]・・・ベートーベン:交響曲第6番ヘ長調, Op.68 「田園」8Beethoven:Symphony No.2 in D major , Op.36)

ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ミネアポリス交響楽団 1940年1月22日録音(Dimitris Mitropoulos:Minneapolis Symphony Orchestra Recorded on January 22, 1940)
調べてみると、ミトロプーロスはベートーベンの作品を殆ど録音していません。例えば、交響曲でいえば、もしかしたらこの「田園」だけのような気がします。 一般論でいえば、ベートーベンの交響曲を任されないのは指揮者としては二流の証明です。しかし、ミ...

[2023-02-24]・・・リムスキー=コルサコフ:音画「サトコ」 作品5

ピエール・モントゥー指揮 サンフランシスコ交響楽団 1945年3月3日録音
モントゥは1935年から1953年までのおよそ20年近い歳月をサンフランシスコ交響楽団とすごします。そして、初期の録音を聞く限りでは、サンフランシスコ交響楽団は本当に田舎のオケで、「下手くそなオケ」であったことは否定できません。 確かに、...

[2023-02-22]・・・ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58(Beethoven:Piano Concerto No.4, Op.58)

(P)ヴィルヘルム・ケンプ:フェルディナント・ライトナー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1961年6月~7月録音(Wilhelm Kempff:(Con)Ferdinand Leitner Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on June-July, 1961)
ソリストにはコンプリートする人としない人に別れるみたいな事を書いたことがあります。その二分法を適用すればケンプは典型的な「コンプリートする人」に分類されます。 しかし、そのコンプリートの仕方は一般的なコンプリートする人と較べれば随分と様子...

[2023-02-20]・・・ブラームス:ホルン三重奏 変ホ長調, Op.40(Brahms:Horn Trio in E-flat major, Op.40)

(Hr)ジョゼフ・エガー:(Vn)ヘンリク・シェリング (P)ヴィクター・バビン 1959年3月12日~14日録音(Joseph Eger:(Vn)Henryk Szeryng (P)Victor Babin Recorded on March 12-14, 1959)
ジョセフ・エガーの名前はこの国ではそれほど知られていない様に思います。そう言う私もこのシェリングなどとの協演によるレコードで初めて彼の名前を知りました。 彼のソリストとしてのキャリアはほぼ50年代に集中しているのですが、それは彼のソリスト...

[2023-02-18]・・・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調, Op.64

(Vn)ヘンリク・シェリング:アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1964年7月録音
ピエール・モントゥと録音したブラームスの協奏曲を聞いたときに「悠然たるテンポとスケールで開始される導入部を聞くだけで、これが幸せな結果を招くであろう事は察しがつきます、と書きました。 それと比べれば、ドラティの音楽は楷書体です。もちろん、...

[2023-02-16]・・・ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.I:104 「ロンドン」

ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 ウィーン交響楽団 1957年録音
ホーレンシュタインの演奏を聞いていつも思うのは、どの作品においてもやや遅めのテンポを採用していることです。 一般的に遅めのテンポというのはクレンペラーのように構築性を押し出すためや、クナパーツブッシュのように音楽にうねりをもたらして巨大化...

[2023-02-14]・・・ドヴォルザーク:ユモレスク

ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン新交響楽団 1961年録音
レイボヴィッツの録音活動の少なくない部分を「リーダーズ・ダイジェスト」が占めています。 「リーダーズ・ダイジェスト」は月刊の総合ファミリー雑誌だったのですが、書店売りは行わずに会員制の通信販売というスタイルをとっていました。この販売方法と...

[2023-02-12]・・・ベートーベン:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調「ハープ」Op.74

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団 1951年録音
ちなみに、この時代のエリート四重奏団はワルター・バリリをリーダーとしたバリリ四重奏団でした。 まあ、言ってみればバリリ四重奏団の方はウィーン・フィルという「金看板」を背負わざるをえないのですが、コンツェルトハウス四重奏団のほうにはそう...

[2023-02-10]・・・チャイコフスキー:組曲第4番「モーツァルティアーナ」 ト長調, Op.61

アンタル・ドラティ指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年8月16日~21日録音
チャイコフスキーの組曲を4曲まとめて録音していたというのは、さすがは録音活動に極めて熱心であったドラティならではのお仕事でしょう。 この組曲は、規模的には交響曲に匹敵するほどのボリュームがあります。実際、この録音の初リリースもLP2枚組み...

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