Home|Blue Sky Label~更新履歴
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イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1954年2月26日~28日録音マルケヴィッチは、若い頃は「作曲家」として活躍し期待もされていました。
13才の時にスイス来訪中のコルトーに自作(おそらくはピアノ組曲「結婚」)を演奏して認められ、パリ留学を勧められるるのが音楽家としてのキャリアの始まりです。そして、そのパ...

イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 フランス国立放送管弦楽団 (harpsichord)Denyse Gouarne (vn)Henri Bronschwak (cello)Jacques Neilz (fl)Fernand Dufrene 1956年6月18日~29日録音リヒターによる演奏を紹介したときに、一部のピリオド演奏を推し進める人たちに対していささか毒を含んだ物言いをしてしまいました。
さすがに、最近は「ピリオド演奏だけ唯一正しい演奏のスタイルだ」などと言う「原理主義的」な物言いは影をひそめました...

(P)ジュリアス・カッチェン カール・ミュンヒンガー指揮 シュトゥットガルト室内管弦楽団 1966年9月14日~16日録音カッチェンのモーツァルト録音はそれほど数は多くはありません。
「ブルドーザー」と形容されたほどにパワフルな演奏活動を行ったことを考えれば、それははっきりと「少ない」と言った方がいいのかも知れません。
私の記憶では(いつものことながら...

サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1966年7月26日~27日録音バルビローリのシベリウスと言えば定番中の定番です。特に、その最晩年にEMIが録音した交響曲全集はシベリウス演奏の「メートル原器」とも言うべきポジションを占めていました。
この全集は以下のような日程で録音されています。
1966年
交響...

マックス・ゴバーマン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1960年~1962年録音「Max Goberman」は「マックス・ゴバーマン」と読むらしいです。
今となってはほとんど記憶の彼方に消えてしまった名前ですが、バーンスタインの「ウェスト・サイド・ストーリー」や「オン・ザ・タウン」の初演をつとめたミュージカルの指揮者と...

(P)クラウディオ・アラウ 1966年4月録音日本の伝統芸能の世界には「芸養子」なる制度があります。能や歌舞伎の役者に子供がいない場合には、能力がある弟子を実際の子供(養子)として認めて育てていくシステムのことです。
芸事というのは、大人になってから学びはじめては遅い世界なので、芸事...

(Vn)レオニード・コーガン:キリル・コンドラシン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年録音ヴァイオリニストというのはサラブレッドみたいな血統があるようです。
もちろん、サラブレッドは「親子関係」という血統そのものなのですが、ヴァイオリニストは「師弟関係」という血統です。
私はコーガンのことを「ハイフェッツと同じ道を歩みながら、...

ヨーゼフ・クリップス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1957年9月録音ハイドンの交響曲というのは指揮者にとってはコスト・パフォーマンスの低い作品のようです。そして、その傾向は近年特に顕著になっているようです。
こんな言い方をするとお叱りを受けるかも知れないのですが、マーラーやブルックナーのような作品は、その規...

レオポルド・ストコフスキー指揮 (S)アンナ・モッフォ RCA Victor Symphony Orchestra 1964年4月10日~11日録音カントルーブの著作権が消失したことに気づいて、それでは演奏の隣接権が切れている音源はないものかと探し回って見つけ出してきたのがこの一枚です。
残念ながら抜粋盤ですが、美貌のソプラノとして一世を風靡したアンナ・モッフォ(Anna Moffo)...

アンタル・ドラティ指揮 ミネアポリス交響楽団 1957年12月21日~22日録音以前に少し書いたことがあるのですが、バレエ音楽を聞くといつも思い出す情景があります。
随分昔の話ですが、冬のウィーンを訪れたときに国立歌劇場で「くるみ割り人形」を見る機会に恵まれたことがあります。
劇場に入って、すぐにいつもとは全く...
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