Home|Blue Sky Label~更新履歴
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カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年3月録音ベームに関してはどこか奥歯に物が挟まったような物言いをしてきました。
しかし、50年代のモノラル録音からステレオ録音黎明期の彼の演奏を聴き直してみると、そう言う「留保条件」は吹き飛んでしまいます。
ベームは1894年生まれですから、...

(P)クラウディオ・アラウ 1963年9月録音日本の伝統芸能の世界には「芸養子」なる制度があります。能や歌舞伎の役者に子供がいない場合には、能力がある弟子を実際の子供(養子)として認めて育てていくシステムのことです。
芸事というのは、大人になってから学びはじめては遅い世界なので、芸事...

ヨーゼフ・クリップス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1956年10月録音クリップスにとっては因縁の相手のウィーンフィルとのブラームスです。
クリップスとウィーンフィルとの確執については色々書いてきたのですが、ウィーンフィル側の言い分は、リハーサルでの決められた時間を超えての長広舌への意趣返しと言うことにな...

ブルーノ・ワルター指揮 (Ms)ミルドレッド・ミラー コロンビア交響楽団 オクシデンタル・カレッジ・コンサート合唱団 1961年1月11日録音ミルドレッド・ミラーの名前はこの国ではワルターの名前と結びついて記憶されています。
マーラーの「大地の歌」と「さすらう若者の歌」、そしてこのブラームスの「アルト・ラプソディ」です。
しかし、彼女の活動の拠点はメトの歌劇場でした。
...

ヨーゼフ・クリップス指揮 ロンドン交響楽団 1950年4月録音昨日紹介したブラームスの2番は1960年録音だったにもかかわらずモノラル録音でした。
それに対してこの第4番の方は1950年録音なので当然の事ながらモノラル録音です。
しかし、前者の1960年録音は「Concert Hall」によるもので...

ヨーゼフ・クリップス指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 1960年5月~6月録音この録音からはあれこれと複雑な感情が引き起こされます。
まず一つめは60年録音であるにもかかわらず、モノラルだと言うことです。レーベルは「Concert Hall」だと思われるのですが、何とも言えずぞんざいな扱いを受けていたとしか思えません...

サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団 1966年7月27日~28日録音バルビローリのシベリウスと言えば定番中の定番です。特に、その最晩年にEMIが録音した交響曲全集はシベリウス演奏の「メートル原器」とも言うべきポジションを占めていました。
この全集は以下のような日程で録音されています。
1966年
交響...

(P)クラウディオ・アラウ 1966年4月録音日本の伝統芸能の世界には「芸養子」なる制度があります。能や歌舞伎の役者に子供がいない場合には、能力がある弟子を実際の子供(養子)として認めて育てていくシステムのことです。
芸事というのは、大人になってから学びはじめては遅い世界なので、芸事...

ヨーゼフ・クリップス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1957年9月録音ハイドンの交響曲というのは指揮者にとってはコスト・パフォーマンスの低い作品のようです。そして、その傾向は近年特に顕著になっているようです。
こんな言い方をするとお叱りを受けるかも知れないのですが、マーラーやブルックナーのような作品は、その...

(Vn)レオニード・コーガン:コンスタンティン・シルヴェストリ指揮 パリ音楽院管弦楽団 1959年録音コーガンは直接学んだわけではないのですが、「師弟関係」という血統ではハイフェッツと同様にアウアー門下と言うことになります。
そう言う意味では、とびきりのテクニックでもって作品が持つ本質をギリギリのところまで掘り下げて表現しつくすという共通...
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