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[2003-03-09]・・・モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」

ビーチャム指揮 ロンドンフィル 1940年録音
彼は生涯アマチュアの音楽家であり続けました。何故かというと、世界的な製薬会社の御曹司として生まれたビーチャムは「大好きな音楽」でお金を儲ける必要などなかったからです。それどころか、父の財産を相続してからはビーチャム交響楽団を設立してしまった...

[2003-03-08]・・・モーツァルト:交響曲第29番

シェルヘン指揮 ウィーンフィル 1950年録音
シェルヘンという人は、最晩年にルガーノのオーケストラと録音したベートーベンの交響曲全集が広く知れ渡ったために「爆裂型指揮者」の代表みたいに言われます。 このモーツァルトを聴くと「一部で全体を判断する」ことがいかに誤った結論に導くかを改めて教...

[2003-03-06]・・・ベートーベン:ピアノ協奏曲第1番

シュナーベル サージェント指揮 ロンドン交響楽団 1932年録音
シュナーベルに対する歴史的評価の一つとして、「ベートーベンをロマン主義的歪曲から救い出したピアニスト」というのがあります。 ところがこの演奏を聞いてみると、とりわけ第2楽章などは入念に歌い込んでいて、今の私たちの耳からするとこの上もなくロ...

[2003-02-23]・・・シューベルト:交響曲第7(8)番 未完成

フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィル 1950年1月19〜21日録音
シューベルトの作品にはどこか暗い情念がつきまといます。 ここで紹介しているフルトヴェングラーによる「未完成」は、そう言う暗い情念が横溢した代表的な演奏です。  昨今はこういう大仰な物言いは好まれませんし、さらにシューベルトに対する研究も進...

[2003-02-22]・・・ブルックナー:交響曲第8番

フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィル 1944年10月17日録音
フルトヴェングラーの本質は「演出家」にあると書いたことがありますが、そう言うフルトヴェングラーの特徴がよくあらわれているのが彼のブルックナー演奏です。とにかく彼の演出方針にマッチングしない部分はバッサリと削ったり手を加えたりしてるようです。...

[2003-02-18]・・・チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調, Op.74 「悲愴」(Tchaikovsky:Symphony No.6 in B minor, Op.74 "Pathetique")

アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1947年11月24日録音(Arturo Toscanini:NBC Symphony Orchestra Recorded on November 24, 1947)
彼が悲愴を演奏すれば、おそらくはそうなるだろうと言う、予想というか期待というか、そう言うものにしっかりと答えてくれる演奏に仕上がっています。そして、こういう演奏でチャイコフスキーを聴くと、彼の音楽の根底には西洋古典派の形式感がドッシリと腰を...

[2003-02-17]・・・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

Vn.ハイフェッツ ジョージ・セル指揮 ニューヨークフィル 1951年12月9日録音
セル&ハイフェッツというある意味では大変なハイテクコンビによる演奏です。 とりわけハイフェッツのヴァイオリンは完璧です。でも、何故か面白くないのです。このことはあちこちに書いているので、ここでもまた同じ事を繰り返すのは気が引けるのですが、...

[2003-02-16]・・・ショパン:ワルツ集(第1番~14番)

(P)ディヌ・リパッティ:1950年7月録音
これは疑いもなく20世紀におけるショパン演奏の一つの頂点をなすものだといえます。そして、若くしてこの世を去ったリパッティというピアニストの実力を改めて私たちに認識させてくれる演奏です。 リパッティはこの一連のワルツを順番に演奏するのではな...

[2003-02-15]・・・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

(Vn.)メニューヒン フルトヴェングラー指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団 1949年8月29〜31日録音
戦後のフルトヴェングラーには10年にも満たない時間しか残っていませんでしたし、さらにその数年間はナチスへの協力の咎で演奏が禁止されていました。 振り返ってみれば本当にわずかの時間しかなかったわけですが、そのわずかの時間に人類の宝とも言うべ...

[2003-02-02]・・・ドビュッシー:3つの交響的スケッチ「海」

アンセルメ指揮 スイスロマン度管弦楽団 1947年録音
アンセルメは数学者でもあったことはよく知られた話です。 ここでも、数学者らしく、いわゆる「印象派」というイメージに寄りかからず、実にくっきりとした姿で作品を造形しています。音楽もパワフルで色彩感にあふれ、一般的な「海」のイメージとはちょっ...

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