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ハンス・スワロフスキー指揮 ウィーン交響楽団 1957年1月2日録音グルダの「怪演(^^;)」を紹介したときに、指揮者のハンス・スワロフスキーに注目したコメントをいただきました。
グルダの録音の中でも何故この演奏が際立って”奇矯”なのか?・・・については、今となっては判りませんが、一つには指揮を執っている...

(Vn)ヤッシャ・ハイフェッツ:シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団 1959年2月23~25日録音この作品を有名にした功績はハイフェッツにあります。
しかし不思議なのは、彼はこれほども第2番の協奏曲に入れ込んだにもかかわらず、私が調べた範囲では第1番の協奏曲は一度も録音を行っていないのです。
これは考えてみれば不思議なことです。...

ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1960年3月19日録音吉田秀和氏がラヴェルの音楽をあまり評価していなかったという話を聞いたことがあります。
ラヴェルと言えば真っ先に思い浮かぶのは「スイスの時計職人」という言葉です。彼の作品は、例えばピアノ曲であれば、極限まで進歩したコンサート・グランドの全ての...

(P)リリー・クラウス:スティーヴン・サイモン指揮 ウィーン音楽祭管弦楽団 1966年6月13日録音私の知人で、リリー・クラウスの最後の来日公演を聴いたことがあるという人がいます。彼の言によれば、その演奏会は惨憺たるもので二度と思い出したくもないような代物だったようです。
演奏家の引き際というものは難しいものです。
最近の例で言え...

(Cello)アントニオ・ヤニグロ:(Cemalo)ロベール・ヴェイロン=ラクロワ 1950年代前半録音ヴィヴァルディのことを「品のない音楽」という人もいるのですが、それは演奏の仕方にも問題があるのではないかと気づかせてくれたのがこのヤニグロによる録音です。
ピリオド演奏が隆盛を極めた21世紀初頭にはこういう作品も録音される機会が増えていき...

(P)サンソン・フランソワ:ヴィトルド・ロヴィツキ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1963年6月27日~29日録音ロシアの作曲家のピアノ協奏曲というのはオーケストラの分厚い響きが独奏ピアノに覆い被さってくるような印象があります。
それはチャイコフスキーにおいてもそうですし、ラフマニノフも同様です。そして、その極めつけがこのプロコフィエフでしょう。
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エーリッヒ・クライバー指揮 ケルン放送交響楽団 1956年1月録音この作品の演奏については、比較対照できるほどの視聴経験がないのであまり断定的なことはいえないのですが、それでも、エーリッヒ・クライバーがこの作品を録音してくれていたことに感謝せざるを得ません。それも、この時代としては信じがたいほどの優秀なス...

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1947年9月28日録音メンデルスゾーンはナチス政権下において、最も過酷に抑圧され、最も不当な評価を押しつけられた作曲家でした。それ故に、フルトヴェングラーもナチスが政権を握るとメンデルスゾーンの作品はぱったりと取り上げなくなります。唯一の例外は1934年2月のベ...

ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 1966年10月7日録音セルのブラームスのステレオ録音の初出年がなかなか確定できないと言うことを書いたところ、数人の方から貴重な情報をいただくことができました。
結論から言えば、以下の録音は全て1967年までにリリースされていたことが分かり、ぎりぎりアウトではなく...

(P)アルフレッド・ブレンデル 1962年3月録音ブレンデルの録音活動は「Philips」と強く結びついています。
何しろ、同じレーベルで2度もベートーベンのピアノ・ソナタの全曲録音を行っているのです。一度目は1970年~1977年にかけて、2度目は1992年~1996年にかけてです。
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