Home|Blue Sky Label~更新履歴
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ヴィリー・ボスコフスキー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1961年録音「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」は年々つまらなくなっています。もちろん異なる意見をお持ちの方もおられるでしょうが、今年は遂に見ることもやめてしまいました。とにかく、ライブで見るのは私にとっては長く続くお正月の「恒例行事」だったので...

(P)リリー・クラウス:スティーヴン・サイモン指揮 ウィーン音楽祭管弦楽団 1966年5月15日~25日録音私の知人で、リリー・クラウスの最後の来日公演を聴いたことがあるという人がいます。彼の言によれば、その演奏会は惨憺たるもので二度と思い出したくもないような代物だったようです。
演奏家の引き際というものは難しいものです。
最近の例で言え...

(Vn)イダ・ヘンデル:(P)アルフレード・ホレチェク 1962年録音イダ・ヘンデルは録音嫌いとよく言われるのですが、先にも紹介したように、初めてDeccaと録音契約したときにスタッフからクリスマスに犬を贈られ、その後も彼女は犬を常に飼い続けその名前はいつも「Decca」でした。
ですから、レコード会写との...

(Vn)ヤッシャ・ハイフェッツ:(P)エマニュエル・ベイ 1950年録音ハイフェッツはベートーベンやブラームスの協奏曲のような「大作」よりは「小品」の方が本領が発揮されると言う人が意外と多いようです。もちろん、それはベートーベンやブラームスの協奏曲の演奏がつまらないと言っているのではなくて、その立派さは認めなが...

ウィリアム・スタインバーグ指揮 ピッツバーグ交響楽団 1958年3月11日録音こういう演奏を聞かされると、スタインバーグというのは実に不思議な指揮者だと思わざるを得ません。
おそらく、これほどスラブの重みというか、憂愁というか、そう言うものと縁遠い「スラブ行進曲」は他には思い当たりません。冒頭部分からして「軽い!」...

イーゴリ・マルケヴィチ指揮:ラムルー管弦楽団 1959年12月録音「凄絶」という表現をせざるをえないほどの唯一無二の演奏
これはラムルー管にしてみれば誇りともすべき、そして名誉ともなるべき演奏であり録音です。
まさに「凄絶」なハイドンです。ただし、ハイドンの交響曲に「凄絶」という形容詞が誉め言葉に...

(P)アルフレッド・ブレンデル 1962年6月~7月録音ブレンデルの録音活動は「Philips」と強く結びついています。
何しろ、同じレーベルで2度もベートーベンのピアノ・ソナタの全曲録音を行っているのです。一度目は1970年~1977年にかけて、2度目は1992年~1996年にかけてです。
...

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 (P)ヴィルヘルム・ギーゼキング ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1942年3月3日録音協奏曲の伴奏が好きだという指揮者は基本的にはいないでしょう。
指揮者なんてのは目立ってなんぼという側面は否定できない仕事です。にも関わらず、協奏曲では目立つべきはソリストであって、指揮者が目立ってはいけないのが基本ですから、面白いはずがあ...

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 (Cello)ティボール・デ・マヒュラ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1942年10月28日録音協奏曲の伴奏が好きだという指揮者は基本的にはいないでしょう。
指揮者なんてのは目立ってなんぼという側面は否定できない仕事です。にも関わらず、協奏曲では目立つべきはソリストであって、指揮者が目立ってはいけないのが基本ですから、面白いはずがあ...

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1951年10月29日録音フルトヴェングラーのシューマンと言えば真っ先に交響曲第4番の演奏と録音を思い出します。あれは、戦後のフルトヴェングラーのスタジオ録音としては、どう辛く見積もっても3本の指には入るほどの素晴らしいものでした。
それは、「暗」から「明」へと言...
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