モーツァルト:フルート協奏曲第2番 ニ長調, K.314/285d
(Fl)マルセル・モイーズ ウジェーヌ・ビゴ指揮 管弦楽団 1930年録音
Mozart:Flute Concerto in D major, K.314/285d [1.Allegro aperto]
Mozart:Flute Concerto in D major, K.314/285d [2.Adagio non troppo]
Mozart:Flute Concerto in D major, K.314/285d [3.Rondo. Allegretto]
オーボエコンチェルトの焼き直し
この作品は、原型がオーボエ・コンチェルトであることはほぼ間違いがありません。
このオーボエ・コンチェルトは何度か依頼がありながら結局は未完成のまま放置されていたのですが、フルート・コンチェルトを一刻も早くとせき立てるド・ジャンのために焼き直したのです。
お金にも困っていて、さらにド・ジャン自身も急いでいたために、焼き直しはハ長調からニ長調に移調するというきわめて簡単な方法で行われています。
ド・ジャンはそのお手軽さが気に入らなかったのか、報酬を値切っています。
一番のコンチェルトと比べると作品規模も小さく、曲想も軽めですが、そう言う事情があってのことです。
モイーズの簡単な略歴を紹介しておきます
1889年5月にフランス東部のサンタムールと言う小村に生まれる。
生まれてすぐに孤児なるが、として残されたが心やさしい婦人に片田舎の農場で我が子同様に育てられるも、7才の頃偶然に実祖父母と出会い引き取られる。
14才でパリ音楽院に入学し、3年後には首席で卒業、デビューリサイタルも開く。
1906年にはパリ・バルドー管弦楽団に首席奏者として迎えられ、1913年にストラヴィンスキーの「春の祭典」の有名なスキャンダラスな初演時にはソロパートを受け持っている。
1918年にはパリ音楽院管弦楽団の首席奏者に就任。
1932年にはゴーベールの後任としてパリ音楽院フルート科の主任教授となるが、第2次大戦でドイツがフランスを占領すると抵抗し教えることを拒絶。
1949年にはアメリカ・ヴァーモント州に転居し、有名なマールボロ音楽祭を1951年に創始した。
64年の夏からスイスのチューリヒに近い村ボスヴィルでほぼ毎年マスタークラスを開き、これは死の間際まで続けられた。
1984年11月1日没。
よせられたコメント 2008-04-29:tomochan2002 家にあるLPよりいい音なので、LPからパソコンに録音するのをやめました。 2008-09-05:RPG-7 録音も悪いけど戦争直後のせいか、オーケストラのクオリティーがいまひとつだ。
なによりこのフルートの演奏には繊細さがかけている。
フルートならば本来の特徴である「繊細さと超絶の技巧」がほしいね。
せっかくのモーツァルトの曲もだいなしだ。
コンチェルトなんだからフルートにもっとがんばってもらわなくては困る。 2011-07-01:ジェネシス やはり1930年代の録音ですね。
音がコモリ気味なだけじゃない。
フレーズには、時折オカズが入るし、カデンツァはビバップジャズのアドリブみたいなのが延々と続いたりして。
でも何故か、何故か、聞き入ってしまいました。
大御所だったんでしょうね。
ランパルやデボストの先輩というか師匠に当たる人で。
【最近の更新(10件)】
[2026-04-13]
ハイドン:弦楽四重奏曲第62番 変ロ長調 Op.55, No 3, Hob.3:62(Haydn:String Quartet No.62 in B-Flat Major, Op.55, No 3, Hob.3:62)
プロ・アルテ弦楽四重奏団:1936年11月19日録音(Pro Arte String Quartet]Recorded on November 19, 1936)
[2026-04-10]
ハイドン:協奏的交響曲 変ロ長調, Hob.I:105(Haydn:Sinfonia concertante in B-flat major, Hob.I:105)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮:ラムルー管弦楽団 1957年10月29日~30日録音(Igor Markevitch:Orchestre Des Concerts Lamoureux Recorded on October 29-30, 1957)
[2026-04-09]
J.S.バッハ:8つの小前奏曲とフーガ BWV.559-560(J.S.Bach:Prelude and Fugue BWV559-560)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1962年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 10-12, 1962)
[2026-04-08]
J.S.バッハ:8つの小前奏曲とフーガ BWV.557-558(J.S.Bach:Prelude and Fugue BWV557-558)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1962年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 10-12, 1962)
[2026-04-07]
J.S.バッハ:8つの小前奏曲とフーガ BWV.555-556(J.S.Bach:Prelude and Fugue BWV555-556)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1962年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 10-12, 1962)
[2026-04-06]
J.S.バッハ:8つの小前奏曲とフーガ BWV.553-554(J.S.Bach:Prelude and Fugue BWV553-554)
(Organ)マリー=クレール・アラン:1962年12月10日~12日録音(Marie-Claire Alain:Recorded December 10-12, 1962)
[2026-04-04]
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調, Op.61(Beethoven:Violin Concerto in D major, Op.61)
(Vn)ダヴィド・オイストラフ:シクステン・エールリンク指揮 ストックホルム・フェスティヴァル管弦楽団 1954年録音(David Oistrakh:(Con)Sixten Ehrling Royal Stockholm Philharmonic Orchestra Recorded on 1954)
[2026-04-02]
ベートーベン:「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲 WoO 79(Beethoven:5 Variations on Rule Britannia, WoO 79)
(P)アルフレッド・ブレンデル 1958年&1960年録音(Alfred Brendel:Recorded on 1958 & 1960)
[2026-03-31]
アントン・ルビンシテイン:ピアノ協奏曲 第4番 ニ短調 作品70(Anton Rubinstein:Piano Concerto No.4 in D Minor, Op.70)
(P)オスカー・レヴァント:ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルハーモニック1952年3月31日録音(Oscar Levant:(Con)Dimitri Mitropoulos Philharmonic-Symphony Orchestra Of New York Recorded on March 31, 1952)
[2026-03-29]
ケルビーニ:レクィエム ニ短調(Cherubini:Requiem in C minor)
イーゴリ・マルケヴィチ指揮:チェコ・フィルハーモニー合唱団 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1962年12月録音(Igor Markevitch:Czech Philharmonic Chorus Czech Philharmonic Orchestra Recorded on December, 1962)