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[2023-05-21]・・・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調, Op.23(Beethoven:Violin Sonata No.4 in A minor, Op.23)

(Vn)ヤッシャ・ハイフェッツ:(P)エマニュエル・ベイ 1952年10月15日録音(Jascha Heifetz:(P)Emanuel Bay Recorded on October 15, 1952)
ハイフェッツと言えば、どうしても彼の卓越したテクニック、いわゆる「名人芸」という事を抜きに語ることは出来ません。しかし、彼の録音を聞き続けてみれば、その名人芸はあくまでも「手段」であって、決して名人芸をひけらかすことだけを目的としたような演...

[2023-05-20]・・・リスト:ハンガリー狂詩曲第11番~第12番(Liszt:Hungarian Rhapsody No.11 in A minor/Hungarian Rhapsody No.12 in C-sharp minor)

(P)サンソン・フランソワ:1953年10月2日,26日&11月16日,26日&12月13日 1954年1月15日&3月29日~30日録音(Samson Francois:Recorded on October 2,26&November 16,26&December 13, 1953 and January 15&March 29-30, 1954)
こういう作品になるとフランソワはまさに水を得た魚ですね。まさにフランソワならではの感性が爆発し、その爆発に軽々と指が追随して鍵盤の上を疾走しています。 まさに、彼を遮るものは何もなく、無人の荒野をいくがごとしです。 おそらく、こういう主情...

[2023-05-19]・・・ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」(Ravel:Daphnis et Chloe)

アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団 ルネ・デュクロ合唱団 1962年6月録音(Andre Cluytens:Orchestre de la Societe des Concerts du Conservatoire Les Chours Rene Duclos Recorded on June, 1962)
クリュイタンスは61年から62年にかけてラベルの主要な管弦楽曲をまとめて録音しています。英コロンビアはこれを4枚セットの箱入りとして発売したのですが、この初期盤は音の素晴らしさもあって今ではとんでもない貴重品となっているようです。 ただし...

[2023-05-18]・・・ショパン:3つの華麗なるワルツ(第2番~第4番), Op.34(Chopin:Waltzes, Op.34)

(P)アルトゥール・ルービンシュタイン:1963年6月25日録音(Arthur Rubinstein:Recorded on June 25, 1963)
ルービンシュタインはショパンのピアノ曲をまとまった形で3回録音しています。言うまでもなく、SP盤の時代、モノラル録音の時代、そしてステレオ録音の時代です。そして、市場に広く出回っているのがステレオ録音の時代で、その録音を持ってルービンシュタ...

[2023-05-17]・・・ベートーヴェン:魔笛の主題による12の変奏曲, Op. 66(Beethoven:12 Variations on Ein Madchen oder Weibchen from Mozart's Die Zauberflote in F Major, Op. 66)

(Cell)ルートヴィヒ・ヘルシャー:(P)エリー・ナイ 1956年録音(Ludwig Hoelscher:(P)Elly Ney Recorded on 1956)
ルートヴィヒ・ヘルシャーとエリー・ナイという、ある意味では凄い組み合わせによるベートーベンのチェロソナタ全曲と3つの変奏曲の録音です。 何が凄いのかと言えば、分かる人は分かると思うのですが、ともに元ナチス党員だった過去を持っている二人によ...

[2023-05-16]・・・リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想, S418(Liszt:Reminiscences de Don Juan, S.418)

(P)シューラ・チェルカスキー:1953年録音(Shura Cherkassky:Recorded on 1953)
それにしても凄いピアニストであったと感心せざるを得ません。 ホロヴィッツも基本的にピアノの芸人だと思うのですが、チェルカスキーこそは骨の髄まで「芸人」に徹したピアニストでした。 聞くところによると、彼のコンサートは全てのプログラムが...

[2023-05-15]・・・ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58(Beethoven:Piano Concerto No.4, Op.58)

(P)ギオマール・ノヴァエス:ジョージ・セル指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 1952年12月21日録音(Guiomar Novaes:(Con)George Szell New York Philharmonic Orchestra Recorded on December 21, 1952)
ギオマール・ノヴァエスの存在を知ったのは1951年1月7日のニューヨークフィルの定期講演会のライブ録音によってでした。演奏したのはショパンのピアノ協奏曲第2番で指揮者はジョージ・セルでした。 セルという指揮者は協奏曲のソリストの選定に関し...

[2023-05-14]・・・ロッシーニ:歌劇「イタリアのトルコ人」序曲(Rossini:il Turco In Italia Overture)

ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 1967年5月5日録音(George Szell:Cleveland Orchestra Recorded on May 5, 1967)
ふと気づくと、セルとクリーブランド管によるロッシーニの序曲集をアップしていないことに気づきました。あの録音は、ある意味では彼らの音楽の特徴をもっとも如実に表現しているものの一つだけに、このうっかりは笑えません。 おそらく、録音が1967年...

[2023-05-13]・・・モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調, K.482(Mozart:Piano Concerto No.22 In E-Flat Major, K.482)

(P)エトヴィン・フィッシャー:ジョン・バルビローリ指揮 バルビローリ室内管弦楽団 1935年録音(Edwin Fischer:John Barbirolli John Barbirolli Chamber Orchestra Recorded on 1935)
ピアニストの一覧に「エトヴィン・フィッシャー」の名前がないのですが・・・、と言う指摘をいただきました。そんな馬鹿なことがあるわけなでしょうと思いながら確認したところ、本当に「エトヴィン・フィッシャー」の名前がなかったので、私の方が驚いてしま...

[2023-05-12]・・・R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」, Op.28(Richard Strauss:Till Eulenspiegels lustige Streiche, Op.28)

アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1952年11月4日録音(Arturo Toscanini:NBC Symphony Orchestra Recorded on November 4, 1952)
ふと気づいてみれば、トスカニーニがリヒャルト.シュトラウスの作品を録音しているではないですか。 最初は「ふーん」というくらいだったのですが、聞いてみればこれが実に素晴らしい演奏なので驚いてしまいました。とりわけ、「ティル・オイレンシュピー...

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