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著作権は保護の面ばかりが語られますが、保護期間が過ぎたものは人類共有の財産にするという側面も重要です。 すでに著作権の保護期間をすぎた素晴らしい作品と録音をクラシック音楽の世界はもっています。 このサイトでは、そのような偉大な音楽家たちの5500をこえる歴史的名演をフリーで全曲お聞きいただけます。最新の更新/リスニングルームの更新履歴
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」 ニ短調 Op.31-2(Beethoven:Piano Sonata No.17 In D Minor, Op.31 No.2 "Tempest")・・・[2024-07-08]
(P)クララ・ハスキル:1960年9月録音(Clara Haskil:Recorded on September, 1960)
ハスキルといえばモーツァルト、モーツァルトといえばハスキルというくらいイメージがしみ込んでいるためか、彼女のベートーベン演奏にはほとんど目が向いていませんでした。 しかし、調べてみると結構録音を残していて、コンサートなどでも取り上げる機会は少なくなかったようで、己の思い込みにいささかあきれてしまいました。 とはいえ、すぐに気づいたのは、それなりに録音もしているものの、その取り上げ方が著しく偏っていることです。 ソナタでいえば17番「テンペスト」と18番「狩り」のみ、コンチェルトでいえば...続きを読む名演奏を聞く
ガーシュイン:パリのアメリカ人
スタンリー・ブラック指揮 ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団 1966年発行
1927年にガーシュインがピアノのソロを担当した録音があります。あまりのアクの強さに驚かされ、同時に作曲者がイメージした「ラプソディー・イン・ブルー」がこんなものなら、いわゆるクラシック音楽として演奏される大部分の「ラプソディー・イン・ブルー」はあまりにもお行儀がよすぎるのではないかという思いがしたものです。
そんな時に出会ったのがこの一枚でした。
最初の音が出たとたんに仰け反ってしまいます。
そして、こういう演奏を聞きたかったんだと叫びたくなります。ただし間違ってもスタンダードにはなりません。
これは、そう言うクラシック音楽としての枠の中におさまったガーシュインを散々聞いてみた人にとって、思わず拍手をしたくなる演奏なのです。
【最近の更新(10件)/リスニングルームの更新履歴】
[2024-07-06]
モーツァルト:弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 K.168(Mozart:String Quartet No.8 in F major, K.168)パスカル弦楽四重奏団:1952年録音(Pascal String Quartet:Recorded on 1952)
実態は「ジャック・デュモン弦楽四重奏団」
[2024-07-04]
シューベルト:交響曲第4番ハ短調 D.417 「悲劇的」(Schubert:Symphony No.4 in C minor, D.417 "Tragic")イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1954年12月15-18日録音(Igor Markevitch:Berlin Philharmonic Orchestra Recorded on Feburary 15-18, 1954)
シューベルトの目指した交響曲への道を実現しようとするような演奏
[2024-07-02]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調, Op.53「ワルトシュタイン」(Beethoven: Piano Sonata No.21 In C, Op.53 "Waldstein")(P)バイロン・ジャニス:1955年5月26日~27日録音(Byron Janis:Recorded on Mat 26-27, 1956)
表現を享受すると言うこと
[2024-06-30]
ヨハン・シュトラウス:ワルツ「ウィーン気質」,Op.354(Johann Strauss II:Vienna Blood, Op.354)ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1962年録音(Jascha Horenstein:Vienna State Opera Orchestra Recorded on December, 1962)
ホーレンシュタインのウィンナーワルツ
[2024-06-28]
リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調(Liszt:Piano Concerto No.1 in E flat major S.124)(P)チャールズ・ローゼン:ジョン・プリッチャード指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 1966年1月録音(Charles Rosen:(Con)John Pritchard New Philharmonia Orchestra Recorded on January, 1966)
一切の曖昧さなしにピアノを響かせる
[2024-06-26]
ベートーベン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37(Beethoven:Piano Concerto No.3 in C minor, Op.37 [1.Allegro con brio])(P)クララ・ハスキル:イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 コンセール・ラムルー管弦楽団 1959年12月録音(Clara Haskil:(Con)Igor Markevitch Concerts Lamoureux Recorded on Decmber, 1959)
ベートーベンも結構演奏していたんだ
[2024-06-24]
ベートーヴェン:序曲「献堂式」, Op.124(Beethoven:The Consecration of the House, Op.124)アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団 1947年12月16日録音(Arturo Toscanini:NBC Symphony Orchestra Recorded on December 16, 1947)
強力な斧で真っ二つ
[2024-06-22]
ハイドン:弦楽四重奏曲第17番 ヘ長調, Op.3, No.5, Hob.3:17 「セレナード」(偽作:R.ホフシュテッター作)(Haydn:String Quartet in F major Op.3, No.5, Hob.3:17 "Serenade")プロ・アルテ弦楽四重奏団:1936年12月31日録音(Pro Arte String Quartet:Recorded on December31, 1936)
ベルギーの至宝
[2024-06-20]
ヴィターリ(シャルリエ編):シャコンヌ ト短調(Vitali:Chaconne for violin & continuo in G minor)(Vn)ジャック・ティボー (P)タッソ・ヤノプーロ 1936年3月21日録音(Jacques Thibaud:(P)Tasso Janopoulo Recorded on March 21, 1936)
媚薬のような魅力
[2024-06-18]
J.S.バッハ:2台のヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043(Bach:Concerto in D minor for two Violin and Orchestra, BWV 1043)(Vn)レオニード・コーガンエ&リザヴェータ・ギレリス:ルドルフ・バルシャイ指揮 モスクワ室内管弦楽団 1959年録音(Leonid Kogan & Elizaveta Gilels:(Con)Rudolf Barshai Moscow Chamber Orchestra Recorded on 1959)
コーガンという人は相手との関係で最も音楽が上手く成り立つポイントを探って、そこへ全員を導いていこうとする